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第4章

第17話、◆セックスをするわよ②◆

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 ◆

「んんぅ」

 あれ? これってブラをつけてない、よね?
 アズの小ぶりだけど揉み心地が良いぷにぷにオッパイを寝間着の上から揉み揉みしながら確認していると、服の上からでも分かるくらい小さなポッチがオッパイの頂に出来た。

 やっぱりそうだ! それなら!
 今度はその硬くなっている乳首を責めるため、首筋をチュッチュッしながら寝間着のボタンを上から順に外していく。ボタンが外れると少しずつ、少しずつ露わになる小柄で細い裸体。
 そしてその全てのボタンが外れると、はだけたパジャマがまだ際どい所を隠してはいるけど、首からおへそまでの縦のラインをクリアにした。

 寝間着を一つまみして持ち上げるだけで、そこにあるアズのオッパイを視界に入れる事が出来てしまう状態。
 興奮のあまり心音がトクトク鳴ってしまう。手が震えそうになる中、ゆっくり寝間着を持ち上げるとめくる形でアズの上半身を剥き出しの状態にした。

 やっぱり全部脱がすより、こういうはだけた状態の方がエロいよね。しかしアズの色素が薄いピンク色の乳首、ピンっと勃って綺麗だな。
 でもここはあせらず、ゆっくり時間をかけてらせないと。
 肩や首、鎖骨などをペロッペロッと舐める。舐めてピクんっとなったところは、そこを舌で押し込んで圧力をかけてみる。そうした段階を踏んで、やっとオッパイへと到達。

 落ち着け、まずは手で愛撫だ。
 中指の側面を乳首の先端に軽く当て、上下左右、円を描くように触れていく。次に乳輪をくるくる円を描いてなぞることで、乳首を勃起させる。
 そして摘めるまで勃起すると、手の甲が乳房にあたるようにして、人差指と中指の第二関節で乳首を軽く挟みこむ。そこから手首のスナップで引っ張って、抜けたらまた挟み込んで引っ張るを何度も繰り返していく。

 ◆

 ユウトに乳首ばかりを攻められて意識がそちらに傾いてしまっていた時、突然パジャマのズボンが脱がされた。そしてユウトは私の内腿から舌を這わせて股ぐらへとゆっくり進んでくると、カエルみたいに私の脚を広げてパンティの淵に沿って舌を這わせてきた。
 チロチロされて次第に気持ちが高揚して触られる事が気持ち良くなってくるけど、呼吸をする事に集中して快楽を感じていないと思い込むことよって気持ち良くなるのを我慢する。

 ユウトにはこれまで、恥ずかしい姿を何度も晒してしまっている。それは私が私を許さない。だから私は耐えて、誇り高いところを見せつけないといけない。私は他とは違う特別な存在、だからユウトにとっても特別な存在でなくては……いけない?

 それはつまり、……私は特別な存在になりたい!?

 ……この気持ち、たぶんそう、なんだろう。
 しかしこの私が他者にこれほどまで固執、依存するような考えを持ってしまうなんて。
 それは恐らく、私の直感がそう感じ取っているからそうなんだろう。ヴィクトリアは最後まで教えてくれなかったけど、ユウトは私と同じで特別な存在なのだろうと。

 ふふぁっ、決めたわ!
 私は真琴やヴィクトリアよりもユウトにとって特別な存在になる。そのためにも、挽回しなくては。

「んぁっ」

 パンティを膝まで下ろされた後、ピリィッとした快感が走った。
 ユウトが両手で私の小さな花びらを広げて、オシッコが出て来るところを直接ペロペロ舐めているのだ。かと思ったら舌でトントン、振動させるように舐めてくる。これは——

 そこで私の股ぐらに顔を埋めているユウトが、小さな花びらを広げるために触れていた手を私の身体から離した。そのため私に唯一触れているのは、小さな花びらを好き勝手舐め回っているユウトの舌だけ。
 ただ触れているところが舌だけになったと言うだけなのに、意識してしまう。私の五感が敏感にその舌の動きを、事細かに——

 それから舌は小さな花びらと、リアから教えて貰ったユウトのペニスを入れる穴の間を何度も這って往復。体勢を真横に変えられてからは、花びらの中、ひだひだ部分を押し上げるようにして舐め上げてくる。

「んんっ」

 そこでユウトの唇がお豆の包皮を挟み込むと、おへその方に引っ張る事によりお豆を剥き出しにする。そして露わになったお豆と包皮の隙間に舌先を挿し込むと、そこから執拗にペロペロと何度も刺激を与えてくる。
 必死にその快感に耐えていると、今度はお豆に吸い付いてきた。
 私のお豆はちゅぶちゅぶと音がなる中、ユウトの口の中で小さく前後に出し入れされ始める。
 今まで感じていた快感に、その触れながらの上下による摩擦の刺激が伝わり、さらに快感が高まっていき——

 ◆

 よし、そろそろ指を入れてもいいかな?
 アズの膣口に指を当てがって気がつく。
 あれ? そんなに濡れていないような……。

 乳首と同じく色素が薄くて艶やかなピンク色に染まるアズの大陰唇を、人差し指と中指を使ってクパァと広げてみる。
 クリトリス周辺は沢山濡れている、しかし膣口付近はそんなに濡れていない。これって、クリは俺の唾液で濡れているって事だよね。つまりアズは、感じて濡れていない。
 どうしよう? このままじゃ本番が出来ない。

「どうしたの? さっさっとセックスしなさいよね」

「いやそれが、……挿入したいんだけど、アズが濡れていないと出来ないんだ」

「そうなの? ……ちゃんとくすぐったかったのだけど、それじゃダメだったのかしら? 」

 えっ?
 くすぐったかった?
 なんだかアズはドヤ顔だし、頑張った身としては兎にも角にもがっくしである。
 しかしどうしよう?
 ……そうだ! 目隠しとかしたら盛り上がるって記事を見た事あるけど、……取り敢えずそれをしてみるか。

「アズ、ちょっとこのタオルで目隠ししてもいいかな? 」

「それぐらいいいけど、……ユウト」

「ん? 」

「今度は私からするわよ! 」

 アズは目隠しが終わると同時に、跪いて俺の下半身に抱きついてきた。俺はズボンとパンツを一気に脱がされると、アズの白魚のようなひんやりとした手がそっと肉棒を握りしめてくる。

「ユウトのこれ、……熱い」

 アズがゆっくりと上下に扱き始めた。そして小さな舌を目一杯伸ばすと、手を止めた僅かな隙にすぐさま下から上にねっとり舐め上げたり、再開した扱きの最中舌先でチロチロ先端を舐めてくる。そしてパクっと咥えた肉棒に舌をピタリくっつけると、今度は口で扱きながら舌を上下左右に動かし始める。

 アズ、意外にも上手い。
 そこで一旦チュッポッと口を離すと、舌先でカリと裏スジをペロペロし始めたのだけど——

 ペロペロは一気に続けてされるのかと思ってたのだけど、まるで歩きながらソフトクリームを舐めるかのように、握りしめた男根を一舐めずつしかしてこない。しかし意外な事に連続でされるよりも、一舐めずつされるほうが不思議と凄まじい快感が走っていた。
 これって——

 次はいつ来るのか分からないため、舐められない僅かな間が、期待が、俺の快感を増幅させている。

「アズ、かなり、気持ち良いよ」

「リアに、はぁはぁ教えて、貰ったから、ぁんむっ」

 でもこのままじゃ、俺だけ感じていては失敗に終わってしまう。
 黒のパンティをズラしたままのため完全なる無防備となっているアズの股間に、再度指を触れさせてみる。さっきよりはほんの少しだけ濡れているみたいだけど……。
 挿入には完全に愛液不足、だよね。
 回復魔法ベ・イヴベェや唾を付ければ行為は出来なくはないんだろうけど、でもそれだとアズは気持ちよくないだろうし。今日はこのぐらいにして、また今度やり直した方がいいのかな?

『御主人様、お腹すいた』

 その突然な脳への直接的な囁きに、ビックリすると同時に和んでしまう。そう、この声の主は俺のアイテムであるバングルがレベルアップで擬人化した幼女センジュで、見ればいつの間にか部屋の片隅に佇んでいるのが目に入った。
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