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食後、夏生とねーちゃんとリビングのソファーに座り、テレビを見ながら3人でゴロゴロしていると・・・
「ただいま~」と、お父さんの声がした。
俺は、また緊張する。
でも・・・隣に座る夏生と、ねーちゃんが、笑いながら俺に頷くのを見て、俺は覚悟を決める。
「今年はまだ桜が咲いてるな~!
夜桜見てたらビール飲みたくなって、ビール買ってきちゃったよ!」
お父さんが笑いながらリビングに入ってきた所で、俺は立ち上がった。
「お父さん・・・」
俺の呼び掛けに、お父さんは俺に振り向く。
「・・・シュー!?」
驚くお父さん、俺は泣きそうになりながら、伝える。
「お父さん・・・ごめん・・・。
俺、可愛い格好がしたいんだ・・・。
ごめん・・・、お父さん・・・。」
男に生まれたのに、女の子の格好をして。
女の子の格好をしても、男なのは変わらない。
男でも女でもない、こんな俺・・・。
お父さんに対して、「ごめん」という気持ちしかなかった。
お父さんは、そんな俺を見ながら、ゆっくりと口を動かす。
「お母さんの若い頃に、ソックリだ・・・。」
「ただいま~」と、お父さんの声がした。
俺は、また緊張する。
でも・・・隣に座る夏生と、ねーちゃんが、笑いながら俺に頷くのを見て、俺は覚悟を決める。
「今年はまだ桜が咲いてるな~!
夜桜見てたらビール飲みたくなって、ビール買ってきちゃったよ!」
お父さんが笑いながらリビングに入ってきた所で、俺は立ち上がった。
「お父さん・・・」
俺の呼び掛けに、お父さんは俺に振り向く。
「・・・シュー!?」
驚くお父さん、俺は泣きそうになりながら、伝える。
「お父さん・・・ごめん・・・。
俺、可愛い格好がしたいんだ・・・。
ごめん・・・、お父さん・・・。」
男に生まれたのに、女の子の格好をして。
女の子の格好をしても、男なのは変わらない。
男でも女でもない、こんな俺・・・。
お父さんに対して、「ごめん」という気持ちしかなかった。
お父さんは、そんな俺を見ながら、ゆっくりと口を動かす。
「お母さんの若い頃に、ソックリだ・・・。」
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