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第43話 元カノは人間をやめたらしい
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先日の優乃との逃避行で、クラスの数人が俺と優乃のことを噂している雰囲気があった。
「一緒にサボった?」
「いやいや、まさか、そんな……」
「でも、タイミング的には一緒だったぞ」
「ないない。相手は高嶺の花だぞ」
そんな、ヒソヒソ声が聞こえてくるクラス内。
優乃は気がついているのかいないのか、涼しい顔をしてスマホを見ている。
うん、特に代わり映えのしない様子だね。気が付いてなさそうだ。
しかしまぁ、この噂は別に良いと思える俺がいる。
綾香との噂が消えて、俺と優乃の噂に変わってくれたことで心が軽くなる。
優乃と一緒にサボったのは真実だ。
噂されるなら優乃との方が良い。むしろありがとうと言いたいくらいだ。
それなら反省文如きいくらでも書いてやる。
いや、まぁ、先生の前でサボりを実行したんだし、書くのが当たり前というかなんというか。
紫藤先生から渡された反省文はなんの苦でもなし。優乃と一緒なら逆に楽しい。
反省文書き終えて、紫藤先生へ提出しに行った3限終わりの休み時間。
そこで事件は起こった。
「京太……」
唐突であった。
「綾香……」
また、こいつだ。
せっかく、クラスでの噂も変わったと思ったのに……。
また、こいつが現れた。
クラスの連中も、なにしに来た? と疑問の顔を何人か見している。
どうしてこいつは俺の邪魔をするのだろう。なんの恨みがあるのだろう。そこがわからない。
「なんだよ」
冷めた目で彼女を見る。
興味はないが、彼女の顔色が良くないのは一目でわかった。
青白い顔色。目は赤く充血して、目の下にはクマがある。
体調が悪そうに、ぐったりとしている様子。
風邪の体調不良とはまた違った様子。
「話があるの。ちょっと良いかな?」
腹が立つ。
申し訳なさそうに言ってくる様が余計に腹が立った。
「俺にはない」
答えると、頭を下げてくる。
「お願い。大事な話なの」
「俺には大事な話なんてない」
突き放す。
これ以上こいつに関わりたくない。
俺に会話の余地がないのを感じ取ったのか、綾香は強く拳を握りしめた。
かと思うと、すぐに拳を緩めて無理な笑顔を造る。
「私達、やりなおそ?」
……は?
「は?」
心に思っていることがそのまま口に出てしまった。
「私達やりなおしましょう。ね?」
こいつはなにをいっているんだ?
「今、私達がやりなおせば京太の悪い噂もなくなるし、昔みたいにみんなで楽しい高校生活に戻ると思う。ううん。戻る。私が保証する。またみんなで楽しい学校生活を送ろ。ね?」
こいつは一体全体、なにをほざいているんだ。
全ての元凶。二股をした張本人。
本来咎められるのはこいつの方だ。こいつが噂を流されて立場がなくなり孤立するはずなんだ。
なのに、なんで導き手みたいなことを言っているんだ?
開いた口が塞がらないなんてあるが、その言葉の真意を感じた瞬間だ。
こいつは人間じゃない。人間の皮を被ったなにかだ。人ならざるものだ。
しかし、悲しいかな。事情を知らない人達の9割以上は感心がなく、残りの1割のクラスメイトが、二股を許してやった女の子として認知するだろう。
この手を取れば噂は収まり、また昔の立場に戻れる。転落する前の高校生活に戻れる。楽しく、わいわいしていた高校生活に戻れる。
「もう1回。やりなおそう」
綾香、悟、陽介、沙織、藍子と過ごした賑やかな学校生活に──。
「無理に決まってんだろが」
「え……」
心底驚いた表情に、こっちが驚きを隠せない。
昔みたいに戻る? またみんなで楽しくわいわい?
そんなことになるはずないだろうが。
悟と沙織は俺に敵意むき出し。陽介と藍子は関心が薄い。そして二股の張本人。俺の話は一切聞かない。そんなグループに戻ってなにが良い? なにが楽しい?
残りの学生生活をそんな奴等と過ごすのなら、俺は優乃と過ごす。
いや、それだけじゃない。
優美ちゃんの家庭教師をしたり、カフェのバイトをしたり。
俺の学生生活は、学校の騒がしいだけの連中と過ごす薄っぺらいものじゃない。
行動する意志のある人と共に歩み財産へとするものなんだ。
「で、でもでも。今のままじゃ京太辛いでしょ? しんどいでしょ?」
そうさせた本人がなにを言っているんだ。
「だから、ね? 無理しないで。私とやりなおすだけで元に戻るんだよ? あ、もしかして噂が収まらないって思ってる? 大丈夫だよ。噂を流す奴は悟に──」
「俺はお前が嫌いだ」
自分でも驚くほどに冷たい声が出た。もう、目の前にいる物体を人間じゃないと判断したからだろう。
流石の綾香も、俺の放った冷たい声に、凍えるように震えた。
「俺の顔を見ただけでゲロ吐くんだろ?」
「いや、それは……」
「俺もお前を見てると吐きそうだ。今にもゲロが出る。俺の目の前から消えろ。2度と関わるな」
周りから見たら、二股を許してあげるのに暴言を吐く奴だと思われたかもしれない。
でも、それでも、言いたいことを言えたのでどこかスッキリしている。
「──だ、から……」
それでもなお、俺の前から去らない綾香が何かを言っている。
「あ?」
「京太の子供孕んだから! 責任取ってよ!!」
「は??」
更に意味のわからないことを教室で叫ぶものだから、流石に関心のなかった人たちもこちらに注目してくる。
「京太の子供妊娠したの! 私、産むから! 絶対、堕さないから! 一緒に育てて!」
「なにを言って……」
「孕ませたんだったら責任取ってよ! 男だったら責任取ってよ! ねえ! ねええ!」
掴みかかってくる綾香の手を解けないでいる。
パニック状態。
こ、子供?
子供ってどうやってできるんだっけ?
付き合ってるだけでできるんだっけ?
俺はこんな女に手を出してない。正直、興味すらない。だから絶対に俺の子供ではないのが頭では理解できる。
だが、困惑し過ぎて声が出なかった。
「gjttdjjjmdtjkmm!!!!!! brftgylpa!!!!!!」
綾香は感情的になっており、なにを言っているのかわからない。
顔が怖い。ヤマンバみたいな顔つきになっている。
必死だ。
クラスメイト達も、ザワザワとしている。
そりゃ妊娠したって騒いだら誰だって騒ぐ。
俺も第三者だったら、「マジか」くらいは声に出すだろう。
誰も綾香を止めない。
いや、止められない。
俺も止められないでいる。
止めないと。このヤマンバを止めなければならない。
「良い加減にしてください」
そんな中、救世主の声が聞こえてきた。
聞き慣れた耳に心地良い声と共に俺と綾香の間に割って入ったのは。
「優乃……」
高嶺の花の東堂優乃だった。
「一緒にサボった?」
「いやいや、まさか、そんな……」
「でも、タイミング的には一緒だったぞ」
「ないない。相手は高嶺の花だぞ」
そんな、ヒソヒソ声が聞こえてくるクラス内。
優乃は気がついているのかいないのか、涼しい顔をしてスマホを見ている。
うん、特に代わり映えのしない様子だね。気が付いてなさそうだ。
しかしまぁ、この噂は別に良いと思える俺がいる。
綾香との噂が消えて、俺と優乃の噂に変わってくれたことで心が軽くなる。
優乃と一緒にサボったのは真実だ。
噂されるなら優乃との方が良い。むしろありがとうと言いたいくらいだ。
それなら反省文如きいくらでも書いてやる。
いや、まぁ、先生の前でサボりを実行したんだし、書くのが当たり前というかなんというか。
紫藤先生から渡された反省文はなんの苦でもなし。優乃と一緒なら逆に楽しい。
反省文書き終えて、紫藤先生へ提出しに行った3限終わりの休み時間。
そこで事件は起こった。
「京太……」
唐突であった。
「綾香……」
また、こいつだ。
せっかく、クラスでの噂も変わったと思ったのに……。
また、こいつが現れた。
クラスの連中も、なにしに来た? と疑問の顔を何人か見している。
どうしてこいつは俺の邪魔をするのだろう。なんの恨みがあるのだろう。そこがわからない。
「なんだよ」
冷めた目で彼女を見る。
興味はないが、彼女の顔色が良くないのは一目でわかった。
青白い顔色。目は赤く充血して、目の下にはクマがある。
体調が悪そうに、ぐったりとしている様子。
風邪の体調不良とはまた違った様子。
「話があるの。ちょっと良いかな?」
腹が立つ。
申し訳なさそうに言ってくる様が余計に腹が立った。
「俺にはない」
答えると、頭を下げてくる。
「お願い。大事な話なの」
「俺には大事な話なんてない」
突き放す。
これ以上こいつに関わりたくない。
俺に会話の余地がないのを感じ取ったのか、綾香は強く拳を握りしめた。
かと思うと、すぐに拳を緩めて無理な笑顔を造る。
「私達、やりなおそ?」
……は?
「は?」
心に思っていることがそのまま口に出てしまった。
「私達やりなおしましょう。ね?」
こいつはなにをいっているんだ?
「今、私達がやりなおせば京太の悪い噂もなくなるし、昔みたいにみんなで楽しい高校生活に戻ると思う。ううん。戻る。私が保証する。またみんなで楽しい学校生活を送ろ。ね?」
こいつは一体全体、なにをほざいているんだ。
全ての元凶。二股をした張本人。
本来咎められるのはこいつの方だ。こいつが噂を流されて立場がなくなり孤立するはずなんだ。
なのに、なんで導き手みたいなことを言っているんだ?
開いた口が塞がらないなんてあるが、その言葉の真意を感じた瞬間だ。
こいつは人間じゃない。人間の皮を被ったなにかだ。人ならざるものだ。
しかし、悲しいかな。事情を知らない人達の9割以上は感心がなく、残りの1割のクラスメイトが、二股を許してやった女の子として認知するだろう。
この手を取れば噂は収まり、また昔の立場に戻れる。転落する前の高校生活に戻れる。楽しく、わいわいしていた高校生活に戻れる。
「もう1回。やりなおそう」
綾香、悟、陽介、沙織、藍子と過ごした賑やかな学校生活に──。
「無理に決まってんだろが」
「え……」
心底驚いた表情に、こっちが驚きを隠せない。
昔みたいに戻る? またみんなで楽しくわいわい?
そんなことになるはずないだろうが。
悟と沙織は俺に敵意むき出し。陽介と藍子は関心が薄い。そして二股の張本人。俺の話は一切聞かない。そんなグループに戻ってなにが良い? なにが楽しい?
残りの学生生活をそんな奴等と過ごすのなら、俺は優乃と過ごす。
いや、それだけじゃない。
優美ちゃんの家庭教師をしたり、カフェのバイトをしたり。
俺の学生生活は、学校の騒がしいだけの連中と過ごす薄っぺらいものじゃない。
行動する意志のある人と共に歩み財産へとするものなんだ。
「で、でもでも。今のままじゃ京太辛いでしょ? しんどいでしょ?」
そうさせた本人がなにを言っているんだ。
「だから、ね? 無理しないで。私とやりなおすだけで元に戻るんだよ? あ、もしかして噂が収まらないって思ってる? 大丈夫だよ。噂を流す奴は悟に──」
「俺はお前が嫌いだ」
自分でも驚くほどに冷たい声が出た。もう、目の前にいる物体を人間じゃないと判断したからだろう。
流石の綾香も、俺の放った冷たい声に、凍えるように震えた。
「俺の顔を見ただけでゲロ吐くんだろ?」
「いや、それは……」
「俺もお前を見てると吐きそうだ。今にもゲロが出る。俺の目の前から消えろ。2度と関わるな」
周りから見たら、二股を許してあげるのに暴言を吐く奴だと思われたかもしれない。
でも、それでも、言いたいことを言えたのでどこかスッキリしている。
「──だ、から……」
それでもなお、俺の前から去らない綾香が何かを言っている。
「あ?」
「京太の子供孕んだから! 責任取ってよ!!」
「は??」
更に意味のわからないことを教室で叫ぶものだから、流石に関心のなかった人たちもこちらに注目してくる。
「京太の子供妊娠したの! 私、産むから! 絶対、堕さないから! 一緒に育てて!」
「なにを言って……」
「孕ませたんだったら責任取ってよ! 男だったら責任取ってよ! ねえ! ねええ!」
掴みかかってくる綾香の手を解けないでいる。
パニック状態。
こ、子供?
子供ってどうやってできるんだっけ?
付き合ってるだけでできるんだっけ?
俺はこんな女に手を出してない。正直、興味すらない。だから絶対に俺の子供ではないのが頭では理解できる。
だが、困惑し過ぎて声が出なかった。
「gjttdjjjmdtjkmm!!!!!! brftgylpa!!!!!!」
綾香は感情的になっており、なにを言っているのかわからない。
顔が怖い。ヤマンバみたいな顔つきになっている。
必死だ。
クラスメイト達も、ザワザワとしている。
そりゃ妊娠したって騒いだら誰だって騒ぐ。
俺も第三者だったら、「マジか」くらいは声に出すだろう。
誰も綾香を止めない。
いや、止められない。
俺も止められないでいる。
止めないと。このヤマンバを止めなければならない。
「良い加減にしてください」
そんな中、救世主の声が聞こえてきた。
聞き慣れた耳に心地良い声と共に俺と綾香の間に割って入ったのは。
「優乃……」
高嶺の花の東堂優乃だった。
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