底辺王女の生き道楽

王に即位した日。
女王アメリスは群衆を眺めながら気付いた。

「ああ、わたしこの人生送るの千回目だわ」

地位の低い母から生まれ、暗殺の危機にさらされて育った幼少期。
病の流行から転がり込んできた、血みどろの王座によって苦しめられた青年期。
近隣国の戦争に巻き込まれ、動乱の末に塵のように殺された老年期。

それを繰り返し繰り返し、千回送ったことを今思い出したのだ。

アメリスは国民と臣下を眺めながらほくそ笑む。

「………どうせ未来を知り尽くしてるなら、思う存分楽しまないとね?」

これはループを続ける主人公が、その記憶を使って周囲を楽しく振り回す物語。

※再投稿しました。
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