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「げ・・・母ちゃん、今日早いな。」
仕事から母ちゃんが早めに帰って来た。
俺がさっき連絡をしたからだと思う。
妙子の前歯のことで・・・。
「え!!??サメのお母さん!!!?
お姉さんじゃん!!!」
19歳の母ちゃんに、妙子がその通りのことを言う。
本当は“姉貴”の母ちゃんに、そんな本当のことを言う。
そんな言葉に、母ちゃんはニコニコと嬉しそうに笑った。
「良い子~!!!友達なんだ!!?
ビックリした、またうちの悪ガキが悪さしてるのかと思った!!」
「友達じゃないです!!
私の天敵で、絶対にぶっ飛ばしたい対戦相手!!!」
そう言って妙子が笑うと、母ちゃんが驚いた顔をしながら妙子の顔をジッと見て・・・
俺の頭を思いっきり叩いてきた。
「あんた!!!この子女の子じゃん!!!
この子の前歯だね!!!?
女の子に何してんの!!!
女の子には優しくしなさいって何度言えば分かるの!!!
妹にもプロレス技かけて虐めてるし!!!」
「あれはあいつがクソ生意気だから!!!」
「そういえばその妹どうしたの!?
1人で家に残してるんじゃないでしょうね!?」
「そもそもこの時間にいつも家にいねーよ!!
あっちの家に行ってるんだろ!?」
「そう・・・。」
理子は“あの日”から、風呂に入った後は岩渕の部屋にいる。
そしてそのまま、岩渕と一緒に寝ている。
母ちゃんもそれを思い出したのか、何度か頷いた後にまた妙子の方を見た。
「うちのバカ息子が本当に取り返しのつかないことを・・・。
本当にごめんなさい・・・。
明日学校を通して親御さんに話して貰って、家に謝罪に行きますので・・・。」
そう言って深々と頭を下げていて・・・。
そんな母ちゃんの姿を見て、また息が苦しくなった・・・。
仕事から母ちゃんが早めに帰って来た。
俺がさっき連絡をしたからだと思う。
妙子の前歯のことで・・・。
「え!!??サメのお母さん!!!?
お姉さんじゃん!!!」
19歳の母ちゃんに、妙子がその通りのことを言う。
本当は“姉貴”の母ちゃんに、そんな本当のことを言う。
そんな言葉に、母ちゃんはニコニコと嬉しそうに笑った。
「良い子~!!!友達なんだ!!?
ビックリした、またうちの悪ガキが悪さしてるのかと思った!!」
「友達じゃないです!!
私の天敵で、絶対にぶっ飛ばしたい対戦相手!!!」
そう言って妙子が笑うと、母ちゃんが驚いた顔をしながら妙子の顔をジッと見て・・・
俺の頭を思いっきり叩いてきた。
「あんた!!!この子女の子じゃん!!!
この子の前歯だね!!!?
女の子に何してんの!!!
女の子には優しくしなさいって何度言えば分かるの!!!
妹にもプロレス技かけて虐めてるし!!!」
「あれはあいつがクソ生意気だから!!!」
「そういえばその妹どうしたの!?
1人で家に残してるんじゃないでしょうね!?」
「そもそもこの時間にいつも家にいねーよ!!
あっちの家に行ってるんだろ!?」
「そう・・・。」
理子は“あの日”から、風呂に入った後は岩渕の部屋にいる。
そしてそのまま、岩渕と一緒に寝ている。
母ちゃんもそれを思い出したのか、何度か頷いた後にまた妙子の方を見た。
「うちのバカ息子が本当に取り返しのつかないことを・・・。
本当にごめんなさい・・・。
明日学校を通して親御さんに話して貰って、家に謝罪に行きますので・・・。」
そう言って深々と頭を下げていて・・・。
そんな母ちゃんの姿を見て、また息が苦しくなった・・・。
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