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樹里には、誕生日の20日だけが、夕方以降空けられたと伝えていた。
なので“また、連絡する”と伝えたのは、4月1日以降・・・
樹里も就職をするので、職場のパソコンで連絡を取り合える、そう思っていた。




なので、副社長から俺も参加するよう言われていた入社式に・・・





樹里の姿があったことには、驚いた。






樹里も驚いた顔をして、一瞬だけ俺を見たと思ったら・・・
それから、目を合わせることはなかった・・・。





入社式が終わった瞬間から、樹里は社内で注目の的だった。
“美少女が男の子の格好でツインテールで入社式に出席した”だけでも注目されるのに、その後に副社長室に連れ出され・・・
俺もヒヤヒヤとしたが、何事もなく人事部に配属されているし。




更に・・・
数日経つ頃には、何故かうちの商品を着て社内を歩いていた。
それも樹里のサイズに合っていない少し大きな物で、それも着こなしてしまう樹里・・・




そんな樹里がブレずに社内を歩くその姿は、うちの商品の素晴らしさを社内中に宣伝している存在でもあった。
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