氷の王女と影の騎士 ――誓いの逆転婚姻
――氷のように冷たく生きてきた王女は、愛によって“春”を知る。
王太子セドリックの婚約者として、王宮の象徴と呼ばれた王女ルナリエ。
しかし華やかな夜会の最中、彼女は人々の前で婚約を破棄される。
理由は――「真実の愛を見つけたから」。
屈辱の追放。雪原で命を落としかけた彼女を救ったのは、
かつて彼女を命懸けで守った“影の騎士”オルヴィンだった。
辺境で共に暮らすうちに、ルナリエは初めて知る。
民の笑顔の尊さと、誰かを守るために生きることの温かさを。
氷のように閉ざされた心が、少しずつ溶けていく。
しかし――
王都では裏切りと陰謀が渦巻き、王国そのものが崩壊の危機にあった。
再び立ち上がるルナリエは、かつての「姫」ではなく、
“民のために戦う女”として剣を取る。
「あなたのために、私は氷をも砕きましょう」
冷たくも美しい王女と、寡黙な騎士。
二人の誓いは、滅びゆく王国を再び光へ導く――。
愛と赦しの果てに訪れるのは、
氷が陽だまりへと変わる永遠の誓いの物語。
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