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そう叫んで、泣いた・・・。
涙で顔はぐじゃぐじゃで、鼻水もぐじゃぐじゃで鼻で息が出来なくて・・・。
もっと他にも言ってやりたかったけど、理子の口から出てくるのは泣き声だけで・・・。
もっと、言ってやりたかった・・・。
本当は・・・本当は、もっと言ってやりたかった・・・。
怯みまくっているババア達を見ながら・・・
笑いながらも泣いているお母さんを見ながら・・・
そう思っていたら・・・
「理子・・・“ババア”って、お母さん以外の人にも言うのはやめなさいね・・・。」
お母さんはそこだけ理子に怒って・・・
あとは、怒らなかった・・・。
号泣しながらお母さんに頷くと、真理姉のお父さんがお母さんの背中をポンポンッと優しく叩いたのが見えた。
そして、真理姉のお父さんはポケットに手を入れて・・・何かを取り出して・・・
そこから、何かをまた取り出した・・・。
ババア・・・“オバサン”達に、その何かを両手で渡していく。
「私、株式会社マツイ化粧品で社長第一秘書をしております岩渕と申します。」
そう言って、小さな紙を渡していた。
涙で顔はぐじゃぐじゃで、鼻水もぐじゃぐじゃで鼻で息が出来なくて・・・。
もっと他にも言ってやりたかったけど、理子の口から出てくるのは泣き声だけで・・・。
もっと、言ってやりたかった・・・。
本当は・・・本当は、もっと言ってやりたかった・・・。
怯みまくっているババア達を見ながら・・・
笑いながらも泣いているお母さんを見ながら・・・
そう思っていたら・・・
「理子・・・“ババア”って、お母さん以外の人にも言うのはやめなさいね・・・。」
お母さんはそこだけ理子に怒って・・・
あとは、怒らなかった・・・。
号泣しながらお母さんに頷くと、真理姉のお父さんがお母さんの背中をポンポンッと優しく叩いたのが見えた。
そして、真理姉のお父さんはポケットに手を入れて・・・何かを取り出して・・・
そこから、何かをまた取り出した・・・。
ババア・・・“オバサン”達に、その何かを両手で渡していく。
「私、株式会社マツイ化粧品で社長第一秘書をしております岩渕と申します。」
そう言って、小さな紙を渡していた。
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