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リュド婚姻12年後
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「兄さん、ちょっと話があるから僕の家に来てくれないか。
義姉さんには内緒で来て欲しい」
そうマイクから連絡があった
マイクは親の持っている伯爵の爵位をもらい、領土で暮らしている。
行くには1日かかるな……
だがマイクから来て欲しいなんて珍しいことでもあるし、アリサには領土を見てくると3日位留守にすると伝えて向かうことになった
「兄さん、忙しいのにごめん」
「いや、アリサに黙っていて欲しいって?なんだ?経営がうまくいってないのか?」
「違うんだ。言いにくいんだが、
何日か前に王都に行く用事があって兄さんにも会いに行っただろ。その時、兄さんに内緒で外で会って欲しいと言われたんだ」
「アリサが?」
「あぁ、それで次の日に行きつけの店で会った。内緒にしててごめん」
「うん、それで?」
「僕に子種をくれって言うんだ」
「はっ?」
「兄さんとの子供ってことにするからって。でも、悪いけど断ったよ。」
「そしたら、泣き出して罵倒されちゃった。私が公爵家の跡取りを産まなきゃならないの!って。」
「……………」
「それとさ、兄さんに公爵家の跡取りをお願いしたいと言われただろ?
娘が産まれた後、ミランが何回も流産してしまって、医者に諦めたほうが良いと言われてしまった。兄さん、ごめん。」
「そうか、気にしないでくれ。縁戚の中にきっといるだろうから。それより、アリサが悪かったね」
「それと、話して良いのか悩んだのだけど……この前ミランが茶会へ呼ばれて言ったんだよ。そしたら、僕と兄さんを知ってる人がいて、兄さんは多分その人の事は記憶にないだろうけど。
その人は外交官で、大使になった旦那と長く隣国行ってたらしい。
それでさ、兄さんがレントランドで恋仲になった人と婚姻されましたか?って言われたから、王女と婚姻しましたと話したらレントランドの人ではなかったのですか?って」
「えっ?」
「レントランドの官女の方と、いつも視察が終わるといましたよ。なんでも留学した時のクラスメートだったらしいですね。一緒に連れて来ていた子供とも彼女は仲良く話してましたよと、言われたって。帰りの馬車で事故にあい、まだ当時の記憶がないとミランは伝えたら、知らなかったから驚かれたらしい。」
ズキッ
「うう~っ」
「兄さん、大丈夫?ごめん、やはり言ってはいけなかったね。でも、それなら義姉さんの話と違うじゃないか?騙されてたんじゃないのか?」
「………いや、そうだとしても僕がアリサに惚れたんだから」
「そうだね。」
「その人の名前はわかるか?」
「いや、わからない」
「そうか。それより、アリサが言った子種の話しは聞かなかったことにしてくれ」
僕は弟と別れて先触れをだし、友人のカイルに会いに行った。
「すまない、急に訪ねてきて」
「いや、マイカもいるから一緒にお茶でも飲もう。それよりどうしたんだ?」
その時、お茶を運んできた侍女とマイカが入ってきた
「リュド君、どうしたの?」
「あぁ、すまない。ちょっと聞きたいことがあって。僕が留学していた時のことを話して欲しい」
「えっ?」
「仲良くしていた令嬢とかいた?」
「いや、それはいなかった」
「じゃあ、この前言ってた令嬢は?」
「あぁ」と言いながらカイルはマイカを見る
「全て教えてくれないか。」
「……わかった。だが、お前今更だぞ。」
そう言いながら、留学していた時、それから、視察で僕がレントランドへ行き、その時に隣の席の令嬢と恋仲になったらしい。そう聞いたとカイルは話した。
「聞いただけなら嘘かもしれないな。その令嬢の名前は?」
「モリス、サナーシュ嬢よ。とても美しい人で卒業する時は首席卒業だったと聞いたわ」
「モリス、サナーシュ………だが、視察に同行したアリサが、僕と視察中に恋仲になったと言ったんだ」
「それは嘘だと思う」
「そうか……だが何故そんな嘘を?」
「リュド、だがら今更なんだよ。もう10年以上前の話しだ。彼女だって、もう婚姻してるだろう」
「彼女がわかる絵姿とかあるか?
あるわけないよな」
「あるわ。私達が留学を終える時、女子だけで美術部の子に書いてもらったの。とても絵が上手な子だったから、私なんてそっくりなように描かれているわ。今待ってくるわね」
「リュド、まだ記憶が戻らないのか?なら何故今更?」
「弟から今日、その令嬢と恋仲だったと聞かされたんだ」
ガタンッ
「はい、リュド君。貴方なら……この絵を見れば言わなくてもわかるかもしれないわ。」
ジッと見るリュド
リュドの目から涙が溢れた
「あぁ、わかる。わかるよ、彼女がそうだ。僕は記憶が戻りつつあったようだ」そう言ってポタポタ涙がつたう。
「モリス、ごめん。ごめん、モリス」
「記憶が戻ったんだなリュド?良かったよ」
「すまない。彼女は……」
「私達のクラスメートだった友人の話では、貴方が帰ったあと早めに官女の仕事はやめたらしいわ」
「視察が終わって帰る時に、早めに連絡するから。迎えに来るよ。と、彼女に伝えたんだ」
「事故で記憶を無くしていたんだから仕方ないよ。でも、大丈夫か?その奥方と」
「あぁ、それでも僕が愛したんだから。それに、ずっと献身的に看病してもらったから、アリサの明るさがあの時の僕の助けになった。だから惚れたんだ。………モリスには悪いことをした。謝っても謝っても。
これさ、(そう言ってポケットからヒマワリのカフスボタンを出す)ずっと事故の時に握りしめてたんだ。今ならわかる。モリスに貰ったカフスボタンだったんだ」
「「………」」
「愛してた。やっと、やっと想いを伝えられて、迎えに来るから待っていて欲しいと伝えたのに。僕は何て言うことを」
「「……………」」
「はぁ、すまない。
もう終わったことだな。
マイカ、見せてくれてありがとう」
「リュド、それ貴方にあげるわ」
「えっ?」
「貴方へ、一生後悔させる為に渡すわ。もうちよっと調べればわかったのに。」
「ありがとう。大事にするよ」
そして、3日留守にし邸へ帰れば……………
義姉さんには内緒で来て欲しい」
そうマイクから連絡があった
マイクは親の持っている伯爵の爵位をもらい、領土で暮らしている。
行くには1日かかるな……
だがマイクから来て欲しいなんて珍しいことでもあるし、アリサには領土を見てくると3日位留守にすると伝えて向かうことになった
「兄さん、忙しいのにごめん」
「いや、アリサに黙っていて欲しいって?なんだ?経営がうまくいってないのか?」
「違うんだ。言いにくいんだが、
何日か前に王都に行く用事があって兄さんにも会いに行っただろ。その時、兄さんに内緒で外で会って欲しいと言われたんだ」
「アリサが?」
「あぁ、それで次の日に行きつけの店で会った。内緒にしててごめん」
「うん、それで?」
「僕に子種をくれって言うんだ」
「はっ?」
「兄さんとの子供ってことにするからって。でも、悪いけど断ったよ。」
「そしたら、泣き出して罵倒されちゃった。私が公爵家の跡取りを産まなきゃならないの!って。」
「……………」
「それとさ、兄さんに公爵家の跡取りをお願いしたいと言われただろ?
娘が産まれた後、ミランが何回も流産してしまって、医者に諦めたほうが良いと言われてしまった。兄さん、ごめん。」
「そうか、気にしないでくれ。縁戚の中にきっといるだろうから。それより、アリサが悪かったね」
「それと、話して良いのか悩んだのだけど……この前ミランが茶会へ呼ばれて言ったんだよ。そしたら、僕と兄さんを知ってる人がいて、兄さんは多分その人の事は記憶にないだろうけど。
その人は外交官で、大使になった旦那と長く隣国行ってたらしい。
それでさ、兄さんがレントランドで恋仲になった人と婚姻されましたか?って言われたから、王女と婚姻しましたと話したらレントランドの人ではなかったのですか?って」
「えっ?」
「レントランドの官女の方と、いつも視察が終わるといましたよ。なんでも留学した時のクラスメートだったらしいですね。一緒に連れて来ていた子供とも彼女は仲良く話してましたよと、言われたって。帰りの馬車で事故にあい、まだ当時の記憶がないとミランは伝えたら、知らなかったから驚かれたらしい。」
ズキッ
「うう~っ」
「兄さん、大丈夫?ごめん、やはり言ってはいけなかったね。でも、それなら義姉さんの話と違うじゃないか?騙されてたんじゃないのか?」
「………いや、そうだとしても僕がアリサに惚れたんだから」
「そうだね。」
「その人の名前はわかるか?」
「いや、わからない」
「そうか。それより、アリサが言った子種の話しは聞かなかったことにしてくれ」
僕は弟と別れて先触れをだし、友人のカイルに会いに行った。
「すまない、急に訪ねてきて」
「いや、マイカもいるから一緒にお茶でも飲もう。それよりどうしたんだ?」
その時、お茶を運んできた侍女とマイカが入ってきた
「リュド君、どうしたの?」
「あぁ、すまない。ちょっと聞きたいことがあって。僕が留学していた時のことを話して欲しい」
「えっ?」
「仲良くしていた令嬢とかいた?」
「いや、それはいなかった」
「じゃあ、この前言ってた令嬢は?」
「あぁ」と言いながらカイルはマイカを見る
「全て教えてくれないか。」
「……わかった。だが、お前今更だぞ。」
そう言いながら、留学していた時、それから、視察で僕がレントランドへ行き、その時に隣の席の令嬢と恋仲になったらしい。そう聞いたとカイルは話した。
「聞いただけなら嘘かもしれないな。その令嬢の名前は?」
「モリス、サナーシュ嬢よ。とても美しい人で卒業する時は首席卒業だったと聞いたわ」
「モリス、サナーシュ………だが、視察に同行したアリサが、僕と視察中に恋仲になったと言ったんだ」
「それは嘘だと思う」
「そうか……だが何故そんな嘘を?」
「リュド、だがら今更なんだよ。もう10年以上前の話しだ。彼女だって、もう婚姻してるだろう」
「彼女がわかる絵姿とかあるか?
あるわけないよな」
「あるわ。私達が留学を終える時、女子だけで美術部の子に書いてもらったの。とても絵が上手な子だったから、私なんてそっくりなように描かれているわ。今待ってくるわね」
「リュド、まだ記憶が戻らないのか?なら何故今更?」
「弟から今日、その令嬢と恋仲だったと聞かされたんだ」
ガタンッ
「はい、リュド君。貴方なら……この絵を見れば言わなくてもわかるかもしれないわ。」
ジッと見るリュド
リュドの目から涙が溢れた
「あぁ、わかる。わかるよ、彼女がそうだ。僕は記憶が戻りつつあったようだ」そう言ってポタポタ涙がつたう。
「モリス、ごめん。ごめん、モリス」
「記憶が戻ったんだなリュド?良かったよ」
「すまない。彼女は……」
「私達のクラスメートだった友人の話では、貴方が帰ったあと早めに官女の仕事はやめたらしいわ」
「視察が終わって帰る時に、早めに連絡するから。迎えに来るよ。と、彼女に伝えたんだ」
「事故で記憶を無くしていたんだから仕方ないよ。でも、大丈夫か?その奥方と」
「あぁ、それでも僕が愛したんだから。それに、ずっと献身的に看病してもらったから、アリサの明るさがあの時の僕の助けになった。だから惚れたんだ。………モリスには悪いことをした。謝っても謝っても。
これさ、(そう言ってポケットからヒマワリのカフスボタンを出す)ずっと事故の時に握りしめてたんだ。今ならわかる。モリスに貰ったカフスボタンだったんだ」
「「………」」
「愛してた。やっと、やっと想いを伝えられて、迎えに来るから待っていて欲しいと伝えたのに。僕は何て言うことを」
「「……………」」
「はぁ、すまない。
もう終わったことだな。
マイカ、見せてくれてありがとう」
「リュド、それ貴方にあげるわ」
「えっ?」
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