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第4話「絶体絶命と絶望」
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「ーーー落としなさいよ」
そう言葉を発した音羽と彼女から「鞘は永遠にあなたのモノにはならない」と言われカッとなって手を離した凶星。
音羽は真っ逆さまにクモの大群へと落ちていく。
彼女もこのまま、真弥のようにクモのエサとなってしまうのか?
* * * * *
ここは棺に眠る少女、鞘の深層心理。
暗闇の中、その主である鞘はセーラー服のまま体育座りをし、うつむいていた。
『あのさ、鞘』
若い男性と思われる声が鞘に語りかけてきた。
だが、彼女は体を縮こませ顔もあげない。それは聞こえているけど無視してるような感じだ。
そういう態度から見ても、どうやら鞘も声の主を知ってるようだ。
ためいきをつきつつ、声はかまわずしゃべり始める。
『君、もう体から毒素は消えてるんだよ。自分でも気がついてるよね?』
「......」
『俺もそろそろ君に使ってほしいって思ってるんだよ。もう長い事ここにいるんだし。いいかげん、外に出ない?』
諦めず話しかけていたら、鞘がか細い声で「......もう......生きる意味なんてありませんから」と答えた。ずいぶん長い間、声を発していないといった感じで第一声は声として発せられなかった。
『え?』
「もうあの人も私のそばにはいません......死んだと思われてるのですから当然ですよね。それなのに、何を生きがいにしろと言うのです? こんな出来損ないの私を愛して下さったのは、斗真さんだけでしたのに」
鞘が言う斗真とは、かつての恋人の名だ。1話の冒頭で瀕死の彼女のそばにいた、あの青年の事だ。
「ですから、私はここにいます。あの人を失った辛さを忘れて......眠りにつきたい。現実には戻りたくありません」
『鞘......』
「黒刃さまも私のような者に使われるよりももっと強いお方に使い手を変...」
『ふざけるな。君は俺と契約する時言ったよね? ❝ 私は一族の皆さんを守りたいのです。だから協力して下さい ❞ って』
「...... 」
『君は俺の使い手だ。それは君が死なない限り変わる事はないし、俺だってあの時と同じく君に協力したいと思っているよ』
「ですが、一族の皆さんももはや......現実にはおりません」
どうやら鞘は17年前の魔物襲来で、天葉の者は全員死亡したと思い込んでるようだ。
それも当然か。
眠り続けているのだから、外の事など知る術もなかった。
だから声は鞘に教える。
『確かに天葉は滅亡した。でもね、助かった人も何人かはいるんだよ』
その言葉に鞘はやっと顔を上げた。
「......本当なんですか?」
『本当。俺が鞘にウソをつくハズがないでしょ。天葉邸は地下空間を残して跡形もなく今は更地になっている。君はその地下空間の一室に置かれた棺の中で眠り続けているんだ』
「......あの男に地下空間に連れて行かれた事は知ってました。そして、天葉が滅んだきっかけを作ったのも彼、天葉凶星だという事も。それで、生き残った天葉の皆さんは......今、どこに?」
『別の場所で暮らしているんだと思うよ。天葉邸はないんだし』
「そうですか」
『どう? 外に出る気に、目を覚ます気になった?』
声に尋ねられた鞘はしばらく間を置いてから
「ーーーはい」とハッキリと声をはりあげて答え、ゆっくりと立ち上がった。
『そうこなくちゃ。それでこそ、俺が選んだ使い手だ』
「ありがとうございます」
『ところで。地下空間にまた探検者が2人やってきたようだけど。今、ピンチのようだ』
「え?」
すると暗闇の中、突然テレビ画面が現れ映像を映した。それは凶星に今にも落とされそうになっている音羽の姿だった。画面が変わりクモの大群が下にいる事もわかった。
『しかも探検者2人は双子の兄妹。鞘と関係大有りの子たちだ』
「私と?」
鞘は双子の兄妹を見つめるうちにハッと何かに気づいた。
「あの子たちを助けに参りましょう!」
『ああ! ようやく超消滅士復活だな!』
目覚めを決意した鞘の前に、一振りの日本刀が出現。鞘はその日本刀を手にすると同時に決意する。
「今度こそ......皆さんを守り抜きます!!」
とたんに鞘の深層心理内の暗闇が光に覆われた。
そしてこちらは現実世界、天葉邸跡地にある地下空間・秘密の部屋。
凶星から手を離された音羽は、クモがたちが待つ真下へ落ちようとしていた。
まさにその時。
壁に持たれて座った状態で眠っていた鞘のまぶたがゆっくりと開いたのだ。
音羽はクモの大群の中に落下。光琉もクモたちの中に飛び込もうとしたが、ヒュン!! と「何か」が視界の端に飛び込んできた。
それはとても素早くて、光琉でさえ確認出来ない。
しかも「何か」はクモの大群へと向かっていった。
その直後。
音羽が落ちたあたりにいる数匹のクモが、突如炎に包まれたのだ。
うめき声をあげながらクモの体は燃えていき最後は黒焦げになり跡形もなく消えていった。
炎は次から次にクモに飛び火し、導火線のように炎の道を作った。そのためクモの数は徐々に減っていった。
音羽が喰われる様を見られると思っていた凶星は予想外の展開に「?」となる。
「おかしいね。いったいどうしちゃったのかな?」
不思議に思った凶星がクモが燃えたあたりを見ていると......
炎に包まれた日本刀を手に、クモたちめがけて振り下ろす鞘と彼女の腕の中でかばわれている音羽の姿が現れた。
超消滅士である事を証明するかのように、鞘の瞳は黄金色に輝いていた。
「瞳が黄金色に変わるのは、超消滅士の証」
突然クモが燃えた現象に、様子を見ていた光琉は妹の無事にホッと安堵する。最初、音羽を助けてくれた鞘が誰なのか理解が追いつかなかったが、セーラー服に腰までの長い黒髪という特徴と黄金色に変わった瞳の色に、棺の中にいた鞘本人だと気づいた。
つまり先程、光琉の視界の端に飛び込んできた「何か」の正体も鞘だったのだ。
「......鞘さん。冷凍保存から目覚めたんだね」
実は鞘の深層心理内で聞こえてきた声の言う通り、鞘の体からはすでに毒素は消えており、真弥が死んだ事で彼女が施していた冷凍保存の術もとっくに解かれていた。
それにも関わらず鞘が目覚めなかった理由は、現実世界で生きる事を彼女が拒み続けていたからに他ならない。
恋人も、天葉の人たちもいない現実世界に生きる意味はないと。
その頃、鞘の腕の中にいる音羽は日本刀をクモたちに振り下ろす鞘の剣さばきに見惚れながら、落下直後の事を思い返す。
あの時、音羽は喰われる覚悟をしてギュッと目を閉じた。
だが、そんな喰われる瞬間はいつまで待っても訪れないばかりか周囲からうめき声や何がが燃えるような音がしたので目を開けると、セーラー服に長い黒髪の少女・鞘がいたのだ。
「え? あ、あの......あなたは」
戸惑う音羽に鞘が振り返る。
「......怖い思いをなさいましたね。ですが、もう大丈夫ですよ!」
「もしかして......棺に眠っていた、鞘さん?」
「はい! まさか姉上のお子様たちに会えるとは夢にも思いませんでした」
「姉上?」
「天葉葵。私の姉上です」
「なぜ、母の名前を」
「説明は後でいたします。今はこのうっとおしいクモたちを片っ端から倒さないと」
「え?......くも?」
鞘からクモと言われて、音羽は大嫌いな虫=クモだらけの中にいるのを思い出してパニックになった。
「ヒィィィーーー!! わ、私、虫が大っ嫌いなんです!! そ、それにこんな......大きいの......」
それを知った鞘は音羽を腕の中に抱きしめる。音羽はただただビックリするばかりだ。
「あ、あ、あの......鞘さん?!」
「こうしていれば大嫌いな虫を見ずに済みます。私の腕の中で申し訳ありませんが、辛抱して下さいね」
「......!!」
ドキっ.......と、音羽の胸が高鳴った。
音羽が鞘の腕の中でかばわれているのはそういう経緯からであった。
そして鞘に「声」が話しかけてくる。
『やっばり外はサイコーだね! 長い事君に振るわれてなかったから放出する炎もより多く出てるよ!』
その「声」とは、鞘の深層心理内で彼女に話しかけてきたあの声だった。しかもそれは鞘が振るう日本刀から聞こえていた。
その刀に気づいたのが、光琉だ。
「あの日本刀の黒の刀身......間違いない。天葉に家宝として伝わっている「黒刃」さまだ。自らの意思を持ち、言語を解し言葉をしゃべる伝説の日本刀。使い手選ぶため振るった人間は数少ない。現在は(使い手が)いるらしく、刀自体を拝む事は不可能と聞いていて残念に思ってたけど......まさか鞘さんが黒刃さまの使い手だったなんて」
そう。鞘に話しかけていたのは日本刀・黒刃だった。彼女が眠り続けている間は深層心理内にとどまり見守っていた。
話しかけられた鞘も今の気持ちを伝える。
「私も思います! まだ私には生き残った天葉の皆さん、この子たちがいるんです! 今度はあの時のようなヘマはいたしません!!」
そんな中、歓喜に震えているのが凶星だ。
あんなに愛し、執着していた鞘がついに目覚め自分の前に現れたのだから。
これで彼女を手に入れられる。
こんなに喜ばしい事はない。
凶星は両手で四角を作るとその中に鞘の姿をおさめた。
「会いたかった、鞘。君が目覚めるのを待っていたよ......マイ・スイートエンジェル」
そう言葉を発した音羽と彼女から「鞘は永遠にあなたのモノにはならない」と言われカッとなって手を離した凶星。
音羽は真っ逆さまにクモの大群へと落ちていく。
彼女もこのまま、真弥のようにクモのエサとなってしまうのか?
* * * * *
ここは棺に眠る少女、鞘の深層心理。
暗闇の中、その主である鞘はセーラー服のまま体育座りをし、うつむいていた。
『あのさ、鞘』
若い男性と思われる声が鞘に語りかけてきた。
だが、彼女は体を縮こませ顔もあげない。それは聞こえているけど無視してるような感じだ。
そういう態度から見ても、どうやら鞘も声の主を知ってるようだ。
ためいきをつきつつ、声はかまわずしゃべり始める。
『君、もう体から毒素は消えてるんだよ。自分でも気がついてるよね?』
「......」
『俺もそろそろ君に使ってほしいって思ってるんだよ。もう長い事ここにいるんだし。いいかげん、外に出ない?』
諦めず話しかけていたら、鞘がか細い声で「......もう......生きる意味なんてありませんから」と答えた。ずいぶん長い間、声を発していないといった感じで第一声は声として発せられなかった。
『え?』
「もうあの人も私のそばにはいません......死んだと思われてるのですから当然ですよね。それなのに、何を生きがいにしろと言うのです? こんな出来損ないの私を愛して下さったのは、斗真さんだけでしたのに」
鞘が言う斗真とは、かつての恋人の名だ。1話の冒頭で瀕死の彼女のそばにいた、あの青年の事だ。
「ですから、私はここにいます。あの人を失った辛さを忘れて......眠りにつきたい。現実には戻りたくありません」
『鞘......』
「黒刃さまも私のような者に使われるよりももっと強いお方に使い手を変...」
『ふざけるな。君は俺と契約する時言ったよね? ❝ 私は一族の皆さんを守りたいのです。だから協力して下さい ❞ って』
「...... 」
『君は俺の使い手だ。それは君が死なない限り変わる事はないし、俺だってあの時と同じく君に協力したいと思っているよ』
「ですが、一族の皆さんももはや......現実にはおりません」
どうやら鞘は17年前の魔物襲来で、天葉の者は全員死亡したと思い込んでるようだ。
それも当然か。
眠り続けているのだから、外の事など知る術もなかった。
だから声は鞘に教える。
『確かに天葉は滅亡した。でもね、助かった人も何人かはいるんだよ』
その言葉に鞘はやっと顔を上げた。
「......本当なんですか?」
『本当。俺が鞘にウソをつくハズがないでしょ。天葉邸は地下空間を残して跡形もなく今は更地になっている。君はその地下空間の一室に置かれた棺の中で眠り続けているんだ』
「......あの男に地下空間に連れて行かれた事は知ってました。そして、天葉が滅んだきっかけを作ったのも彼、天葉凶星だという事も。それで、生き残った天葉の皆さんは......今、どこに?」
『別の場所で暮らしているんだと思うよ。天葉邸はないんだし』
「そうですか」
『どう? 外に出る気に、目を覚ます気になった?』
声に尋ねられた鞘はしばらく間を置いてから
「ーーーはい」とハッキリと声をはりあげて答え、ゆっくりと立ち上がった。
『そうこなくちゃ。それでこそ、俺が選んだ使い手だ』
「ありがとうございます」
『ところで。地下空間にまた探検者が2人やってきたようだけど。今、ピンチのようだ』
「え?」
すると暗闇の中、突然テレビ画面が現れ映像を映した。それは凶星に今にも落とされそうになっている音羽の姿だった。画面が変わりクモの大群が下にいる事もわかった。
『しかも探検者2人は双子の兄妹。鞘と関係大有りの子たちだ』
「私と?」
鞘は双子の兄妹を見つめるうちにハッと何かに気づいた。
「あの子たちを助けに参りましょう!」
『ああ! ようやく超消滅士復活だな!』
目覚めを決意した鞘の前に、一振りの日本刀が出現。鞘はその日本刀を手にすると同時に決意する。
「今度こそ......皆さんを守り抜きます!!」
とたんに鞘の深層心理内の暗闇が光に覆われた。
そしてこちらは現実世界、天葉邸跡地にある地下空間・秘密の部屋。
凶星から手を離された音羽は、クモがたちが待つ真下へ落ちようとしていた。
まさにその時。
壁に持たれて座った状態で眠っていた鞘のまぶたがゆっくりと開いたのだ。
音羽はクモの大群の中に落下。光琉もクモたちの中に飛び込もうとしたが、ヒュン!! と「何か」が視界の端に飛び込んできた。
それはとても素早くて、光琉でさえ確認出来ない。
しかも「何か」はクモの大群へと向かっていった。
その直後。
音羽が落ちたあたりにいる数匹のクモが、突如炎に包まれたのだ。
うめき声をあげながらクモの体は燃えていき最後は黒焦げになり跡形もなく消えていった。
炎は次から次にクモに飛び火し、導火線のように炎の道を作った。そのためクモの数は徐々に減っていった。
音羽が喰われる様を見られると思っていた凶星は予想外の展開に「?」となる。
「おかしいね。いったいどうしちゃったのかな?」
不思議に思った凶星がクモが燃えたあたりを見ていると......
炎に包まれた日本刀を手に、クモたちめがけて振り下ろす鞘と彼女の腕の中でかばわれている音羽の姿が現れた。
超消滅士である事を証明するかのように、鞘の瞳は黄金色に輝いていた。
「瞳が黄金色に変わるのは、超消滅士の証」
突然クモが燃えた現象に、様子を見ていた光琉は妹の無事にホッと安堵する。最初、音羽を助けてくれた鞘が誰なのか理解が追いつかなかったが、セーラー服に腰までの長い黒髪という特徴と黄金色に変わった瞳の色に、棺の中にいた鞘本人だと気づいた。
つまり先程、光琉の視界の端に飛び込んできた「何か」の正体も鞘だったのだ。
「......鞘さん。冷凍保存から目覚めたんだね」
実は鞘の深層心理内で聞こえてきた声の言う通り、鞘の体からはすでに毒素は消えており、真弥が死んだ事で彼女が施していた冷凍保存の術もとっくに解かれていた。
それにも関わらず鞘が目覚めなかった理由は、現実世界で生きる事を彼女が拒み続けていたからに他ならない。
恋人も、天葉の人たちもいない現実世界に生きる意味はないと。
その頃、鞘の腕の中にいる音羽は日本刀をクモたちに振り下ろす鞘の剣さばきに見惚れながら、落下直後の事を思い返す。
あの時、音羽は喰われる覚悟をしてギュッと目を閉じた。
だが、そんな喰われる瞬間はいつまで待っても訪れないばかりか周囲からうめき声や何がが燃えるような音がしたので目を開けると、セーラー服に長い黒髪の少女・鞘がいたのだ。
「え? あ、あの......あなたは」
戸惑う音羽に鞘が振り返る。
「......怖い思いをなさいましたね。ですが、もう大丈夫ですよ!」
「もしかして......棺に眠っていた、鞘さん?」
「はい! まさか姉上のお子様たちに会えるとは夢にも思いませんでした」
「姉上?」
「天葉葵。私の姉上です」
「なぜ、母の名前を」
「説明は後でいたします。今はこのうっとおしいクモたちを片っ端から倒さないと」
「え?......くも?」
鞘からクモと言われて、音羽は大嫌いな虫=クモだらけの中にいるのを思い出してパニックになった。
「ヒィィィーーー!! わ、私、虫が大っ嫌いなんです!! そ、それにこんな......大きいの......」
それを知った鞘は音羽を腕の中に抱きしめる。音羽はただただビックリするばかりだ。
「あ、あ、あの......鞘さん?!」
「こうしていれば大嫌いな虫を見ずに済みます。私の腕の中で申し訳ありませんが、辛抱して下さいね」
「......!!」
ドキっ.......と、音羽の胸が高鳴った。
音羽が鞘の腕の中でかばわれているのはそういう経緯からであった。
そして鞘に「声」が話しかけてくる。
『やっばり外はサイコーだね! 長い事君に振るわれてなかったから放出する炎もより多く出てるよ!』
その「声」とは、鞘の深層心理内で彼女に話しかけてきたあの声だった。しかもそれは鞘が振るう日本刀から聞こえていた。
その刀に気づいたのが、光琉だ。
「あの日本刀の黒の刀身......間違いない。天葉に家宝として伝わっている「黒刃」さまだ。自らの意思を持ち、言語を解し言葉をしゃべる伝説の日本刀。使い手選ぶため振るった人間は数少ない。現在は(使い手が)いるらしく、刀自体を拝む事は不可能と聞いていて残念に思ってたけど......まさか鞘さんが黒刃さまの使い手だったなんて」
そう。鞘に話しかけていたのは日本刀・黒刃だった。彼女が眠り続けている間は深層心理内にとどまり見守っていた。
話しかけられた鞘も今の気持ちを伝える。
「私も思います! まだ私には生き残った天葉の皆さん、この子たちがいるんです! 今度はあの時のようなヘマはいたしません!!」
そんな中、歓喜に震えているのが凶星だ。
あんなに愛し、執着していた鞘がついに目覚め自分の前に現れたのだから。
これで彼女を手に入れられる。
こんなに喜ばしい事はない。
凶星は両手で四角を作るとその中に鞘の姿をおさめた。
「会いたかった、鞘。君が目覚めるのを待っていたよ......マイ・スイートエンジェル」
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