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暮夜 1
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「…………なんで? なんで瓜があるの……なんで赤茄子があるの⁉︎」
本日の晩餐。献立は鶏肉の蒸し焼き乾酪掛けと、馬鈴薯の羹(ポタージュ)、 迷迭香(ローズマリー)を練り込んだ麵麭に、玉葱の姿煮。
予想通り、遅くなった俺たちのために少し多めに用意されていた夕食にありつくことができた。
赤茄子や胡瓜は、夏野菜がどれほど保つか敢えて試験的に残していたものなのだが、もう春になることだし解禁ということで、今日は食べれるか吟味する日だったのだ。
残っていた他の皆は食事を済ませていたため、俺たちは皆で揃って夕食となった。無論、サヤも、オブシズも共にだ。
因みに、従者の方々使用人は、遅くなってもちゃんと夕食は用意されているとのこと。主人の都合で遅れることもままあることですからと言って辞退された。
「試験的に、野菜の長期保存を夏から検証していたのです。
本日は食べれるか確認する期日だったというだけですよ。あ、ちゃんと食べられたということなので、安心してお召し上がりください。
生の状態の野菜より多少食感は強く残りますが、味は濃縮されたみたいに濃くて、美味なんです」
赤茄子(トマト)と胡瓜は肉料理の色味として付け足された程度、少量ではあったのだけど、あると無しでは見栄えからして違う。
皿によそわれた鶏肉を小さく切り分け、とろけた乾酪と野菜を絡めて口に運ぶ。うん、美味しい。ユミルの腕はもう揺るぎない様子だ。
当たり前のように野菜を口にする俺たちに、クオンティーヌ様は唖然としていたが、隣のリヴィ様が、黙って切り分けた野菜を口前に用意したのを目にして慌てた。
「ね、姉様⁉︎ やめといた方が良いってば!」
「晩餐にお招きいただいておいて、その態度はなんですか」
妹の我儘を聞いておいてもらって食べないでは示しがつかない。と、思われた様子。真剣な表情で、クオンティーヌ様の制止も振り切って口に入れられた乾酪と野菜。
暫く咀嚼したリヴィ様は、途端に目を見張った。
「まぁ…………」
「ぺってしなさいっ! お腹壊すじゃ済まないわよ⁉︎」
「濃縮された……というのは本当ですわね。赤茄子が……酸味は感じないわ……甘くて濃いというか……乾酪ととてもよく合っていて……」
「…………美味しいの?」
「ええ、とても」
「鶏肉も一緒にどうぞ。まとめて食べた方がより美味ですよ」
リヴィ様が率先して料理を口に運び、ディート殿に至っては早々に羹を完食しておかわりはあるのかな? などと言っている。
その様子を見たクオンティーヌ様が、自分の前に並べられた料理を眺め、ゴクリと唾を飲み込んだ……。
しばらく視線を彷徨わせ、ドロドロの形状には動揺を隠せないものの、まだこの季節にあって当然の馬鈴薯の方が食べられると判断したのだろう。まずはと匙で掬い上げられた汁物が、口に運ばれた。
「…………なにこれ……」
「えっと確か……馬鈴薯と玉葱を煮込んで裏漉しして、乾酪と牛乳、出汁を混ぜた汁物ですね」
「う、牛⁉︎」
「安価なんですよ。牛乳」
もう慣れた俺たちには当然の食材だったのだが、クオンティーヌ様とリヴィ様は呼吸が止まった。
「あ、今日はちゃんと山羊乳ですよ。今はアギー公爵様がご用意下さった食材を利用してますから」
サヤの言葉でやっと息を吐き出す二人。美味であっても牛の乳には抵抗があったのだろうな……。いや、牛の乳も案外味は普通なんだけど、やはり食す習慣がないと、こんな反応だよな。
調理場を借り受ける手続きを行う際、アギーには父上の体調管理の都合上、料理は自前で用意すると伝えたのだが、食材に関しては言ってくれたものを用意するとおっしゃって下さったため、そのようになっている。
この季節にあるものは大抵用意していただけたし、新鮮な肉類はとても有難かった。
「……なにこれ……びっくりするくらい…………」
「美味。だろう? そうだろうとも!」
「…………馬鈴薯の味なのに馬鈴薯じゃない味もする……」
抵抗する気は失せた様子。クオンティーヌ様はまず羹を完食し、次に玉葱の姿煮に手を出し、最後にようやっと鶏肉へと手を伸ばした。
「鶏の骨から出汁を取っているので、その旨味が加わっているのでしょうね。
玉葱の姿煮にも使っています。これをすると調理に時間は掛かりますけれど、味に奥行きが出るんです。あと、冬場は乳類の保存がききますから、加工が容易です。
本日も新鮮な山羊乳をいただけたので、羹には凝乳(生クリーム)も使ってあったと思いますよ。濃厚な良いお味になってますよね」
「…………貴方の婚約者、従者なのに料理にまで詳しいの……」
「というか……これはサヤの国の郷土料理ですから」
彼女の国のものは皆美味なのだと伝えると、納得した様子。
少々特殊な形状なのにも目を瞑ってもらえた。
暫く黙々と食べて、お皿の上があらかた片付いた頃……。
「……秘匿権は問題無いの?」
「彼女の国には、秘匿権は無いんです。あと彼女自身が、美味なるものは皆に食べてほしいと考えるもので……。
一応この国での秘匿権は得ていますが、それは他に独占を許さないためで、私の事業に参入した方には無償でお教えすることにしてあります。ある程度定着しましたら、国へ公表することも視野に入れてあるのですけどね」
「っ、え⁉︎ 料理捨てちゃうの⁉︎」
「捨てるのではなく、誰もが作れることに、我々の知らなかった価値が眠っているのですよ。
サヤの教えてくれた料理は……大抵調理も簡単なんです、意外なことに……。材料だってさして特殊でもない。だから誰にでも作れる。
それに、この料理にはまだ先があるかもしれないと考えるのがサヤの国で、色々な人が作れば、より美味しい調理方法に行き着く可能性が高まる。
そのために、こういった情報は共有するのだそうです」
一応伝えてみたのだけど、クオンティーヌ様はちんぷんかんぷんといった様子。目を白黒させている。
まぁでも、これが納得できるのは、今日食べた料理がもっと美味と感じる、違う料理に進化した時だろう。
「そういえば、ブンカケン? は、どうなっている? 俺がセイバーンを離れる頃は職人もほぼ在籍していなかったろう?」
「ウーヴェが頑張ってくれましたよ。今は色々な職人が在籍してくれていますし、既に拠点村に移り住んだ者もおります。
今年の冬はちゃんと拠点村での越冬もできました。……まぁ、色々問題もありましたけどね、概ね成功です」
館が焼失して無理やり始まった拠点村での越冬であったけれど、こうして無事、春を迎えられるのだから、そう言って良いのだろう。
ふと思い出した兄上の最後に胸が疼いたけれど、頭から振り払う。それは、今考えるべきことじゃ、ないから。
「あ、そうそう。昨日のサヤが身につけていた装飾品を作ったのはロビンですよ。ほら、夏場に……」
「あぁ! あの時の職人だったか!」
あれからの拠点村の状況で盛り上がる俺たちをよそに、女性陣は食後のお茶を楽しむことにした様子だ。
サヤが茶請けにと即席で用意した、乳餅に、卵黄と蜜と小麦粉で作る甘いたれをかけたものが、ハインによって運ばれてきた。
「また変なものが出てきた……」
「もちもちぷるぷるで美味ですよ。本当はきな粉掛けが用意したかったのですけど、あいにく大豆が無くて……カスタードクリームにしてみました」
「なによ! かすたーどくりいむって⁉︎」
「食べれば納得ですよ」
「まぁ! 食べたことのないお味ですのに……食感も味も優しくて美味……癖になりそうだわ」
「なんか悔しいけど美味しい……」
クオンティーヌ様……抵抗を辞めて敗北した様子。
俺たちの前にも茶と茶請けが配られ、するとディート殿は、話などそっちのけになり、早速それを口に運びはじめた。
ははっ、もう完全に餌付けされてしまってるよな。
俺の前にも用意されたので、ひとくち。味を堪能していると、視線を感じた。
そちらをみると、オブシズがなにやら楽しそうに、目元を細めて俺を見ているものだから……。
「どうかした?」
「ん。いや……楽しそうで何よりだなって、思ってな」
「付き合っていては、休み時間も取られてしまいますよ」
通りがけに投げられた、ハインのそんなそっけない言葉に苦笑しつつ、オブシズはお茶を飲み干して「もう一杯」と、器をハインへ差し出した。
本日の晩餐。献立は鶏肉の蒸し焼き乾酪掛けと、馬鈴薯の羹(ポタージュ)、 迷迭香(ローズマリー)を練り込んだ麵麭に、玉葱の姿煮。
予想通り、遅くなった俺たちのために少し多めに用意されていた夕食にありつくことができた。
赤茄子や胡瓜は、夏野菜がどれほど保つか敢えて試験的に残していたものなのだが、もう春になることだし解禁ということで、今日は食べれるか吟味する日だったのだ。
残っていた他の皆は食事を済ませていたため、俺たちは皆で揃って夕食となった。無論、サヤも、オブシズも共にだ。
因みに、従者の方々使用人は、遅くなってもちゃんと夕食は用意されているとのこと。主人の都合で遅れることもままあることですからと言って辞退された。
「試験的に、野菜の長期保存を夏から検証していたのです。
本日は食べれるか確認する期日だったというだけですよ。あ、ちゃんと食べられたということなので、安心してお召し上がりください。
生の状態の野菜より多少食感は強く残りますが、味は濃縮されたみたいに濃くて、美味なんです」
赤茄子(トマト)と胡瓜は肉料理の色味として付け足された程度、少量ではあったのだけど、あると無しでは見栄えからして違う。
皿によそわれた鶏肉を小さく切り分け、とろけた乾酪と野菜を絡めて口に運ぶ。うん、美味しい。ユミルの腕はもう揺るぎない様子だ。
当たり前のように野菜を口にする俺たちに、クオンティーヌ様は唖然としていたが、隣のリヴィ様が、黙って切り分けた野菜を口前に用意したのを目にして慌てた。
「ね、姉様⁉︎ やめといた方が良いってば!」
「晩餐にお招きいただいておいて、その態度はなんですか」
妹の我儘を聞いておいてもらって食べないでは示しがつかない。と、思われた様子。真剣な表情で、クオンティーヌ様の制止も振り切って口に入れられた乾酪と野菜。
暫く咀嚼したリヴィ様は、途端に目を見張った。
「まぁ…………」
「ぺってしなさいっ! お腹壊すじゃ済まないわよ⁉︎」
「濃縮された……というのは本当ですわね。赤茄子が……酸味は感じないわ……甘くて濃いというか……乾酪ととてもよく合っていて……」
「…………美味しいの?」
「ええ、とても」
「鶏肉も一緒にどうぞ。まとめて食べた方がより美味ですよ」
リヴィ様が率先して料理を口に運び、ディート殿に至っては早々に羹を完食しておかわりはあるのかな? などと言っている。
その様子を見たクオンティーヌ様が、自分の前に並べられた料理を眺め、ゴクリと唾を飲み込んだ……。
しばらく視線を彷徨わせ、ドロドロの形状には動揺を隠せないものの、まだこの季節にあって当然の馬鈴薯の方が食べられると判断したのだろう。まずはと匙で掬い上げられた汁物が、口に運ばれた。
「…………なにこれ……」
「えっと確か……馬鈴薯と玉葱を煮込んで裏漉しして、乾酪と牛乳、出汁を混ぜた汁物ですね」
「う、牛⁉︎」
「安価なんですよ。牛乳」
もう慣れた俺たちには当然の食材だったのだが、クオンティーヌ様とリヴィ様は呼吸が止まった。
「あ、今日はちゃんと山羊乳ですよ。今はアギー公爵様がご用意下さった食材を利用してますから」
サヤの言葉でやっと息を吐き出す二人。美味であっても牛の乳には抵抗があったのだろうな……。いや、牛の乳も案外味は普通なんだけど、やはり食す習慣がないと、こんな反応だよな。
調理場を借り受ける手続きを行う際、アギーには父上の体調管理の都合上、料理は自前で用意すると伝えたのだが、食材に関しては言ってくれたものを用意するとおっしゃって下さったため、そのようになっている。
この季節にあるものは大抵用意していただけたし、新鮮な肉類はとても有難かった。
「……なにこれ……びっくりするくらい…………」
「美味。だろう? そうだろうとも!」
「…………馬鈴薯の味なのに馬鈴薯じゃない味もする……」
抵抗する気は失せた様子。クオンティーヌ様はまず羹を完食し、次に玉葱の姿煮に手を出し、最後にようやっと鶏肉へと手を伸ばした。
「鶏の骨から出汁を取っているので、その旨味が加わっているのでしょうね。
玉葱の姿煮にも使っています。これをすると調理に時間は掛かりますけれど、味に奥行きが出るんです。あと、冬場は乳類の保存がききますから、加工が容易です。
本日も新鮮な山羊乳をいただけたので、羹には凝乳(生クリーム)も使ってあったと思いますよ。濃厚な良いお味になってますよね」
「…………貴方の婚約者、従者なのに料理にまで詳しいの……」
「というか……これはサヤの国の郷土料理ですから」
彼女の国のものは皆美味なのだと伝えると、納得した様子。
少々特殊な形状なのにも目を瞑ってもらえた。
暫く黙々と食べて、お皿の上があらかた片付いた頃……。
「……秘匿権は問題無いの?」
「彼女の国には、秘匿権は無いんです。あと彼女自身が、美味なるものは皆に食べてほしいと考えるもので……。
一応この国での秘匿権は得ていますが、それは他に独占を許さないためで、私の事業に参入した方には無償でお教えすることにしてあります。ある程度定着しましたら、国へ公表することも視野に入れてあるのですけどね」
「っ、え⁉︎ 料理捨てちゃうの⁉︎」
「捨てるのではなく、誰もが作れることに、我々の知らなかった価値が眠っているのですよ。
サヤの教えてくれた料理は……大抵調理も簡単なんです、意外なことに……。材料だってさして特殊でもない。だから誰にでも作れる。
それに、この料理にはまだ先があるかもしれないと考えるのがサヤの国で、色々な人が作れば、より美味しい調理方法に行き着く可能性が高まる。
そのために、こういった情報は共有するのだそうです」
一応伝えてみたのだけど、クオンティーヌ様はちんぷんかんぷんといった様子。目を白黒させている。
まぁでも、これが納得できるのは、今日食べた料理がもっと美味と感じる、違う料理に進化した時だろう。
「そういえば、ブンカケン? は、どうなっている? 俺がセイバーンを離れる頃は職人もほぼ在籍していなかったろう?」
「ウーヴェが頑張ってくれましたよ。今は色々な職人が在籍してくれていますし、既に拠点村に移り住んだ者もおります。
今年の冬はちゃんと拠点村での越冬もできました。……まぁ、色々問題もありましたけどね、概ね成功です」
館が焼失して無理やり始まった拠点村での越冬であったけれど、こうして無事、春を迎えられるのだから、そう言って良いのだろう。
ふと思い出した兄上の最後に胸が疼いたけれど、頭から振り払う。それは、今考えるべきことじゃ、ないから。
「あ、そうそう。昨日のサヤが身につけていた装飾品を作ったのはロビンですよ。ほら、夏場に……」
「あぁ! あの時の職人だったか!」
あれからの拠点村の状況で盛り上がる俺たちをよそに、女性陣は食後のお茶を楽しむことにした様子だ。
サヤが茶請けにと即席で用意した、乳餅に、卵黄と蜜と小麦粉で作る甘いたれをかけたものが、ハインによって運ばれてきた。
「また変なものが出てきた……」
「もちもちぷるぷるで美味ですよ。本当はきな粉掛けが用意したかったのですけど、あいにく大豆が無くて……カスタードクリームにしてみました」
「なによ! かすたーどくりいむって⁉︎」
「食べれば納得ですよ」
「まぁ! 食べたことのないお味ですのに……食感も味も優しくて美味……癖になりそうだわ」
「なんか悔しいけど美味しい……」
クオンティーヌ様……抵抗を辞めて敗北した様子。
俺たちの前にも茶と茶請けが配られ、するとディート殿は、話などそっちのけになり、早速それを口に運びはじめた。
ははっ、もう完全に餌付けされてしまってるよな。
俺の前にも用意されたので、ひとくち。味を堪能していると、視線を感じた。
そちらをみると、オブシズがなにやら楽しそうに、目元を細めて俺を見ているものだから……。
「どうかした?」
「ん。いや……楽しそうで何よりだなって、思ってな」
「付き合っていては、休み時間も取られてしまいますよ」
通りがけに投げられた、ハインのそんなそっけない言葉に苦笑しつつ、オブシズはお茶を飲み干して「もう一杯」と、器をハインへ差し出した。
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