【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha

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それには驚く。
楽しそうじゃない青さんなんて想像が出来なかったから。



「もう、死ぬ気で生きてるって感じ。
真剣な顔を通り越して怖い顔もよくしてたし、文句を通り越して本気で苛ついてもいて。」



「一平さんと会社を立ち上げた頃だしね。」



「大学を卒業しても会社が軌道に乗っても、ずっと怖いままだったよ。」



「社長だし大変なんだろうね。」



「俺もそう思ってた。
相手にしようとしているのは増田財閥だったし。
なのに・・・」



銀君が凄く安心した顔で笑った。



「今日久しぶりに会ったら、高校時代の青兄みたいな感じにまた戻っててビックリした。」



そう言って・・・



「望さんと再会出来たからだと思うよ。
どんなにタイプな彼女と付き合ってヤっても少しも気分転換にならなかったような青兄が、社長の演技をしながらもキラッキラの笑顔で、高校時代によく見てた“無敵”な笑顔で会社に登場して、守君とは違って俺は望さんの姿よりもそっちの方がビックリしたよ。」



銀君は視線を目の前にあるノートパソコンに移した。



そして、クルッとノートパソコンを回して私に画面を見せた。



「ここの会社に望さんに行って欲しいんだ。
2人の女性社員を自己都合で退職するように“掃除”をして欲しい。」



「“掃除”で良いの?」



「“清掃”するかは望さんに任せるよ。」



そんな話から、“カトウ・キサラギシステムズ”の案件の説明が始まった。



聞いていて凄くイライラとしてしまう案件の説明が。



銀君の大学のOBだという如月(きさらぎ)さんが約10年前に友人の加藤さんと立ち上げたIT企業。
そこにいる事務の女性2人を退職させたいという案件。



退職させたい理由は、「“はい”と言って仕事をしてくれないから」という、私をイライラとさせるような理由だった。
















「青さんの会社の案件だからそこは詳しく話せないんだけどさ、クビにしたい社員くらい外部の人に任せないで雇い主がどうにかするのが普通じゃない?」



お兄ちゃんが住んでいる一軒家に久しぶりに来るように言われていた。
毎日時間を見付けて電話をしているけれど、対面での報告をするように言われたのでリビングのソファーに座りながら報告というか文句を言っていく。
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