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45歳童貞、異世界へ行く
俺氏、皇帝を発情期休暇させる。
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獣人は、発情期が来て。
やっと一人前の大人になるのだという。
ならガイウスは、正真正銘、子供に手を出したことになるんだが。
「カナメの身体は生まれたばかりだが、今は、心も身体も大人だからな。刺激を受け、時期が早まったのかもしれない」
刺激って。
性的な、だよな。
精通イコール大人になる、って訳じゃないのか。
ガイウスに抱かれて。
性的な刺激を受けたことで身体も大人になった、ってことか?
よく見れば、備考欄に只今発情期、と出ていた。
うわあ、ほんとに発情期なんだー。
……じゃあ、このドキドキは、恋とかじゃなくて、発情期由来のものなのか。
それなら安心……なのかな?
「大丈夫だ。気が済むまで精を吐き出せば、これは治まるから。怖がらなくていいんだよ」
声は、優しい。
……腰を撫でるな。
*****
「さて、」
ばさっ、と被っていた布団を引っぺがされて。
ガイウス、何でまた裸になってるんだ?
でもって、めちゃくちゃ勃起してるんだけど。
朝からご立派ですね。
額に、キスをされて。
「いっぱい気持ち良くしてあげるから。お互い気持ち良くなろう。私たちは、夫婦なのだからね」
笑顔にきゅんとしてしまったのも、発情期のせい……なんだよな?
「ん、……くぅん、」
ガイウスの膝に乗せられて。深く受け入れたまま、性器を弄られている。
自分でするより、すごくいい。
剣だこのある指が、刺激になって。
人間以外の動物には陰茎骨、つまりちんこに骨があるんだけど。
獣人も、陰茎骨を持っている。
長時間交尾するので、陰茎を支えるため発達したんだそうだ。
それをコリコリ刺激されるのがまた、たまらなく気持ちいい。
人類には無いものだから、まさに未知の快楽だ。
入ってるほうは、陰茎骨がフックみたいになって引っ掛かるので、簡単には抜けにくくなるようだ。
「も、いいから。動いて、」
腰を揺すってねだると。
うつ伏せの姿勢にされて、後ろから腰を引かれて。
身体が浮くくらい、突き上げられた。
「キュゥン、」
鳴き声みたいな声が出る。
ガイウスので、中を擦られるのが、すごく気持ちいい。
発情期だから、だろうか?
前の時よりも、気持ちいい気がする。
シーツに、ぽたぽたと精液が零れ落ちて。
「カナメ。私の可愛い后。愛している。……この腹の中に、子種を出してもいいだろうか?」
耳元で囁かれて、こくこく頷いた。
「出して、いいからぁ、……ガイウス、もっと、」
ぱんぱんと音が鳴るくらい、腰を叩きつけられて。
気が遠くなるくらい、気持ちよかった。
*****
一回目は、精液を腹に出されながら、軽く食事とかして。
二回目は、正面から向かい合わせで入れられた。
ガイウスの腹筋で、俺の性器が擦れるのですら、気持ちいい。
何度もキスをされたり、鼻先をただ当て合ったり。
いちゃいちゃしてるようで、恥ずかしいけど。
発情期だし、仕方ないよな。
と思うことにする。
気がつけば、もう夕方だ。
なのに、まだ身体は熱を持ったように熱い。
いい加減、疲れてきたけど。
俺よりも体力を使ってるはずのガイウスは、まだまだ元気いっぱいだ。
さすがHP一万五千。勝てる気がしない。ラスボス級だもの。
発情期は、そのツガイも特別休暇が認められる、というのは、獣人の国ならではなのだろう。
誘引フェロモンみたいのが出てしまうので、終わるまでは外出しない方がいいそうだ。
仕事を休んでその日一日えっち三昧、って人に知られるの、恥ずかしくないのだろうか。
俺は恥ずかしい。
今日なんて、食事を運ばれてきたり、シーツ交換で使用人にばれるのも恥ずかしかった。
ガイウスは平気な顔してたけど。
「カナメ、愛している」
頬に手を当てられて。
目を閉じると、瞼にキスされた。
愛情表現激しいなあ。
しっぽ振りまくってるし。
魅了効果って、そんな強力なんだろうか。
……あれ?
でも、呪い解除で全ての呪いを解除したんだから。
魅了も解除されたはずでは?
*****
「fascināre」
ガイウスの両頬を押さえて、正面から目を見て、唱えてみる。
魅了の魔法だ。
新たにかけたら、何か変化するかな? と思ったんだけど。
ガイウスは笑って。
「私には精神系の魔法は効かないよ? 恋の魔法にならとっくにかかっているがね」
額と鼻を、こつんと当てられた。
え、魅了、効かないの!?
思わずステータスを確認してみると。
インペラトル、ガイウス・クラウディウス・ケント・アウグストゥス 性別:男 年齢:250歳 状態:興奮
職業:アルバ帝国皇帝/要のツガイ レベルMAX HP14000/15000 MP824/999
スキル:元素魔法レベル100・次元魔法レベル30・黒魔法レベル120、体術・剣技レベルMAX、帝王学、貴族の心得、心眼、乗馬、登攀、信用、交渉術、精神分析、探知、犬属共通言語
装備/所持金:なし
備考:カリスマ (パッシブ) 毒耐性、麻痺耐性、呪い耐性、精神魔法無効
称号:プリンケプス、インペラトル、スポリア・オピーマ、多数国家を制覇せし者
あ、精神魔法無効ってあった。
じゃあ、魅了効果があっても効かないのに。
何で最初っからめろめろだったんだ?
……って。俺が、普通に可愛いからか! うっかり忘れてた。
「ん? 素のままでは物足りなかったか? ならば遠慮せず、手加減なしで抱いていいのか?」
うわ、雄フェロモン全開のエロい顔してる。
「ち、違っ、俺、何もしなくても魅了効果あるから。それでやたらモテるのかなって、それで、どう変わるか、気になって、」
ガイウスは首を傾げて。
「大体の騎士は、精神魔法が効かないか、効きにくいものだぞ? カナメが好かれるのは、外側でなく、中身が愛らしいからだ」
愛らしい? 中身が!?
「な、中は45歳のオッサンなのに!?」
「それでも、私よりずっと年下ではないか」
笑ってる。
確かにそうだった。
ガイウス、250歳だもんな。205歳も上だ。
「小さいカナメは、見た目はそれはもう抱き締めたいほど愛らしいが。大人になったら是が非でも后にしたい、と私が思ったのは、慎ましく愛らしいカナメのその性格だぞ?」
*****
尾を掴み、名も名乗らず連れ去るという無礼な真似をしても怒らず。
無礼な態度を取った神祇官に対しても、驚かせただけで召喚した竜を引っ込める。
兵の怪我を自ら進んで無償で治し、水魔法も惜しみなく使う。
引っ込み思案なのに、使用人にも礼を言う。
腕の中で無防備に眠っている姿を見て。
愛おしいと、いう気持ちを初めて知った、と。
無礼な真似をした自覚はあったのか。
「力尽くで陵辱し、酷い呪いをかけたのを許してくれた上に、結婚してくれて。こうして、また抱くのを許してくれた。私がどれだけ幸せか、わかるか?」
いや、喜びっぷりは、そのしっぽで伝わってるけど。
「皇帝の后となっても贅沢をせず。国のために、水道のことも提案してくれたね。私と共に、同じ道を歩んでくれる人だと確信し、とても嬉しくなった」
そんなの。
たまたま持ってた知識を披露しただけだし。
ガイウスみたいな立派な皇帝に褒められるようなことじゃない。
「君が強いのはわかっているけど。これから先、何があろうと私が護る。これからも、共に生きて欲しい」
真摯な告白に。熱に浮かされたようになって。
「……はい、」
つい、返事をしてしまった。
*****
朝になって。
「おはよう、カナメ。治まったようだね?」
ガイウスは残念そうに言って、俺の額にキスをした。
あれだけやれば、嫌でも枯れるっての!
赤玉出るかと思ったわ!
「私はもう行くけど、カナメはもう少し寝ているといい」
頬をくすぐるみたいに撫でられて。
たぶん、真っ赤になってる。
結局、朝方まで。してしまった。
発情期の俺より性欲旺盛ってどうなの。
通常でこんなじゃ、ガイウスの発情期本番とか、どうなっちゃうの!?
いやいや、期待なんてしてませんから!
やっと一人前の大人になるのだという。
ならガイウスは、正真正銘、子供に手を出したことになるんだが。
「カナメの身体は生まれたばかりだが、今は、心も身体も大人だからな。刺激を受け、時期が早まったのかもしれない」
刺激って。
性的な、だよな。
精通イコール大人になる、って訳じゃないのか。
ガイウスに抱かれて。
性的な刺激を受けたことで身体も大人になった、ってことか?
よく見れば、備考欄に只今発情期、と出ていた。
うわあ、ほんとに発情期なんだー。
……じゃあ、このドキドキは、恋とかじゃなくて、発情期由来のものなのか。
それなら安心……なのかな?
「大丈夫だ。気が済むまで精を吐き出せば、これは治まるから。怖がらなくていいんだよ」
声は、優しい。
……腰を撫でるな。
*****
「さて、」
ばさっ、と被っていた布団を引っぺがされて。
ガイウス、何でまた裸になってるんだ?
でもって、めちゃくちゃ勃起してるんだけど。
朝からご立派ですね。
額に、キスをされて。
「いっぱい気持ち良くしてあげるから。お互い気持ち良くなろう。私たちは、夫婦なのだからね」
笑顔にきゅんとしてしまったのも、発情期のせい……なんだよな?
「ん、……くぅん、」
ガイウスの膝に乗せられて。深く受け入れたまま、性器を弄られている。
自分でするより、すごくいい。
剣だこのある指が、刺激になって。
人間以外の動物には陰茎骨、つまりちんこに骨があるんだけど。
獣人も、陰茎骨を持っている。
長時間交尾するので、陰茎を支えるため発達したんだそうだ。
それをコリコリ刺激されるのがまた、たまらなく気持ちいい。
人類には無いものだから、まさに未知の快楽だ。
入ってるほうは、陰茎骨がフックみたいになって引っ掛かるので、簡単には抜けにくくなるようだ。
「も、いいから。動いて、」
腰を揺すってねだると。
うつ伏せの姿勢にされて、後ろから腰を引かれて。
身体が浮くくらい、突き上げられた。
「キュゥン、」
鳴き声みたいな声が出る。
ガイウスので、中を擦られるのが、すごく気持ちいい。
発情期だから、だろうか?
前の時よりも、気持ちいい気がする。
シーツに、ぽたぽたと精液が零れ落ちて。
「カナメ。私の可愛い后。愛している。……この腹の中に、子種を出してもいいだろうか?」
耳元で囁かれて、こくこく頷いた。
「出して、いいからぁ、……ガイウス、もっと、」
ぱんぱんと音が鳴るくらい、腰を叩きつけられて。
気が遠くなるくらい、気持ちよかった。
*****
一回目は、精液を腹に出されながら、軽く食事とかして。
二回目は、正面から向かい合わせで入れられた。
ガイウスの腹筋で、俺の性器が擦れるのですら、気持ちいい。
何度もキスをされたり、鼻先をただ当て合ったり。
いちゃいちゃしてるようで、恥ずかしいけど。
発情期だし、仕方ないよな。
と思うことにする。
気がつけば、もう夕方だ。
なのに、まだ身体は熱を持ったように熱い。
いい加減、疲れてきたけど。
俺よりも体力を使ってるはずのガイウスは、まだまだ元気いっぱいだ。
さすがHP一万五千。勝てる気がしない。ラスボス級だもの。
発情期は、そのツガイも特別休暇が認められる、というのは、獣人の国ならではなのだろう。
誘引フェロモンみたいのが出てしまうので、終わるまでは外出しない方がいいそうだ。
仕事を休んでその日一日えっち三昧、って人に知られるの、恥ずかしくないのだろうか。
俺は恥ずかしい。
今日なんて、食事を運ばれてきたり、シーツ交換で使用人にばれるのも恥ずかしかった。
ガイウスは平気な顔してたけど。
「カナメ、愛している」
頬に手を当てられて。
目を閉じると、瞼にキスされた。
愛情表現激しいなあ。
しっぽ振りまくってるし。
魅了効果って、そんな強力なんだろうか。
……あれ?
でも、呪い解除で全ての呪いを解除したんだから。
魅了も解除されたはずでは?
*****
「fascināre」
ガイウスの両頬を押さえて、正面から目を見て、唱えてみる。
魅了の魔法だ。
新たにかけたら、何か変化するかな? と思ったんだけど。
ガイウスは笑って。
「私には精神系の魔法は効かないよ? 恋の魔法にならとっくにかかっているがね」
額と鼻を、こつんと当てられた。
え、魅了、効かないの!?
思わずステータスを確認してみると。
インペラトル、ガイウス・クラウディウス・ケント・アウグストゥス 性別:男 年齢:250歳 状態:興奮
職業:アルバ帝国皇帝/要のツガイ レベルMAX HP14000/15000 MP824/999
スキル:元素魔法レベル100・次元魔法レベル30・黒魔法レベル120、体術・剣技レベルMAX、帝王学、貴族の心得、心眼、乗馬、登攀、信用、交渉術、精神分析、探知、犬属共通言語
装備/所持金:なし
備考:カリスマ (パッシブ) 毒耐性、麻痺耐性、呪い耐性、精神魔法無効
称号:プリンケプス、インペラトル、スポリア・オピーマ、多数国家を制覇せし者
あ、精神魔法無効ってあった。
じゃあ、魅了効果があっても効かないのに。
何で最初っからめろめろだったんだ?
……って。俺が、普通に可愛いからか! うっかり忘れてた。
「ん? 素のままでは物足りなかったか? ならば遠慮せず、手加減なしで抱いていいのか?」
うわ、雄フェロモン全開のエロい顔してる。
「ち、違っ、俺、何もしなくても魅了効果あるから。それでやたらモテるのかなって、それで、どう変わるか、気になって、」
ガイウスは首を傾げて。
「大体の騎士は、精神魔法が効かないか、効きにくいものだぞ? カナメが好かれるのは、外側でなく、中身が愛らしいからだ」
愛らしい? 中身が!?
「な、中は45歳のオッサンなのに!?」
「それでも、私よりずっと年下ではないか」
笑ってる。
確かにそうだった。
ガイウス、250歳だもんな。205歳も上だ。
「小さいカナメは、見た目はそれはもう抱き締めたいほど愛らしいが。大人になったら是が非でも后にしたい、と私が思ったのは、慎ましく愛らしいカナメのその性格だぞ?」
*****
尾を掴み、名も名乗らず連れ去るという無礼な真似をしても怒らず。
無礼な態度を取った神祇官に対しても、驚かせただけで召喚した竜を引っ込める。
兵の怪我を自ら進んで無償で治し、水魔法も惜しみなく使う。
引っ込み思案なのに、使用人にも礼を言う。
腕の中で無防備に眠っている姿を見て。
愛おしいと、いう気持ちを初めて知った、と。
無礼な真似をした自覚はあったのか。
「力尽くで陵辱し、酷い呪いをかけたのを許してくれた上に、結婚してくれて。こうして、また抱くのを許してくれた。私がどれだけ幸せか、わかるか?」
いや、喜びっぷりは、そのしっぽで伝わってるけど。
「皇帝の后となっても贅沢をせず。国のために、水道のことも提案してくれたね。私と共に、同じ道を歩んでくれる人だと確信し、とても嬉しくなった」
そんなの。
たまたま持ってた知識を披露しただけだし。
ガイウスみたいな立派な皇帝に褒められるようなことじゃない。
「君が強いのはわかっているけど。これから先、何があろうと私が護る。これからも、共に生きて欲しい」
真摯な告白に。熱に浮かされたようになって。
「……はい、」
つい、返事をしてしまった。
*****
朝になって。
「おはよう、カナメ。治まったようだね?」
ガイウスは残念そうに言って、俺の額にキスをした。
あれだけやれば、嫌でも枯れるっての!
赤玉出るかと思ったわ!
「私はもう行くけど、カナメはもう少し寝ているといい」
頬をくすぐるみたいに撫でられて。
たぶん、真っ赤になってる。
結局、朝方まで。してしまった。
発情期の俺より性欲旺盛ってどうなの。
通常でこんなじゃ、ガイウスの発情期本番とか、どうなっちゃうの!?
いやいや、期待なんてしてませんから!
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