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『で?“shu-”君、いつから女の子の格好してるの?』
『中学1年の時からですね。
でも、物心ついた頃から、俺の顔そっくりのねーちゃんがスカート履いてるの羨ましくて。
中学に入ってすぐ、俺イジメみたいな感じの受けて、女の子みたいだって。』
『あ~・・・そういうのあるのか~・・・』
『それで、男の格好してても言われるなら、女の子の服着たいなって。
ねーちゃんがいない間に、ねーちゃんの服をコッソリ着始めたのが中学入ってすぐですね。』
『そうだったんだ!嬉しかった?』
『嬉しかったというか、しっくり来たというか・・・。
そんなことを密かに楽しんでたら、5日経ったある日、ねーちゃんのスカートを履いた瞬間、部屋の扉が開いて・・・』
『なに!?なに!?すげー怖い!!』
『夏生が、立ってた。』
誰よりも可愛い顔で、シューが笑う。
私もつられて笑ってしまう。
『それで!?夏生ちゃんは!?』
『「わ~お!可愛い格好してるね?」って。』
『えぇぇーーー!!!そこで、そんな台詞出てくる!?
ていうか、「わ~お!」って、“shu-”君よく言ってない!?』
『うん、芸能界に入ってすぐ、自然と出て来て。
夏生は特に口癖だったわけじゃなくて、そんなに聞いたことないんだけど。』
『そうなんだ!それで、それからはずっと隠れて女の子の格好してたの?』
『中学1年の時は、毎日夏生の家で女の子の格好してた。
帰ってからすぐにねーちゃんの服を持って夏生の家に行って着替えて、夏生のお母さんとお菓子食べたりワイドショー見たり女の子の雑誌見たり、部活から帰った夏生と部屋でどうでもいいこと話して。
夏生のお父さんもお兄ちゃんも、皆で一緒に、女の子の格好した俺と、一緒に夜ご飯食べてくれてた。』
『中学1年の時からですね。
でも、物心ついた頃から、俺の顔そっくりのねーちゃんがスカート履いてるの羨ましくて。
中学に入ってすぐ、俺イジメみたいな感じの受けて、女の子みたいだって。』
『あ~・・・そういうのあるのか~・・・』
『それで、男の格好してても言われるなら、女の子の服着たいなって。
ねーちゃんがいない間に、ねーちゃんの服をコッソリ着始めたのが中学入ってすぐですね。』
『そうだったんだ!嬉しかった?』
『嬉しかったというか、しっくり来たというか・・・。
そんなことを密かに楽しんでたら、5日経ったある日、ねーちゃんのスカートを履いた瞬間、部屋の扉が開いて・・・』
『なに!?なに!?すげー怖い!!』
『夏生が、立ってた。』
誰よりも可愛い顔で、シューが笑う。
私もつられて笑ってしまう。
『それで!?夏生ちゃんは!?』
『「わ~お!可愛い格好してるね?」って。』
『えぇぇーーー!!!そこで、そんな台詞出てくる!?
ていうか、「わ~お!」って、“shu-”君よく言ってない!?』
『うん、芸能界に入ってすぐ、自然と出て来て。
夏生は特に口癖だったわけじゃなくて、そんなに聞いたことないんだけど。』
『そうなんだ!それで、それからはずっと隠れて女の子の格好してたの?』
『中学1年の時は、毎日夏生の家で女の子の格好してた。
帰ってからすぐにねーちゃんの服を持って夏生の家に行って着替えて、夏生のお母さんとお菓子食べたりワイドショー見たり女の子の雑誌見たり、部活から帰った夏生と部屋でどうでもいいこと話して。
夏生のお父さんもお兄ちゃんも、皆で一緒に、女の子の格好した俺と、一緒に夜ご飯食べてくれてた。』
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