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第四部 生活を回す
掃除が進まないのは、だらしなさではなかった|私の掃除・片付け分析と、ASD特性に合わせた対策
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はじめに
掃除も片付けも、正直かなり苦手です。
気がつけば、家の中が散らかる。
机の上に書類がたまる。
調理道具がごちゃ混ぜになる。
勉強をする時も、仕事をする時も、料理をする時も、机の上いっぱいにいろんな物を広げる傾向があります。
広げないと分からなくなる。
さっきしていたことを忘れる。
効率が悪い。
そんな印象があります。
そんな私ですが、掃除や片付けは苦手でも、
絶対にしなければならない
という意識があります。
そうしないと……
死ぬかもしれない。
そう感じるのです。
私は幼児の頃、小児喘息を患っていました。
1年間で4回入院。
40度を超える発熱が何度もありました。
夜間救急に連れて行かれながら、何度も血を吐いた記憶があります。
苦しくて、眠れない。
横になると息が苦しくなる。
座ったまま、暗闇で涙を流す。
このまま、苦しいまま、死ぬかもしれない。
息ができなくて、怖くて、つらかったことを、私は今でもかなりはっきり覚えています。
その時に言われた主な原因が、ハウスダストアレルギーでした。
喘息でつらくても、入院して点滴を打てば少しよくなる。
自宅だとすぐに崩れる呼吸が、病院の清潔な空気の中では、息ができるようになる。
家族はいました。
でも皆忙しい。
だから私は、
私が私のために、私が生き残るために、掃除をしないといけない
と思いました。
掃除が得意だからするのではない。
好きだからするのでもない。
しないと苦しくなる。しないと危ない。
そういう感覚が、私の中にはずっとあります。
1. 掃除・片付けの分析
掃除や片付けには、その人の性格や行動の癖がかなり出ると思っています。
いつも無差別に物を置く人間には、片付けが難しい。
何をどこに置いたか決めていない。
とりあえず机に置く。
床に置く。
空いている棚に置く。
そうすると、片付ける時に「どこへ戻せばいいのか」が分からなくなります。
掃除や片付けは、ただ汚れを取るだけではありません。
実際にはかなり工程が多いです。
たとえば掃除の対象だけでも、
浴室掃除
トイレ掃除
エアコン掃除
換気扇掃除
窓掃除
床掃除
玄関掃除
家電掃除
キッチン掃除
ベランダ掃除
があります。
さらに、床掃除ひとつ取っても、
床の物を片付ける
棚の物を片付ける
いらない物を処分する
棚を除菌シートで拭く
掃除機をかける
床を拭く
絨毯にコロコロをかける
布団を干す
隙間の埃を取る
ゴミをまとめる
と、やることがかなり多い。
しかも、物が増えているほど、汚れがたまっているほど、
掃除の前に必要な作業が増えていきます。
だから掃除は、汚れがたまればたまるほど、
単純に大変になるのだと思います。
2. ASD特性があると困りやすい点
私の場合、ASD特性があることで、掃除や片付けはかなり難しくなります。
〇興味があること以外は乱雑になりやすい
興味があるものだけは整頓できることがあります。
たとえば私は本が好きなので、本棚だけは題名順に並べることができます。
でも、それ以外はかなり乱雑です。
つまり、全部が同じように片付けられない。
興味や優先順位の差が、そのまま部屋の中に出ます。
〇物が増殖して、捨てられない
気がつくと物が増えている。
しかも、なかなか捨てられない。
「いつか使うかもしれない」
「まだ使える」
「分別が面倒」
そうやって残しているうちに、物が増え、掃除のハードルも上がっていきます。
〇物の配置が決まっておらず、散乱する
そもそも「この物はここ」と決まっていないと、片付ける場所が分かりません。
片付けようとしても、どこに置けばいいのか分からない。
結局、押し入れに入れるだけになりがちです。
それで一見片付いたように見えても、中はぐちゃぐちゃ。
後でまた困ります。
〇掃除の意欲がわかず、始められない
掃除は、始めるまでがかなり重いです。
どこから手をつければいいのか分からない。
終わりが見えない。
やり始めても途中で嫌になる。
そのため、意欲がわかず、なかなか始められません。
〇物が多すぎて、そもそも拭けない
除菌シートで棚を拭こうとしても、物が多くて拭けない。
いちいち全部どかさないといけない。
でも、どかした後に戻せない。
それで止まることがあります。
〇掃除機の音がストレスで使えない
掃除機をかけようとしても、音そのものがストレスになることがあります。
聴覚過敏が強い時は、掃除機の音だけでかなり消耗します。
そのため、掃除を始めても、すぐに切り上げることがあります。
〇コロコロを始めると、微細な汚れが気になりすぎて終わらない
逆に静かな掃除道具だと、今度は細かい汚れが気になりすぎることがあります。
コロコロをかけ始めると、髪の毛一本、埃ひとつが気になって止まらない。
終わりどころが分からなくなる。
そして、ものすごく疲れます。
〇とれない汚れが気持ち悪くて、絨毯ごと捨てる
掃除しても取れない汚れがあると、その存在自体が耐えられなくなることがあります。
その結果、絨毯ごと捨てる、ということもあります。
〇埃が気になりだすと、家具移動まで始まる
最初は棚の上だけ拭くつもりだった。
でも埃が気になり始めると、棚を動かしたくなる。
台をずらしたくなる。
隙間まで見たくなる。
その結果、掃除のたびに家具移動を含めた模様替えが始まることがあります。
これはかなり負荷が高いです。
〇掃除機が使えず、別の手段に偏る
掃除機が苦手なので、私は
コロコロ
クイックルワイパー
除菌シート
で掃除することが多いです。
絨毯も、干すか、捨てるか、の発想になりやすい。
つまり、普通の掃除の流れから少しずつ外れていきます。
〇どうやっても整頓できない家になる
物が多い。
配置が決まっていない。
掃除のたびに別のところが気になる。
押し入れに入れるだけ。
模様替えが始まる。
掃除道具にも偏りがある。
こうして、頑張っているのに、どうやっても整頓できない家になりやすいです。
3. 対策
掃除は「きれい好きでいること」ではなく「破綻しない形を作ること」だった
私がしている対策は、掃除を好きになることではなく、
掃除が回る形を作ることです。
〇スケジュールを決める
まず、掃除を気分でやらないようにしています。
たとえば、
月曜 床掃除
水曜 お風呂
金曜 トイレ
土曜 玄関
月1回 家電掃除
年2回 エアコン、換気扇
のように決める。
こうしておくと、「掃除しなきゃ」ではなく
「今日はこれだけ」
にできます。
やらなくていい掃除を決める
これはかなり大事です。
たとえば私は、
ベランダ掃除はやらなくていい
と決めています。
全部を完璧にしようとすると、結局どこも続きません。
だから、最初から捨てる掃除を決める。
〇道具を選ぶ
掃除道具も、何でもいいわけではありません。
無香料の消臭スプレーを選ぶ
音が静かな掃除機を選ぶ
ワンプッシュで使える掃除液を選ぶ
匂い、音、工程数。
こういう負荷を減らせる道具を選ぶほうが、続きやすいです。
〇掃除の日にガンガン捨てる
物が多いと、それだけで掃除が難しくなります。
だから掃除の日は、掃除そのものだけでなく、捨てる日でもあると考えています。
物がなくなれば、その後の掃除も楽になります。
〇掃除を外注する
家族に頼む
支援者に頼む
有料サービスに頼む
掃除は、自分で全部するもの、とは限らないです。
特に時間がかかる掃除や、高い場所、分解が必要な掃除は、外注したほうが楽なことがあります。
〇妄想しながら掃除をする
これは私なりのやり方です。
文章を考える。
空想する。
手だけ淡々と動かす。
そうすると、掃除のストレスが少し減ります。
全部を掃除そのものに向けるとしんどい時に、意識を少しずらす方法です。
〇掃除を手放す
これも現実的には必要です。
汚れていても、身の危険を感じても、
とりあえず我慢して休む。
マスクをつけて休む。
本当はよくないけれど、どうしても無理な時はあります。
その時は、掃除より休息を優先するしかないこともあります。
4. 具体的に使っているもの・頼ったこと
掃除道具にも、向き不向きがある
私が使っている、または使ったことがあるものはこんな感じです。
コロコロ
クイックルワイパー
充電式掃除機
除菌シート
自動お掃除ロボット
一時期使いましたが、今は使っていません。
音がうるさい
絨毯を巻き込んで止まる
この2点がかなりストレスでした。
ヘルパー利用
利用したのは1回だけです。
挨拶や最低限の会話がストレスでした。
しかも、ヘルパーが帰った後に、掃除後の状態や髪の毛が気になって、自分でまた掃除してしまいました。
つまり、助かった部分もあるけれど、別の負荷も大きかったです。
有料サービス
エアコン、換気扇、トイレ、お風呂掃除で利用したことがあります。
良かった点
時間がかかる掃除がかなり楽になる
自分では難しい場所をやってもらえる
微妙だった点
新品同様まではきれいにならない
コストが高い
やり取りが面倒
自宅に人が来ること自体が苦手
そもそもあまりしゃべりたくない
便利ではあるけれど、誰にでも万能ではないと思っています。
おわりに
掃除の問題は、だらしなさだけではなかった
掃除や片付けがうまくいかない時、私はずっと、自分がだらしないのだと思っていました。
でも今は、そう単純ではなかったのだと思っています。
掃除や片付けは、
物の管理
配置
判断
感覚刺激
捨てる作業
終わりの見えなさ
が全部入っている、かなり複雑な作業です。
しかも私にとっては、ただの見た目の問題ではありません。
息ができるかどうか、生き残れるかどうかに近い感覚があります。
だからこそ、掃除が苦手でも、掃除をしなければならない。
この矛盾の中で生きてきたのだと思います。
私にとって掃除の攻略は、
「きれい好きになること」ではなく、
破綻しにくい形を作ること、
できない時は外注や諦めも含めて考えること
だったのだと思います。
掃除も片付けも、正直かなり苦手です。
気がつけば、家の中が散らかる。
机の上に書類がたまる。
調理道具がごちゃ混ぜになる。
勉強をする時も、仕事をする時も、料理をする時も、机の上いっぱいにいろんな物を広げる傾向があります。
広げないと分からなくなる。
さっきしていたことを忘れる。
効率が悪い。
そんな印象があります。
そんな私ですが、掃除や片付けは苦手でも、
絶対にしなければならない
という意識があります。
そうしないと……
死ぬかもしれない。
そう感じるのです。
私は幼児の頃、小児喘息を患っていました。
1年間で4回入院。
40度を超える発熱が何度もありました。
夜間救急に連れて行かれながら、何度も血を吐いた記憶があります。
苦しくて、眠れない。
横になると息が苦しくなる。
座ったまま、暗闇で涙を流す。
このまま、苦しいまま、死ぬかもしれない。
息ができなくて、怖くて、つらかったことを、私は今でもかなりはっきり覚えています。
その時に言われた主な原因が、ハウスダストアレルギーでした。
喘息でつらくても、入院して点滴を打てば少しよくなる。
自宅だとすぐに崩れる呼吸が、病院の清潔な空気の中では、息ができるようになる。
家族はいました。
でも皆忙しい。
だから私は、
私が私のために、私が生き残るために、掃除をしないといけない
と思いました。
掃除が得意だからするのではない。
好きだからするのでもない。
しないと苦しくなる。しないと危ない。
そういう感覚が、私の中にはずっとあります。
1. 掃除・片付けの分析
掃除や片付けには、その人の性格や行動の癖がかなり出ると思っています。
いつも無差別に物を置く人間には、片付けが難しい。
何をどこに置いたか決めていない。
とりあえず机に置く。
床に置く。
空いている棚に置く。
そうすると、片付ける時に「どこへ戻せばいいのか」が分からなくなります。
掃除や片付けは、ただ汚れを取るだけではありません。
実際にはかなり工程が多いです。
たとえば掃除の対象だけでも、
浴室掃除
トイレ掃除
エアコン掃除
換気扇掃除
窓掃除
床掃除
玄関掃除
家電掃除
キッチン掃除
ベランダ掃除
があります。
さらに、床掃除ひとつ取っても、
床の物を片付ける
棚の物を片付ける
いらない物を処分する
棚を除菌シートで拭く
掃除機をかける
床を拭く
絨毯にコロコロをかける
布団を干す
隙間の埃を取る
ゴミをまとめる
と、やることがかなり多い。
しかも、物が増えているほど、汚れがたまっているほど、
掃除の前に必要な作業が増えていきます。
だから掃除は、汚れがたまればたまるほど、
単純に大変になるのだと思います。
2. ASD特性があると困りやすい点
私の場合、ASD特性があることで、掃除や片付けはかなり難しくなります。
〇興味があること以外は乱雑になりやすい
興味があるものだけは整頓できることがあります。
たとえば私は本が好きなので、本棚だけは題名順に並べることができます。
でも、それ以外はかなり乱雑です。
つまり、全部が同じように片付けられない。
興味や優先順位の差が、そのまま部屋の中に出ます。
〇物が増殖して、捨てられない
気がつくと物が増えている。
しかも、なかなか捨てられない。
「いつか使うかもしれない」
「まだ使える」
「分別が面倒」
そうやって残しているうちに、物が増え、掃除のハードルも上がっていきます。
〇物の配置が決まっておらず、散乱する
そもそも「この物はここ」と決まっていないと、片付ける場所が分かりません。
片付けようとしても、どこに置けばいいのか分からない。
結局、押し入れに入れるだけになりがちです。
それで一見片付いたように見えても、中はぐちゃぐちゃ。
後でまた困ります。
〇掃除の意欲がわかず、始められない
掃除は、始めるまでがかなり重いです。
どこから手をつければいいのか分からない。
終わりが見えない。
やり始めても途中で嫌になる。
そのため、意欲がわかず、なかなか始められません。
〇物が多すぎて、そもそも拭けない
除菌シートで棚を拭こうとしても、物が多くて拭けない。
いちいち全部どかさないといけない。
でも、どかした後に戻せない。
それで止まることがあります。
〇掃除機の音がストレスで使えない
掃除機をかけようとしても、音そのものがストレスになることがあります。
聴覚過敏が強い時は、掃除機の音だけでかなり消耗します。
そのため、掃除を始めても、すぐに切り上げることがあります。
〇コロコロを始めると、微細な汚れが気になりすぎて終わらない
逆に静かな掃除道具だと、今度は細かい汚れが気になりすぎることがあります。
コロコロをかけ始めると、髪の毛一本、埃ひとつが気になって止まらない。
終わりどころが分からなくなる。
そして、ものすごく疲れます。
〇とれない汚れが気持ち悪くて、絨毯ごと捨てる
掃除しても取れない汚れがあると、その存在自体が耐えられなくなることがあります。
その結果、絨毯ごと捨てる、ということもあります。
〇埃が気になりだすと、家具移動まで始まる
最初は棚の上だけ拭くつもりだった。
でも埃が気になり始めると、棚を動かしたくなる。
台をずらしたくなる。
隙間まで見たくなる。
その結果、掃除のたびに家具移動を含めた模様替えが始まることがあります。
これはかなり負荷が高いです。
〇掃除機が使えず、別の手段に偏る
掃除機が苦手なので、私は
コロコロ
クイックルワイパー
除菌シート
で掃除することが多いです。
絨毯も、干すか、捨てるか、の発想になりやすい。
つまり、普通の掃除の流れから少しずつ外れていきます。
〇どうやっても整頓できない家になる
物が多い。
配置が決まっていない。
掃除のたびに別のところが気になる。
押し入れに入れるだけ。
模様替えが始まる。
掃除道具にも偏りがある。
こうして、頑張っているのに、どうやっても整頓できない家になりやすいです。
3. 対策
掃除は「きれい好きでいること」ではなく「破綻しない形を作ること」だった
私がしている対策は、掃除を好きになることではなく、
掃除が回る形を作ることです。
〇スケジュールを決める
まず、掃除を気分でやらないようにしています。
たとえば、
月曜 床掃除
水曜 お風呂
金曜 トイレ
土曜 玄関
月1回 家電掃除
年2回 エアコン、換気扇
のように決める。
こうしておくと、「掃除しなきゃ」ではなく
「今日はこれだけ」
にできます。
やらなくていい掃除を決める
これはかなり大事です。
たとえば私は、
ベランダ掃除はやらなくていい
と決めています。
全部を完璧にしようとすると、結局どこも続きません。
だから、最初から捨てる掃除を決める。
〇道具を選ぶ
掃除道具も、何でもいいわけではありません。
無香料の消臭スプレーを選ぶ
音が静かな掃除機を選ぶ
ワンプッシュで使える掃除液を選ぶ
匂い、音、工程数。
こういう負荷を減らせる道具を選ぶほうが、続きやすいです。
〇掃除の日にガンガン捨てる
物が多いと、それだけで掃除が難しくなります。
だから掃除の日は、掃除そのものだけでなく、捨てる日でもあると考えています。
物がなくなれば、その後の掃除も楽になります。
〇掃除を外注する
家族に頼む
支援者に頼む
有料サービスに頼む
掃除は、自分で全部するもの、とは限らないです。
特に時間がかかる掃除や、高い場所、分解が必要な掃除は、外注したほうが楽なことがあります。
〇妄想しながら掃除をする
これは私なりのやり方です。
文章を考える。
空想する。
手だけ淡々と動かす。
そうすると、掃除のストレスが少し減ります。
全部を掃除そのものに向けるとしんどい時に、意識を少しずらす方法です。
〇掃除を手放す
これも現実的には必要です。
汚れていても、身の危険を感じても、
とりあえず我慢して休む。
マスクをつけて休む。
本当はよくないけれど、どうしても無理な時はあります。
その時は、掃除より休息を優先するしかないこともあります。
4. 具体的に使っているもの・頼ったこと
掃除道具にも、向き不向きがある
私が使っている、または使ったことがあるものはこんな感じです。
コロコロ
クイックルワイパー
充電式掃除機
除菌シート
自動お掃除ロボット
一時期使いましたが、今は使っていません。
音がうるさい
絨毯を巻き込んで止まる
この2点がかなりストレスでした。
ヘルパー利用
利用したのは1回だけです。
挨拶や最低限の会話がストレスでした。
しかも、ヘルパーが帰った後に、掃除後の状態や髪の毛が気になって、自分でまた掃除してしまいました。
つまり、助かった部分もあるけれど、別の負荷も大きかったです。
有料サービス
エアコン、換気扇、トイレ、お風呂掃除で利用したことがあります。
良かった点
時間がかかる掃除がかなり楽になる
自分では難しい場所をやってもらえる
微妙だった点
新品同様まではきれいにならない
コストが高い
やり取りが面倒
自宅に人が来ること自体が苦手
そもそもあまりしゃべりたくない
便利ではあるけれど、誰にでも万能ではないと思っています。
おわりに
掃除の問題は、だらしなさだけではなかった
掃除や片付けがうまくいかない時、私はずっと、自分がだらしないのだと思っていました。
でも今は、そう単純ではなかったのだと思っています。
掃除や片付けは、
物の管理
配置
判断
感覚刺激
捨てる作業
終わりの見えなさ
が全部入っている、かなり複雑な作業です。
しかも私にとっては、ただの見た目の問題ではありません。
息ができるかどうか、生き残れるかどうかに近い感覚があります。
だからこそ、掃除が苦手でも、掃除をしなければならない。
この矛盾の中で生きてきたのだと思います。
私にとって掃除の攻略は、
「きれい好きになること」ではなく、
破綻しにくい形を作ること、
できない時は外注や諦めも含めて考えること
だったのだと思います。
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