社畜が生まれ変わって猫神様になり、イケメン猫ヲタに(性的に)食われるお話

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7.猫神様はやられっぱなしが性に合わない(R15)

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 かつて私の前では、アスランはキモい猫ヲタみたいな態度しか見せなかった。
 しかし、彼がこの神殿に来る前から彼に従う神官たちが、

『あの様な生い立ちの方が、あんな風にお変わりになるなんて……神獣様が来るまで想像もつきませんでした』

 と、口を揃えて言っていたことを思い出すと、異常な猫ヲタ言動を繰り返す姿が違うものに見えてくる。

 時折見せるその行き過ぎた執着も、どうやら闇が深そうで…私の知らない過去があるらしい…。

 今まで深く知ろうとしなかったそれが何かは、いずれ本人の口からおいおい聞いていくとして……

 とりあえず――本当にマジか? と思うほど、異常なことだと思うのだが―――未だに挿入されないまま、アスランの餓えを満たすような夜を続けていたのだったが……私はとうとう諦めた。

 諦めた…というより、キレた。

 毎回毎回好き勝手しやがって………

 快楽責めも行き過ぎると苦痛なのだ。
 ベッドでダラダラするのは好きだけど…指一本動かせないほど疲労困憊になって、自分で動けない状況になるのは、意味が違う。

 これまでの監禁・陵辱の日々を振り返ってくると…沸々と怒りが湧いてくる。

 今までは…受け身すぎたのがダメだった。
 時には攻めに回って調子に乗った下僕を躾直さないと、舐められっぱなしである。

 私はそう結論づけて、何とかあの下僕と言う名のドSに、仕返しすることを考えた。


「あのね、いつも気持ちよくされすぎちゃって…訳わかんなくなるから、今日は私にさせてくれる?」

 猫姿でブラッシングされる時の習慣のまま、ベッドの端に腰掛けるアスランの膝に頭を乗せて、伺う様に見上げて問いかけると、一瞬キョトンとした後、嬉しそうに笑いながら、

「……ミーア様に、していただけるのですか?」

 と言って、ウンウンと何度も頷いて快諾された。

 ふふふ…いつまでもやられっぱなしのミーア様だと思うなよ?

 私は内心を気取られないように、何も言わずにニッコリ笑う。

 それなりに彼氏が居た時、色々研究したことがあるのだ。
 何をって、えっちのあれこれであるが…正直言って、すっげぇ楽しかったw
 それだけやる気に満ち溢れた研究の成果はそれなりに花開き、大変ご満足のいただける結果となって現れたものだった。しかし、

 ……あんまり派手にイカせすぎて…その彼氏には「あんまり女に積極的に来られると、やっぱりちょっと引くわ」と言われて、マグロ系可愛い女子に奪われたけど。
 ――――――解せん。


 いや、それはともかくとして…だ。

 そういう訳で、ちょっと自信をもって行かせていただこう…というか、

 アンアン言わせてイカせてやんよ!!

 期待を込めた眼差しで見下されながら、心の中はヤる気に燃え盛っていたのだった。


「ね…いつも舐めて気持ちよくしてくれるから…今日は私が気持ちよくしてあげるね?」

 そう言ってベッドの真ん中で膝を立てさせると、足の間に座り込んで、そっと上半身を倒す。
 仰向けのまま倒れ込んだその上から、ふわりと抱きついて、体を擦り付けるように覆いかぶさった。
 上半身の服は乱暴にビリビリ破いてやりたい衝動に駆られたが、逃げられても困るので、自分から脱いでもらう。

「ん……私、割とあなたの匂い、好きよ?」

 そう言いながら、フンフンと首筋の匂いを嗅いで、ペロリと舐めた。

「ん…ミーア様……」

 頬を染めて吐息を漏らす姿が色っぽいではないか。よき。

 アスランから見えない位置でニヤリとほくそ笑むと、ペロペロと首筋から耳元にかけて舐めあげる。

 結構弱いと思うのよね、このあたり。
 無意識に舐めた時、ビクッとなってたし。

「は…ん……」

 そうして鎖骨から耳もとまで、レロリと舐めあげては、カリリと耳朶に歯を立てると、まるで色っぽい女性のような声が漏れ聞こえ、俄然やる気が漲った。

「ふふ…かわい…」

 体格差によって、アスランの引き締まったお腹の上に両足開いて座り込む体勢で、程よく筋肉のついた胸に両手をついて見下ろすと、欲情して潤んだ瞳と目があった。

 顕になった私の太股や、見えそうで見えない肌着の中とか…薄い肌着に浮いてる乳首とか……アスランがチラ見してる視線にもちゃんと気付いている。

 最近、少しだけ胸が大きくなって、谷間…まではできないものの、それなりに柔らかい感触ができつつあるのだ。

 …気になってるんだろうな。ふふふ…

 そんな小さな動きも、上から捕捉するとよく見える。

「……気になる?………えっち」

 思わせぶりに耳元に口を寄せ、小さく囁いて聞かせてやると、「っ…」と息を呑み、ビクッと腰が跳ねた。

「ねぇ…くち、ひらいて?」

 そのまま耳元で強請ると、おずおずと薄く唇を開いて目を閉じる……

 23歳の美青年のキス待ち顔……乙女か?

 外見は清楚な猫耳美少女であるが、心の中はおっさんじみている。
 思わず秘めた中身をさらけ出しそうになったが、グッと堪えて唇を重ねた。

 最初は啄む様に…そして徐々に唇を割り開いて、深く。
 下唇に軽く歯を立て、開いた口の中におずおずと舌を差し込むと、応えるように口の中に肉厚な舌が侵入してくる。
 そっと表面同士を擦り合わせ、軽く吸い上げた舌を甘噛みすると、再びビクッと鍛えた腹筋が緊張したのがわかった。

「ん…みーあさま…もっと…」

 チュクチュクと舌を絡ませ、時々舌の根元を舐り、口蓋を擽ると、面白いようにお知りの下の体が揺れる。

「ん…落ちちゃうから、うごかないで…」

 息継ぎの合間に強請り、小さく主張し始めた胸の飾りに爪を立てると、一際大きく腰が揺れた。

「………乳首。きもちいいの?」

 思わずまじまじと見つめながら、私がされるようにカリカリと引っ掻いてやると、「ひっ……」と小さな声が聞こえる。

「ハハァ…ん」

 みつけた。

 私はニコリと笑みながら、再び唇に覆いかぶさって口内を弄りながら、両手の指で両方の乳首をグリグリと押しつぶしては指先で弾いた。

「ん…っ…んっ…ぁあっ…」

 低い男の喘ぎも口づけの中に吸い上げて、普段は私を蹂躙するその体が、自分の手で面白いように反応を返す様にゾクゾクする。

「ふふふ…いい姿ね」

 そう言って、片方の飾りを口に含んでコロコロと舌で転がした。
 もう片方の手は、すでにガチガチに固くなり、下履きを押し上げる剛直に指を這わす。
 手の中の性器はすっかり勃起して、私の片手には余る程大きくなっていた。

「ふぁっ……も、もういいでしょう?
 そこまでしなくても、十分気持ちいいです!」

 小さな悲鳴を上げながら、大人しくされるがままだったアスランは焦って体を起こして逃げようとした。
 しかし……私は乱暴に押し戻して、再びベッドに押し倒す。

「ふふふ…見た目は華奢な美少女だけど…中身は違うのよねぇ……お忘れみたいだけど」

 そう言って微笑みながら、再び反対側の乳首を蹂躙し、固くなり始めた性器を下着の上からグリグリと刺激し始めると、一瞬真っ青になって押し倒された顔色が真っ赤に染まり……

「うっ…ぁっ…ひぃんっ…」

 と、低いいい声で喘ぎを漏らし始めた。

「いい声あげるじゃない?
 貴方の声も好きだから……もっと可愛い声……聞かせてよ」

 こんなんで終わると思うなよ、ゴラァ……

 私の復讐の炎は、轟々と燃え盛っていた。


「んっ…あっ…やめ……ミーアさま…そんな…っ」

 魔法で半ば拘束し、抵抗できないようにしてから全身余す所なく舐めてやると、面白いように体がビクビクとうごめいて、何度も性器から白濁を零した。
 さっきまで履いていた下着なんて、とうの昔にベッドの下でドロドロになったボロ雑巾と化している。

 鼠径から焦らすように舌を這わせ、両手でやっと包み込めるサイズの陰茎は、精液の滑りを借りて扱いてやると、何度も復活するので面白い。

 対して、何度も射精に追い込まれ、疲労感を漂わせるようになってきたアスランは、最早涙とか唾液とか、色々な汁でグショグショだ。

「うふふ…いい顔になってきたじゃない
 今の気分はどう? まだうれしい?」

 そうして、アスランの返答も待たずに、やや力を無くし始めた性器の先を口に含み、ペロペロと舐め始めた。

「っ…もうっ! あっ……そ、そんなことまで……やめ…やめてください…」

 自分が仕える主に口で奉仕されることに興奮したのか、その姿が年端も行かない猫耳少女だったためかはわからない。
 しかし、先程までの力なく萎え始めた様子が嘘のように力を取り戻し、再びフル勃起する。変態め。

「!? んぷっ!」

 竿を両手で扱いて先端の孔のあたりを口に含んでいる間にサイズが大きくなり始め、思わず咥えてられずに口を放す。するとその拍子に白濁が暴発して、辺り一面に白い液体が飛び散った。

「…ここにきて、顔射…………」

 …なんとなく、ものすごく情けない気分になった。
 調子に乗って、全てを支配して蹂躙していたつもりだったのに、最後の最後で汚された気分というか…うまくいかないガッカリ感というか…

「あああっ…すみません、すみませんっ…」

 今回ばかりは生理的減少を誘発されただけなので、悪いことなどしていないが、私を汚した張本人は、動かない体にされていることも忘れ、可愛そうなくらいに青くなって平謝りする。
 しかし、そんな態度にも我儘で理不尽な私は突然ブツリとキレた。

 なんでこんなに思い通りにならないのよ!?

 大変自分勝手な理由でブチ切れて癇癪を起こしたのだ。

 ―――体は堪え性のない5才児なのだと、言い訳してもいいでしょうか? 今更ですが―――


 そうして、一瞬にして顔や体に垂れる汚れを吹き飛ばして更に強くアスランの体を拘束すると、乱暴な動きでおヘソまで反り返る性器の上に乗っかった。

 いや、こんなおっきいの、まだ入らないから!
 期待と不安に満ちた目をして見上げるのやめぃっ!

 ガチガチに固い性器の大きさと持ち主の容姿に見合わないグロテスクな造形に、一瞬冷静さを取り戻すも、暴発してもなお猛りを失わない様に、思わずゴクリと唾液を飲み込む。
 そして、手の中に熱い塊がビクビクと震える様に、ジュワッと股間に蜜が滲むのを感じた。

「ふぁっ…ミーアさま…みーあさま……」

 頬を染め、泣きそうになって私を呼ぶしかできなくなっている下僕は、綺麗な碧空の瞳が情欲に潤む時が一番きれいだと思った。

「もうこれで最後にしてあげるから……一緒に気持ちよくなってね?」

 私も同じ様な表情でいるのだろうか?

 ふわりと安堵のため息を漏らす幼子のように微笑まれたので、チュッと唇にキスを落とす。

「んっ…あっ……みーあさま…イキそう…っ。
 ふっ……一緒に…一緒にイッて……」

 ヌチャヌチャと互いの滑りを利用して、前後に腰を動かせて固い性器を擦っていくと、先のでっぱりが自分のいい所にあたって、物欲しそうによだれを零すので、更に動きが滑らかになった。

「んっんっ…イイっ…あつい………」

 引き締まったお腹に手をついて、グリグリと円を書くように滑りを増した陰核を刺激しては、再び前後に動いて隘路全体で昂りを包みこむように動くと、

「ふっ…あっ……イクっ……」

 どちらからともなく声が漏れ……互いを放すまいと抱き合ったまま、二人同時に絶頂を迎えたのだった。
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