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6.元聖女は魔法都市でエルフに会いました。
第155話
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「ご年齢が、わからない、んですか」
びっくりして聞き返してしまう。そんなこと、あるんですね。
「何歳、というのはどういう意味だ? 人の暦で何年生きているかという意味か? それとも、人でいえば何歳という意味だろうか」
「ええと、何年生きているか、の方ですね」
「――エルフの里を出て人の暦で50年と少しだが、森にいた間が人の世で何年なのかは、わからない。いちいち数えていないからな。ただ、この研究所がまだ城として使われていた頃には、私はもう成人していた」
お城として使われていたのは、100年前でしたっけ。
その時には、もう大人——? って言われてもわかりませんね。
「お前は、何歳だ――何年生きている? 人の暦で」
「16歳……ということになっています」
自信がない言い方になってしまう。
……もう自分が何だかわからないですもん。
「16年しか生きていないということは、なさそうだが」
驚いて声が大きくなる。
「え、もっと、年上ということですか?」
「――『生きている年数が』という意味だ」
いえ、それにしたって、私、場合によってはステファンたちと同い年だったり、年上だったりします?
えーっと、ミアラの村というのが魔物に襲われたのが、14年前。
その時点で、私はレイヴィスさんに売られてて、その時点で何歳だったかに、14年を足せば年齢になるはずですけど。
黙り込んだ私に、エドラヒルさんが言葉を足した。
「何にせよ、お前はまだ、ほんの子どもだ」
「――人間でいうと、何歳くらいなんでしょうか」
「幼子、ではないな。親元から離れて魔術師学校に入学してくる子弟くらい――少年期とでも言おうか、ではないだろうか」
——ノアくんとか、それくらいの感じってことですか?
「つまり、13歳とか、14歳とか、それくらい……でしょうか」
「身体年齢としては、それくらいではないか?」
——いえ、まあ、見た目どおりですけど……、そうですか。
「何故、ショックを受けているんだ」
「いえ、気持ちは16歳でしたので……」
そう言うと、エドラヒルさんは不思議そうに首を傾げた。
「気持ちが人間の16歳というなら、16歳だと思っていればいいのではないか。生きた年数など、ただの数だろう。年が上でも、子どものような者もいるし、精神の習熟度というのは、生きた年数とはまた別だ」
エドラヒルさんが言っていることもわかるような気もするけれど、私がショックを受けている点とは、微妙にずれている気がします。
「そういうこととは……ちょと違う、かもです」
「何故だ」
「ほら、周りからの扱いとか、あるじゃないですか」
「例えば、どのようなことだ?」
私は頭を捻った。
「……酒場に入れなかったり……とかですかね……」
「酒が飲みたいのか。確かに、人間は16歳から酒が飲めるな」
お酒が飲みたいわけではないのですが、と言おうとしたところで、エドラヒルさんは言葉を続けた。
「しかし、精神的な成熟と、身体的な問題は別だ。成長期に酒は飲まない方がいいというのは、学術的にも証明されている。記憶力や判断力、身体的な成長に遅れや悪影響が出る。お前はまだ酒は飲まない方がよいだろう」
「そうなんですか……、じゃあ、飲まないです。では、なくてですね、お酒は、例です」
「例か。では、他に何の問題がある」
「――仕事とか、でしょうか。冒険者登録は16歳からですし……」
「生きた年数でいえば、お前は16年は超えていると思うぞ。酒とは違って、無理のない範囲で働くのは問題ないだろう」
「そう、ですね……」
「まあ、年長者に見られたいというのも、少年期の発達上の特徴ではあるな」
「……」
そうやってひとくくりにされるとちょっと嫌な気がします。
私は少しむっとしてエドラヒルさんを見つめた。
エドラヒルさんは少し困惑したように、長い髪の毛をくるくると指で巻いた。
「――何か嫌な気持ちにさせたなら、悪かった」
「いえ、大丈夫です……」
微妙な沈黙が流れた。
エドラヒルさんは、立ち上がると、この前もらったのと同じ白い小さいかわいい花を花壇から取ってきて、私に渡した。
「……やろう」
「……ありがとうございます」
私はまじまじとエドラヒルさんを見上げた。
このお花が特に好きですって答えたの、聞かれたから、無理に答えただけですけど、覚えてたんですね。
——いい人は、いい人なんですよね。耳も治してくれているし。
エドラヒルさんは私に向き直ると、声色を優しくして聞いた。
「他に、私に何か聞きたいことなどは、何かあるか? 何か聞きたいことがあるような気がするのだが」
私は、一番気になっていたことを聞いた。
「――私も、エドラヒルさんやエルフと同じくらい長生きなんでしょうか?」
「――わからない。お前はエルフの血は混ざっているようだが――。魔族の方が、寿命が短いと聞く」
「そうなんですか?」
「食べ物の違いだろうか。里のエルフはほとんど食事をしなくても生きていける。身体が精霊に近い存在だ。――私も人間に混ざって生活し、食事をしていたせいか、年齢よりも老けた気がする」
「それで老けたんですか!?」
思わず大きい声で聞き返してしまった。
だってエドラヒルさんはどう見てもステファンと同じくらいにしか見えない。
「里にいる同年代の者よりは、老けていると思う」
「その、エルフは何歳くらいまで生きるんですか……?」
「人間の暦でいうと、何歳というのは、わからないな。私も自分の年がわからないように。……生き方によっても違う。子がいるエルフは早く森に戻ってしまう。私の両親は、もう森に還った」
「『森に戻る』?」
「人間でいうところのエルフの『死』とでもいうべきか。エルフは天命を終えると悠久の森で木に戻る」
目をぱちぱちとする私をエドラヒルさんは困ったように髪をいじった。
「本当に何も知らないのだな。何から話すべきか」
エドラヒルさんは、花壇に腰掛けると、私に横に座るように促した。
「――エドラヒルさんは、どうしてエルフの里から外に出てきたんですか?」
「……美味い食事が、食べたかったからだ」
エドラヒルさんは笑って言った。
「もとから、里の暮らしが窮屈に感じて……外の人間の世界に興味があった私は、里をよく抜け出していた。里がある辺境は魔物が多く、人間が来ることはあまりないが――、辺境民が迷い込んで魔物に襲われていたことがあってな。助けてやったら、お礼にと食事を作ってくれた。魔物の肉を焼いたものだったが、これが臭いんだが、癖になる味だったんだ」
遠い目をするエドラヒルさんから視線を机のお皿に盛られたお花に移動させて、私は首を傾げた。
「でも……エドラヒルさんお肉食べるんですか?」
「……むしろ、好んで食べていた。少量しか食べられないがな。あまり食べると腹が痛くなる。——しかし、臭みや苦い味が癖になってな」
エドラヒルさんは大きくため息を吐いた。
「しかし、肉を食べるのは里では禁忌。辺境民と食事をしたことがバレた私は、罰に処された。といっても、しばらくの間、里で皆の食料となる花を育てる役目をやらされただけだが。しかしあの食事の味が忘れられなかった私は、里を出た」
「今は食べないんですか……お肉?」
『食べていた』って過去形なのが気になって、私は聞いた。
それが理由でエルフの里を出るくらい好きなのに……何で今は食べてないんだろう。
エドラヒルさんはまたため息を吐いてから話し出す。
「――――里に戻ろうと思ってな。こちらの食事をし過ぎたせいで、今のまま帰っても、里には入れてもらえんだろうから、身体を元に戻さねばならん」
「戻るんですか、出てきたのに、何で……」
せっかく自由に好きなもの食べれるところに出てきたのに、何で戻るんだろう。
「――お前には、まだわからんだろうな。生きる時間の違う者たちのところで暮らすのは、なかなか難しい。いつの間にか友人も、誰も彼もみんな老いて死んでしまう」
エドラヒルさんは遠い目をして呟くと、私に笑いかけた。
「ただお前は、人間の食事にも馴染んでいるようだし、私たちよりも身体や、時間の流れが人間に近いのかもしれん。――私がお前に、どこかに潜んで暮らしたほうがお前の身のためだろうと言ったのは、エルフの里に近づいても、良いことはないからだ。あそこは閉鎖的で、外の者を受け付けない。お前は、このままこちらで暮らしていた方が幸せだろう。言い方がきつくなってしまったのは悪かったな」
エドラヒルさんも、私のことを心配してくれているんですね。ありがたいです。
でも……。
私はエドラヒルさんを見つめてはっきり言った。
「でも、私は、エルフの里に行くつもりなんです」
びっくりして聞き返してしまう。そんなこと、あるんですね。
「何歳、というのはどういう意味だ? 人の暦で何年生きているかという意味か? それとも、人でいえば何歳という意味だろうか」
「ええと、何年生きているか、の方ですね」
「――エルフの里を出て人の暦で50年と少しだが、森にいた間が人の世で何年なのかは、わからない。いちいち数えていないからな。ただ、この研究所がまだ城として使われていた頃には、私はもう成人していた」
お城として使われていたのは、100年前でしたっけ。
その時には、もう大人——? って言われてもわかりませんね。
「お前は、何歳だ――何年生きている? 人の暦で」
「16歳……ということになっています」
自信がない言い方になってしまう。
……もう自分が何だかわからないですもん。
「16年しか生きていないということは、なさそうだが」
驚いて声が大きくなる。
「え、もっと、年上ということですか?」
「――『生きている年数が』という意味だ」
いえ、それにしたって、私、場合によってはステファンたちと同い年だったり、年上だったりします?
えーっと、ミアラの村というのが魔物に襲われたのが、14年前。
その時点で、私はレイヴィスさんに売られてて、その時点で何歳だったかに、14年を足せば年齢になるはずですけど。
黙り込んだ私に、エドラヒルさんが言葉を足した。
「何にせよ、お前はまだ、ほんの子どもだ」
「――人間でいうと、何歳くらいなんでしょうか」
「幼子、ではないな。親元から離れて魔術師学校に入学してくる子弟くらい――少年期とでも言おうか、ではないだろうか」
——ノアくんとか、それくらいの感じってことですか?
「つまり、13歳とか、14歳とか、それくらい……でしょうか」
「身体年齢としては、それくらいではないか?」
——いえ、まあ、見た目どおりですけど……、そうですか。
「何故、ショックを受けているんだ」
「いえ、気持ちは16歳でしたので……」
そう言うと、エドラヒルさんは不思議そうに首を傾げた。
「気持ちが人間の16歳というなら、16歳だと思っていればいいのではないか。生きた年数など、ただの数だろう。年が上でも、子どものような者もいるし、精神の習熟度というのは、生きた年数とはまた別だ」
エドラヒルさんが言っていることもわかるような気もするけれど、私がショックを受けている点とは、微妙にずれている気がします。
「そういうこととは……ちょと違う、かもです」
「何故だ」
「ほら、周りからの扱いとか、あるじゃないですか」
「例えば、どのようなことだ?」
私は頭を捻った。
「……酒場に入れなかったり……とかですかね……」
「酒が飲みたいのか。確かに、人間は16歳から酒が飲めるな」
お酒が飲みたいわけではないのですが、と言おうとしたところで、エドラヒルさんは言葉を続けた。
「しかし、精神的な成熟と、身体的な問題は別だ。成長期に酒は飲まない方がいいというのは、学術的にも証明されている。記憶力や判断力、身体的な成長に遅れや悪影響が出る。お前はまだ酒は飲まない方がよいだろう」
「そうなんですか……、じゃあ、飲まないです。では、なくてですね、お酒は、例です」
「例か。では、他に何の問題がある」
「――仕事とか、でしょうか。冒険者登録は16歳からですし……」
「生きた年数でいえば、お前は16年は超えていると思うぞ。酒とは違って、無理のない範囲で働くのは問題ないだろう」
「そう、ですね……」
「まあ、年長者に見られたいというのも、少年期の発達上の特徴ではあるな」
「……」
そうやってひとくくりにされるとちょっと嫌な気がします。
私は少しむっとしてエドラヒルさんを見つめた。
エドラヒルさんは少し困惑したように、長い髪の毛をくるくると指で巻いた。
「――何か嫌な気持ちにさせたなら、悪かった」
「いえ、大丈夫です……」
微妙な沈黙が流れた。
エドラヒルさんは、立ち上がると、この前もらったのと同じ白い小さいかわいい花を花壇から取ってきて、私に渡した。
「……やろう」
「……ありがとうございます」
私はまじまじとエドラヒルさんを見上げた。
このお花が特に好きですって答えたの、聞かれたから、無理に答えただけですけど、覚えてたんですね。
——いい人は、いい人なんですよね。耳も治してくれているし。
エドラヒルさんは私に向き直ると、声色を優しくして聞いた。
「他に、私に何か聞きたいことなどは、何かあるか? 何か聞きたいことがあるような気がするのだが」
私は、一番気になっていたことを聞いた。
「――私も、エドラヒルさんやエルフと同じくらい長生きなんでしょうか?」
「――わからない。お前はエルフの血は混ざっているようだが――。魔族の方が、寿命が短いと聞く」
「そうなんですか?」
「食べ物の違いだろうか。里のエルフはほとんど食事をしなくても生きていける。身体が精霊に近い存在だ。――私も人間に混ざって生活し、食事をしていたせいか、年齢よりも老けた気がする」
「それで老けたんですか!?」
思わず大きい声で聞き返してしまった。
だってエドラヒルさんはどう見てもステファンと同じくらいにしか見えない。
「里にいる同年代の者よりは、老けていると思う」
「その、エルフは何歳くらいまで生きるんですか……?」
「人間の暦でいうと、何歳というのは、わからないな。私も自分の年がわからないように。……生き方によっても違う。子がいるエルフは早く森に戻ってしまう。私の両親は、もう森に還った」
「『森に戻る』?」
「人間でいうところのエルフの『死』とでもいうべきか。エルフは天命を終えると悠久の森で木に戻る」
目をぱちぱちとする私をエドラヒルさんは困ったように髪をいじった。
「本当に何も知らないのだな。何から話すべきか」
エドラヒルさんは、花壇に腰掛けると、私に横に座るように促した。
「――エドラヒルさんは、どうしてエルフの里から外に出てきたんですか?」
「……美味い食事が、食べたかったからだ」
エドラヒルさんは笑って言った。
「もとから、里の暮らしが窮屈に感じて……外の人間の世界に興味があった私は、里をよく抜け出していた。里がある辺境は魔物が多く、人間が来ることはあまりないが――、辺境民が迷い込んで魔物に襲われていたことがあってな。助けてやったら、お礼にと食事を作ってくれた。魔物の肉を焼いたものだったが、これが臭いんだが、癖になる味だったんだ」
遠い目をするエドラヒルさんから視線を机のお皿に盛られたお花に移動させて、私は首を傾げた。
「でも……エドラヒルさんお肉食べるんですか?」
「……むしろ、好んで食べていた。少量しか食べられないがな。あまり食べると腹が痛くなる。——しかし、臭みや苦い味が癖になってな」
エドラヒルさんは大きくため息を吐いた。
「しかし、肉を食べるのは里では禁忌。辺境民と食事をしたことがバレた私は、罰に処された。といっても、しばらくの間、里で皆の食料となる花を育てる役目をやらされただけだが。しかしあの食事の味が忘れられなかった私は、里を出た」
「今は食べないんですか……お肉?」
『食べていた』って過去形なのが気になって、私は聞いた。
それが理由でエルフの里を出るくらい好きなのに……何で今は食べてないんだろう。
エドラヒルさんはまたため息を吐いてから話し出す。
「――――里に戻ろうと思ってな。こちらの食事をし過ぎたせいで、今のまま帰っても、里には入れてもらえんだろうから、身体を元に戻さねばならん」
「戻るんですか、出てきたのに、何で……」
せっかく自由に好きなもの食べれるところに出てきたのに、何で戻るんだろう。
「――お前には、まだわからんだろうな。生きる時間の違う者たちのところで暮らすのは、なかなか難しい。いつの間にか友人も、誰も彼もみんな老いて死んでしまう」
エドラヒルさんは遠い目をして呟くと、私に笑いかけた。
「ただお前は、人間の食事にも馴染んでいるようだし、私たちよりも身体や、時間の流れが人間に近いのかもしれん。――私がお前に、どこかに潜んで暮らしたほうがお前の身のためだろうと言ったのは、エルフの里に近づいても、良いことはないからだ。あそこは閉鎖的で、外の者を受け付けない。お前は、このままこちらで暮らしていた方が幸せだろう。言い方がきつくなってしまったのは悪かったな」
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