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第4章

第18話、◆セックスをするわよ③◆

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 そこで俺はセンジュに向かい、テレパシーを行うような感覚で会話を始める。

『ごめんセンジュ、今はアズとエッチな事をしているんだよね。だから食事なんだけど、もう少し待って貰えないかな? 』

『わかった、……それより御主人様、元気ない。どうした? 』

『いや、エッチが上手くいかなくて、ね』

『なんだそんな事か。ならセンジュ、手伝う』

 そこで俺の腕にあるバングルから突如伸びたツタが、アズの両腕を縛り上げる。

「ひゃっ」

『えっ、手伝うって言っても、具体的にどうするの? 』

『開発する』

『その、開発ってエッチな開発だよね? なんでそんな事を知っているのか、……は察しがついたけど、でもそれって時間がかかるんだよね? 』

『時間? 』

 でも考えたら、地道にやらないといつまで経っても納得がいくセックスは出来ないだろうし。

『……よし、根気強くやっていくか! 』

『根気強く? 今日のうちにこのメスを淫乱なメスに変えるよ? 』

『えっ? そんな事が出来ちゃうの? 』

『うん、これを使えば邪魔な思考のタガ、壁を取り除ける』

 そうしてセンジュの長い髪の中から出てきたのは、先端に花のつぼみが付いた二本の触手であった。その蕾がふぁさっと開くと、1センチに満たないくらいと短いけど、先端に鋭い針が付いているのが見える。

『それ、どうするの? 』

『こうする』

 その針付き触手がアズの小さなオッパイへと各々伸びる。そして勢いそのまま、アズの乳首に突き刺さった。

「イ"ッ! 」

 アズはその痛みに顔を痙攣らせ、縛られた手足をジタバタ動かす。
 突き刺さった触手は花びら部分でオッパイを覆う事により落ちないようになってるみたいだけど、いっときすると花びらが散る事により剥がれ落ちセンジュの髪の中へと戻っていった。

「ユウト、今のは!? 」

 アズの狼狽が含まれた声色。
 はい、どっからどうみても俺の犯行です。

「いや、これは——」

「熱い、オッパイの先端、乳首が、ジンジン熱くなってるの!? 」

 すると今度は俺のバングルから、新たなツタが生えてきた。そのツタはアズのオッパイにまで伸びると、外から中央に向かって渦巻くようにして巻きつき、ツタの先端部分を使って乳首を優しくこねくり回していく。

『快感を快感とちゃんと認識出来るようにする液体を注入した。時間と共に感度が上がっていくから、この機会を逃さないよう、刺激を与え続ける』

 そこでバングルから伸びるツタの全権が、センジュから俺に譲渡された。今回の譲渡も、いつものようにちゃんと俺の神経にシンクロしているようで、指で乳首をコリコリ摘むイメージをすればツタがそのように動き俺の手にも感覚が、乳房を舐め上げるようにツタを這わせれば舌に感触が生まれる。

 それならこう言うのも出来るのかな?
 ツタから出した蛇のように細長い舌でチロチロと乳首を刺激。充分硬くなった乳首をアムッと咥えると、チュッパチュッパと上下にしごくようにして吸い上げる。そして触手内の舌を三本に増やし、吸い上げながら絡みつかせて締め付けたり舐めあげたりも行ってみる。

「あくっ、あっ、あっ」

 これって、俺の口内も気持ち良い!?
 乳首を吸い上げる感触が唇に、そして触手の舌を三本に増やしているため、俺の舌は左右と真ん中の三箇所にアズの乳首の感触が広がっている。しかもアズをこんなにも攻め立てられるだなんて。
 満足がいく攻めに、またそれを一人でやってのけている独占欲の満たされに、ゾクゾクと身震いをしてしまう。

 いやダメだ、何度も言っているように俺が気持ちよくなってどうする! 今回のエッチは、アズを第一に考えたエッチでなくてはいけないんだ!

 そこで目隠しをされた状態で両手を縛り上げられ俯いたままハァハァ言っているアズに、『どんな感じ? 』と声をかけてみる。
 すると少しだけ顔を上げたアズは、切なそうな表情で半開きの口の端からヨダレを垂らしながら口を開く。

「ちっ、乳首がムズムズするよ。ユウトッ、乳首がムズムズして、……先端から火が出そうなくらい切ないよ! 」

 これって、感じてくれているからムズムズしてくれているんですよね? なんかさっき刺してたけど、変な作用とかじゃないですよね?

『むず痒いのは、感度が上がっている証拠。それに感じているのかどうかは、メスの顔を見れば一目瞭然』

 確かに目隠しされているアズは、頬を朱に染め上げとても淫らな声をあげ続けている。
 そこで俺の意思と反して、アズを虐めていたツタが乳首から離れる。どうやらセンジュが動かしたようだ。
 両手を縛り上げられた状態で内股気味に立つアズは、荒い呼吸を繰り返している。
 これは休憩ってこと?
 それから暫く、そのままの状態が続いた。

『センジュ、アズの呼吸が治まってきたみたいだけど、まだ何もしないの? 』

『……そろそろ頃合い、少しだけ刺激を与える』

 ◆

 快楽にあらがっていたのに、ユウトがあの触手を使い始めてから均衡が一気に崩れた。
 乳首は熱を帯び、その熱はむず痒さとなる。そしてそのむず痒さは全身へと拡散し、身体の至る所が熱を帯び始めてしまう。

 我慢をしていたのに、気持ち良いがどんどんどんどん膨れ上がってきて、今では我慢ギリギリのところまで押し寄せている。そして私が乳首に与えられる快感に酔いしれ始めた頃、触手が私から離れていった。

 はぁはぁはぁ、今のは、本当に危なかった。あのまま続けられていたら、私はまた恥ずかしい姿をユウトに見られてしまっていたかもしれない。
 呼吸は少しずつだけど整い、乳首に感じていたむず痒さは時間の経過と共に……あれ?
 さっきからむず痒さが全然治まってくれない。しかもこうしている間も、むず痒さが少しずつ酷くなっている!?

 目隠しされているから直接は見えないけど、乳首はこんなにも硬くなるのかというぐらい背伸びをした状態でカチカチになってるはず。
 またそれと同時に敏感になっているようで、呼吸のさい上体を上下にする僅かな動きに生じる空気の抵抗に、乳首はどうしようもないくらい感じてしまっている。
 次第に頭の中が乳首から生まれるむず痒さと快感の事しか考えられなくなっていたとき、その時が訪れた。

「あゔっ! 」

 私の両方の乳首が、同時に下から弾かれた。
 恐らくユウトの指により弾かれたのだろうけど、その刺激は凄まじすぎた。
 心臓がドキリと高鳴る中、乳首から全身に電流が走り、乳首を中心に全身がじんわり気持ち良いで満たされていく。

 そして湧いてくる感情。さっきの少し痛かったけど、もう一度だけ、もう一度だけさっきの刺激が欲しい。
 でもそれからユウトは何もしてくれない。
 時間と共に乳首から迸るむず痒さに、お腹の奥もむず痒くなってしまっている。必死に耐えるため太ももを擦り合わせて我慢していると——

『ぴちんっ』

「ああ"ゔ! 」

 ユウトが不意をついて、もう一度私の乳首を上に向かって弾いた。
 これ、凄い、やっぱり気持ちいい!
 そしてその弾きによって、ついに私は我慢の限界を迎えてしまう。お腹の奥から溢れ出るお股のつゆはどうしても止まらない。お腹の奥がキュンキュン疼く中、私の花びらから溢れたひとしずくのおつゆが内腿を伝って流れていく。
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