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第44話 高嶺の花の味方は人間をやめた元カノに容赦ない
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「良い加減にしてください」
珍しく怒った声を出す優乃は、俺と綾香の間に割って入ってくれた。彼女は綾香の手首を握り締めている。
「な、なによ!?」
綾香が優乃を睨みつける。
いつもの優乃なら後ずさるだろうが、今の優乃は綾香を睨み返していた。
「あなたは京太くんの元カノなんですよね? どうして京太くんを苦しめるのですか?」
「べ、別に苦しめてなんかない」
「嘘で固めたことを並べて、京太くんを苦しめる理由はなんですか?」
「う、嘘なんて、つ、ついてない……」
その答えに、優乃は握っていた手に力を入れた。
「い、痛い。離してよ」
「どうして一時でもお付き合いをした相手を陥れようとするのですか?」
「そんなことしようとしてないから! 離して!」
優乃は黙って綾香の手を離す。
すると、綾香が次は優乃の胸ぐらを掴んだ。
「お前、調子乗んなよ。高嶺の花とか気持ちわりぃ噂流されて良い気になってんのか? ああ!?」
綾香の本性なのか、ドスの効いた声を出している。
優乃はビビるどころか、哀れみの目で綾香を見ていた。
「あなたの目的はなんなんですか?」
「目的もクソもねぇんだよ! 孕んだから京太に責任取ってもらうだけだろうがっ! 邪魔すんなよ! 消えろ!」
「京太くんがあなたみたいな下衆に手を出すわけありません」
「出したんだよ! 現に私は孕んでんだよ!」
言い切る綾香を無視して優乃はこちらを見る。
目と目が合って、数秒見つめ合った後に優乃は言い放つ。
「私が信じるのは京太くんだけです」
「は、はぁ? なんでこんな二股クソやろうのこと信じられるんだよ!?」
綾香の言葉に優乃は視線を伏せた。
「悲しいですね」
「あ!? なにがだよ!」
「お付き合いをしていたのに、京太くんのことをなにもわかっていない」
「知ってるわ! 京太のことを1番知ってるのは私だ! 京太のことを1番信用してるのは私だ!!」
「情緒不安定ですか……」
優乃は呆れた声を漏らすと、キッと綾香を睨む。
「あなたは知っていますか? 京太くんが修学旅行の班決めの時に、余った男子を自分から誘ってあげたり、体育祭の時にクラス全体リレーで足の遅い子のせいで負けてその子が責められている時に庇ってあげたり、文化祭で仲間外れが出ないようにしてたりしていたことを」
「いきなりなに言ってんだよ。わけわかんねぇよ。修学旅行とかまだだろうがよ」
なにも理解していない綾香を無視して優乃は続ける。
「知っていますか? 京太くんが二股をかけられて酷い振られ方したクラスの女の子の元カレさんを思いっきり吹っ飛ばしたりしたことを」
「あ? だから二股はこいつが……」
「そんな人が二股するなんて信じられません」
被せ気味に綾香の言葉を消した。
「京太くんは決して誰かを悲しませる行動はしません。絶対にしません」
「意味わかんねぇんだよ! なにも知らないくせにでしゃばってんじゃねぇよ!」
強い口調で動揺を隠しているような声。そんな声に優乃がびびるわけもなく、続けて言ってのける。
「私はあなたの二股相手に会いました」
「は……?」
優乃の声に、ザワザワとする教室内。
「なに、適当言って……」
「あなたの二股相手は女性を女性と見ていない最低の男でした。正直、私は悔しいです。こんなにも素敵な京太くんと、あんな男を天秤にかけて、あまつさえ京太くんを振り落とすなんて考えられません。あなたの脳みそどうなってるんですか?」
「違う……。二股したのは京太……。許してあげるから……。子供の責任を……」
動揺を隠しきれず、声がか細くなっている綾香。
それでもなお、嘘で自分の正当性を貫こうとしている。
「あなたの子供はそのクズ男との子供でしょう?」
優乃のストレートな問いに綾香は糸が切れた人形みたいに、スルスルとその場に座り込んでしまった。
「京太が悪いんじゃない……」
「は?」
嘘で誤魔化せないことを把握したのか、いきなり俺のせいにされてしまった。
「京太が悪いんじゃない!」
「どうして京太くんが悪いのですか?」
「だって付き合ってるのに好きの言葉1つもないし! デートもしてくれないし! エッチもしてくれない! みんなでわいわしするのが好きとか……。こんなの私の憧れてた恋じゃない! 私はもっと京太と2人っきりが良かったの! 2人っきりでもっとイチャイチャしたかったの!」
「だから、自分が二股して京太くんを陥れても良いって?」
「そ、そうよ! 私の思い通りにならないなら良いのよ!」
とんでもない発言に優乃は視線を伏せた。
「こんな人に……。京太くんは……。京太くんは……」
優乃は、ギュッと強くスカートを掴む。
すぅと息を吸い込むと、ゆっくりスカートから手を離し、顔を上げた。
笑顔だった。
高嶺の花に相応しい笑顔。
でも、俺にはなんとなくわかった。
高嶺の花の笑顔の奥は怒っていることを。
「京太くん。わたしと一緒の時は、すごくイチャイチャしてくれますよ?」
「は?」
「とっても熱い抱擁もしてくれて、すごい胸がドキドキして。とってもトキメキます。まるで、わたしの憧れていた恋みたいで、京太くんといるととっても楽しいです」
「な、んで……?」
綾香がこちらを泣きそうな目で睨んでくる。
答えようとしたが、先に優乃が睨みつけた。
「あなたに魅力がないだけでしょ?」
「魅力? わ、私はみんなに可愛いって……」
「努力してますか? 可愛くなる努力をしましたか? 振り向いてもらう努力をしましたか?」
「努力なんていらない。私は、私は可愛いから……」
現実を受け止められないみたいに、首を横に振る綾香を優乃は、やれやれとため息を吐いた。
「まぁ、あなたのことなんてどうでも良いです」
そう言って蔑んだ目で綾香を見る。
「京太くんのことはわたしにお任せください。魅力のない元カノさん」
優乃はしゃがみ込み、綾香の顔を真っ直ぐ見つめて言ってのけた。
「おまえはクズ男とよろしくしとけよ。2度とわたしの京太くんの前に現れるな」
怖かった。
高嶺の花のバカがすごく怖かった。
でも、俺にはすごく心強い味方だった。
うわあああああああああん!
教室内に響き渡る綾香の迷惑な泣き声。いや、人じゃないから鳴き声か。
その姿を見て、可哀想だとかの感情は一切表れない。
この生き物はなんて哀れなのかと思ってしまう。
俺と優乃はゴミを見る目で、迷惑に鳴いている人ならざる物を見ていた。
その声を聞きつけた教師達に事情聴取をさせられたのは言うまでもない。
しかし、今日で俺の高校生活は変わる。優乃のおかげで変わる。
そう思える日だったから、先生に事情を話すことくらいわけはないさ。
珍しく怒った声を出す優乃は、俺と綾香の間に割って入ってくれた。彼女は綾香の手首を握り締めている。
「な、なによ!?」
綾香が優乃を睨みつける。
いつもの優乃なら後ずさるだろうが、今の優乃は綾香を睨み返していた。
「あなたは京太くんの元カノなんですよね? どうして京太くんを苦しめるのですか?」
「べ、別に苦しめてなんかない」
「嘘で固めたことを並べて、京太くんを苦しめる理由はなんですか?」
「う、嘘なんて、つ、ついてない……」
その答えに、優乃は握っていた手に力を入れた。
「い、痛い。離してよ」
「どうして一時でもお付き合いをした相手を陥れようとするのですか?」
「そんなことしようとしてないから! 離して!」
優乃は黙って綾香の手を離す。
すると、綾香が次は優乃の胸ぐらを掴んだ。
「お前、調子乗んなよ。高嶺の花とか気持ちわりぃ噂流されて良い気になってんのか? ああ!?」
綾香の本性なのか、ドスの効いた声を出している。
優乃はビビるどころか、哀れみの目で綾香を見ていた。
「あなたの目的はなんなんですか?」
「目的もクソもねぇんだよ! 孕んだから京太に責任取ってもらうだけだろうがっ! 邪魔すんなよ! 消えろ!」
「京太くんがあなたみたいな下衆に手を出すわけありません」
「出したんだよ! 現に私は孕んでんだよ!」
言い切る綾香を無視して優乃はこちらを見る。
目と目が合って、数秒見つめ合った後に優乃は言い放つ。
「私が信じるのは京太くんだけです」
「は、はぁ? なんでこんな二股クソやろうのこと信じられるんだよ!?」
綾香の言葉に優乃は視線を伏せた。
「悲しいですね」
「あ!? なにがだよ!」
「お付き合いをしていたのに、京太くんのことをなにもわかっていない」
「知ってるわ! 京太のことを1番知ってるのは私だ! 京太のことを1番信用してるのは私だ!!」
「情緒不安定ですか……」
優乃は呆れた声を漏らすと、キッと綾香を睨む。
「あなたは知っていますか? 京太くんが修学旅行の班決めの時に、余った男子を自分から誘ってあげたり、体育祭の時にクラス全体リレーで足の遅い子のせいで負けてその子が責められている時に庇ってあげたり、文化祭で仲間外れが出ないようにしてたりしていたことを」
「いきなりなに言ってんだよ。わけわかんねぇよ。修学旅行とかまだだろうがよ」
なにも理解していない綾香を無視して優乃は続ける。
「知っていますか? 京太くんが二股をかけられて酷い振られ方したクラスの女の子の元カレさんを思いっきり吹っ飛ばしたりしたことを」
「あ? だから二股はこいつが……」
「そんな人が二股するなんて信じられません」
被せ気味に綾香の言葉を消した。
「京太くんは決して誰かを悲しませる行動はしません。絶対にしません」
「意味わかんねぇんだよ! なにも知らないくせにでしゃばってんじゃねぇよ!」
強い口調で動揺を隠しているような声。そんな声に優乃がびびるわけもなく、続けて言ってのける。
「私はあなたの二股相手に会いました」
「は……?」
優乃の声に、ザワザワとする教室内。
「なに、適当言って……」
「あなたの二股相手は女性を女性と見ていない最低の男でした。正直、私は悔しいです。こんなにも素敵な京太くんと、あんな男を天秤にかけて、あまつさえ京太くんを振り落とすなんて考えられません。あなたの脳みそどうなってるんですか?」
「違う……。二股したのは京太……。許してあげるから……。子供の責任を……」
動揺を隠しきれず、声がか細くなっている綾香。
それでもなお、嘘で自分の正当性を貫こうとしている。
「あなたの子供はそのクズ男との子供でしょう?」
優乃のストレートな問いに綾香は糸が切れた人形みたいに、スルスルとその場に座り込んでしまった。
「京太が悪いんじゃない……」
「は?」
嘘で誤魔化せないことを把握したのか、いきなり俺のせいにされてしまった。
「京太が悪いんじゃない!」
「どうして京太くんが悪いのですか?」
「だって付き合ってるのに好きの言葉1つもないし! デートもしてくれないし! エッチもしてくれない! みんなでわいわしするのが好きとか……。こんなの私の憧れてた恋じゃない! 私はもっと京太と2人っきりが良かったの! 2人っきりでもっとイチャイチャしたかったの!」
「だから、自分が二股して京太くんを陥れても良いって?」
「そ、そうよ! 私の思い通りにならないなら良いのよ!」
とんでもない発言に優乃は視線を伏せた。
「こんな人に……。京太くんは……。京太くんは……」
優乃は、ギュッと強くスカートを掴む。
すぅと息を吸い込むと、ゆっくりスカートから手を離し、顔を上げた。
笑顔だった。
高嶺の花に相応しい笑顔。
でも、俺にはなんとなくわかった。
高嶺の花の笑顔の奥は怒っていることを。
「京太くん。わたしと一緒の時は、すごくイチャイチャしてくれますよ?」
「は?」
「とっても熱い抱擁もしてくれて、すごい胸がドキドキして。とってもトキメキます。まるで、わたしの憧れていた恋みたいで、京太くんといるととっても楽しいです」
「な、んで……?」
綾香がこちらを泣きそうな目で睨んでくる。
答えようとしたが、先に優乃が睨みつけた。
「あなたに魅力がないだけでしょ?」
「魅力? わ、私はみんなに可愛いって……」
「努力してますか? 可愛くなる努力をしましたか? 振り向いてもらう努力をしましたか?」
「努力なんていらない。私は、私は可愛いから……」
現実を受け止められないみたいに、首を横に振る綾香を優乃は、やれやれとため息を吐いた。
「まぁ、あなたのことなんてどうでも良いです」
そう言って蔑んだ目で綾香を見る。
「京太くんのことはわたしにお任せください。魅力のない元カノさん」
優乃はしゃがみ込み、綾香の顔を真っ直ぐ見つめて言ってのけた。
「おまえはクズ男とよろしくしとけよ。2度とわたしの京太くんの前に現れるな」
怖かった。
高嶺の花のバカがすごく怖かった。
でも、俺にはすごく心強い味方だった。
うわあああああああああん!
教室内に響き渡る綾香の迷惑な泣き声。いや、人じゃないから鳴き声か。
その姿を見て、可哀想だとかの感情は一切表れない。
この生き物はなんて哀れなのかと思ってしまう。
俺と優乃はゴミを見る目で、迷惑に鳴いている人ならざる物を見ていた。
その声を聞きつけた教師達に事情聴取をさせられたのは言うまでもない。
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