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第三章 水の都の双子姉妹

19話 水の都へご招待

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 グッドモーニング……いや、もうハローこんにちはだな。
 誰だよお前、アヤトでございます。
 リザの寝室のカーテンの隙間から差し込む光の加減を見るところ、もうお昼前くらいだろうか。
 俺にしては珍しくお寝坊さんなのだが、それは、今俺の両脇にぴったりとくっついている美少女二人――エリンとリザに理由がある。

 昨夜、ムダ女神様がいらんことをしやがったせいで、二人はすっかり"その気"になってしまったし、いつか起こり得ることだろうとは思っていたが、想像よりもずっと早くその時が来てしまったのだ。

 つまり俺は、二人と一線を越えて、三人で一緒に色んなものを卒業してしまったわけだ。

 二人は俺に明確な好意と求愛を示し、俺は男としてそれに応え、将来は一緒に結婚しようと誓った。

 劉備、関羽、張飛の三人が義兄弟の契を飲み交わした桃園の誓い……というほど厳かなものではないし、むしろ性的欲求によるものという実に卑しい……否、いやらしい邪念に満ちたソレであったが。

 それでも、エリンもリザもまだそれぞれ15歳と14歳、身体の成長期を迎えている時に、あまり身体に負担を掛けさせるようなことはしたくないので、俺としてはかなり手加減した方だ。

 過去の異世界転生から遡れば、何十万人の女と性を交わしてきた俺にとって、成長期の身体に極力負担をかけずに、性的欲求を満たさせるヤり方くらいお手の物である。

 避妊?当たり前やないか。そういうのはちゃんと成人して、身体が出来上がってからじゃないと、流産や死産の可能性が高まってしまうから。
 妊娠というのは男性が想像しているよりも女性の身体に負担がかかるものだからな、出産はもう何万回も経験してるから分かるよ(その内の数十回くらいは男の身体で出産したけど)。

 オメガバースだかなんだか知らんけど、野郎のケツ♂を野郎に掘らせ♂たいだけでそんな大層な理由付けを考えるなんて、世の"腐った"の皆さんの妄想力は侮り難いし、理解し難いし、度し難いものがあるね……

 とまぁ、卑しいんだかいやらしいんだか、リザのベッドで三人川の字を書き、アンなコトやコンなコトをシて一夜を過ごしたわけで。

「すぅー……くぅ……すぅー……くぅ……」

「んみゅ……ぷす……すぅ……ぷひゅ……」

 いくら身体が火照っているとはいえ、後で冷めるから寝る時はちゃんとパジャマを着なさいと言い付けていたので、エリンもリザも生まれたままの姿でいるわけではない。


 さて、そろそろ起きて昼食を作ろう。
 そう思って上体を起こしたら、

「ん、んぅ……あ……アヤト……?」

 寝付きはいいのに俺が起きるとすぐに気付くエリン。

「おはよう、エリン」

「おはよ……ん……」

 するとエリンは俺の顔を見るなり、目を閉じて口を差し出してきた。
 ふふ、おねだり上手な雛鳥みたいだな。
 おねだりを教えた親鳥としては、ちゃんと応えてあげよう。

「ん……ゅっ……」

 そっと、エリンの唇にキスを落とす。

「えへへ……」

 ふにゃ、と幸せそうに顔を蕩けさせるエリン。

「あぁ……エリンさんずるいですぅ……」

 するとエリンの反対側から拗ねるような寝惚け声が届く。
 リザも起きてきたようだ。

「おはよう、リザ」

「おはようございます……アヤトさん、わたしにも……」

 リザもエリンの真似をしておねだり。
 ほんと、エリンというお姉ちゃんを見て育った妹みたいだよ。

「はむ……ぅゅっ……」

 リザの小さな唇をそっと口付け。

「……や、やっぱり恥ずかしくてしにそうです……」

 さっと毛布で顔を隠すリザ。かわいい。

 この幸せな時間にいつまでも浸っていたいが、ちゃんと起きよう。

「さぁっ、二人とも起きよう!起きてやることをきちんとしよう!」

 オンオフの切り替えは大事です。



 要救助者の救出と、ヨルムガンド湿地帯の異変解決の立役者となった俺達三人(というかSSランクの俺がメインだろうけど)は、冒険者達の間で一躍有名になってしまった。
 道行く方々からは称賛やら嫉妬やら逆ナンやらを受けつつも、その全てを余裕綽々に躱す。
 こうしてチヤホヤされるのも今の間だけだよ。

 今日は休日にする予定だったので、生活雑貨や食材を買い込むなりして、あとはゆっくり過ごす。

 リザの淹れる紅茶にお菓子を添えて、三人で談笑しつつ。

「これでよし……と」

 便箋にペンを走らせていたリザは、その内容を確認して、頷いた。
 何を書いているのかと言えば、実家への手紙だ。
 リザ自身の今の現状や、俺とエリンのこと、近い内に俺を婚約者として紹介したい、といった内容だ。
 中々の文量になっている。

 宛名を書いた便箋を封筒に入れて、糊で閉じる。

「では、これを郵便屋さんに出してきますね」

「ん、分かった」

「いってらっしゃーい」

 俺とエリンに見送られて、リザは出掛けていく。

 少しの間だけ、エリンと二人きりだ。

「なんか、ここまで色々あったなぁ……」

 ふとエリンがそう切り出してきた。

「色々って?」

「うん。孤児院で過ごしてたと思ったら神託を受けて魔王討伐の旅に出されたり、アヤトと出会って散々扱かれて、気が付いたら魔王を倒したって実感も無いまま帰国して、アヤトに攫われたら別の世界に一緒に行くことになって、リザちゃんと出会って冒険者になったらこのお家を買っていて……うん、目まぐるし過ぎてよく覚えてないかも」

「そう言われれば、その通りだな」

 エリンと出会った転生初日から、こういう"安息日"というものは無かった気がする。
 宿屋続きで、こんな風に自宅でのんべんだらりということも出来なかった。

「そっか……私、自分の家を持てるようになったんだ」

 感慨深げに、エリンはリビングを見回す。

「アヤトもリザちゃんも、他人じゃない"家族"になってくれるし、「ただいま」って言って帰ってきたら、「おかえり」って言ってくれる人がいてくれるんだって」

 孤児院にいた時からしたら考えられないようなことばっかり、とエリンは苦笑する。

「……私も、院長先生にお手紙出したいけど、郵便屋さんも世界の向こう側にまで届けてくれるわけじゃないもんね」

「エリン……」

 そう。
 結局エリンは、自分のことを伝えたい相手のことをほったらかしにせざるを得ないまま、この世界に来てしまったのだ。

 あのダ女神様もそうだが、エリンの功績を横から取り上げた挙げ句彼女を王室に閉じ込めようとした、マイセン王国の王族(バカタレ)どもにも非がある。
 そのせいで俺が城壁をぶち抜いて、国外逃亡せざるを得なかったんだ。王様にドロップキックだけじゃなくて、城を完全に焼き払っておけば良かったな。

 ――人、これを責任転嫁という――。

「……そうだな。いつか、俺の方から女神様を脅し……ゲフンゲフン女神様にお願いして、一度だけ前の世界に転移してもらおう」

「今、「女神様を脅して」って言いかけたよね?」

「はっはっはっ、何のことやら」

 脅迫するかどうかはさておき、いつか必ず前の異世界に転移して、エリンと一緒に院長先生と挨拶しに行かないとな。

「昨夜も、女神様にバカーとかアホーって怒鳴ってたけど……本当に女神様なんだよね?そんな悪口を堂々と言ったりしたら、天罰が下ったりしない?」

「人の悪口を言う時は正面から大きな声で堂々と言わないとな」

 どこぞの銀河の英雄もそう言ってたしな。

「すっごい開き直りようだぁ……天罰の方は?」

「天罰?女神様から罰を与えられる際は、明らかに俺に非があった時だけで、俺も罰を受けることには納得している。少なくとも、女神様の機嫌を損ねたくらいで罰を受けたことはないな」

 あの女神様、信賞必罰に関してはちゃんとしてるからなぁ。たまに公私混同甚だしいジャッジを下すことはあるけど。

「そうなんだ?なんかこう、むしろアヤトの方が立場が上なんじゃないかって思ってたよ」

「いや、それはない。なんたってあの女神様、普通の神様より断然偉い人だからな」

 即答させてもらう。
 確かに俺は四億年近く生きてきたせいで、幾千もの神殺しを成し遂げてきたけど、ウチの女神様はただの女神様じゃなくて、時空の管理者だからな。
 さすがの俺もそんな存在に真っ向から対峙しようと思ったら、入念な下準備と妨害工作をして、それでも勝てるかどうかかなり怪しいくらいだ。
 昨日のコードP1X15Eの方がよっぽど女神様らしいが、ウチの女神様からしたら、単なる下働きさんなんだよなぁ。

 すると、ドアが開けられる音が玄関から届く。リザが帰ってきたかな。

「ただいま戻りました。アヤトさん、ギルドマスターからお手紙です」

「オルコットマスターから?」

「はい、これをアヤトさんに渡してくれとのことです」

 帰ってくるなり、リザは途中で手渡されたのだろう、俺宛の手紙を差し出してきた。
 手紙を出しに行ったらまた別の手紙を貰ってくるとはな。
 わざわざ手紙にしなくても、直接言ってくれればいいものを。

「はいはい、なんでございましょう」

 リザから手紙を受け取る。
 ほほー、上質な紙使ってんな。わざわざ金箔が押されたり、妙に金のかかった手紙だな。
 封を切って中身を確認する。
 フムフムヌクヌクアプアア。

「…………」

 ほーん。

「アヤト、なんて書いてるの?」

 隣からエリンが文面を覗いてくるので見せてやる。

「ようするに、「SSランクの冒険者をてめぇだけで独占してんじゃねぇよ、ウチのギルドにも貸してくださいやがれ」ってことだな」

 要約するとそんな感じである。

「アヤトさんを名指しで?どこの町のギルドですか?」

 リザもエリンの反対側から手紙の内容を見やる。

「冒険者ギルド・『アトランティカ』支部だそうだ」

「ア、アトランティカですか!?」

 町名を聞いて、リザが驚愕した。

「リザちゃん、それってどこのこと?」

 リザの驚きようからきっと大きな町なんだろうけど、エリンは一応訊いてくれる。

「アトランティカって言えば、三大都市の一角に数えられる水上都市ですよ!?……アヤトさんとエリンさんじゃ、知らないのも無理ないでしょうけど」

 うん、だってこの世界に来てからまだ一週間経ってないし、よその町のことまでは勉強する余裕は無かった。

 リザが説明するところによると、アトランティカはフローリアンの町の五倍近い規模を誇る水上大都市であり、情報誌では『住みたい町No.1』に見事に選ばれるほどらしい。
 水上都市だけあって船の行き来が極めて盛んで、『世界の貿易港』とも称されるとな。
 町の規模に比例するように冒険者の人口も多く、そのため一日に何十隻もの船が入出港しているのだとか。

「うん、まぁ、その水上大都市に派遣されてくださいってことらしい。ちなみにリザ、アトランティカってフローリアンの町からどのくらいかかる?」

「えぇと……まず、陸路で『ハルカスの町』に行くのに半日かかって、その町の港から客船で三日……ハルカスで一泊して手続き等も加えれば、四日くらいでしょうか」

 片道四日か。
 アトランティカで数日~一週間くらいは滞在するとしても、二週間以上は家を空けることになるなぁ。

「けっこう掛かるんだね……アヤト、どうするの?」

 この派遣を受けるのかと訊いてくるエリン。
 そうだなぁ。

「訊き返すようで悪いが、エリンとリザはどうだ?旅行……とはいかないが、それなりの船旅になる。多分、こんな機会でも無いと気軽に行けるような距離じゃない」

 ぶっちゃけると俺はどっちでもいい。
 すると、エリンとリザな顔を合わせて相談開始。
 ややあって。

「私は行ってみたいかな」

「わ、わたしも行きたいです」

 うむ、二人とも行きたいのか。
 
「なら、決定だな。そうと決まればオルコットマスターに受ける旨を伝え……るのは、明日でもいいか。今日はのんびりしよう」

 明日の午前中にでもギルドの方に派遣を受ける旨を伝え、いつ頃にアトランティカへ向かえばいいかを確認して、のんびり荷造りしてから出立すれば問題あるまい。
 リザの実家へのご挨拶はまだ先になりそうだが、急いては事を仕損じると言うくらいだ、今回のところはこちらを優先させてもらおう。



 その日はのんびり過ごして、翌朝にアトランティカ行きの派遣を受ける旨をオルコットマスターに伝えると、向こうの方から遣いの方が来られるそうなので、今日から三日後にハルカスの町に着いていれば良いとのことらしい。

 なら、もう一日くらいは依頼を受けて、それから一日空けてから出立するという感じで効率的に時間を使うとしよう。





「忘れ物は無いな?」

「私は大丈夫だよ」

「家の戸締まりも確認しました」

「よし、それじゃぁ行こうか」

 出立予定日を迎え早朝、旅の荷物を抱えて俺達三人は出立した。
 まずは前もって予約していた馬車に乗って、まずはハルカスの町へ。

 一応、道中に魔物が現れたら俺達が対処する手筈だが、フローリアンの町周辺の街道は比較的魔物の出現率は低いので、何も起きないことの方が多い。
 それでも最低限の警戒として、俺は馬車の後方で魔物が接近してこないかを見張りつつ、魔力を抑えた気配探知の魔法を展開しておく。
 せいぜい、俺を中心に半径300m程度の距離しか探知出来ないが、これだけでも十分だ。

 エリンとリザは幌の中で楽しそうにおしゃべりしているが、もし馬車の前方に何かあればすぐに飛び出せる準備は出来ている。



 魔物に出会すことなく半日、昼過ぎ頃にはハルカスの町に到着する。
 前の世界のルナックスほど大きな港町ではないが、船が行き来するだけあってそこそこに栄えている町だ。
 アトランティカからの遣いの人が来るのは、明日の午前中の予定なので、今日のところはハルカスの町でのんびり過ごす。



 翌朝。
 宿屋の部屋を引き払ったら、アトランティカからの遣いの人を待つために港へ。
 恐らくは船で来るはずだ。
 行きの三日間を船で過ごした上から、すぐに帰りで三日間船で過ごすことになる遣いの人は大変だな。

「そう言えば……」

 海を眺めながら三人並んで歩いていると、ふとエリンが話題を持ってきた。

「ねぇアヤト、"悪い海賊"ってどういう人達だと思う?」

「ん?"悪い海賊"?ガルチラ達とは違う意味でか?」

 ガルチラ達は海の冒険家と言う感じなので、エリンの認識では「良い海賊」なのだろうか。
 リザも何の話かと小首をかしげる。

「うん。海賊って、いわゆる"賊徒"でしょ?私はガルチラさん達以外だと、童話の中の海賊しか知らないから」

 ふむ。
 海賊と言えば……ピーターパンの悪役ヴィランであるキャプテン・フックは、激情家で狡猾かつ残忍、憎悪の対象であるピーターパンを陥れるために手段を選ばないと言う悪漢……とされているが、彼からすれば自分の娘をピーターパンに奪われたも同然だからなぁ。

「まぁ、ようは破落戸だ。漁船や商船を襲って金品や物資を奪うというのが基本だな」

 男は殺せ!女は犯せ!を地で行くような奴等でもある。

「その、ね。もしかしたら、アトランティカ行きの航海でも、そういう海賊に襲われたりするのかなぁって思って」

「だとしたらその人達も不運ですね、アヤトさんにちょっかいを出すってことですから」

 リザはむしろ襲ってくる側の方を憐れんでいる。しかもその要因が俺ってか。
 否定はしないけどさ。

「もしそんな海賊が襲ってきたら?」

 どうするのかとエリンに訊ねられたので、素直に答えてあげよう。

「そうだなぁ、近付かれる前なら魔法で船を粉々にしてもいいし、近付いて来るなら相手の船に乗り込んで、乗組員を皆殺しにして金品を奪ってもいいなぁ」

 利用価値も無くて、殺しても問題ない相手なら遠慮なく殲滅だな。

「そういう襲撃が無いに越したことはないですよね。その人達のためにも」

 おいリザ、さっきから心配する相手が違う気がするぞ。



 もうしばらくすると、水平線の向こうから船が顔を出してきた。
 ほほー、これまた立派な客船だ。
 ガルチラの海賊船もなかなか大きかったが、これはそれ以上のサイズだ。
 だが、ガレオン船のそれではないな、恐らく蒸気機関かその辺りでで動いているのだろう。
 帆に描かれている紋様はアトランティカの紋章かな。
 その上、客船の左右にはもう二隻も船が追従している。
 客船ではないな、武装してある辺り護衛艦か何かだろうか。

 入港して、まず最初に船から降りてきたのは、黒髪ロングを靡かせた、踊り娘――あるいは巫女か――のような衣装を纏った美少女。



「あなた様が、『フローリアンの英雄』、アヤト様でしょうか?」

 フローリアンの英雄?なんだその大層な異名は、そんなん知らんぞ。

「はい、俺がそのアヤトです。英雄かどうかは、初めて聞きましたが」

「あら、あなた様のご活躍は、アトランティカで今、最も話題になっていますよ?」

 えー、俺そんな活躍しましたっけ?……あぁ、ヨルムガンド湿地帯の一件か。

「申し遅れました。私は『クロナ』と申します。此度は、皆様をアトランティカへお招きするため、案内役として参りました」

 しゃなり、と言う擬音が聞こえそうなくらい雅やかな一礼。

 俺の両隣で「すっごく綺麗な人だ……」とか「これは負けました……」とか小声で聞こえてくる。

 二人のいる前だから言わないが、このクロナさんとやら、"大人"なのだ。
 実年齢はともかく、雰囲気や物腰が大人びている。

 目に見えないそれだけではなく……露出度の高い衣装のせいか、小ぶりなスイカくらいはあるんじゃないかってくらいのお胸様とか、素晴らしい曲線美を持つ腰や太ももが……

 おっと、真面目な話真面目な話。

「よろしくお願いします。ところでクロナさん」

「クロナ、で構いませんよ。敬語も結構です」

「なら、クロナ。船は今着いたばかりだが、すぐにまた出港するのか?」

「積荷の積み下ろしなどもあるので、出港はお昼頃になります
。それまでは僭越ながら、このクロナが客船の案内をいたします」

 なるほど、ハルカスの町との公益も兼ねてってことだな。

「では、お言葉に甘えるとしようか。頼む」

「お任せくださいな。では御三方、こちらへどうぞ」

 クロナに案内され、客船へ乗り込んでいく。

 さて、今回のこの遠征はどうなるやら。
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