41 / 693
3
3-9
しおりを挟む
───────────・・・・・
“Hatori”の紙袋に入ったダッフルコートを持ち、黒いロングコートを着たまま会社のクリスマス会が開かれているお洒落でセンスの良いお店に入った。
「いらっしゃいませ。」
「あ・・・ワンスターエージェントです。」
「ああ、青の会社の子か!
コート預かるよ!」
優しそうな男の店員さんの顔と名札を確認したけれど、隣の店員さんにはついているネームプレートはなかった。
「すぐに帰るので大丈夫です。
青さんのお友達なんですか?」
「うん、そう!高校からの友達で!」
「ここのお店のオーナーさんですか?」
「そう!君も青から聞いてる?
今度プライベートでも使ってね!」
「あ~、オーナーが可愛い女の子を口説いてる~!
みんなに言っちゃお~。」
「そんなんじゃないって!」
本当に“そんなんじゃない”。
この人は青さんに告白をしてきた人の1人だった。
青さんのことを何日も悩ませ、そして青さんの気持ちと言葉をしっかりと渡して貰えた1人。
「高校からずっとお友達なのは凄いですね。」
「最初は成金の息子って思ってたけどね、めちゃくちゃ格好良いし楽しいし。
・・・俺の高校の思い出の全部には青がいる。」
その言葉に私が微笑みながら頷くと、オーナーがポケットからボタンを取り出した。
私の胸の間にもあるのと同じボタン、一平さんと青さんの高校のブレザーのボタンを。
「この第1ボタン、青のなんだ!!
とんでもない争奪戦だったけど俺がゲットして!!」
女の私にそんな自慢をしてくる。
まだ青さんのことを好きな気持ちがあるのだと分かる。
「あとのボタンは誰がゲットしたんですか?」
「うちのブレザーはボタンが3つで、第3ボタンは彼女に渡したって聞いた。
第2ボタンはまさかの鎌田君が・・・あ、青の幼馴染みの男が持ってるって噂。」
「噂・・・?」
「うん、鎌田君がそう言ってた時、なんか青が何とも言えないような顔で否定をしようとしてて。」
「青さんって気合いを入れてないと何でも口から出しちゃいますしね。」
「あ、結構青のこと知ってるね。
今の彼女?」
「いえ、ネコです。」
「青、飼い猫が死んだ時に“二度とネコは飼わない”って号泣しながら言ってたのに新しいネコ飼ったのか。」
笑いながら頷いた私にオーナーも笑いながら頷き、青さんの会社のみんながいる貸し切りの部屋まで通してくれた。
「青!!ネコちゃん来たよ!!」
オーナーさんが、1番奥の席で主に女の人達から囲まれている青さんに声を掛けてくれ、青さんは穏やかな顔を崩すことなく私のことを見た。
「ありがとうございます。」
オーナーにお礼を伝えるとオーナーが優しい顔で私のことを見下ろした。
「なんだか落ち込んでたよね?
今日はまだクリスマスだから良いことがあると良いね。」
「これから青さんにクリスマスプレゼントを貰うので大丈夫です。」
「そっか、よかった!」
青さんの気持ちと言葉を貰っても死ぬほど落ち込みまくっていたというこの人が、心からの笑顔で“よかった”と言ってくれた。
「ネコちゃん、来たのか!!」
「お~!!本当だ、可愛い!!!」
「こら男性陣!手を出しちゃダメなんだよ~!!
社長の知り合いの所のネコちゃんだって言ったでしょ~!?」
「社長、私って結構ネコっぽい所があるんですよ?」
「私も~!私もありまぁす♪」
「みんな結構酔ってるなぁ。
そろそろお開きだからね?」
青さんが社長のキャラでそう言って、扉の所から動かない私のことを遠くから見てきた。
青さんのタイプの女の人は1人もいないけれど、綺麗で可愛い女の人達ばかりの青さんの会社。
“いいな。”と、思ってしまった。
青さんに身体を寄せて、青さんの肩や腕に触れて、“いいな。”と思った。
1度だけ抱き付いた青さんの身体を思い出す。
私は今朝、1度だけ青さんの身体に抱き付いた。
一平さんが青さんの家の扉からいなくなった後、ボクサーパンツ1枚の青さんの身体に抱き付いた。
だって、あの女の人とエッチをしたのだと思った。
青さんの少しタイプのあの女の人と、私があの時間に来ると分かっているのにエッチをしていたのだと。
私は出来ないと知っているのに。
青さんは、秘書である私は結婚相手ともう1人、秘書生命を懸けた案件の相手としか出来ないと知っているのに。
なのに青さんはいつも一平さんの部屋で私にエッチな話を聞かせて、今朝もあんな感じで出てきた。
私は出来ないのに。
私は出来なかったのに・・・。
私は妄想の中でしか青さんとキスを出来なかったのに・・・。
私は・・・私は・・・。
泣きそうになるのを必死に我慢して、青さんの身体を抱き締めた時の感覚を必死に思い出す。
私ではない他の女の子と結婚をした一平さんから捨てられ、青さんからは他の女の人とエッチをしているタイミングで拾われて。
私は我慢が出来なかった。
私はこんなにも“ダメ秘書”だから我慢なんて出来なくて。
私も抱き締めてみたいと思ってしまって。
私も・・・
私も・・・
私も、青さんとしたかった・・・。
青さんから貰いたかった・・・。
頬への初めてのキスも、両親以外の人から貰う初めてのクリスマスプレゼントも・・・。
私も、青さんから貰ってみたかった・・・。
ここの女の人達は酔っぱらっていたら青さんの身体に触れても良いらしい。
ここの女の人達は青さんからクリスマスプレゼントを貰えるらしい。
“いいな。”
“いいな・・・。”
“いいなぁ・・・。”
心の中で何度も“いいな”と呟き、私は言った。
「青さん、私にもクリスマスプレゼントをください・・・。」
小さな小さなその声は、遠くにいる青さんに届くはずはなかった。
でも・・・
なのに・・・
青さんは女の人達を優しく振りほどき、扉の所から一歩も足を踏み入れることが出来ていない私の所に向かって歩いてきてくれた。
青さんの顔ではなく、社長のキャラの青さんだけど、私の所に来てくれた。
そして・・・
「・・・・・・ゎっ」
私の腕を引き、部屋の中ではなく扉の外へと引っ張り・・・
「あ、おい!どっか部屋貸して。
仕事の報告受けたい。」
さっきのオーナーが通りかかった時に青さんがそう声を掛けると、オーナーは少し驚いた顔で青さんのことを見た。
「このネコちゃん掃除屋なの?
青、素を出してるじゃん。」
「こいつは俺のネコだよ。」
オーナーが青さんの返事に更に驚きつつ、私のことを見下ろした。
「青のそんな顔初めて見た。
彼女と一緒の時でも見たことなかったのに。」
オーナーの言葉に青さんのことを見上げてみると、見えた。
青さんの怒っている顔が。
「え、たまにこんな怖い顔で怒ってるよ?」
「それはお前が・・・っ」
大きな声を出した青さんが慌てて声を小さくした。
「お前が可哀想だから。」
そう言われ・・・
青さんからそうを言われて・・・
「私は可哀想じゃない・・・。」
泣きながらその言葉を言った。
“Hatori”の紙袋に入ったダッフルコートを持ち、黒いロングコートを着たまま会社のクリスマス会が開かれているお洒落でセンスの良いお店に入った。
「いらっしゃいませ。」
「あ・・・ワンスターエージェントです。」
「ああ、青の会社の子か!
コート預かるよ!」
優しそうな男の店員さんの顔と名札を確認したけれど、隣の店員さんにはついているネームプレートはなかった。
「すぐに帰るので大丈夫です。
青さんのお友達なんですか?」
「うん、そう!高校からの友達で!」
「ここのお店のオーナーさんですか?」
「そう!君も青から聞いてる?
今度プライベートでも使ってね!」
「あ~、オーナーが可愛い女の子を口説いてる~!
みんなに言っちゃお~。」
「そんなんじゃないって!」
本当に“そんなんじゃない”。
この人は青さんに告白をしてきた人の1人だった。
青さんのことを何日も悩ませ、そして青さんの気持ちと言葉をしっかりと渡して貰えた1人。
「高校からずっとお友達なのは凄いですね。」
「最初は成金の息子って思ってたけどね、めちゃくちゃ格好良いし楽しいし。
・・・俺の高校の思い出の全部には青がいる。」
その言葉に私が微笑みながら頷くと、オーナーがポケットからボタンを取り出した。
私の胸の間にもあるのと同じボタン、一平さんと青さんの高校のブレザーのボタンを。
「この第1ボタン、青のなんだ!!
とんでもない争奪戦だったけど俺がゲットして!!」
女の私にそんな自慢をしてくる。
まだ青さんのことを好きな気持ちがあるのだと分かる。
「あとのボタンは誰がゲットしたんですか?」
「うちのブレザーはボタンが3つで、第3ボタンは彼女に渡したって聞いた。
第2ボタンはまさかの鎌田君が・・・あ、青の幼馴染みの男が持ってるって噂。」
「噂・・・?」
「うん、鎌田君がそう言ってた時、なんか青が何とも言えないような顔で否定をしようとしてて。」
「青さんって気合いを入れてないと何でも口から出しちゃいますしね。」
「あ、結構青のこと知ってるね。
今の彼女?」
「いえ、ネコです。」
「青、飼い猫が死んだ時に“二度とネコは飼わない”って号泣しながら言ってたのに新しいネコ飼ったのか。」
笑いながら頷いた私にオーナーも笑いながら頷き、青さんの会社のみんながいる貸し切りの部屋まで通してくれた。
「青!!ネコちゃん来たよ!!」
オーナーさんが、1番奥の席で主に女の人達から囲まれている青さんに声を掛けてくれ、青さんは穏やかな顔を崩すことなく私のことを見た。
「ありがとうございます。」
オーナーにお礼を伝えるとオーナーが優しい顔で私のことを見下ろした。
「なんだか落ち込んでたよね?
今日はまだクリスマスだから良いことがあると良いね。」
「これから青さんにクリスマスプレゼントを貰うので大丈夫です。」
「そっか、よかった!」
青さんの気持ちと言葉を貰っても死ぬほど落ち込みまくっていたというこの人が、心からの笑顔で“よかった”と言ってくれた。
「ネコちゃん、来たのか!!」
「お~!!本当だ、可愛い!!!」
「こら男性陣!手を出しちゃダメなんだよ~!!
社長の知り合いの所のネコちゃんだって言ったでしょ~!?」
「社長、私って結構ネコっぽい所があるんですよ?」
「私も~!私もありまぁす♪」
「みんな結構酔ってるなぁ。
そろそろお開きだからね?」
青さんが社長のキャラでそう言って、扉の所から動かない私のことを遠くから見てきた。
青さんのタイプの女の人は1人もいないけれど、綺麗で可愛い女の人達ばかりの青さんの会社。
“いいな。”と、思ってしまった。
青さんに身体を寄せて、青さんの肩や腕に触れて、“いいな。”と思った。
1度だけ抱き付いた青さんの身体を思い出す。
私は今朝、1度だけ青さんの身体に抱き付いた。
一平さんが青さんの家の扉からいなくなった後、ボクサーパンツ1枚の青さんの身体に抱き付いた。
だって、あの女の人とエッチをしたのだと思った。
青さんの少しタイプのあの女の人と、私があの時間に来ると分かっているのにエッチをしていたのだと。
私は出来ないと知っているのに。
青さんは、秘書である私は結婚相手ともう1人、秘書生命を懸けた案件の相手としか出来ないと知っているのに。
なのに青さんはいつも一平さんの部屋で私にエッチな話を聞かせて、今朝もあんな感じで出てきた。
私は出来ないのに。
私は出来なかったのに・・・。
私は妄想の中でしか青さんとキスを出来なかったのに・・・。
私は・・・私は・・・。
泣きそうになるのを必死に我慢して、青さんの身体を抱き締めた時の感覚を必死に思い出す。
私ではない他の女の子と結婚をした一平さんから捨てられ、青さんからは他の女の人とエッチをしているタイミングで拾われて。
私は我慢が出来なかった。
私はこんなにも“ダメ秘書”だから我慢なんて出来なくて。
私も抱き締めてみたいと思ってしまって。
私も・・・
私も・・・
私も、青さんとしたかった・・・。
青さんから貰いたかった・・・。
頬への初めてのキスも、両親以外の人から貰う初めてのクリスマスプレゼントも・・・。
私も、青さんから貰ってみたかった・・・。
ここの女の人達は酔っぱらっていたら青さんの身体に触れても良いらしい。
ここの女の人達は青さんからクリスマスプレゼントを貰えるらしい。
“いいな。”
“いいな・・・。”
“いいなぁ・・・。”
心の中で何度も“いいな”と呟き、私は言った。
「青さん、私にもクリスマスプレゼントをください・・・。」
小さな小さなその声は、遠くにいる青さんに届くはずはなかった。
でも・・・
なのに・・・
青さんは女の人達を優しく振りほどき、扉の所から一歩も足を踏み入れることが出来ていない私の所に向かって歩いてきてくれた。
青さんの顔ではなく、社長のキャラの青さんだけど、私の所に来てくれた。
そして・・・
「・・・・・・ゎっ」
私の腕を引き、部屋の中ではなく扉の外へと引っ張り・・・
「あ、おい!どっか部屋貸して。
仕事の報告受けたい。」
さっきのオーナーが通りかかった時に青さんがそう声を掛けると、オーナーは少し驚いた顔で青さんのことを見た。
「このネコちゃん掃除屋なの?
青、素を出してるじゃん。」
「こいつは俺のネコだよ。」
オーナーが青さんの返事に更に驚きつつ、私のことを見下ろした。
「青のそんな顔初めて見た。
彼女と一緒の時でも見たことなかったのに。」
オーナーの言葉に青さんのことを見上げてみると、見えた。
青さんの怒っている顔が。
「え、たまにこんな怖い顔で怒ってるよ?」
「それはお前が・・・っ」
大きな声を出した青さんが慌てて声を小さくした。
「お前が可哀想だから。」
そう言われ・・・
青さんからそうを言われて・・・
「私は可哀想じゃない・・・。」
泣きながらその言葉を言った。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる