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二章
03
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翌日、アルベルトは朝早くに出立したようだったが、それを知らされないままマリアーナは侍女に起こされ身支度をしていく。
マリアーナが謝罪をしたからか、意外にも侍女は世話をしないということは無くなった。
ただ態度は硬いままだったし、洗顔のために用意された水は氷のように冷たかったが。
名前は確かルイースだったと、初めに紹介されたときに聞いた覚えがある。確認のため、着替えを手伝ってくれた彼女に感謝とともに名前を呼ぶと、怒られはしなかったので間違ってはいなかったようだ。
身支度を終えれば部屋に朝食が運ばれ、少し冷めかけたそれを一人食べていく。
出された食事は冷めかけているとはいえ、ティフマ城で出される食事よりは上等で、おまけに上品な盛り付けもされている。
それでも、マリアーナはそれを楽しむ気になれなかった。
(一人はいつものことだけど、環境が違うだけでこんなにも味気なく感じてしまうものなのね)
食事が終わればお茶を嗜む時間もなく、部屋に家庭教師が訪ねてくる。
あらかじめ言われていたように、フィーアンダの行儀作法を学ぶためだ。
「ティペリッシュの者が恥をかこうが私は気にしませんが、ルーベンソン公爵の顔に泥を塗るわけには参りません。粗野で下品な作法をする娘が婚約者だなんて――」
家庭教師は四十代の貴婦人だった。
公爵家に縁のある者だろう。教師となったからには役目を果たすつもりはあるようだったが、アルベルトの婚約者としては認められないと思っているらしい。
それは家庭教師に教わって数日、連日浴びせられる言葉の端々に如実に表れていた。
「さすがティペリッシュの作法ですこと。野蛮さが滲み出ていますわね。こんなのが公爵の婚約者の座に、一時的にだとしても収まるだなんて……」
そんな風に吐き捨てられ大きくため息をつかれれば、ついマリアーナは身を強張らせてしまう。
またある時は教鞭を鳴らして蔑みの目で見られ――
「ティペリッシュではそんなことも教えられないのですか? まったくお里が知れるというものですわね。あなたのその見目のせいで……。一時の気の迷いであると願わずにはおれません」
返す言葉もなく俯いてしまう。
羞恥に頬が赤くなったのは、自分の教養が未熟であると自覚があったからだ。
マリアーナは辺境領を出たことがなく、また行儀作法を教えてくれた当時の教師も恐らく田舎出身の貴婦人だった。
その為、ティペリッシュの王都にいる貴族と比べると、自分の作法は見劣りするだろうと思っていた。
それでも辺境領を出るつもりはなかったため問題を軽く見ていたが、そんな甘い自分の考えを指摘されたようで恥ずかしかった。
だが、マリアーナが頬を染めた理由を勘違いしたのか、教師は呆れたように鼻で笑って言い募った。
「あなたの見目と言ったのは、別に美しさのことを言ったのではありませんよ。その見た目でよくもまぁそんな勘違いができたこと」
「っ、そ、そんなつもりでは……」
アルベルトがマリアーナの美しさに惑わされて婚約したのだと、そう自分が勘違いしたと思われたことが恥ずかしくて、居た堪れず涙まで滲んでしまう。
そんな状態のマリアーナを見ても胸が痛むことはないのか、家庭教師は「ふんっ」と鼻を鳴らしただけだった。
しかし、あまりにも態度があからさますぎではないか、と思うこともある。
確かに関係の悪い敵国の子女ではあるが、婚約を決めたのはアルベルトであり、マリアーナにそれを拒む権利はなかった。
アルベルトが言うように「被害者だ」と主張するつもりはないが、訳も分からず連れて来られたマリアーナに、もう少しの配慮があってもいいのではないか、と思う。
(なぜここまで邪険にされるのか……聞いても答えてはくださらないでしょうね……)
それでも折を見て聞くだけ聞いてみようと機会を窺っていたところ、ある日突然、事実を突きつけられることになる。
家庭教師に習い始めて五日ほど経ったころ、何を言ってもマリアーナが言い返すことなく大人しくしているからか、いつにも増して彼女の口はよく回っていた。
「本当ならルーベンソン公爵にはダリアン家のご令嬢が嫁ぐはずだったのですけどね。あなたよりも当然教養があって家柄も正しく、公爵様と並んでも見劣りしない素晴らしいお方ですよ。なのに、あなたに受け継がれた血を我が国に取り戻そうとして……その犠牲に自分がなろうと、公爵様は自ら名乗り出たのでしょうね」
「――わたしに受け継がれた血……?」
マリアーナは自分の家系を詳しく知らなかった。とくに母親の家系は聞いても教えてもらえなかった。ただ、王都で暮らす侯爵家が母親の実家だと聞いている。
もちろん侯爵家の者にマリアーナは会ったことがない。体を悪くしている母親を見舞いに来ることも、手紙や見舞い品を送ってくることもなかった。
だから、自分に受け継がれた血と言われても意味がわからない。辺境伯だった父方のことを言っているのかとも思ったが、それだと尚理解ができない。
辺境伯の娘であるマリアーナを嫁にして、あの地を自分のものにしたいという意味なら、なぜあのまま領地に留まって占領しなかったのか、ということになる。
だが、そんなマリアーナを家庭教師があざけるように鼻で笑う。
「それすらも知らず、まぁのんきなものね。では、“精霊姫”というのも教えてもらっていないの?――ああ、そういうこと……」
家庭教師は一人納得し口角を持ち上げた。人を見下す笑みに途端、居心地が悪くなる。
「ルーベンソン公爵は本当に、あなたとの子供さえもうければいいとお考えなのかも知れないわね。そうでなければ、この国に伝わる“精霊姫”の話をあなたに教えてるはずですもの」
彼女の言葉に数日前署名した婚約契約書の文面を思い出す。
『婚約期間中あるいは婚姻後、子をもうけた場合、性別を問わず健康な子であれば、婚約もしくは結婚の継続の自由を委ねる』
マリアーナとアルベルトの関係を考えれば、役目さえ果たせば継続することは不要だと彼自身思っているのかも知れない。
自由にしていいと言いながら、アルベルト自身が役目を果たしたのちは継続を求めていないのではないか。
それを不安に思ったあとでマリアーナはふと思う。
(なぜ、不安に思うの? 解放してもらえるということなのに……)
その自問に、自答は返ってこなかった。
仕方なくマリアーナは、先ほどから初めて耳にする『精霊姫』が何を意味するのか、家庭教師に尋ねてみる。
「あの、“精霊姫”とは一体何なのでしょう?」
尋ねるマリアーナに、家庭教師が鋭い視線を向けてから言った。
「昔、ティペリッシュが我が国から奪ったお方よ。誘拐し、無理やり王子と娶せ、子を産ませ……ボロ雑巾のように我が国に捨てられた可哀想なお方……」
そんな酷いことを母国がやったのかと俄かには信じられなかったが、公爵邸に来てからの侍女たちの態度が冷たい理由がわかった気がした。
「我が国から精霊姫を奪ったティペリッシュと同じように、酷使されて捨てられないだけ有難いと思いなさい」
再び鋭く睨みつけられ言葉を叩きつけられても、マリアーナは何も言い返すことができなかった。
マリアーナが謝罪をしたからか、意外にも侍女は世話をしないということは無くなった。
ただ態度は硬いままだったし、洗顔のために用意された水は氷のように冷たかったが。
名前は確かルイースだったと、初めに紹介されたときに聞いた覚えがある。確認のため、着替えを手伝ってくれた彼女に感謝とともに名前を呼ぶと、怒られはしなかったので間違ってはいなかったようだ。
身支度を終えれば部屋に朝食が運ばれ、少し冷めかけたそれを一人食べていく。
出された食事は冷めかけているとはいえ、ティフマ城で出される食事よりは上等で、おまけに上品な盛り付けもされている。
それでも、マリアーナはそれを楽しむ気になれなかった。
(一人はいつものことだけど、環境が違うだけでこんなにも味気なく感じてしまうものなのね)
食事が終わればお茶を嗜む時間もなく、部屋に家庭教師が訪ねてくる。
あらかじめ言われていたように、フィーアンダの行儀作法を学ぶためだ。
「ティペリッシュの者が恥をかこうが私は気にしませんが、ルーベンソン公爵の顔に泥を塗るわけには参りません。粗野で下品な作法をする娘が婚約者だなんて――」
家庭教師は四十代の貴婦人だった。
公爵家に縁のある者だろう。教師となったからには役目を果たすつもりはあるようだったが、アルベルトの婚約者としては認められないと思っているらしい。
それは家庭教師に教わって数日、連日浴びせられる言葉の端々に如実に表れていた。
「さすがティペリッシュの作法ですこと。野蛮さが滲み出ていますわね。こんなのが公爵の婚約者の座に、一時的にだとしても収まるだなんて……」
そんな風に吐き捨てられ大きくため息をつかれれば、ついマリアーナは身を強張らせてしまう。
またある時は教鞭を鳴らして蔑みの目で見られ――
「ティペリッシュではそんなことも教えられないのですか? まったくお里が知れるというものですわね。あなたのその見目のせいで……。一時の気の迷いであると願わずにはおれません」
返す言葉もなく俯いてしまう。
羞恥に頬が赤くなったのは、自分の教養が未熟であると自覚があったからだ。
マリアーナは辺境領を出たことがなく、また行儀作法を教えてくれた当時の教師も恐らく田舎出身の貴婦人だった。
その為、ティペリッシュの王都にいる貴族と比べると、自分の作法は見劣りするだろうと思っていた。
それでも辺境領を出るつもりはなかったため問題を軽く見ていたが、そんな甘い自分の考えを指摘されたようで恥ずかしかった。
だが、マリアーナが頬を染めた理由を勘違いしたのか、教師は呆れたように鼻で笑って言い募った。
「あなたの見目と言ったのは、別に美しさのことを言ったのではありませんよ。その見た目でよくもまぁそんな勘違いができたこと」
「っ、そ、そんなつもりでは……」
アルベルトがマリアーナの美しさに惑わされて婚約したのだと、そう自分が勘違いしたと思われたことが恥ずかしくて、居た堪れず涙まで滲んでしまう。
そんな状態のマリアーナを見ても胸が痛むことはないのか、家庭教師は「ふんっ」と鼻を鳴らしただけだった。
しかし、あまりにも態度があからさますぎではないか、と思うこともある。
確かに関係の悪い敵国の子女ではあるが、婚約を決めたのはアルベルトであり、マリアーナにそれを拒む権利はなかった。
アルベルトが言うように「被害者だ」と主張するつもりはないが、訳も分からず連れて来られたマリアーナに、もう少しの配慮があってもいいのではないか、と思う。
(なぜここまで邪険にされるのか……聞いても答えてはくださらないでしょうね……)
それでも折を見て聞くだけ聞いてみようと機会を窺っていたところ、ある日突然、事実を突きつけられることになる。
家庭教師に習い始めて五日ほど経ったころ、何を言ってもマリアーナが言い返すことなく大人しくしているからか、いつにも増して彼女の口はよく回っていた。
「本当ならルーベンソン公爵にはダリアン家のご令嬢が嫁ぐはずだったのですけどね。あなたよりも当然教養があって家柄も正しく、公爵様と並んでも見劣りしない素晴らしいお方ですよ。なのに、あなたに受け継がれた血を我が国に取り戻そうとして……その犠牲に自分がなろうと、公爵様は自ら名乗り出たのでしょうね」
「――わたしに受け継がれた血……?」
マリアーナは自分の家系を詳しく知らなかった。とくに母親の家系は聞いても教えてもらえなかった。ただ、王都で暮らす侯爵家が母親の実家だと聞いている。
もちろん侯爵家の者にマリアーナは会ったことがない。体を悪くしている母親を見舞いに来ることも、手紙や見舞い品を送ってくることもなかった。
だから、自分に受け継がれた血と言われても意味がわからない。辺境伯だった父方のことを言っているのかとも思ったが、それだと尚理解ができない。
辺境伯の娘であるマリアーナを嫁にして、あの地を自分のものにしたいという意味なら、なぜあのまま領地に留まって占領しなかったのか、ということになる。
だが、そんなマリアーナを家庭教師があざけるように鼻で笑う。
「それすらも知らず、まぁのんきなものね。では、“精霊姫”というのも教えてもらっていないの?――ああ、そういうこと……」
家庭教師は一人納得し口角を持ち上げた。人を見下す笑みに途端、居心地が悪くなる。
「ルーベンソン公爵は本当に、あなたとの子供さえもうければいいとお考えなのかも知れないわね。そうでなければ、この国に伝わる“精霊姫”の話をあなたに教えてるはずですもの」
彼女の言葉に数日前署名した婚約契約書の文面を思い出す。
『婚約期間中あるいは婚姻後、子をもうけた場合、性別を問わず健康な子であれば、婚約もしくは結婚の継続の自由を委ねる』
マリアーナとアルベルトの関係を考えれば、役目さえ果たせば継続することは不要だと彼自身思っているのかも知れない。
自由にしていいと言いながら、アルベルト自身が役目を果たしたのちは継続を求めていないのではないか。
それを不安に思ったあとでマリアーナはふと思う。
(なぜ、不安に思うの? 解放してもらえるということなのに……)
その自問に、自答は返ってこなかった。
仕方なくマリアーナは、先ほどから初めて耳にする『精霊姫』が何を意味するのか、家庭教師に尋ねてみる。
「あの、“精霊姫”とは一体何なのでしょう?」
尋ねるマリアーナに、家庭教師が鋭い視線を向けてから言った。
「昔、ティペリッシュが我が国から奪ったお方よ。誘拐し、無理やり王子と娶せ、子を産ませ……ボロ雑巾のように我が国に捨てられた可哀想なお方……」
そんな酷いことを母国がやったのかと俄かには信じられなかったが、公爵邸に来てからの侍女たちの態度が冷たい理由がわかった気がした。
「我が国から精霊姫を奪ったティペリッシュと同じように、酷使されて捨てられないだけ有難いと思いなさい」
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