くすぐり体験談

藍子

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学級委員長の木所さん

あらすじ

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登場人物

木所由麻・・小学校6年生の女の子で学級委員長。いたずらする男子にいつも注意している。くすぐりが激弱

変態男子四天王・・いつも女子のスカートをめくったりする男子4人。木所由麻を4人でくすぐる事を画策。

担任・・女子がくすぐられる姿に興奮する変態教師。今回の計画を止めるどころか加勢する。

副担任・・同じくくすぐり好きの変態教師。担任と共に加勢

時は1990年代。この頃はまだネットも普及しておらず、またまだまだ男尊女卑の名残りがある時代だ。

木所由麻「あれは最悪の出来事でした。当時は先生の権力も高くて私が訴えてもどうにもなりませんでした。」

そう語るのは主婦の【木所由麻】さん。アラフォーとなった彼女が語るのは自身が小学校6年生の時の出来事だ。

由麻「当時女子にエッチないたずらをする男子が4人いたんです。学級委員長の私は注意したんです。そしたら‥」

ー囲まれてくすぐられてしまったと?

由麻「はい‥それも4人がかりで。私はかなり勝ち気で負けず嫌いの性格でしたが、苦手のくすぐりを4人からやられては何も出来ませんでした。それどころか担任や副担任の先生まで来て私をくすぐるのです。」

ー先生はどんな事をしてきましたか?

由麻「私が抵抗出来ないよう腕を押さえつけできました。小学校6年生の女の子が大人相手に勝てる訳がありません。また先生達は交代交代で私を撮影してました。あの記録が残っていると思うと‥寝ても経ってもいられません!!」

ーそこで今回訴える事にしたという事ですね?

由麻「はい。当時はまだ子供だったので何も出来ませんでした。親に宗田しても『先生がそんな事する訳ない』と一蹴されました。」

ーなるほど。話は変わりますが当時どんな服装でくすぐられたのでしょうか?

由麻「体操着です。と言っても当時はまだブルマだったので今より露出は高かったと思います。先生と男子達は止めてと泣き叫んでも止めてくれませんでした。」

ーわかりました。非常に痛ましい事件です。我々も徹底取材します。実は先日その中の1人取材をしたのですが、断られました。『証拠がない。虚偽ではないか』と。

そう言うと木所由麻さんは怪訝な顔をしながら部屋の奥から〝ある物〟を持ってきた。

由麻「当時履いていた体操着、そしてブルマです。汚わらしいのであの日から着てません。これに彼等の指紋がべったり付いていると思います。これでも証拠になりませんか?」

使い古された体操着。これを着用した状態で木所さんは長時間に渡ってくすぐられたという。
だがこれだけでは彼女がこれを着用していた証拠にはならない。

ー当時の写真などがあれば決定的なのですが・・

そうインタビューアーが伝えると1枚の写真を出してきた。

由麻「これが当時の私です。これでもダメですか?」

胸元に【6年2組木所】と書かれた体操着を来た少女。面影もあり間違いなく木所由麻さんである証拠だ。


ーありがとうございます。こちらをお借りします。

興奮を隠せずその場を後にした。今回は地味なジーンズ姿であったが次回はスカートか、それとも当時と同じ服装でインタビューを行いたいと思う。

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