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7: 羅武と賭けと最後の追加。
しおりを挟む「最後の追加は、コレだよ。」
監禁野郎が俺の目の前でプラプラとストローみたいな細い棒を振る。なんだこれ。黒くて、シリコンか?ポコポコしてる。
「安心して、シリコンで柔らかいから、安全だよ。」
「お、おう。そりゃ、どーもな。」
ほら、とクニクニ曲げて見せる監禁野郎に、何だかよく判らなかったが取り敢えず礼を言っておいた。
何だか、俺の体を気遣われたみたいだし。
「暴れたら危ないし、ちょっと拘束は強めにするね。」
監禁野郎はそう言うと、束の間の自由を満喫していた俺の手を取り、内側がファーになった拘束具で後ろ手に固定した。
実は、一日追加を頼んでから、俺は疲労困憊で寝てしまったらしく、拘束を首輪だけにしてたっぷり7時間程寝かせてくれてたのだ。ボーナスタイムだそうだ。
起きたら軽く清められた体で監禁野郎の腕にすっぽり収まって寝ていたので少し驚いた。
その後、食事をして、シャワーで洗ってもらい、今に至る。
首に首輪付けられただけの状態で、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ…。誰かが見たら、殴って逃げたら良いって言うだろう。
でも、そうしなかったって事は、俺はもう、結構絆されてるって事なんだろう……。
なんて、自己分析しながら監禁野郎に従う。
実際、時々感じる素直な愛情に、心が満たされつつある。
髪を優しく撫でる指、優しい眼差し、温かな微笑み…。一緒に笑って、一緒に泣き、一緒に怒ったあの頃。
最後に一緒に食事をしたのはいつだっけ……。
俺と、緋狼も…昔は本当に素直に愛情を向けあっていたから…。
だからこそデカく空いた胸の穴に、監禁野郎が向けてくる素直な愛情が染みる様に入ってくる…。
思い出に縋ってずっと、緋狼を追い掛けて来たけど、もう、潮時だったのかもしれない。
「……ッツぅ…」
「あ、ごめん。痛かった??ごめんね、羅武、大丈夫?」
まだちょっと疲れてるんだろうか…。
ぼーっと感傷に浸っている間に、俺は段ボールに詰め込まれたみたいにギチギチに拘束されていた。
「え。……これ、なんか酷くないか?」
一切の遊びなく膝を胴体に固定されたM字開脚拘束に、呆然と呟く。
「ごめんね、羅武。でも、しっかり寝てご飯食べて体力回復したから、暴れそうだなって思ってさ…。
何度も言うけど、羅武を傷つけたくないんだ。」
アッシュゴールドの長い睫毛に縁取られたダルブルーの瞳が、俺を気遣っているよ、と言わんばかりに直向きに見つめてくる。
だが、そもそも、
「傷付けたくないなら、まず、監禁すんなっての…。」
「じゃぁ、コレ挿入れてくよ…。」
スルースキル高ぇ……。なんて余裕な考えはすぐに吹き飛んだ。
「はっ!?ま、待って!何すんの!!?」
ざあっ、と、本当に音を立てて血の気が下がる。
監禁野郎が、俺のちんこを掴んで、その先端に黒い棒を宛がったのだ。
「ほら、あんまり動いちゃ危ないよ…。羅武、イイコだから…。」
そう言って、ローションでテラテラ光る黒い棒を、そっと俺のちんこに突き立てやがった。つぷり、と何かが入ってくる感覚に、全身に電気みたいな衝撃が走る。
「ぃぃぃいやだ!や、止めろ!!止めろって…あ"あ"あ"っ!!」
つぷつぷと入ってきちゃいけない所に入ってくる感覚に、俺は後ろ手に拘束された手でシーツを掴み、身を捩り、手足を突っ張って抗った。
「羅武、羅武!息をして!力を抜いて…!」
「う、……ぐっ……っ……!」
監禁野郎が心配そうな声をあげて頬を撫でるが、それどころじゃなかった。拒否感が凄くて、全身に危険信号と電気が走る。
少し進んでは抜ける寸前まで戻して又進んでくる在っちゃいけない感覚に、全身に力が入りすぎて痙攣してるみたいにぶるぶると震える。
いつの間にか噛ませられた革のベルトをギリギリと噛み締める。
と、ふっ、と重力から解放されたような感覚に陥る。
ヅーーーーーーー……と耳鳴りの様な音がして、全てが白く鈍い。
監禁野郎が何か言ってるが、声がモコモコしてて……。
俺を覗き込むダルブルーの瞳を見詰めながら、俺は意識を手放した。
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