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草食系の優男だと思っていた幼馴染みが恋人になったら全然違う事に気づいた 1
しおりを挟む綺麗で穏やかで爽やかな幼馴染みと恋人になり、めちゃくちゃセックスされた話。
現代 高校生 幼馴染み
──────────────
先日、美咲は幼馴染みの静と付き合うことになった。
家が近所で、同い年の二人は幼稚園のときからずっと一緒にいる。
「みさちゃん、僕と結婚して」
静が美咲にそう言ってきたのは五歳のときだった。
「やだ」
「ええっ!?」
「だってしず、あたしより弱いもん」
美咲と静は柔道教室に通っている。美咲が興味を持って通いはじめ、静は美咲が通うなら自分も、とついてきたのだ。
体を動かすことが好きな美咲は、めきめきと力をつけ、強くなっていった。静と勝負すれば、勝つのは必ず美咲だった。
プロポーズを断られ、静は目に涙をいっぱい溜めて、それでも諦めずに食い下がる。
「じゃあ、僕、みさちゃんより強くなる! そしたら僕と結婚してくれる!?」
「いいよ、あたしより強くなったらね」
「約束だよ!?」
「うん」
当時美咲は結婚がどういうものなのかもよくわかっていなかったから、あっさり了承した。それに、美咲は静に負ける気がしなかったのだ。
以降、静は美咲と勝負しなくなった。柔道は続けていたし、それで二人の関係が変わることはなかった。
幼馴染みの距離を保ったまま、二人は成長していった。
二人の関係が変わったのは、高校に入学した後だった。
美咲と静は同じ高校に入学し、柔道部に入部した。
ある日静が美咲に言った。
「みさちゃん、僕と勝負して」
突然のことに驚いたが、断る理由もないので受け入れた。
プロポーズされてから、彼とは一度も勝負していない。幼稚園の頃は美咲より小柄だった静だが、今は彼の方が身長は高い。だが、美咲は負ける気はしなかった。勝てるだろうと思っていた。
部活が終わり、部員のいなくなった道場に美咲と静だけが残り、勝負した。
そして美咲は負けた。勝てるとは思っていたが、決して油断はしなかった。本気で戦って、それでも負けた。あっさりと。完膚なきまでに。力の差を見せつけられて。
畳に叩きつけられ、呆然とする美咲にのし掛かり、静が真上から見下ろしている。
「僕、みさちゃんより強くなったよ」
美咲はなにも言えず、ただ静を見つめ返す。
「これで、僕と結婚してくれるよね?」
その約束を、忘れていたわけではない。覚えてはいた。けれど、静がそれを未だに本気にしているとは思っていなかった。なにせもう何年も前の話だ。
お互いあまりにも幼く、あのとき静が美咲と結婚してなんて言ったのだって、恋愛感情などあったわけでもなく、単に友達の美咲とずっと一緒にいたいからとかそんな理由で、結婚の意味もよく知らずに言っていたのだろうと思っていた。たまたま一番親しい友達が美咲だったから。
静は幼い頃、女の子のように可愛らしい容姿をしていて、よく女の子に間違えられていた。成長するにつれ、可愛らしさは色気を兼ね備えた美しさへと変化していき、静はとても綺麗な顔立ちをした美少年となっていた。それはそれは大層モテて学校では女子にキャーキャー言われ、モデルにスカウトされることもあるほどだ。
一方美咲は幼い頃はよく男の子に間違えられていた。成長して男に間違えられることはなくなったが、がさつで女らしさの欠片もないので男みたいと言われることが多かった。静と違い全くモテないし、可愛いともてはやされることもない。女扱いなどされない。
そんな美咲を、静が好きでいるなんて思いもしなかった。あんな子供の頃の約束、忘れているだろうと思った。覚えていたとしても、まさか本気にしているだなんて思いもしなかった。
穏やかで、線が細く儚げな印象の静。近くにいた美咲は彼のことをずっと見てきた。だから、負けることなんてないと思っていた。体格は違っても、静に負けるなんて想像もしていなかった。
しかし今、美咲は静に組み敷かれている。
いつもの草食動物のような優しげな雰囲気は鳴りを潜め、美咲にのし掛かる彼はまるで肉食獣のようだ。普段とはまるで違う男らしい艶を孕んだ双眸に間近から見下ろされ、美咲はぞくりと体を震わせる。怖いわけではないのに、射竦められたかのように身動きが取れない。
ずっと見てきたはずなのに。こんな静を、美咲は知らない。
嫌でも男として意識させられる。
男なのだと、思い知らされる。
「みさちゃん?」
「は…………」
「僕の話、聞いてる?」
投げ出された美咲の両手に、静の手が重なる。指を絡めぎゅっと握られる。
幼い頃はよく手を繋いでいた。そのときは美咲の方が手が大きかったのに、今はもう美咲の手を簡単に包み込めるほど静の手は大きくなっていた。指の長さも太さも、全然違う。
ああ、彼は男なのだと、改めて認識させられた。
意識したら、途端に羞恥が襲ってきた。だって、押し倒されている状態なのだ。急に堪らなく恥ずかしくなってきた。
「ちょ、しず、静、ち、近いからっ、離れろよっ」
「みさちゃん、僕、まだ返事聞いてないよ?」
「へっ、返事……?」
「僕と結婚してくれるんだよね?」
「はあっ!? いや、け、結婚、なんて……」
「みさちゃん言ったよね? みさちゃんより強くなったら結婚してくれるって。忘れちゃったの?」
「わ、わす、忘れては、ないけど……」
「約束破るの?」
「そ、そういう、わけじゃ……っていうか、いきなり結婚って、おかしいしっ、す、好きになって、恋人になって、そ、それから、だろ……」
「僕はとっくにみさちゃんのこと好きだよ。好きじゃなかったら結婚しようなんて言わないよ」
「そ、だけど、でも、あれは、子供の頃の、ことだし……」
「あの頃から、今もずっと、僕はみさちゃんだけが好きだよ」
静のストレートな告白に、破裂しそうなほど心臓が高鳴る。痛いくらいにばくばくと脈打っている。
「で、でも、あたし、可愛くないし、がさつで、男みたいで、ほ、ほんとにあたしなんかと、結婚したいって、思ってる、のか……?」
自分で言うのもなんだが、魅力などなにもない。物怖じしないとか、男女問わず仲良くなれるとか、いいところなどそれくらいしかないのだ。
静はむっとしたように眉間に皺を刻む。
「当たり前でしょ。僕がなんのためにみさちゃんより強くなったと思ってるの。みさちゃんと結婚したくて、ずっと努力してきたんだよ。じゃなかったら、柔道とっくにやめてたよ」
努力してきたのは事実だろう。美咲の見ていないところで、努力を重ねてきたのだ。そうでなければ、美咲にこんなにあっさり勝てるはずがない。
美咲が、特に深く考えずに交わした約束を信じて。
「それに、みさちゃんは僕にとって誰よりも可愛い女の子だよ」
「な、に、言って……」
静の方が余程可愛いと言える。美咲と静を知る者からは、性別逆に生まれてきたんじゃないのかとよくからかわれた。
「本当だよ。僕が可愛いって思うのはみさちゃんだけ」
「静、趣味悪いんじゃないの」
「そんなことないけど、それならその方がいい。みさちゃんの可愛さは僕だけが知ってたいから」
「っ、っ、ほんと、よく、そんな恥ずかしいこと、ペラペラと……っ」
「嫌?」
「いや、って、いうか……」
「恥ずかしい? みさちゃん顔真っ赤。耳まで赤いよ」
「う、うるさいっ」
顔を隠したいのに、両手はしっかりと握られていて振りほどくことができない。体はずっと押し倒されたままで、逃げることもできない。せめてもと、必死に顔を背ける。
「も、見るなよ……っ」
「やだ。みさちゃん、すっごく可愛いもん」
蕩けた笑顔で甘く囁かれ、美咲は羞恥に泣きそうだった。
「可愛い、好きだよ、みさちゃん。僕と結婚して」
「っ、…………や、約束、破るつもりじゃ、ないけど、け、っこんは、さすがに、いきなりすぎるだろ……」
子供だったとはいえ、約束したのは自分だ。その約束のために努力し続けてきた静を拒絶することはできない。美咲は腹をくくっていたが、しかし、段階も踏まずにすぐ結婚というのは無理がある。
「うーん……じゃあ、まずは恋人になって」
「わかった、から、いい加減、どけ!」
大声で怒鳴り睨み付けるが、羞恥で顔を真っ赤にした状態では全く効果はないだろう。
静は嬉しそうににこにこと笑いながら、漸く解放してくれた。
そして、美咲と静は幼馴染みから恋人になったのだった。
小学校まではしょっちゅう互いの家を行き来していたが、中学に上がってからはあまり家に行くことはなくなっていた。それが、恋人になってからまた頻繁に家へ招かれるようになった。
今日も、美咲は静の家にお邪魔していた。彼の部屋でまったりとした時間を過ごしていたけれど、いつしか静の纏う空気が怪しいものへと変化していた。
「みさちゃん……」
甘ったるい声音で名前を呼び、ぴったり体をくっつけて、顔を寄せてくる。美咲はぎゅっと目を瞑り、拒まずにキスを受け入れた。
啄むような口づけが繰り返され、美咲の体から力が抜けていく。
しかし胸元をまさぐられたところで、美咲は慌てて静の体を引き離した。
「ど、どこ触ってんだよ!」
「どこって、みさちゃんの胸だけど」
「へ、へ、変なとこ触るな!」
美咲は胸を隠すように自分の体を抱き締めて静から距離を置く。
静はきょとんと首を傾げた。
「どうして触っちゃダメなの? 僕、みさちゃんの彼氏なのに」
「し、静、ま、また、あれ、しようと、してるんだろ……っ」
「あれって?」
「こ、この前、した、やつ……」
「セックス?」
綺麗な顔でさらりと卑猥な単語を吐かれ、美咲はぼふっと顔から火をふいた。
知らなかった。天使のようだと称されることもある静が、幼い頃は同年代の男の子に泣かされて美咲に縋りついてきていた静が、恥じらいもなく下ネタを口にするような男に成長していたなんて。
最近はずっと彼に翻弄されっぱなしだ。
「そそそそういうこと、はっきり言うなっ」
「はっきり言ってくれなきゃわからないよ」
「と、と、とにかく! し、しないからな!」
「え、なんで?」
「だ、だ、だ、だって……痛かったし……」
美咲はぼそぼそと言った。
数日前、美咲は静と初体験を済ませた。
愛撫されて気持ちよかったけれど、挿入されてからはとにかく痛くて早く終わってほしいと思っていた。終わったあともじんじんして、次の日まで痛みは残っていた。
そしてなにより、堪らなく恥ずかしかった。なにもかもが恥ずかしかった。あんな恥ずかしい思い、当分味わいたくない。
「痛いの、やだから、しない……っ」
ふいっと顔を背けるが、静は引き下がらず、美咲の頬を優しい手付きで撫でる。
「じゃあ、気持ちいいことだけしよう」
「はあ!?」
「おちんちん入れないから、みさちゃんが気持ちいいことだけしよう」
「やっ、し、しないっ」
痛いのも嫌だが、気持ちいいのも恥ずかしいから嫌なのだ。
「大丈夫、ね、少しだけ」
「や、やだっ、恥ずかしい……っ」
「たくさんしたら慣れるよ。だからたくさんしようね」
「やっ、んんんっ」
抵抗を封じるように唇を貪られる。
口の中に舌を差し込まれ舐め回され、舌先で上顎を擦られ、舌を絡めとられ卑猥な音を立てて吸い上げられ、美咲の体から力が抜けた。
ふにゃふにゃになった美咲を、静が軽々とベッドに運ぶ。
「いっぱい気持ちよくしてあげるからね」
美咲を見下ろす双眸は普段の草食動物のように穏やかなものではなく、情欲に濡れた雄のものだった。
「ひあっあっあっあっあっあ~~~~~~っ」
美咲ははしたない嬌声を響かせながら何度目かの絶頂を迎える。
あのあと美咲は全裸に剥かれ、甘く濃厚なキスで溶かされ、小ぶりな乳房を執拗に愛撫され、とろとろに濡れそぼった秘所を指でぐちょぐちょに弄られ、強烈な快楽を断続的に与えられ、言葉も満足に紡げないほどぐずぐずにされた。ベッドに仰向けになり、だらしなく脚を広げ、静にされるがままただ喘ぎ続ける。
「んひっひっあっあっあっあああぁっ」
「ふふ、またイッたね、みさちゃん」
「んあぁっあっあっあっ」
「とろとろの顔、可愛い」
静はうっとりと微笑み、美咲の唇の端から垂れた唾液を舐める。
陰部もシーツも静の手もびちょびちょで、ぐちゅぐちゅと聞くに堪えない淫靡な水音が、ずっと自分の下肢から聞こえてくる。自分の漏らした体液の音なのだと思うと恥ずかしくて堪らない。それでも、もう抵抗する意思も力も既になかった。
「みさちゃん、気持ちいい?」
「いいっ、あっあっあっあんっ、きもち、いっ」
よくない、なんて強がる余裕は既になくなっていた。恥ずかしくて答えるのを拒否すれば更なる快感に襲われ、答えるまで許してもらえない。静に尋ねられ、美咲は何度も何度も気持ちいいと言葉で伝えた。
実際、静の宣言通り、美咲は少しの痛みもなく快楽だけを与えられ続けていた。
クリトリスをにちゅにちゅと転がすように撫でられるのも、膣内をこりゅこりゅと押し潰すように擦られるのもおかしくなりそうなほど気持ちよくて、繰り返し絶頂へと追い上げられた。羞恥は徐々に薄れ、思考は霞み、気づけばただ快感に身を任せていた。
快感を得れば得るほど、下腹が疼いた。
気持ちいいのに、物足りない。
これ以上ないというほどの快楽を与えられているのに、切ないのだ。
体がなにを求めているのかはわかっていた。
あんなに痛かったのに。あの痛みをまだはっきりと覚えているのに、体は静が欲しいと訴えている。彼の熱を埋めてほしい。そうすれば、この疼きは治まるのだとわかっていた。
けれど、拒んだ手前、それを口にすることができずにいた。自分から入れてほしいとねだることができない。快楽に溺れても、まだ理性は残っている。
けれど、美咲が望まなければ決して与えられることはない。静は入れないと言った約束を一方的に破ったりしない。
「あっひっあっ、~~~~~~っ」
すっかり美咲の感じる箇所を覚えてしまった静に、またあっさりといかされる。
絶頂に達すれば達するほど、疼きは強くなる。
もう美咲の胎内は彼の欲望が欲しくて欲しくて我慢できないと蠢いていた。
「すごいね、みさちゃんの中、熱くて、気持ちいいって言うみたいにうねってる」
静は蕩けるような笑みを浮かべる。痛い思いをさせず美咲を快感でとろとろにさせられて嬉しいようだ。
美咲は懸命に手を伸ばし、静の腕を掴む。
「まっ、あっあっ、待って、しず、まっあっあっ、やめ、もうっ」
「もう? 嫌? やめたい?」
静は首を傾げて優しく問いかけてくる。
頷けば、静はやめてくれるのだろう。けれど、美咲はやめてほしいわけではない。今やめられたら、この火照った体をどうすればいいのかわからない。
「ち、が、あっあっ、しず、しずかぁっ」
「どうしたの、みさちゃん」
震える指で静の腕に強くしがみつく。
欲しい。欲しくて堪らない。腹の奥がむずむずして、美咲は身を捩る。
恥ずかしい。けれど、我慢できない。
「静、お願、んっ、お願い、だからぁ……っ」
「うん? やめる?」
「やっ、そ、じゃなくて……っ」
「みさちゃん?」
「っ、っ、し、して……っ」
「……なにを?」
静が本当にわかっていないのかとぼけているのかはわからないが、今はそんなことを考えている余裕もなかった。
「ぃっ、っ、い、入れ、て、静の……」
静の視線が突き刺さり、美咲は避けるように真っ赤な顔を背ける。
「痛いから嫌なんじゃないの?」
「ぅっ……い、痛くても、いい、からっ……」
痛みよりも、この下腹部の疼きをどうにかしたい。もうずっときゅんきゅんして、どうにかなりそうなのだ。
「ほんとに? コレ、入れていいの?」
静がズボンの前を寛げれば、ビンッと勃起したそれが飛び出した。美咲は慌てて視線を逸らす。
大きく膨らみ反り返ったあれを入れられたら、きっとまた痛みを感じることになるのだろう。それでも、もう嫌だとは思わなかった。寧ろ早く挿入してほしくて、ねだるように膣孔が蠢動した。
「いい、から……それ、入れて……っ」
静は指を抜き、代わりに避妊具を被せたそれを蜜口に押し付ける。けれど入れようとはせず、そこで動きを止めた。
「……でも、一回入れちゃったら、僕、みさちゃんがやめてって言ってもやめてあげられなくなっちゃうかも」
「も、いいからぁっ、やめてって言っても、やめなくていい、静の、好きに、っひ、──────!?」
ぶちゅんっと一気に陰茎を突き入れられ、同時に美咲は達していた。
目を見開き、はくはく、と口を開閉する美咲の間抜けな顔を、静が愛しげに見下ろしている。
「みさちゃん大丈夫? 痛くなかった? っていうか、もしかして、入れただけでイッちゃった?」
「はっ、あっあっあっうっ」
「締め付けすごいよ、ぎゅーって、そんなにされたら動けないよ」
「んひああぁっ」
きつく絡み付く肉壁の中を、静は腰を動かして男根を強引に抜き差しする。
「あっ、~~~~~~っ、っ~~、ひっ」
ごりゅごりゅと膣内を擦られる快感に、美咲はまともな声も発せないまままた達した。
「はっ、あっ、みさちゃんの中、すっごく気持ちいいっ」
「ひあっあっあっんっは、ひんっ」
「みさちゃんは? みさちゃんも気持ちいい?」
「んひっあっひっ、ひあっあっあぁっ」
「みさちゃん?」
「ひあぁああっ」
ぐりぐりと亀頭で奥を抉られ、痺れるような快感が全身を駆け抜ける。快感から逃げるようにじたばたと足を動かすが、がっちり体を押さえられ、身動きがとれない。
「みさちゃん、ねぇ、気持ちいい?」
きゅっと乳首を摘ままれながら甘い囁きを耳に吹き込まれ、そうだ、気持ちいいと答えなくてはいけないんだったと思い出す。
「はひっひっ、いいっ、きもちぃっ、あっあっあっあ~~~~~~っ」
「ふふ、よかったぁ、イきっぱなしだね、みさちゃんに痛い思いさせたくなかったから、気持ちよくなってくれて、すごく嬉しい」
「んひぁっあっあっひあぁっ」
「もっと、いっぱい、気持ちよくなろうね」
「あひっひっあっんあぁっあっあっひはぁああっ」
ぐちゅんっぐちゅんっと蜜でぬかるむ内部を何度も突き上げられる。敏感な箇所にごりごりと雁の部分を擦り付けられ、美咲は意識が飛びそうなほどの強烈な快感に悲鳴のような嬌声を上げる。
「気持ちよさそうな顔、可愛い」
恍惚とした静の顔が近づき、唇が重なる。
美咲は無意識に舌を伸ばし、甘えるようにキスを受け入れた。
静は柔らかく目を細め、うっとりと囁く。
「可愛い……。みさちゃん、皆の前では、勝ち気で、意地っ張りで負けず嫌いで、男の子みたいなんて言われてるのに……こんなに快感に弱いことも、とろとろに蕩けたエッチな顔も、可愛い喘ぎ声も、僕しか知らないんだよね」
「ふっぅんんっ、んっはっ」
「んっ、可愛い、僕だけのみさちゃん……」
「んあっあっひっあっはひうぅっ」
「もっと見せて、いやらしいみさちゃん、僕だけに、もっともっと見せて……っ」
「あっあっあっあっ、──────っ」
あんなに痛かったはじめてのときが嘘のように、快楽だけに支配されていた。目の前がチカチカして頭もくらくらして意識を失いそうになるけれど、強烈な快感にすぐに引き戻される。
「んゃああっあっひぅんっ、しず、しじゅかぁっ」
「ああ、可愛いみさちゃん、みさちゃん、みさちゃんっ」
「ひっはっあっあっあっあぁっ」
静は興奮した様子で腰を振り立てる。
額に汗を滲ませ、目元を赤くし、瞳はギラギラと情欲を孕んでいる。その顔は完全に雄の顔だった。
「二人でいっぱい、気持ちよくなろうね……」
熱っぽく囁かれ、美咲は期待にぞくぞくっと体を震わせた。
あれからどれだけ時間が過ぎたのか。美咲はもう限界だった。
「ひあっあっあっあっあーっ」
「ふふ、またイッたの? もう何回目?」
「や、やらぁっ、も、いくのやあぁっ」
弱々しく首を振るが、静は膣孔を刺激するのをやめてくれない。ベッドにうつ伏せになる美咲の体に背後から覆い被さり、ごちゅごちゅと亀頭で子宮口を抉るように擦り続ける。
「んひぁあっあっひうぅっ、らめ、おくらめぇっ、もぉしないれっ」
力いっぱい抵抗して静の体の下から這い出ようと何度試みても、それは無駄な足掻きに終わった。がっちりと押さえつけられ、抵抗などあっさり封じられる。
力では決して敵わない。それを思い知らされる。
大抵の男になら勝てると思っていた。もちろん静にも体格では負けていても体力なら負けてないと思っていた。けれど美咲はもう完全に完敗していた。
絶対的な力の差を見せつけられた。
本当に女の子のように可愛かったあの頃の静の面影などもうどこにもない。
「しじゅっ、しじゅかぁっ、も、おねがいっ、終わって、あっひっあっあっあぁあっ」
この快楽から逃れるには静に縋るしかなく、涙を流して懇願しているのに、彼はそれを突き放す。
「だーめ。みさちゃんが言ったんだよ、僕の好きにしていいって」
「んひはぁっあっはひんんっ」
ぐりゅっと真上から奥を突き上げられ、美咲は喉を反らして泣き喘ぐ。
確かに言った。言ったけれど、さすがにやり過ぎではないだろうか。何度避妊具を取り替えたのか、もう覚えていない。
「みさちゃんのここも、気持ちいいって喜んでるよ?」
「ひはぁっあっあっひあっあっ」
「はあっ……ちゅうちゅうって吸い付いてくるの、すっごく気持ちいいよ」
もう辛いのに、やめてほしいのに、気持ちいいって言われると体が喜んでしまう。
「あっ、すごい、中、ぎゅーって……っ」
「んひっひっあっ」
「可愛い、みさちゃん、好き、大好き」
静は美咲の体を抱き締め、うなじにちゅっちゅっと口づける。
甘く蕩けた声で何度も好きと繰り返され、心と体がきゅんきゅんして、彼の気持ちに応えたくて堪らなくなった。
「あっあっ、しゅきっ、しず、しじゅっ、しゅきぃっ」
呂律も回っていないのに静にはしっかりと伝わったようで、興奮に息を乱し、ぬぽぬぽと陰茎を出し入れする。
「ああ、可愛い、みさちゃん好き、好きっ」
「ひあっあっあっ、しずぅっ」
自分の言動が彼を煽り、今のこの現状の半分は自業自得なのだということに美咲は気づかない。気づかないから、終わらない。
美咲は蜂蜜のように甘い快楽の海で溺れ続けた。
「みさちゃん、謝るから出てきてよ」
布団の中に閉じ籠る美咲に、静の情けない声がかかる。
散々体を貪られ、漸く終わりを迎えたあと、待ち受けていたのは途方もない羞恥だった。恥ずかしくて静と顔を合わせることができず布団の中に籠城する。
そんな美咲に、静は先程からずっと声をかけ続けていた。すっかりいつもの穏やかな静に戻っている。
「ごめん、ごめんね、みさちゃん。みさちゃんがもうやめてって言ってるのにやめてあげられなくて」
悲しげな声で謝られると胸が痛む。
無視することもできず、美咲は布団の中から怒ってないことを伝える。
「べ、別に、謝らなくていいからっ……あたしが、いいって、言ったんだし……っ」
「でも、じゃあどうして布団から出てきてくれないの? 僕、みさちゃんの顔見たいのに」
「は、恥ずかしいんだってば……っ」
あんなことをしたあとで、まともに顔なんて合わせられない。平然としている静の方がおかしいのではないか。そうだ。おかしい。あれだけ恥ずかしいことを平気でできるなんて、どう考えてもおかしい。
「静、もしかして、あ、ああいうの、慣れてんのか……?」
「ああいうのって?」
「さ、さ、さっきしてたやつだよっ……」
「セックスのこと?」
「はははははっきり言い過ぎなんだよ!」
「慣れてないよ? みさちゃんとしかしてないもん」
「うううウソだ! なんか余裕だし! 最初のとき痛かったのに、今日は痛くなかったし!」
「仕方ないとはいえはじめてのときは痛い思いさせちゃったから、次は絶対気持ちよくさせたいって思っていっぱい勉強はしたけど、慣れてないよ。あんなことみさちゃんとしかしないし、したくないもん」
「…………」
「みさちゃん僕のこと疑ってる? 信じてくれないの?」
「そういうわけじゃ、ないけど……」
慣れていてほしかったわけではないが、だとするとあれもこれも最初から静が本来持っていたポテンシャルということになり、それもそれでどうかと思う。純粋無垢だった天使のような静はもういないということか。
暗闇の中で遠い目をしていたら、布団を剥ぎ取られた。
「わあ! なにすんだよ!?」
慌てて布団を取り返そうとするが、その前に静がベッドに上がってきて、布団で二人の体をくるんでしまった。
「みさちゃんが恥ずかしいならまだ顔は見ないから、だから抱き締めさせて」
ぎゅうっと背後から抱き締められる。
「うっ……うぅ……」
「だめ?」
甘えるように肩に頬擦りされ、それを拒むことはできなかった。
体に回された静の手を握れば、嬉しそうに握り返される。
擽ったいような甘やかな時間は、まだ慣れないけれど嫌いじゃない。
静の温もりに包まれ、美咲はうっとりと目を閉じた。
数時間後、制服では隠れない首元に残されたたくさんのキスマークに気付きもう口をきかないと怒る美咲に許してと必死に静が縋りついてくることになるのだが、それを知らず、二人は穏やかなひとときを過ごしていた。
───────────────
読んでくださってありがとうございます。
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