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18: 捕まった羅武と新しい首輪。
しおりを挟む「羅武……好きだよ。滅茶苦茶好き。……愛してる。」
白い長い腕に絡めとられ、再び布団に潜り込んだ俺に、綺羅が囁く。
「うん。…ありがとう。……急すぎて、ちょっと…何か、自分の気持ちが何なのか判んないけど、…俺、綺羅のこと、嫌いじゃない…。……結構、好きかも。」
乾いた唇が俺のあちこちを辿る。そのさらりとした感触をゆっくり堪能しながら、俺も俺の素直な気持ちを伝えた。
「ありがとう……羅武、嬉しい。今はそれで充分だよ…。幸せだ…。………さて、と。そろそろ起きよっか。羅武もお腹減ってるよね♪」
俺を抱き締めて、幸せを噛み締める様に囁いた後、気分を一新させて明るく言う綺羅に、何だか肩透かしを食らう。
「あれ、ヤんねぇの?……なんか、あんなハードな拘束で監禁されてたし、てっきりヤられると思ってたんだけど。」
ちょっと気恥ずかしくて、ポリポリと側頭部を掻きながら言えば、
「連日のオモチャの感覚とか疲れとか残ってるでしょ?
初めては、そういうのちゃんと回復した上で抱きたいんだ。」
なんて、バチコーン♡と長い睫毛を見せつけるウィンクと共に言われてしまった。
抱くとか、改めて言われると照れる。
顔を赤くする俺を余所に、綺羅はするりとベッドから出ると、隅においてあったボストンバッグを漁り、幾つかの候補を見比べてから、何だか黒っぽい服とタオルを手に戻ってきた。
「さ、羅武♡お風呂だよー♡」
なぁ、俺のこと、犬か何かだと思ってねぇ?
嫌みったらしくワン!と鳴いてやろうかと思ったが、全裸に首輪だけの自分の姿を思い出し、喜ばす未来しか見えなかったから黙って付いていった。
風呂場につけば、前回と違って今回は綺羅も一緒にシャワーする気みたいで、真っ白な全裸を晒す綺羅にちょっと赤面してしまう。
狭苦しいユニットバスに男二人は無理があったが、やっぱ、人に頭洗われんのだけは、病み付きになる。
「………で、ナンこれ。」
風呂から上がってタオルで拭かれ、髪を乾かされた俺は、目の前に置かれた小物の異様さに綺羅を睨んだ。
「綺羅って、こーゆー趣味なの?それとも、綺羅の中で俺ってこんな感じなの??」
首輪、鎖とかいっぱいついた系の首輪みたいな腕輪。ゴツゴツ指輪。パンクとか、ゴスな感じ。え、俺、こんなん着たこと無いけど。てか、俺の服は??
そんな俺の抗議の視線を受け流して綺羅が微笑む。
「いやぁ~、羅武に着せたい服っていっぱいあるんだけど、取り敢えず、首輪着けてて違和感ないのはこーゆーファッションかなぁって思ってさ。」
「首輪。」
「うん。首輪。因みに今日の首輪は黒だけど、赤もあるよ。赤の方が好き?」
今 日 の 首 輪 。
あまりのパワーワードに何だかクラクラしたが、確かに、普通の格好で首輪を着けられるよりは、こーゆーファッションで着けた方がマシかもしれない。
大きく溜め息吐いて、俺は大人しく従った。
服も小物も靴も、指輪も、恐ろしいことにどれもサイズがぴったりだった…。
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