129 / 132
第4章
第20話、◆セックスをするわよ⑤◆
しおりを挟む
◆
アズの乳首に吸い付いているツタと同タイプの奴をバングルから生やすと、アズの股間へ伸ばす。そうしてアズのクリトリスにツタを吸い付けた。
クリを攻めるツタの中は、プニプニした柔らかい突起を無数に生やした状態で作り上げてみたんだけど、それでクリを吸いあげながらチュパチュパ出し入れしていたら、アズが程なくして小刻みに身体を震わせ始める。
ちょうど俺も限界ギリギリだったのだけど、アズが小刻みに震え出すと膣内が狭まった。それにより俺の肉棒は纏わりつく熱い肉壁に扱かれ、俺も限界を、迎える!
そのままアズの中にドクドクと射精。そして全てを出し切った俺は、肉棒を入れたまま上から覆い被さると、アズの頭を撫で撫でしながらほっぺにキスをする。
しかし髪の毛を乱し呼吸も乱すアズを見ていると、すぐさま勃起全開になってしまう。
もっとアズが感じているところを見たいけど——
……。
…………。
アズが意識を覚醒しそうになると、俺はピストン運動を再開させる事にした。
それから体位を変えながら何度もアズの絶頂に合わせて中出しをする。そのためベットは勿論、部屋中全て、俺たちの体液の香りが充満してしまっている。
そして俺は、抜かずの連続八回目の射精をしている時に閃いてしまう。
ツタの感覚を肉棒と同調させて、実際の肉棒と同時にアズの口とかを犯したらどうなるんだろう?
早速俺はバングルから、ツタの先が俺の肉棒と全く同じ形で大きさの物を生やす。そして正常位で突きまくるアズの唇に、それをグイッと押し当ててみた。
するとアズはあんあん喘ぐのを我慢して、一生懸命それを咥えてくれる。
そして左手でベットのシーツを握り突かれる快楽に耐えながらも、右手でツタの肉棒を握ると先ほどのようにテクニックを駆使して口と手でツタ根を扱き始めてくれる。
これ、実際に扱かれているのと全く同じ快感を感じている!?
アズが鳴らすチュッパチュッパ音に応えるべく、俺もアズの子宮口をコンコンノックしているんだけど——、これって単純に快感が二倍になっている!?
あっ、気持ち良すぎる! でもこのままだとすぐに逝って、くっ、あっ、あれ?
ツタ根の射精感が高まって腰が震えてしまっているのに、終わりが一向にこない。それどころか終わりが見えない快感はさらに高まっていき、身体中が不思議な痺れに襲われ頭が快楽の事しか考えられなくなる。そこで肉棒の方も射精感が高まってくる!
あっ、くあっ、あっ、あっ、あっ、やばい、今イクと、これってかなりやばい気が、ああっ、あぁっ!
爪先から頭までを突き抜けるようにしてくまなく駆け巡る快楽の電流。さらにビクビクッと言う射精感に、身体がガタガタ震え、脳内分泌液がドパドパ出て、気持ち良いがいっぱいでまっ、真っ白に!
ダメだ、俺が気持ちよくなって、しまっては——
◆
先程から気持ちよすぎて、何度も頭が真っ白になってしまっている。でもユウトのペニスがビクビクッと震えて、白いオシッコが私の中にドクドク出る時が一番凄い。あれが出る度、私は本能でそれをそのまま受け入れてしまっているようで、緊張の糸が強制的に切れてしまい頭の中が震えるほど真っ白になってしまう。
そしてユウトが作り出した触手ペニスを頬張る中、ユウトが私に中出しをした。
私はまた、頭が真っ白に——
——それから暫くして意識が回復してきたのだけど、……おかしい。ユウトは私が意識を取り戻すと私が気持ちいいところを何度も突いてくるのに、今回は何もしてこない。
涙に濡れる瞳を拭って正面に膝立ちで立っているユウトを見てみると、彼は身体を仰け反らせた状態で固まり、……天井に向けて開かれた口でなんとか息をしているっぽい!?
こんなユウト、初めて見た!
でもどうして?
そこで私が握ったままにしていた触手のペニスが目に入る。
ああっ! もしかして!?
ユウトの触手ペニスを口元まで引っ張ると、リアから教わったフェラを一生懸命にする。
「うっ、……あれ? 俺は? 」
「あははっ、ユウト、勝負よ! 」
「どど、いきなりどゆこと? 」
「ユウトの弱点を見つけたわ! だからこれからはフィフティーフィフティーよ! 」
「つまり? 」
「今から沢山ビクビクってなってしまった方が負け! だからさっさと腰を振るのよ! 」
◆
なんなんだろう、女の子からフェラをされながら腰を振れって言われる状態って。でもアズが求めてくれるなら、俺が手を抜く道理はない。
アズを同時に複数箇所締め付けたり攻めたりしたいので、バングルを緑色の籠手に変形。そして生えるツタの本数を一気に増やす。
「アズ、やるからには俺も本気を出さなければならない」
「あははっ、私はそんなあんたを軽く踏みにじってあげるわ! 」
それから時間が流れた。
最初の方は俺も何回かアズによりイカされはしたけど、30分くらい経過したあたりからアズの動きが鈍くなる。
手で扱くのもままならず、ただただ俺に突かれまくり喘ぎ声をあげるのみ。
そしてアズは俺から乳首は勿論、背中や脇腹、太腿に足の指の間などなど全身という全身を白濁液でぬめらせたツタで愛撫され続けている。
そして今も、「だめっ、あ"あ"あ"あ"あ"——」と言いながら体をくねくねさせて絶頂し、そのあとパタリと動かなくなった。
因みにアズが何回かイクたびに念のため確認で『負けを認める? 』と耳元で囁いてみるんだけど、アズは吐息交じりに『まだまだ』と首を横に振るう。
うーん、この感じだといつまで経っても負けを認めないパターンだよね? まぁーそうなると可愛いアズをずっと虐められるわけで、それはそれで嬉しくはあるんだけど……。
それからさらにセックスを続け、今はアズを立ちバックで突きまくっているわけなんだけど、その最中彼女が一生懸命にこちらに振り返り物欲しそうな顔を俺に向けてきた。
これはキスをおねだりしているのだ。
そこでピストン運動をやめて円を描くようにアズの子宮口に肉棒を擦り合わせる動きに変更。そしてアズの上体を羽交い締めのような形で後ろから抱き寄せてから、熱いキスをする。それからキスを堪能して互いにチュッチュッと軽めのキスをしたのを皮切りに、アズをベットに押し倒して正常位での激しいピストン運動を再開させる。
◆
勝負の結果は私の惨敗。でも私は悔しさを微塵も感じていなかった。それどころか、私は股を開かれ獣のように突かれているため快感で身体が思うように動かないのに、愛おしくて自然と脚をユウトの腰に絡めてしまう。
……でも他者から求められる事が、こんなにも気持ち良い、心地良いものだったなんて。
快感で頭と身体が痺れて何度も真っ白になる中、何度目かの真っ白な世界でそれが起こる。世界の下部に色がつき始めたのだ。これは——色彩豊かなお花畑。
そう、今の私の瞳には、頭上で眩ゆい光をサンサンと放つ恒星の下、大地にはそよ風に吹かれるお花畑が見えていた。
これはいったい?
そこでお花畑の中央、黒を基調とした豪奢で大きなパラソルが立てられている事に気がつく。そのパラソルの下には同色でアンティークなテーブル一つと椅子が二脚あり、椅子の片方には黒のドレス姿で足を組んで腰掛けるどこか私に似た、でも大人びた銀髪の女性の姿があった。
彼女は優雅な立ち振る舞いで花たちを愛でている最中のようだけど——
私に似たあの女性は、以前の私。
そうか、これは私の中に眠る以前の私の記憶。
ここ数億年の間見る事がなかった物を、よもやこんな形で見るとは。
そこで心臓が飛び出そうなくらいドキリとしてしまう。
……あっ、あれは!
以前の私の傍らに、身なりの良いそれでいてスマートな黒衣で佇む者がいた。その者は椅子が空いているにも関わらずそこには座らないどころか、以前の私に対して背を向けてしまっている。そう彼は私には見向きもせず、飛んでくる小鳥たちの羽休めの場として己の身体を提供しているのだ。
小鳥たちは彼の頭や肩、そして伸ばされた腕や指で羽休めをしたり自由に遊んでいる。
私は今まで昔の記憶を思い出すたび、必ずと言って良いほど私のすぐ近くにいるあいつを、とても失礼な存在だと感じていた。
だって以前のあの私が特別に気にかけてあげてたりしているのに、あいつは私に嬉しそうな表情一つ見せる事なくいつも自然体でいる。
……思い出した。
あの頃の私は、あいつがそばにいるようになってからの私は、生を受けてから初めて感じる様々な感情に驚き、喜び、とても心踊り浮かれていた。
それらの感情は彼からもたらされる物であり、彼が居たからこそであったのに。それが当たり前だと思ってしまっていた以前の私は、悲しいかな判断を誤る。
突然いなくなってしまったあいつを追おうとはせず、しかし今さら探すことが出来ずに、その遠ざかる感覚に胸が苦しくなりその場から動けなくなっていった。
あいつは唯一の存在であり、昔の私が手に入れたかった望み。
そこで夢から覚めると、呼吸が乱れまくっている私の頭を、ユウトが優しく撫で撫でしてくれていた。
そうだったんだ。他者からではなくこのユウトだからこそ、私は素直に受け入れていたんだ。
そして私はこの時のために生まれ変わっていたんだ。以前の私が求めて求めて、でも手に入れられなかったユウトの愛をこの身に沢山刻みつけ、心と心の深いところで触れ合わせ感じ合うために。
そこでユウトの吐息が耳元で聞こえ始めたため、またゾクゾクッとした快感が全身を駆け巡る。
「一応聞くけど、まだ続けるよね? 」
「はぁはぁはぁはぁっ、もちろんよ。はぁはぁそれより、ユウト」
「ん? 」
「——その、だいちゅき」
「……え? 」
いっ、一番大切なところで噛んでしまった!
恥ずかしさと情けなさで顔は耳まで真っ赤に染まり、瞳には大粒の涙が浮かんできてしまう。
私はそんな情けない顔を横にそむけながら両手を広げて隠そうとしたのだけど、意地悪なユウトに両手首を掴まれベットに押し付けられてしまう。
そして羞恥に耐える顔を見られた状態で私は、心なしか更に激しくなったユウトにより何度も何度も愛されその度に白くて熱いオシッコをお腹の中にドクドクッと出されてしまうのであった。
アズの乳首に吸い付いているツタと同タイプの奴をバングルから生やすと、アズの股間へ伸ばす。そうしてアズのクリトリスにツタを吸い付けた。
クリを攻めるツタの中は、プニプニした柔らかい突起を無数に生やした状態で作り上げてみたんだけど、それでクリを吸いあげながらチュパチュパ出し入れしていたら、アズが程なくして小刻みに身体を震わせ始める。
ちょうど俺も限界ギリギリだったのだけど、アズが小刻みに震え出すと膣内が狭まった。それにより俺の肉棒は纏わりつく熱い肉壁に扱かれ、俺も限界を、迎える!
そのままアズの中にドクドクと射精。そして全てを出し切った俺は、肉棒を入れたまま上から覆い被さると、アズの頭を撫で撫でしながらほっぺにキスをする。
しかし髪の毛を乱し呼吸も乱すアズを見ていると、すぐさま勃起全開になってしまう。
もっとアズが感じているところを見たいけど——
……。
…………。
アズが意識を覚醒しそうになると、俺はピストン運動を再開させる事にした。
それから体位を変えながら何度もアズの絶頂に合わせて中出しをする。そのためベットは勿論、部屋中全て、俺たちの体液の香りが充満してしまっている。
そして俺は、抜かずの連続八回目の射精をしている時に閃いてしまう。
ツタの感覚を肉棒と同調させて、実際の肉棒と同時にアズの口とかを犯したらどうなるんだろう?
早速俺はバングルから、ツタの先が俺の肉棒と全く同じ形で大きさの物を生やす。そして正常位で突きまくるアズの唇に、それをグイッと押し当ててみた。
するとアズはあんあん喘ぐのを我慢して、一生懸命それを咥えてくれる。
そして左手でベットのシーツを握り突かれる快楽に耐えながらも、右手でツタの肉棒を握ると先ほどのようにテクニックを駆使して口と手でツタ根を扱き始めてくれる。
これ、実際に扱かれているのと全く同じ快感を感じている!?
アズが鳴らすチュッパチュッパ音に応えるべく、俺もアズの子宮口をコンコンノックしているんだけど——、これって単純に快感が二倍になっている!?
あっ、気持ち良すぎる! でもこのままだとすぐに逝って、くっ、あっ、あれ?
ツタ根の射精感が高まって腰が震えてしまっているのに、終わりが一向にこない。それどころか終わりが見えない快感はさらに高まっていき、身体中が不思議な痺れに襲われ頭が快楽の事しか考えられなくなる。そこで肉棒の方も射精感が高まってくる!
あっ、くあっ、あっ、あっ、あっ、やばい、今イクと、これってかなりやばい気が、ああっ、あぁっ!
爪先から頭までを突き抜けるようにしてくまなく駆け巡る快楽の電流。さらにビクビクッと言う射精感に、身体がガタガタ震え、脳内分泌液がドパドパ出て、気持ち良いがいっぱいでまっ、真っ白に!
ダメだ、俺が気持ちよくなって、しまっては——
◆
先程から気持ちよすぎて、何度も頭が真っ白になってしまっている。でもユウトのペニスがビクビクッと震えて、白いオシッコが私の中にドクドク出る時が一番凄い。あれが出る度、私は本能でそれをそのまま受け入れてしまっているようで、緊張の糸が強制的に切れてしまい頭の中が震えるほど真っ白になってしまう。
そしてユウトが作り出した触手ペニスを頬張る中、ユウトが私に中出しをした。
私はまた、頭が真っ白に——
——それから暫くして意識が回復してきたのだけど、……おかしい。ユウトは私が意識を取り戻すと私が気持ちいいところを何度も突いてくるのに、今回は何もしてこない。
涙に濡れる瞳を拭って正面に膝立ちで立っているユウトを見てみると、彼は身体を仰け反らせた状態で固まり、……天井に向けて開かれた口でなんとか息をしているっぽい!?
こんなユウト、初めて見た!
でもどうして?
そこで私が握ったままにしていた触手のペニスが目に入る。
ああっ! もしかして!?
ユウトの触手ペニスを口元まで引っ張ると、リアから教わったフェラを一生懸命にする。
「うっ、……あれ? 俺は? 」
「あははっ、ユウト、勝負よ! 」
「どど、いきなりどゆこと? 」
「ユウトの弱点を見つけたわ! だからこれからはフィフティーフィフティーよ! 」
「つまり? 」
「今から沢山ビクビクってなってしまった方が負け! だからさっさと腰を振るのよ! 」
◆
なんなんだろう、女の子からフェラをされながら腰を振れって言われる状態って。でもアズが求めてくれるなら、俺が手を抜く道理はない。
アズを同時に複数箇所締め付けたり攻めたりしたいので、バングルを緑色の籠手に変形。そして生えるツタの本数を一気に増やす。
「アズ、やるからには俺も本気を出さなければならない」
「あははっ、私はそんなあんたを軽く踏みにじってあげるわ! 」
それから時間が流れた。
最初の方は俺も何回かアズによりイカされはしたけど、30分くらい経過したあたりからアズの動きが鈍くなる。
手で扱くのもままならず、ただただ俺に突かれまくり喘ぎ声をあげるのみ。
そしてアズは俺から乳首は勿論、背中や脇腹、太腿に足の指の間などなど全身という全身を白濁液でぬめらせたツタで愛撫され続けている。
そして今も、「だめっ、あ"あ"あ"あ"あ"——」と言いながら体をくねくねさせて絶頂し、そのあとパタリと動かなくなった。
因みにアズが何回かイクたびに念のため確認で『負けを認める? 』と耳元で囁いてみるんだけど、アズは吐息交じりに『まだまだ』と首を横に振るう。
うーん、この感じだといつまで経っても負けを認めないパターンだよね? まぁーそうなると可愛いアズをずっと虐められるわけで、それはそれで嬉しくはあるんだけど……。
それからさらにセックスを続け、今はアズを立ちバックで突きまくっているわけなんだけど、その最中彼女が一生懸命にこちらに振り返り物欲しそうな顔を俺に向けてきた。
これはキスをおねだりしているのだ。
そこでピストン運動をやめて円を描くようにアズの子宮口に肉棒を擦り合わせる動きに変更。そしてアズの上体を羽交い締めのような形で後ろから抱き寄せてから、熱いキスをする。それからキスを堪能して互いにチュッチュッと軽めのキスをしたのを皮切りに、アズをベットに押し倒して正常位での激しいピストン運動を再開させる。
◆
勝負の結果は私の惨敗。でも私は悔しさを微塵も感じていなかった。それどころか、私は股を開かれ獣のように突かれているため快感で身体が思うように動かないのに、愛おしくて自然と脚をユウトの腰に絡めてしまう。
……でも他者から求められる事が、こんなにも気持ち良い、心地良いものだったなんて。
快感で頭と身体が痺れて何度も真っ白になる中、何度目かの真っ白な世界でそれが起こる。世界の下部に色がつき始めたのだ。これは——色彩豊かなお花畑。
そう、今の私の瞳には、頭上で眩ゆい光をサンサンと放つ恒星の下、大地にはそよ風に吹かれるお花畑が見えていた。
これはいったい?
そこでお花畑の中央、黒を基調とした豪奢で大きなパラソルが立てられている事に気がつく。そのパラソルの下には同色でアンティークなテーブル一つと椅子が二脚あり、椅子の片方には黒のドレス姿で足を組んで腰掛けるどこか私に似た、でも大人びた銀髪の女性の姿があった。
彼女は優雅な立ち振る舞いで花たちを愛でている最中のようだけど——
私に似たあの女性は、以前の私。
そうか、これは私の中に眠る以前の私の記憶。
ここ数億年の間見る事がなかった物を、よもやこんな形で見るとは。
そこで心臓が飛び出そうなくらいドキリとしてしまう。
……あっ、あれは!
以前の私の傍らに、身なりの良いそれでいてスマートな黒衣で佇む者がいた。その者は椅子が空いているにも関わらずそこには座らないどころか、以前の私に対して背を向けてしまっている。そう彼は私には見向きもせず、飛んでくる小鳥たちの羽休めの場として己の身体を提供しているのだ。
小鳥たちは彼の頭や肩、そして伸ばされた腕や指で羽休めをしたり自由に遊んでいる。
私は今まで昔の記憶を思い出すたび、必ずと言って良いほど私のすぐ近くにいるあいつを、とても失礼な存在だと感じていた。
だって以前のあの私が特別に気にかけてあげてたりしているのに、あいつは私に嬉しそうな表情一つ見せる事なくいつも自然体でいる。
……思い出した。
あの頃の私は、あいつがそばにいるようになってからの私は、生を受けてから初めて感じる様々な感情に驚き、喜び、とても心踊り浮かれていた。
それらの感情は彼からもたらされる物であり、彼が居たからこそであったのに。それが当たり前だと思ってしまっていた以前の私は、悲しいかな判断を誤る。
突然いなくなってしまったあいつを追おうとはせず、しかし今さら探すことが出来ずに、その遠ざかる感覚に胸が苦しくなりその場から動けなくなっていった。
あいつは唯一の存在であり、昔の私が手に入れたかった望み。
そこで夢から覚めると、呼吸が乱れまくっている私の頭を、ユウトが優しく撫で撫でしてくれていた。
そうだったんだ。他者からではなくこのユウトだからこそ、私は素直に受け入れていたんだ。
そして私はこの時のために生まれ変わっていたんだ。以前の私が求めて求めて、でも手に入れられなかったユウトの愛をこの身に沢山刻みつけ、心と心の深いところで触れ合わせ感じ合うために。
そこでユウトの吐息が耳元で聞こえ始めたため、またゾクゾクッとした快感が全身を駆け巡る。
「一応聞くけど、まだ続けるよね? 」
「はぁはぁはぁはぁっ、もちろんよ。はぁはぁそれより、ユウト」
「ん? 」
「——その、だいちゅき」
「……え? 」
いっ、一番大切なところで噛んでしまった!
恥ずかしさと情けなさで顔は耳まで真っ赤に染まり、瞳には大粒の涙が浮かんできてしまう。
私はそんな情けない顔を横にそむけながら両手を広げて隠そうとしたのだけど、意地悪なユウトに両手首を掴まれベットに押し付けられてしまう。
そして羞恥に耐える顔を見られた状態で私は、心なしか更に激しくなったユウトにより何度も何度も愛されその度に白くて熱いオシッコをお腹の中にドクドクッと出されてしまうのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
358
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる