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第4章

第19話、◆セックスをするわよ④◆

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 ◆ ◆ ◆


「はぁはぁはぁはぁ」

 明らかにアズの反応が変わっている。
 先程まで中々声を漏らさなかったアズが、今では艶めかしい吐息を漏らし続けている。
 ……それもこれも、やっぱりセンジュあっての物だよね。

『やるじゃないか、センジュ! 』

 そう褒め称えると、センジュがその場でバッと手を振り払い真琴のように決めポーズを取る。

『我が名はセンジュ、千の困惑に救済の手を差し伸べし存在』

 あのー、なんかそれだけ聞くとカッコイイ決め台詞なんですけど、この場面で聞いているため有り難味ゼロだと思います。

『それより御主人様、続き』

『そうだった』

 と言うかアズのこの目隠しされた状態で、はぁはぁ言いながら両腕を拘束された上に吊し上げられている姿。はっきし言って見ているだけで凄くドキドキしてしまうほど、エロ可愛くて綺麗です。
 そしてふつふつと湧き上がる、メチャメチャに虐めてあげたくなるSなる気持ち。

 ……少しくらいなら良い、よね?
 俺はアズの耳元に口を寄せると、そっと囁くようにして言う。

「アズ、これからどうして欲しいか、おねだりしてみて」

「えっ、私は——」

「私は? 」

「優しく、……乳首を弄って欲しいです」

「はい、よく言えました」

 そして俺のバングルから伸びるツタ。ツタは各々アズの乳首を咥え込むと上下にピストンする事により、ツタの内側に作ったザラザラ面で扱き始める。
 またその口内にある三股に分かれた舌のような細いツタが、出し入れされる乳首に巻き付くとキュッキュッと締めつけたり緩めたりを繰り返し始める。

「ああぁっ、優しくって、あっあっあぁん、いった、のに」

「へー、優しくが良いんだ」

 そこで早速リクエストに応える事に。ツタを引く事により、ちゅぽんと卑猥な音を立て乳首からツタが離れた。そしてそのツタをバングルに引っ込めると、新たなツタを生やす。
 そのツタの先端部分は小さな葉っぱが沢山生えているような形になっており、その柔らかな部分でアズの乳首を軽くかすめる事によりソフトなタッチでの愛撫を始める。

「はぁはぁはぁ、ユウト」

「ん? どうかした? 」

「……この触手も気持ち良いけど、少し刺激が足りない、かも」

「へー、少し足りないんだ。そしたら本当に虐めてあげるのを、少しだけ・・・・増やすけど、アズは本当にそれで満足出来る? 」

「えっ? 少しだけ? ……私は——」

 そこでアズの乳首を、親指と人差し指で一つまみ。

「あああぁ! 」

「乳首をこんなに勃起させているのに、嘘はいけないよ? 本当は乳首を、たくさん弄って欲しいんだよね? 」

 アズの背後にまわると乳首以外に触れないよう気をつけながら、中指の腹で乳首を軽くこね回しながら再度アズの耳元に口を寄せる。

「本当は、どうして欲しいの? 」

 その囁きに、アズはビクリと身体を震わす。そして口をパクパクさせた後に、やっと話し始める。

「さっきみたいに、激しくが良いです」

 その言葉を受けて、バングルから先ほどのツタを生やすとアズの乳首に吸い付かせる。

「ああ"っ! ああ"っ! これっ、これがい"い! あっ、なにかくる、ユウト、なにかが来——あ"あ"い"っ!い"——」

 そうしてアズは裸体を弓なりに目一杯反らしたのち、力なくぐったりとなった。
 そこで俺は我にかえる。
 しまった、少しだけ攻めるつもりだったのに、気がつけば結構好き勝手アズを虐めてしまっていた!

 アズはと言うと、時折身体をくねらせながら、顔を赤らめ息を荒げている。エッチな感じには、なっているよね?
 結果オーライ、と言う事にしておいても良いだろうか? 流石にこれだけしていたら濡れているだろうし。

『たしかめる』

 センジュの声がした。そしてバングルから新たなツタが数本伸びた。それらは強制的にアズの股を開きM字開脚にすると、そのままの状態で俺の眼前まで持ち上げ吊るす。そして露わにされたアズの陰部に、新たに現れたツタが差し込まれる。

「ぃい"」

 歯を食いしばり顔を痙攣らせるアズ。そんなアズの反応を無視するかのように、そのツタは真ん中から一文字に分かれる。そしてまるで膣鏡クスコのように広がっていき、器用な事にアズの処女膜を傷つける事なく膣内を丸見えにした。
 そしてアズのピンクな膣奥に見える子宮らしきポッコリしているものは、時間と共に滲み出してきている液体であっという間に潤い、その滴るほどの液体がツタを先端から濡らしていく。

 さっきと違い、しっかり濡れてくれている!

『これだけ濡れたら、ココも開発出来る』

 センジュの髪の毛の一部が、ギリギリ一掴みできる程の大きく実ったキュウリくらいの太さで纏まった。しかも新鮮なキュウリ以上に、至る所に多くのイボイボが出来ている。

『センジュ、もしかしてそのキュウリみたいのを入れちゃうの? 』

『そうだけど?』

『そのままじゃ、痛いんじゃないのかな? 』

『痛いのか痛くないのか、メスの反応みてて』

 そこで膣鏡のような働きをみせていたツタが引き抜かれた後に、一度纏まりが解けたセンジュの髪の毛の束が挿入される。恐らく膣内では、先ほどのキュウリの形となっているのだろうけど——

「あっ、んっ、これっ! 中を、あっあっ、いろんな、お腹の中を! あっ、くる、また、あっあ"っあ"っあ"う"っ、あ"っ——、あ"ぁぁあ"——あ"ぁ"っ——」

 アズが言葉を話せず絶叫をあげるのみになった後、身体を小刻みに震わせて声にならない声をあげた。

『センジュ、これは!? 』

『イボイボの一つ一つが、細い触手。それらがメスの性器を、内側からあます事なくクイクイ押している』

 それってアズの膣壁や各種スポット、つまり子宮全体を細い触手で同時に刺激しちゃっているって事!?

「——はぁはぁはぁ、ダメ、これダメ! またっ! まっ——あ"ぁ"ぐっ——あ"ぁっ——」

 再度ガクガク全身が震えたかと思ったら、気を失ったかのようにぐったりと脱力、それからピクリとも動かなくなった。

『これでこのメスは、処女のまま中イキを覚えた。次のステップ、今からもう一つの穴も開発する? 』

『えっ? あっ、いや、と言うかお尻に入れられて、気持ちよくなるの? 』

『開発すれば感じるようになる』

 うーん、お尻の開発をするかしないか、はっきし言って俺は抵抗あるけど、そもそもどちらにしても、初体験でそこまでするのはどうかと思う自分がいる。

『取り敢えず今回はやめとくよ』

『わかった』

『あとセンジュ、ありがとね』

『どういたしまして』

 そうしてセンジュは気配を虚ろにして、音もなくこの部屋から姿を消した。

 さてと、これからどうしよう? ……取り敢えずアズを縛り付けている拘束は外しておこう。全てのツタをバングルに戻すと、崩れ落ちるアズを抱きしめそのままベットの上へと寝かす。
 あと目隠しも取っておくか。
 そこで目隠しを外されたアズが、薄っすらと瞳を開けた。
 すかさず俺は、アズに向かって頭を下げる。

「ごめんアズ、やりすぎちゃった」

 そう反省の弁を述べたのだけど、アズは熱っぽい視線を向けてくる。

「ユウト、キスがしたい、です」

 えっ? それってさっきの激しい行為を、許してくれているって事だよね?
 ……この機を、みすみす逃す手はない!

 横たわり上体を起こさないでいるアズに添い寝すると、優しく唇に口づけをする。それからすぐにディープなキスに変わり、お互いに求めるようにして舌を絡み合わせていく。

 さてと、これから本当にどうしよう?
 アズもキツイだろうしもう今日のエッチは終わりにしようと思ってたんですけど、キスをしていたら俺の肉棒がガチガチに硬くなってしまっていたりします。
 そうして迷っていると、アズが上目遣いで恥ずかしそうにお願いをしてくる。

「あとさっきみたいに気持ちいいがいっぱいの時、ぎゅっと抱きしめて欲しい、です」

 気持ちいいがいっぱい? それはつまり絶頂って事だよね。……と言うことは、今から本番をして欲しいって事!?
 早速俺は膝立ちになってアズの足元に移動すると、アズの両脚を開いて腰を持ち上げこちらに引き寄せる。そして布団まで濡らしているアズのびちょびちょな膣口に肉棒を充てがうと、宣言するようにしてアズに伝える。

「入れるよ」

「あっ、あう"っ」

 アズに俺の肉棒を味わって貰うため、ゆっくりと挿入していく。アズの処女膜はさっきのツタで破れてはいないらしいけど、痛がる素振りを見せない。そのため俺はなおも肉棒を押し進め、アズの花びらの中へズズズズッと挿入していく。そして一番奥まで到達すると、俺の肉棒をアズの膣に馴染ませるためしばらく動かさずにしておいた。そしてアズの呼吸が整ってきたのを見計らって、俺はアズの腰を持ち上げたままでゆっくりピストン運動を開始させる。

 ◆

 ユウトの火傷をしそうなほど熱いペニスが、私の中でオシッコが出る方の内壁を擦り続け刺激を与えてくる。
 さっきのも気持ちよかったけど、何故かユウトをあまり感じられなかった気がする。でもこのユウトの手で引き寄せられて突かれている今の動作は、ユウトを直に感じている気がして、気持ち良いと同時に心がドキドキして胸が熱くなる。
 そこで挿入される角度が変わった。布団にお尻を下ろした私に向かい、ユウトは上から下に向かってペニスを挿してくる。そのため今度はお尻の方の内壁が擦られ始める。

 あっ、あっ、こっちも、気持ち良い!
 しかも引き抜かれるたびに快感が高まっているのに、突かれる最中にユウトが私の頭を撫で撫でしてくれている。ただそれだけなのに、お腹がさらにキュンキュン鳴ってしまっている。
 また体勢が変わった。出し入れされながらうつ伏せになったかと思ったら、後ろから腰を持ち上げられたため四つん這いになる。そしてユウトが後ろから私の腰をガッチリ掴むと、私のお尻に向かって激しく腰を打ちつけ始めた。

「あっ、あっ、あ"っ、あ"っ」

 一番奥の壁にユウトの熱々ペニスが何度も優しくキスをしてくる。その度に恥ずかしいけど声が出てしまっている。

「ごめんアズ、やっぱりもっと虐めたい」

 はぁはぁはぁ、頭が快楽で正常に働いていない中、ユウトの声が聞こえた?
 そして次の瞬間、ガンガン突かれて身体が思うように動かせない私の乳首に、先ほどの触手が吸い付いてきた。新たな強烈な刺激に涙目になりながらも咄嗟にユウトを見ると、ちょうど新たな触手がバングルから生え私の股間に向かって伸びていくのが見えた。

「あっ」

 その触手は何かを探すようにして私の花びらを右に左にめくっていたかと思うと、あろうことか私のお豆に吸い付いてきた。
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