26 / 34
~第一章~
愛の冷める時
しおりを挟む
「嫌よ! 嫌っ! 無理に決まってるじゃない!」
恥ずかしげもなく王城の廊下で騒ぎたてるサマンサは柱の影にしゃがみこみ隠れて出てこようとしなかった。
それもその筈だ。
豚と化け物の融合体になった自分の姿を知り、婚約者に会いたくないと駄々をこね、今日の式典に参加したくないと拒否しているのだからーー。
式典の時間が差し迫り、どうしようもなくなった侍女が無理矢理部屋から連れ出したまでは良かったのだが、途中で怖じ気づいたサマンサが「やっぱり無理!」と言って逃げ出そうとしていた。
侍女達はそれぞれ、サマンサを説得する者、侍女長と執事に相談しに行く者、最終手段として護衛騎士に運んでもらおうと呼びに行った者達がいた。
柱の影から憎しみのこもった視線を向けてくるサマンサの姿に溜め息をついた侍女。
ジャンケンで負けたとはいえ、何で私が説得しなきゃいけないのよ。こんな我が儘姫なんか、無理矢理連れていけばいいのよ! そんな姿になったのは全部自業自得じゃない!
侍女は内心不満だらけではあったが顔には出さず、自分に与えられた仕事だけをこなした。
「サマンサ様 先程も言いましたが、本日の式典には大勢の方々がいらっしゃいます。忙しい陛下や王妃様、そしてサマンサ様の婚約者様はこの日の為に無理をしてスケジュールを開けられました。ですからサマンサ様の都合では式典の中止はありえません。」
「な、なら! せめてヴェールをちょうだい! 顔を隠すわ!」
柱の影からむちむちとした手が伸ばされているのが見えた。
「はぁ……サマンサ様。本日の式典はサマンサ様のお披露目と隣国への出立式なのですよ? それなのに顔を隠すなんて許されませんわ。もう少し御自身の立場を理解して下さいませ。」
そんな事もわからないの?と馬鹿にするような侍女の視線。
見下したような物言いと視線にカチンときたサマンサだったが、此所で大声を出して人が集まってきても困ると思い、グっと堪える事にした。
そして執事が護衛騎士達と共に現れ、サマンサの抵抗虚しく陛下達や婚約者様が居る客間へ連れて行かれた。
「ちょ、触んないでよ! 私を誰だと思っているの!? この国の王女様よ! そんな荷物みたいな運び方が許されると思っているの!?」
暴れ狂い、文句ばかり騒ぎ立てているサマンサを無理矢理肩に担いでいた護衛騎士達は聞いていた話と違う! 心の中で叫んでいた。
本物の第二王女は優しくて庇護欲を誘う可愛らしい容姿の美人だと聞いていた。
だから出世や名誉よりも第二王女に会える事を楽しみにして護衛騎士の任を引き受けたのに何でこんな化け物の豚を相手にしなきゃいけない!
騎士は怒りを内に隠しながら無言で城内を歩き続けた。
すれ違う使用人や貴族、同僚の騎士からの視線に耐えながら未だに騒ぎ立てるサマンサに冷ややかな視線を送った。
こんな礼儀一つない癇癪持ちを相手にするくらいなら、あの色なしの平民女の方がマシだったな。
そして騒ぎ立てるサマンサの声を聞きつけたのか、婚約者のクリスディークが客間から飛び出してやって来た。
「おい! 何の騒ぎだ! サマンサの泣き叫ぶような声が聞こえてきたぞ!」
又も他国の王城内で我が物顔で権力を振るおうとするクリスディークは声のする方へと顔を向けた。
「…………は? ……こ、これは……一体何の冗談だ?」
震えながら王子は目の前に居た存在を指差した。
「い、いやっ……!」
サマンサは信じられないものを見るように困惑していたクリスディークと目が合い、思わず顔を騎士の肩に隠した。
「は……? サ、サマンサ……な、なのか?」
声はサマンサだと思うが姿が数ヶ月前とはあきらかに違う。一致しない。というか別人過ぎる。
誰かに呪われたと説明を受けたのなら、それを確実に信じてしまうだろう。
それほどまでにサマンサの美しさは失われていた。
クリスディークは小さな声で「ば、化け物じゃないか。」と言った。
その発言にサマンサは肩をビクリと揺らした。
「王子様、申し訳ございませんが此所は王城の廊下ですので、客間の中へ移動してもよろしいでしょうか?」
「あ、ああ……すまない。そ、そうしよう。」
人が集まる前に部屋に入ろうと騎士が勧めると、クリスディークはかなり狼狽えながらも必死に冷静さを装った。
客間に入ると、室内にはソファーで寛いでいる陛下や王妃様、王子に王女。そして数名の貴族達がいた。
「一体何の騒ぎだ。」
陛下から鋭い視線と、問いただすような厳しい声が聞こえた。
「ぁ……」
「……っ……」
「騒ぎを起こしていまい申し訳ございませんでした。第二王女 サマンサ様をお連れ致しました。」
蛇に睨まれた蛙の如く、体を強張らせるサマンサと王子。そして騎士は肩に担いでいたサマンサをそっと地面に降ろして陛下の前で跪き頭を下げた。
貴族達は騎士の報告を聞いて驚いた。
あ、あれが第二王女 サマンサ様だと!?
何を言っているんだ? そんなわけがない!
貴族達は陛下の御前だというのも忘れ、騒々しく騒ぎ立てた。
「あ、あの化け物が第二王女様だと?」
「そ、そんなわけがなかろう。あれからまだ数ヶ月しか経っていないのだぞ? 一体どんな生活を送ればそんな姿になると言うんだ!」
「冗談は止してくれっ! そのような者を我が国の王族としてお披露目するのか?」
「なんて姿なんだ! 見るに耐えないぞ!」
混乱しているせいか自分達の声量の大きさに気がつく事もなくサマンサへの罵倒が飛び交った。
徐々にヒートアップしていくその言動を聞いていく内にクリスディークの声も少しずつ溢れていった。
「そうだ。あのような女、私は知らない。」
「あんなのは私の愛したサマンサではない。」
「化け物だ。あれではただの化け物だ。」
「私の伴侶には相応しくない。あんな化け物を連れて国には帰れない。……その通りだ。あんなのを連れて帰ったら王子としての品格を疑われる。そうだ。その通りだ。……私の決断は間違っていない。仕方のない事だ。変わってしまったサマンサが悪い。私は悪くない。……あの女は化け物になったんだ!」
顔を伏せ壊れたようにブツブツと呟いていたクリスディークは意思が固まったのか、勢いよく顔を上げて俯いて震えているサマンサを怒鳴りつけた。
「サマンサっ! お前は私の信頼を裏切り、そのような姿に身を落とした!」
「……ク、クリス様っ……」
「お前のような化け物を私は婚約者になど出来ない! 婚約破棄だ! 婚約破棄っ!」
「なっ……ど、どうして……」
「どうしてだと? 鏡を見て来なかったのか!? お前の今の姿で誰が王族だと思う! 美しくもない化け物女を我が国の王妃に出来ると思っているのか!? お前みたいに顔と体しか取り柄のなかった人間が何故それを捨てた! 理解に苦しむ。贅沢に溺れたのか? 醜い。所詮、平民として育った女はその程度という事だな!」
蔑む言葉がスルスルと口から溢れてくるクリスディークは馬鹿にしたような蔑む視線をサマンサに向け、サマンサの全身を上から下までジーーっと眺め、そして鼻で嘲笑った。
「醜い性根にはお似合いの姿だ。」
恥ずかしげもなく王城の廊下で騒ぎたてるサマンサは柱の影にしゃがみこみ隠れて出てこようとしなかった。
それもその筈だ。
豚と化け物の融合体になった自分の姿を知り、婚約者に会いたくないと駄々をこね、今日の式典に参加したくないと拒否しているのだからーー。
式典の時間が差し迫り、どうしようもなくなった侍女が無理矢理部屋から連れ出したまでは良かったのだが、途中で怖じ気づいたサマンサが「やっぱり無理!」と言って逃げ出そうとしていた。
侍女達はそれぞれ、サマンサを説得する者、侍女長と執事に相談しに行く者、最終手段として護衛騎士に運んでもらおうと呼びに行った者達がいた。
柱の影から憎しみのこもった視線を向けてくるサマンサの姿に溜め息をついた侍女。
ジャンケンで負けたとはいえ、何で私が説得しなきゃいけないのよ。こんな我が儘姫なんか、無理矢理連れていけばいいのよ! そんな姿になったのは全部自業自得じゃない!
侍女は内心不満だらけではあったが顔には出さず、自分に与えられた仕事だけをこなした。
「サマンサ様 先程も言いましたが、本日の式典には大勢の方々がいらっしゃいます。忙しい陛下や王妃様、そしてサマンサ様の婚約者様はこの日の為に無理をしてスケジュールを開けられました。ですからサマンサ様の都合では式典の中止はありえません。」
「な、なら! せめてヴェールをちょうだい! 顔を隠すわ!」
柱の影からむちむちとした手が伸ばされているのが見えた。
「はぁ……サマンサ様。本日の式典はサマンサ様のお披露目と隣国への出立式なのですよ? それなのに顔を隠すなんて許されませんわ。もう少し御自身の立場を理解して下さいませ。」
そんな事もわからないの?と馬鹿にするような侍女の視線。
見下したような物言いと視線にカチンときたサマンサだったが、此所で大声を出して人が集まってきても困ると思い、グっと堪える事にした。
そして執事が護衛騎士達と共に現れ、サマンサの抵抗虚しく陛下達や婚約者様が居る客間へ連れて行かれた。
「ちょ、触んないでよ! 私を誰だと思っているの!? この国の王女様よ! そんな荷物みたいな運び方が許されると思っているの!?」
暴れ狂い、文句ばかり騒ぎ立てているサマンサを無理矢理肩に担いでいた護衛騎士達は聞いていた話と違う! 心の中で叫んでいた。
本物の第二王女は優しくて庇護欲を誘う可愛らしい容姿の美人だと聞いていた。
だから出世や名誉よりも第二王女に会える事を楽しみにして護衛騎士の任を引き受けたのに何でこんな化け物の豚を相手にしなきゃいけない!
騎士は怒りを内に隠しながら無言で城内を歩き続けた。
すれ違う使用人や貴族、同僚の騎士からの視線に耐えながら未だに騒ぎ立てるサマンサに冷ややかな視線を送った。
こんな礼儀一つない癇癪持ちを相手にするくらいなら、あの色なしの平民女の方がマシだったな。
そして騒ぎ立てるサマンサの声を聞きつけたのか、婚約者のクリスディークが客間から飛び出してやって来た。
「おい! 何の騒ぎだ! サマンサの泣き叫ぶような声が聞こえてきたぞ!」
又も他国の王城内で我が物顔で権力を振るおうとするクリスディークは声のする方へと顔を向けた。
「…………は? ……こ、これは……一体何の冗談だ?」
震えながら王子は目の前に居た存在を指差した。
「い、いやっ……!」
サマンサは信じられないものを見るように困惑していたクリスディークと目が合い、思わず顔を騎士の肩に隠した。
「は……? サ、サマンサ……な、なのか?」
声はサマンサだと思うが姿が数ヶ月前とはあきらかに違う。一致しない。というか別人過ぎる。
誰かに呪われたと説明を受けたのなら、それを確実に信じてしまうだろう。
それほどまでにサマンサの美しさは失われていた。
クリスディークは小さな声で「ば、化け物じゃないか。」と言った。
その発言にサマンサは肩をビクリと揺らした。
「王子様、申し訳ございませんが此所は王城の廊下ですので、客間の中へ移動してもよろしいでしょうか?」
「あ、ああ……すまない。そ、そうしよう。」
人が集まる前に部屋に入ろうと騎士が勧めると、クリスディークはかなり狼狽えながらも必死に冷静さを装った。
客間に入ると、室内にはソファーで寛いでいる陛下や王妃様、王子に王女。そして数名の貴族達がいた。
「一体何の騒ぎだ。」
陛下から鋭い視線と、問いただすような厳しい声が聞こえた。
「ぁ……」
「……っ……」
「騒ぎを起こしていまい申し訳ございませんでした。第二王女 サマンサ様をお連れ致しました。」
蛇に睨まれた蛙の如く、体を強張らせるサマンサと王子。そして騎士は肩に担いでいたサマンサをそっと地面に降ろして陛下の前で跪き頭を下げた。
貴族達は騎士の報告を聞いて驚いた。
あ、あれが第二王女 サマンサ様だと!?
何を言っているんだ? そんなわけがない!
貴族達は陛下の御前だというのも忘れ、騒々しく騒ぎ立てた。
「あ、あの化け物が第二王女様だと?」
「そ、そんなわけがなかろう。あれからまだ数ヶ月しか経っていないのだぞ? 一体どんな生活を送ればそんな姿になると言うんだ!」
「冗談は止してくれっ! そのような者を我が国の王族としてお披露目するのか?」
「なんて姿なんだ! 見るに耐えないぞ!」
混乱しているせいか自分達の声量の大きさに気がつく事もなくサマンサへの罵倒が飛び交った。
徐々にヒートアップしていくその言動を聞いていく内にクリスディークの声も少しずつ溢れていった。
「そうだ。あのような女、私は知らない。」
「あんなのは私の愛したサマンサではない。」
「化け物だ。あれではただの化け物だ。」
「私の伴侶には相応しくない。あんな化け物を連れて国には帰れない。……その通りだ。あんなのを連れて帰ったら王子としての品格を疑われる。そうだ。その通りだ。……私の決断は間違っていない。仕方のない事だ。変わってしまったサマンサが悪い。私は悪くない。……あの女は化け物になったんだ!」
顔を伏せ壊れたようにブツブツと呟いていたクリスディークは意思が固まったのか、勢いよく顔を上げて俯いて震えているサマンサを怒鳴りつけた。
「サマンサっ! お前は私の信頼を裏切り、そのような姿に身を落とした!」
「……ク、クリス様っ……」
「お前のような化け物を私は婚約者になど出来ない! 婚約破棄だ! 婚約破棄っ!」
「なっ……ど、どうして……」
「どうしてだと? 鏡を見て来なかったのか!? お前の今の姿で誰が王族だと思う! 美しくもない化け物女を我が国の王妃に出来ると思っているのか!? お前みたいに顔と体しか取り柄のなかった人間が何故それを捨てた! 理解に苦しむ。贅沢に溺れたのか? 醜い。所詮、平民として育った女はその程度という事だな!」
蔑む言葉がスルスルと口から溢れてくるクリスディークは馬鹿にしたような蔑む視線をサマンサに向け、サマンサの全身を上から下までジーーっと眺め、そして鼻で嘲笑った。
「醜い性根にはお似合いの姿だ。」
122
あなたにおすすめの小説
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる