7番目のシャルル、聖女と亡霊の声
不遇な生い立ちの王が百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。
フランス王国史上最悪の国王夫妻——狂王シャルル六世と淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの10番目の子は、兄王子の連続死で14歳で王太子になるが、母と愛人のクーデターで命からがらパリを脱出。母が扇動する誹謗中傷に耐え、19歳で名ばかりの王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。
父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、復権裁判。
没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。
※終盤、R15基準の性描写があります。第十三章〈大元帥の復帰〉編の13,11から13.13まで。
※表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER(https://picrew.me/ja/image_maker/2308695)」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。
※重複投稿しています。
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859769740766
小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n8607hg/
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異端審問と処刑のシーン、伝聞なのが王目線の作品ならではですね。間接的なのにそれを聞いた時に感じたであろう臨場感が伝わってきて、表現としてすごく上手い!と思いました。
司教との最後のやりとりも良いですね。絶望的な状況なのに痛快、と言ったら言葉は悪いですが、見事な生き様に胸を打たれました。
禁止された男装の理由の解釈や形見のシーンに胸が詰まります。
このジャンヌさん、好きだわ…
ご感想ありがとうございます。
この物語において、シャルル七世とジャンヌの関係は絶対に外せない!
ジャンヌをただの「かわいそうな犠牲者」にしたくなかったので、気に入っていただけて嬉しいです。
ジャンヌを貶めずに、同時にシャルル七世の格が下がるのも避けたかった…
よくいわれるような「対立」までは行かないものの、考えの違いやわかり合えない部分を孕みつつ、お互いに特別な想いがある。そんな感じです。
一気読みすると第11章はシャルル7世も言っていましたが、いろいろなことがありすぎるとても内容の濃い章ですね。
そしてあの6年4か月かけてつながるあの「しかけ」は何度読んでもため息ものです。
好きな章になりました!
一気読みありがとうございます。
長編小説は、伏線をきれいに回収した時のカタルシスが気持ちいいですよね。
(しかし、6年4カ月のロングパスは長すぎる!w)
モン・サン=ミシェルにもドラマがあったんだなって、番外編も興味深く読みました。
ご感想ありがとうございます。
知られざるマイナーな戦いですが、映像化したらビジュアル的に映えそうです。
ご感想ありがとうございます。
おっしゃる通り、初対面のときはジャンヌの純粋な思いからの要求ですが、名声を得てからはジャンヌを利用する人たちの際限のない要求に変化しているため、シャルル七世はそれを嫌っています。
シャルル七世自身、無怖公殺害の首謀者とされるなど、権力を利用されることの危うさを知っているので…
ご感想ありがとうございます。
確かに、ご指摘のシーンは「不思議な力」の一端かもしれませんね。
とはいえ、モーセの海割りやラドゴンドの麦の稲穂のような、絶対にありえない奇跡と比べると「人混みで探し当てる」は格落ち感が否めない。あの場でシャルル七世が誰であるかをこっそり教えた人がいなかったとは限らないわけですから。
なお、本作では主人公(シャルル七世)の見解を述べているだけで、ジャンヌの力の有無について特に断言してないです。あるといえば「ある」し、ないといえば「ない」
何年か前に、なんか難しいな∼と読みました。フランス語わからんし…今回は、よくわかりました!歳くったからか?題名見て、また読んでみようと…なんか声とか、書斎の話がわかりにくかったようです。勝利王の話はぜひお願いします。編集して、書籍化して欲しいです。
ご感想・再読ありがとうございます。
ずっとプロットなしで思いつくままに書いてきたので、完結を機にリライトしたいなと考えてます。
書斎(シャルル七世の声)については、物語全体の語り手…ようするに地の文が「死後のシャルル七世」であることを要所要所で確認するためのパートです。
退会済ユーザのコメントです
ご感想ありがとうございます。
文体と世界観を気に入っていただけたようで嬉しいです。
ブログで興味を持った「シャルル七世」、ようやく読みに来れました。
その治世やヒトトナリについて、これまで何も知らずに生きてきましたが、本作で様々なエピソードに触れて、功績の大きさや現代への影響力に感服しています。特に銀食器のくだりなど、(初見エピソードで嬉しい)彼にしかできない機転が痛快でした。何故にこれほど日本では無名なのか不思議な程です。
本文や書斎も良いですが、作者さんの補足解説が作品のアンカーとして機能しているように感じました。たくさんの資料に丁寧に当たられてるのが伝わります。
予想よりも言葉遣いが大幅に砕けている箇所が有って少々面食らいましたが(個人の感想です。)それも御愛嬌。
馴染みのない時代の人物についてジュニア世代にもすんなり読んでもらえるのではないかな、とも思いますし、ジャンヌの台詞回しとしてはとても味が出ていて素敵。そして納得感が有る!と思いました。
今後の展開も楽しみです。
ご感想ありがとうございます。
シャルル七世といえば、圧倒的ヒロイン&知名度のジャンヌ・ダルクに隠れがち…
それどころか陰険な暗君だと思われていることも多いので、勝利王の功績に多少なりとも光が当たるきっかけになれたら嬉しいです。この小説を書いた甲斐があったなと。
エピソードのこまかいところまで拾っていただき、とても感激しました!
旅行中の移動の際などに少しづつ読み進めていますが、やはり魅力的な人物たちや、ちょっとした会話の掛け合いを楽しんでいます。
登場人物たちへの愛や、その時代への想いを感じますね。
今、トルコにいるんですが、キリスト教世界と敵対していた地にいるので、読んでいる最中はずっぽりと西洋中世の世界にどっぷりとつかっているのですが、ふと我に返ると、不思議な気分になります。
まだまだ先があるので、じっくりと読んでゆきます!
最新話も楽しみにしてます!
ご感想ありがとうございます。
>魅力的な人物たち、ちょっとした会話の掛け合い
>登場人物たちへの愛、その時代への想い
前者は、エンタメ小説として意識している部分。
後者は、この物語の執筆動機みたいなものかな…。汲み取っていただけて嬉しいです!
楽しく読んでます。丁寧な描写、魅力のある人物たち、まだ、読みかけですが、この先を楽しみに読み進めています。
ご感想ありがとうございます。
歴史・時代小説大賞に合わせて、気づけば3週間で120話も投稿していました。
書き溜め分を出し尽くしたため、投稿ペースもひと段落…
最新話でお待ちしてます。
少年期編からずっと読んでおります。
ここにきてようやく、やっと、ジャンヌが登場しましたね。
この超有名人が登場いしたことでこの作品のますますの飛躍を願ってやみません。
期待しおります!
ご感想ありがとうございます。
少年期編を始めてから5年半…(執筆をやめていた時期もありましたが)
おっしゃるとおり、「ようやく、やっと!」ジャンヌ・ダルクを出せました。
主役が食われないといいのですがw
ご感想ありがとうございます。
人によってはネタバレに感じるかなと思い、一応ワンクッション置きました(すみません)
作者としては、ちょっとした仕込みに気づいてもらえてかなり嬉しいです!
中世ヨーロッパは馴染みが薄かったのだけど、注釈も相まって、見方が変わりました。
ご感想ありがとうございます。
注釈や背景説明は、やりすぎると物語の流れを止めてしまうため、試行錯誤しながら書いてます。
世界観・歴史観が深まるきっかけになれていたら嬉しいです!
少年期編から読んでいます。
しばらくお休みされていたようですが、この度再開されたようで本当にうれしいです!
続き楽しみにしております。
ご感想ありがとうございます。
歴史・時代小説大賞エントリー中につき、6月はアルファポリス更新に力を入れています。
できれば毎日更新したいくらい… がんばりますねー
退会済ユーザのコメントです
ご感想ありがとうございます。
貴種流離譚…… 漢字の語感がいいですよね
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