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6: 我、魔王。サキュバスを小一時間程問い詰めたい。

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「そんなに我の雌奴隷になりたいなら、それらしく振る舞え。」

ガチャリと闇から取り出した首輪を嵌めて、その鎖を引っ張ってやれば、呆気なく勇者は魔王の膝に倒れ込んでくる。

(はゎゎゎゎ……魔王様♡の太腿に触れてしまった!てか、魔王様♡って服着てないんだ……!凄い、逞しいのに肌触りは人間離れした滑らかさ…。組み敷かれて滅茶苦茶に肌を合わせたら最高だろうな…♡)

勇者はそのまま魔王の肌を味わうように撫でると、ゴクリと喉を鳴らし、魔王の腿に口付けした。


そして、腿を妙にさすさすと撫で、嬉しそうにするもそれだけで、特に何が始まるという訳でもなかった。

「……………………。」

「……………………♡」



「……………………?」


暫し待ってみても太腿を撫でくり回されるだけで何も始まらず、沈黙に耐えきれなくなった魔王は勇者に問いかけた。

「まさか……。勇者よ、貴様まさか、何をして良いのか判らないのか?」

愕然と問えば図星だったらしく、もじもじと勇者が恥ずかしそうに体を揺らす。

「貴様、さっきからフニャチンにしてだの雌奴隷にしてだの散々言ってたのは一体何だったのだ。」

魔王は少し期待してしまっていただけに憤った。

「スミマセン……実は俺、田舎で生まれ育ったせいで童貞は勿論、キスすらしたことが無くて……。
こないだ意気投合したサキュバスに魔王様♡に相応しい淫乱雌奴隷になる為のワンポイント講座を眠る度に開いて貰ってるんですが、夢なせいか、中々覚えられなくて……。台詞は半分くらい覚えたんですけど……。
確か、服従を示した後は全身を使って御奉仕だったと思うんですが、あれって服は脱ぐんですかね?
えっと、魔王様♡の…おちんぽミルクを……「うむ。勇者よ、それはもう忘れようか。」

食い気味に止めた魔王に勇者がきょとんとする。

「え、でも、魔王様♡の♡ハート♡を射止めるには絶対コレ!って……あ、SMバージョンの方がお好みだっ「忘れようか。勇者よ。」

「え、でも……」

「ハッキリ言おう。サキュバスが考えるものなど、全て我の好みではな「忘れました。俺、何も学んでないです。」

まだ何か言いたげな様子の勇者だったが、魔王の言葉に即座に忘れる事にしたようだ。

只そうすると、溢れるヤル気と元気だけを持て余した田舎青年勇者は為す術が無いらしく、捨てられた子犬のような目で魔王を見上げてくる。その純朴な眼差しに、魔王の闇がむくむくと鎌首をもたげた。

(望んで我が手に堕ちると言うのだ。躊躇うことはない。望み通りにしてやろうではないか。)

再度そう考えた魔王は、勇者の首輪に付けた鎖を軽く引き、勇者を自身の中心へと誘った。

「まぁ、貴様が望むなら試しに使ってやる。俺のを乞うなら精々楽しませろ。……イかせられたら雌奴隷にするのも考えてやろう。」

魔王が嗤って言えば勇者は、俄然ヤル気が出たぞ!とばかりに目を輝かせた。

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