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「真理姉の弟は、お母さんのこと知りたいって思わないの?」
理子が聞くと、真理姉の弟は理子から離れてベッドから立ち上がった。
そして・・・机の引き出しを開けて・・・
新品ではないような茶色いノートを出して、それを理子に渡してきた。
何かと思ってそのノートを開いてみると・・・
平仮名だろうけど、字が書いてあって・・・
沢山、沢山、書いてあって・・・。
「理子、まだ字そんなに読めない。」
そう言って茶色いノートから真理姉の弟の方を見ると、真理姉の弟は驚いた顔をした。
「たしか・・・年長じゃ、なかった・・・?」
「・・・少しは読めるもん!!
でも、全部は読めないだけ!!!」
理子がそう叫ぶと、真理姉の弟は驚きながらも小さく頷いた。
そして、茶色いノートを理子の手からスッと引き抜いて・・・
少し笑いながらそのノートを見下ろし・・・
「僕の、お母さんのこと・・・沢山、書いてある・・・。」
そう、言った・・・。
理子が聞くと、真理姉の弟は理子から離れてベッドから立ち上がった。
そして・・・机の引き出しを開けて・・・
新品ではないような茶色いノートを出して、それを理子に渡してきた。
何かと思ってそのノートを開いてみると・・・
平仮名だろうけど、字が書いてあって・・・
沢山、沢山、書いてあって・・・。
「理子、まだ字そんなに読めない。」
そう言って茶色いノートから真理姉の弟の方を見ると、真理姉の弟は驚いた顔をした。
「たしか・・・年長じゃ、なかった・・・?」
「・・・少しは読めるもん!!
でも、全部は読めないだけ!!!」
理子がそう叫ぶと、真理姉の弟は驚きながらも小さく頷いた。
そして、茶色いノートを理子の手からスッと引き抜いて・・・
少し笑いながらそのノートを見下ろし・・・
「僕の、お母さんのこと・・・沢山、書いてある・・・。」
そう、言った・・・。
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