長い夜、蒼い月

五嶋樒榴

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イケナイ乙女たち

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次の日、栞は朝一番ののぞみに乗って新大阪に着き、待ち合わせ場所で柊一と再会した。
久しぶりだったが柊一は何も変わってない。爽やかさは健在だった。

「急だったから、どうしよう。どこか行きたいところある?」

なんとなく距離のある二人。
柊一は感じていた。栞が変わっていたことを。どこか大人っぽく、色っぽくなっていた。

「柊一の部屋に行きたい。ダメ?」

上目遣いの潤んだ瞳に柊一はドキドキした。

「わかった」

微妙な距離のまま、二人は柊一の部屋に向かった。
柊一の部屋は綺麗だった。
あまり物も置いてないのでスッキリしていた。

「何飲む?昼間からビールじゃ変か」

柊一が冷蔵庫を開けながら言う。

「ビールで再会の乾杯しよ。あ、これお土産」

東京銘菓や柊一が好きだったものを栞は渡した。

「ありがとう」

受け取った時、栞の手に触れた。栞はじっと柊一を見つめる。柊一もその瞳に吸い込まれるように、栞の顔に顔を近づける。
唇が重なる。
少し開いた唇から舌が覗く。
舌を絡ませて濃厚なキスをする。
お互い止まらず貪り合う。
カーペットの上に栞を倒すと、柊一はそのままキスを続け手で胸をまさぐる。
上に着ている服を捲し上げると白い肌が露わになり、大きな膨らみがブラで窮屈そうだった。
久しぶりの栞の肌に唇を寄せ、背中に腕を回しブラのホックを外した。
ぷるんと現れた胸にむしゃぶりつく。
栞は喘ぎ声を出してしまった。
ピンク色の突起を口に含み強く舌でしごくように吸い、手をフレアスカートの中に入れ、尻を触るといつもと違う感覚に柊一は驚いた。
スカートを脱がすと、Tバックの下着が目に飛び込んできた。
こんな下着をつける栞は初めて見た。

「大胆だね。こんなの着けるんだ」

びっくりして柊一の手が止まる。
 
「前に買ったの。柊一に会いに行く時着けようと思って。その前に別れちゃったけど」

栞は恥ずかしくて顔をそらせて言った。自分のためと知って柊一は嬉しくなった。

「エッチだね。ヤバい」

嬉しそうに、柊一は栞の脚を開いた。ほとんど隠れる場所のない下着に興奮した。
予想もしていなかった栞の姿に、柊一は我慢できなくなった。

「このまま、挿れさせて」

もう硬くなっていたものを出すと、柊一は理性も吹き飛び栞に乗っかった。
なかなか一気に入らなかったが、徐々に栞の中がいっぱいになり、奥まで入ると栞はヒクヒクと中を震わせた。硬く深く突き刺さる柊一のを栞がぎゅっと締め付けた。
カーペットの上で二人は激しく求め合う。
栞も愛されている実感を感じた。柊一の温もりに一夜とは違う安心感があった。
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