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第53話 ナースを看病はカオスが過ぎる
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「なんでこうなるのですかああああああ!」
「病人が喚くなよ」
俺、枚方京太が朝、学校に行こうとしたところで優美ちゃんから連絡があった。
今日は優美ちゃんの家庭教師の日だ。もしかしたら休みにして欲しい相談かと思いながら電話に出たんだけど、
『お姉ちゃんがナース服で倒れてるの。助けて京太お兄ちゃん』
とのことだった。
全くもって意味がわからない状況。
しかし、優美ちゃんの言っていることを無視するなんて俺にはできない。
状況がイマイチ掴めないまま優乃の家に行くと、ね、優実ちゃんの言っているのがまんま正しい事態であった。
優乃が玄関で倒れていた。
ナース服で。
なんでこいつはナース服で倒れているのだろうか。
いや、昨日の雨で風邪をひいたってんなら倒れているのも頷ける。でも、なんでナース服で倒れているのかが謎過ぎる。
そりゃ優美ちゃんも謎が深まり過ぎて俺に連絡をするだろうよ。
ちなみに、母親の雫さんは昨日、夜勤だったみたい。今はまだ帰っては来ていないみたいだ。だから優美ちゃんは俺に連絡をくれたってわけだ。
ま、まぁ、昨日の雨でやられたのであれば、相合傘をした俺にも責任がある。
優美ちゃんは学校に行くよう言って、雫さんが帰ってくるまで優乃の面倒を見ることにしたのだが……。
「狂ってます! こんな世界おかしいです!!」
「おかしいのはお前の頭だよ」
優乃の部屋。自分のベッドで元気そうに喚いている。
しかし、実際熱は38度以上と高熱だ。
「いやいや! フラグびんびんでしたよ!? 京太くんが風邪を引くフラグびんびんでしたよ!? なんで風邪引いてないねん! です!」
「言ったろ。全然大丈夫だって」
「全然大丈夫は大丈夫じゃないんです! 大丈夫な人は大丈夫って言っちゃダメなんです!」
「狂ってるな……」
熱で頭がおかしくなっているのか。
いや、こいつは元々こういうやつか。
ナース服で風邪ひいてるもんな。意味不明で笑えるわ。
「うう……。わたしが京太くんのイカ臭い部屋で、看病してあげたかったのに」
「イカ臭くないわ! 香るサワデーだわ!」
高熱を出しながらなんちゅうことを言ってくる娘だ。
しかし、俺のことを心配してくれてたんだな。
俺が電話した時に、優乃に緊張してむせたのを本気で風邪だと勘違いしていたらしい。
心配してくれるのは嬉しいんだけど、ナース服で風邪ひいてちゃ訳ないな。
ちょっぴり呆れながら立ち上がると、手を握られる。
「学校……。行くんですか……?」
泣きそうな不安の混じった声。
自分でもわかるくらいに優しい吐息が漏れた。
「行くはずないだろ。おかゆ、作ってやるよ」
そう言うと、パァッと花が咲いたみたいに嬉しそうな顔をする。
優乃は掛け布団で顔を半分隠した。
「た、たまご粥が良いです……」
「はいはい。作ってやるよ」
♢
たまご粥なんてたいそうなものでもない。
東堂家のキッチンを拝借してすぐに出来上がる。
「ほら。できたぞ」
優乃の部屋にあるセンターテーブルに、おぼんを乗せたたまご粥を置いて差し出した。
彼女は受け取ろうとせず、代わりに口を大きく開けた。
「あ~ん」
大口なんて開けたことなさそうな高嶺の花の美少女が、恥じらいもなく大口を開けている。
しかし、なんだ。こいつは大口を開けても可憐に見えるから不思議だな。
「自分で食べろよ」
流石に恥ずかしくなって言うと、ちょいちょいと言ってくる。
「病人です」
「くらえっ!」
声とは裏腹に、ゆっくりと体温計を優乃の口の中に入れる。俺の家には脇に挟む用しかないが、この家には口で測る用があるみたい。雫さんが看護師だから、こういうのがあるのかもね。
優乃の熱を測り終えた体温計の数値を見る。
「39度もある感じじゃないだろ……」
見事に高熱である。
「ほれみたことですか。わたしは病人です。えっへん」
「高熱出してるなら弱ってろよ。なんで威張ってんだよ」
「ほらほら。わたしに、あ~んしてください。わたしは病人ですよ? 39度ですよ? 優しくしないと。ほらほら」
「反論ができない」
言い訳しながらレンゲでたまご粥をすくう。
「ほ、ほら。口開けろよ」
「あ~ん♡」
「なんでちょっと語尾をエロく言ったんだよ」
「京太くん。こういうの好きでしょ?」
お前が好きだよ、こんちくしょう。
恥ずかしがりながらも彼女の口へたまご粥を運ぶ。
「あちゅちゅ」
はふはふと出来立てのたまご粥を食べているので、優乃の口から湯気が出てくる。
ゆっくりと飲み込むと優乃がお願いをしてくる。
「京太くん、京太くん。次は、ふーふーして食べさせてください♪」
「ふーふーって……」
「あれあれー? 顔が真っ赤ですよ? もしかして京太くん、恥ずかしいのですか?」
「べ、別に恥ずかしくないし。それ言ったらお前も顔赤いし。恥ずかしいのに無理してお願いしてるんじゃないの?」
「病人です」
「39度もありゃ顔も赤くなるよね」
冷静になった。
「はい。あ~ん♡」
「だから語尾をエロくするな」
「好きなくせに♡」
だからお前が好きなんだよ、こんちくしょう。
心で告白しながら、ふーふーをしてあげて食べさせてあげる。
「はふ。おいひっ……」
さっきよりかは熱くないみたいで、飲み込むスピードも早かった。
「次は次は──」
「1回、1回要望してくるスタイルやめてくれない?」
「『俺の吐息を食べたのはお前が初めてだよ。うさぎ女♡』と付け加えてください」
「遊んでない? 俺で遊んでない?」
「違います! ラインハルト様の名言です!」
「ラインハルト様。まぁまぁきもくない?」
「そのきもさが世の腐女子を虜にするのです」
「あと、うさぎ女ってなに? 情報不足が半端じゃないよ」
「ラインハルト様迷言集が一つなのです」
「そこは名言ではなくて迷言なのね」
「ささっ、病人のわたしに早く。さもないと、ラインハルト様伝説のおかゆ口移しをしてもらいます」
「おかゆの口移しはデメリットしかなくない?」
「わたしにはメリットしかないですがね」
「お前、正気か?」
「病人です」
「あ、そりゃ正気じゃないわ」
これ、まじでおかゆの口移しを要求されかねんな。
それを要求されるなら、まだラインハルト様の迷言を言った方がましだ。
仕方ない。
俺は先程同様に優乃へ、あ~んをしてから意を決して言い放つ。
「俺の吐息を食べたのはお前が初めてだよ。うさぎ女♡」
「♡♡♡!?」
ビクッと優乃の体が震えた。
「あー、やべぇ。高熱に効きますぅ♡」
シラフでも効くわ、どちくしょうが。
「……すぅ」
こちらの気恥ずかしさなど関係なく、優乃はかなり上機嫌であったのだが、さっきまでのテンションが嘘のようにそのまま寝てしまったようだ。
「高熱なら眠れない人も多いだろうが、眠れたのなら良かったよ」
まさか本当にさっきのラインハルト様迷言で昇天したわけでもあるまい。
おかゆが効いたのだと信じたいね。
空になったおかゆのお椀をキッチンに持って行こうと立ち上がった時だ。
ガシッと手を握られる。
「京太、くん……」
さっきの様子とは裏腹に、めちゃくちゃにしんどそうな顔で俺を見てくる。
「やっぱお前、しんどいだろ?」
「しんどいですけど、京太くんとお話しするのが楽しくて、ついはしゃいでしまいました」
なんとも嬉しいことを言ってくれる。
「話なんていつでもしてやるから、今は大人しく寝てろ」
「ほんと?」
「ほんとだ」
そう言うと優乃は、そのまま嬉しそうに目を瞑った。
俺の手を握ったまま。
「……これじゃ離れなれないな。しょうがない」
自分でも誰に言い訳しているのかわからないが、仕方ないと言わんばかりに俺はずっと優乃の側にいてあげた。
「病人が喚くなよ」
俺、枚方京太が朝、学校に行こうとしたところで優美ちゃんから連絡があった。
今日は優美ちゃんの家庭教師の日だ。もしかしたら休みにして欲しい相談かと思いながら電話に出たんだけど、
『お姉ちゃんがナース服で倒れてるの。助けて京太お兄ちゃん』
とのことだった。
全くもって意味がわからない状況。
しかし、優美ちゃんの言っていることを無視するなんて俺にはできない。
状況がイマイチ掴めないまま優乃の家に行くと、ね、優実ちゃんの言っているのがまんま正しい事態であった。
優乃が玄関で倒れていた。
ナース服で。
なんでこいつはナース服で倒れているのだろうか。
いや、昨日の雨で風邪をひいたってんなら倒れているのも頷ける。でも、なんでナース服で倒れているのかが謎過ぎる。
そりゃ優美ちゃんも謎が深まり過ぎて俺に連絡をするだろうよ。
ちなみに、母親の雫さんは昨日、夜勤だったみたい。今はまだ帰っては来ていないみたいだ。だから優美ちゃんは俺に連絡をくれたってわけだ。
ま、まぁ、昨日の雨でやられたのであれば、相合傘をした俺にも責任がある。
優美ちゃんは学校に行くよう言って、雫さんが帰ってくるまで優乃の面倒を見ることにしたのだが……。
「狂ってます! こんな世界おかしいです!!」
「おかしいのはお前の頭だよ」
優乃の部屋。自分のベッドで元気そうに喚いている。
しかし、実際熱は38度以上と高熱だ。
「いやいや! フラグびんびんでしたよ!? 京太くんが風邪を引くフラグびんびんでしたよ!? なんで風邪引いてないねん! です!」
「言ったろ。全然大丈夫だって」
「全然大丈夫は大丈夫じゃないんです! 大丈夫な人は大丈夫って言っちゃダメなんです!」
「狂ってるな……」
熱で頭がおかしくなっているのか。
いや、こいつは元々こういうやつか。
ナース服で風邪ひいてるもんな。意味不明で笑えるわ。
「うう……。わたしが京太くんのイカ臭い部屋で、看病してあげたかったのに」
「イカ臭くないわ! 香るサワデーだわ!」
高熱を出しながらなんちゅうことを言ってくる娘だ。
しかし、俺のことを心配してくれてたんだな。
俺が電話した時に、優乃に緊張してむせたのを本気で風邪だと勘違いしていたらしい。
心配してくれるのは嬉しいんだけど、ナース服で風邪ひいてちゃ訳ないな。
ちょっぴり呆れながら立ち上がると、手を握られる。
「学校……。行くんですか……?」
泣きそうな不安の混じった声。
自分でもわかるくらいに優しい吐息が漏れた。
「行くはずないだろ。おかゆ、作ってやるよ」
そう言うと、パァッと花が咲いたみたいに嬉しそうな顔をする。
優乃は掛け布団で顔を半分隠した。
「た、たまご粥が良いです……」
「はいはい。作ってやるよ」
♢
たまご粥なんてたいそうなものでもない。
東堂家のキッチンを拝借してすぐに出来上がる。
「ほら。できたぞ」
優乃の部屋にあるセンターテーブルに、おぼんを乗せたたまご粥を置いて差し出した。
彼女は受け取ろうとせず、代わりに口を大きく開けた。
「あ~ん」
大口なんて開けたことなさそうな高嶺の花の美少女が、恥じらいもなく大口を開けている。
しかし、なんだ。こいつは大口を開けても可憐に見えるから不思議だな。
「自分で食べろよ」
流石に恥ずかしくなって言うと、ちょいちょいと言ってくる。
「病人です」
「くらえっ!」
声とは裏腹に、ゆっくりと体温計を優乃の口の中に入れる。俺の家には脇に挟む用しかないが、この家には口で測る用があるみたい。雫さんが看護師だから、こういうのがあるのかもね。
優乃の熱を測り終えた体温計の数値を見る。
「39度もある感じじゃないだろ……」
見事に高熱である。
「ほれみたことですか。わたしは病人です。えっへん」
「高熱出してるなら弱ってろよ。なんで威張ってんだよ」
「ほらほら。わたしに、あ~んしてください。わたしは病人ですよ? 39度ですよ? 優しくしないと。ほらほら」
「反論ができない」
言い訳しながらレンゲでたまご粥をすくう。
「ほ、ほら。口開けろよ」
「あ~ん♡」
「なんでちょっと語尾をエロく言ったんだよ」
「京太くん。こういうの好きでしょ?」
お前が好きだよ、こんちくしょう。
恥ずかしがりながらも彼女の口へたまご粥を運ぶ。
「あちゅちゅ」
はふはふと出来立てのたまご粥を食べているので、優乃の口から湯気が出てくる。
ゆっくりと飲み込むと優乃がお願いをしてくる。
「京太くん、京太くん。次は、ふーふーして食べさせてください♪」
「ふーふーって……」
「あれあれー? 顔が真っ赤ですよ? もしかして京太くん、恥ずかしいのですか?」
「べ、別に恥ずかしくないし。それ言ったらお前も顔赤いし。恥ずかしいのに無理してお願いしてるんじゃないの?」
「病人です」
「39度もありゃ顔も赤くなるよね」
冷静になった。
「はい。あ~ん♡」
「だから語尾をエロくするな」
「好きなくせに♡」
だからお前が好きなんだよ、こんちくしょう。
心で告白しながら、ふーふーをしてあげて食べさせてあげる。
「はふ。おいひっ……」
さっきよりかは熱くないみたいで、飲み込むスピードも早かった。
「次は次は──」
「1回、1回要望してくるスタイルやめてくれない?」
「『俺の吐息を食べたのはお前が初めてだよ。うさぎ女♡』と付け加えてください」
「遊んでない? 俺で遊んでない?」
「違います! ラインハルト様の名言です!」
「ラインハルト様。まぁまぁきもくない?」
「そのきもさが世の腐女子を虜にするのです」
「あと、うさぎ女ってなに? 情報不足が半端じゃないよ」
「ラインハルト様迷言集が一つなのです」
「そこは名言ではなくて迷言なのね」
「ささっ、病人のわたしに早く。さもないと、ラインハルト様伝説のおかゆ口移しをしてもらいます」
「おかゆの口移しはデメリットしかなくない?」
「わたしにはメリットしかないですがね」
「お前、正気か?」
「病人です」
「あ、そりゃ正気じゃないわ」
これ、まじでおかゆの口移しを要求されかねんな。
それを要求されるなら、まだラインハルト様の迷言を言った方がましだ。
仕方ない。
俺は先程同様に優乃へ、あ~んをしてから意を決して言い放つ。
「俺の吐息を食べたのはお前が初めてだよ。うさぎ女♡」
「♡♡♡!?」
ビクッと優乃の体が震えた。
「あー、やべぇ。高熱に効きますぅ♡」
シラフでも効くわ、どちくしょうが。
「……すぅ」
こちらの気恥ずかしさなど関係なく、優乃はかなり上機嫌であったのだが、さっきまでのテンションが嘘のようにそのまま寝てしまったようだ。
「高熱なら眠れない人も多いだろうが、眠れたのなら良かったよ」
まさか本当にさっきのラインハルト様迷言で昇天したわけでもあるまい。
おかゆが効いたのだと信じたいね。
空になったおかゆのお椀をキッチンに持って行こうと立ち上がった時だ。
ガシッと手を握られる。
「京太、くん……」
さっきの様子とは裏腹に、めちゃくちゃにしんどそうな顔で俺を見てくる。
「やっぱお前、しんどいだろ?」
「しんどいですけど、京太くんとお話しするのが楽しくて、ついはしゃいでしまいました」
なんとも嬉しいことを言ってくれる。
「話なんていつでもしてやるから、今は大人しく寝てろ」
「ほんと?」
「ほんとだ」
そう言うと優乃は、そのまま嬉しそうに目を瞑った。
俺の手を握ったまま。
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自分でも誰に言い訳しているのかわからないが、仕方ないと言わんばかりに俺はずっと優乃の側にいてあげた。
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