【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha

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「いや、半分は本当のことか・・・。」



ネコ達と同じように俺の身体に身体をくっつけて寝ている望の寝顔を、ネコ達のことを撫でながら見詰める。



「このままこの子達を育てていきたいって気持ちは、本当のことだよな・・・。」



それは分かる。



それはムカつくくらいに分かるから・・・



“お前が俺のことを男としても本当に好きなら今すぐにでも結婚して、そしたらこの子達ともずっと一緒にいられたのに残念だったな!!!!”



と爆笑しておいた。



心の中ではめちゃくちゃ文句を言いまくっていたけれど、この子達への気持ちは本当のことだとも分かっていたから死ぬ気で爆笑した。



「ネコ1匹も飼えない人生なんて、お前はやっぱり可哀想だよ・・・。」



ネコ達から手を離し、その手で望の頭を優しく撫でる。



「自分の子どもはめちゃくちゃ可愛いらしいぞ、竜也がよく言ってる。
一平との子どもを産めばこの子達への気持ちすぐに思い出になる。」



ノンノンへの気持ちは何も思い出になっていない俺がそう言って、汗で髪の毛を湿らせている望に文句を言う。



「俺とのことなんてどうせ黒歴史だろ、マジでムカつく奴だな本当に。」



そう文句を言った後に望に背中を向けて目を閉じた。



そしてもう1度眠ろうとする。



もう1度眠ろうとしたし、“秒”で眠れる気もしたけれど・・・



また望の方を向き、望のことを抱き締めた。



「お前のことが本気で愛してる俺にあんな嘘をついてきた罰だ、クソ暑い中眠れ。」



めちゃくちゃムカつくのにめちゃくちゃ可愛くて、こんなにも幸せな気持ちにもしてくるこの可愛い生き物を抱き締めながら目を閉じる。

























「私、青さんのことが男としても大好きだよ。
演技じゃなくて本当に、私は青さんのことが大好きなんだよ。」



その後見た夢の中では、望が可愛い笑顔で笑いながら俺にそう言っていた。









青side…………………………














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