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異世界。
稽古場の女神様。
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窓の外は快晴。
青い空と、温かい日差しが部屋の窓から差し込んでくる。
「王子・・・。本当に、我らの使者がこの国に着く前に殺されてしまっているのでしょうか?
そんな・・。そんな恐ろしい事が起こっていたなんて未だに信じられません・・・。」
銀色の髪を揺らし、緑色の瞳を持っているティーカップの紅茶の波紋に映し出された自分の顔を
見ながら、眉を下げて溜息をついた。
「解るよ、エストラ。私も始めはその話を聞いた時は・・信じられなかったものだ。」
シェンブルグの王宮の左翼にあるゲストルームを宛がわれ、広いリビングルームと
寝室の続き部屋が設置された、待遇の良い貴賓扱いをされていた。
「それに、我らが奇襲攻撃をかけたシェンブルグの王子、アルベルト殿下を連れて祖国に戻るなんて・・・。王様や王妃様は、大変に驚かれるでしょうね・・。」
「ああ、既に伝達はしてある・・・。やはり、父や母も驚いてはいたが・・。
今のアルベルディアの現状を知ってもらえる好機だと、良い方に捉えてくれた。」
窓の外を見ながら紅茶に口をつける王子を見上げた。
椅子に座し、彼の幼馴染であり、王子の護衛剣士であるエストラは不安を覚えた。
「貴方がそう決めたのでしたら、私から、何も申す事はございません。
しかし、気をつけて帰らねば・・・。
もし、本当に使者が別の第三者によって葬られて来たのだとすれば、アルベルディアと、
シェンブルグの争いを好んでいる人間がいると言うことになります。
渦中の2国の王子が共に旅をするとなると、よほど注意して旅をする必要がありますね・・・。」
「その通りだ。私には自身の身くらい守れる剣の腕はあるつもりだ。お前も居る・・。
この国の、魔術騎士団団長のアルベルト王子も打ち合いをしてみたが・・相当に強いぞ。
無事に、国土を踏めることを祈ろう・・。
お前が、こうして解放されて安心したよ。
どうか、帰りも頼んだよ、エストラ・・・。
それに、女性も同伴することになったのだ。異世界からこの世界を救う選択をする者・・・。
美月と言う名の女性だ・・。その女性は、私にとって特別な女性でもある。」
「何ですかそれは・・。異世界から!?特別な女性って・・?
まさか・・、舞踏会で貴方が手を取って、珍しくダンスを踊られていた女性ですか!?
あの女性も共に、陸路でアルベルディアへの旅路を??」
パニック気味になったエストラは、カップを皿へと戻して大きく緑の目を揺り動かした。
「そうだ・・。私が舞踏会で手を取った女性だ。
・・・彼女とは昔から運命で繋がれた縁がある。
そんな彼女がこの、危険な旅に同伴するのだ。大切な女性なんだ・・。
わたしも、この命に代えても・・彼女を守るつもりだ!!」
「しかし・・!!危険どころではないでしょう!?アルベルディアまでは、陸路で10日はかかります。
女性も一緒だなんて・・・。ただでさえ過酷を極めるであろう旅路に・・・。
そんなの、無茶苦茶ですよ!?」
「すまないが、もう決まった事なのだ・・・。エストラ、彼女の事もくれぐれも宜しく頼む。」
赤い瞳の王子は、紅茶を啜り爽やかな笑みでそう告げた。
窓の光を受けた銀の髪は美しく光り輝いていた。
護衛のエストラは、不安気に主人である王子を見つめていた。
この王子は、優しすぎる・・・。
特別な女性・・・。
舞踏会での出会いで一目惚れ・・と、言う訳でもなさそうな話の内容に心底驚いた。
自国アルベルディアには、第一王子であるノア様の婚約者候補の女性が数名程いる・・・。
しかし、ノア様は断固として婚約者を選出することを拒んで来た。
国がこんな状況の中で、自らの婚姻の話を進めるよりも民を救い、
「科学」の発展を急ぎ、研究に没頭されて来たのだ・・。
それに、昨日実戦でのシェンブルグのカイザル王の力を間近で見た時は、正直肝を冷やした。
「祝福の子」の力は、想像以上のものだった。
きっと、魔術騎士団を束ねるアルベルト王子も・・。
だが、今まで送って来た使者たちも相当な手練れを寄越していた筈なのだ・・。
その兵たちが、全滅するほどの力を持つ者が行く手を阻んだとしたら。
紅茶の苦みか、先行きの不安さなのか・・。
エストラは、口の中に強い渋みを感じて、それをゴクリと飲み干した。
窓から見える、魔術騎士団の鍛錬場の光景を見ていたノアは急に笑い出す。
「・・・そうは言っても、彼女は強そうだぞ?」
面白い物でも見つけたように微笑みながら、窓の外を指差した主に驚いたエストラは、
紅茶のカップをソーサーへと戻す。
「どうしたのですか?
急に笑い出すなんて・・・。」
赤紫のガーネットのような瞳を細めて、笑う王子の様子に驚き、エストラは立ち上がり窓の外を見下ろした。
エストラは、緑の瞳を大きく見張った。
「な、なんと・・。」
下の光景を口を開けて見下ろした。
< カキーーーィィン・・・・!!!! ・・・・カシャーーン >
「・・・ま、・・・参りました!!!!」
茶色の長いブーツを穿いた女性の前に、ドシャッと黒い魔術騎士服の男と、青い王立騎士服の男が鍛錬場の地面へと尻を落とした。
長いポニーテールを揺らして、額に汗を浮かべた美月は太陽のように明るい笑みを浮かべた。
「次ー!!!早く、かかって来なさーーーい!!」
「・・い・いっ、行きます!!!」
「ああっ、隙ばかりじゃない!!!
しっかり脇を絞めてかかって来なさいってばー!!!」
美月は目先に剣を構えながら、へっぴり腰の男に駄目出しをしていた。
刃先の角度を瞬時に変えて、そのまま、青い騎士服の男に猛烈な速さで突っ込んでいく。
<ガキン・・!!!・・カン、カン・・・!!! キィィィン・・・・。>
剣先を打ち払い、フラフラの腰の男に向かい、足をかけて払う。
バランスを崩した男がまた1人・・・。
地面へと膝から倒れた。
「・・・程々にな。王宮や、国を守る騎士団が使い物にならなくなったら困るんだけど。」
腕を組んだまま、苛立たし気に騎士たちを見下ろしていたアルベルトが、美月を窘めるように
声をかけた。
「あのねー・・。女の私に負けるようなら、刺客とも渡り合えないでしょう?
ほらっ、みんな、頑張って!!強くなったら口の悪いスパルタ団長をみんなでやっつけましょう!!」
うっかり一致団結してしまいそうな、騎士たちの笑みにアルベルトの顔は青ざめた。
美月の楽しそうな微笑みに、毒気を抜かれた面々は笑みが零れていた。
「おい!!・・・言葉が過ぎるぞ美月!!
・・・コラッ!!!
お、お前たちも何をニヤニヤしているんだ!!
更に、鍛錬メニューを強化するからな!!」
「・・・と、言うわけだルードリフ。
団長がこう仰っているので強化メニューの作成、頼んだぞ。」
ポンと、副団長の肩を叩くクレイドルは、泣きそうな顔のルードリフを見て笑いそうになる。
困ったように栗色の髪をぐしゃりとかき混ぜながら、空色の瞳は半泣き状態だった。
体格の良い、引き締まった肉体を持つ副団長の泣き言は魔術騎士団では珍しくない。
「死にますよ・・・。過酷すぎて・・。
良家の子息達は皆辞めて行きますよ・・・。」
最近、毎日のようにメニューの強化が成され、相当に過酷なメニューが既に出来上がったばかりだった。
長い黒髪を靡かせて、紫色の瞳はまた1人兵士を吹き飛ばしている少女を見て輝いていた。
「本当に・・・。飽きない娘だな。」
その言葉を聞いたアレクシスは、驚いた顔でクレイドルを見つめた。
「女は心根が醜くて駄目だったんじゃないのか・・!?最近のアルベルトもそうだけど・・、
何で彼女は嫌がらないんだ?」
アレクシスは予知に力を持って生まれ、兄のクレイドルはアルベルトと同じ、
人の心を読む力を持って生まれた。
2人の人間不信っぷりを見て育ったアレクシスは不思議に思っていたのだ。
兄であるクレイドルよりも、少し幼さの残る短い髪のアレクシスを見て微笑む。
「彼女は、醜い部分を醜いとわかっている。そして、自分の弱さも知っている・・・。
誰かを落として、自分を上げたり自分だけに関心を持って欲しいなど露にも思っていない。
心を読んでも、不快にならず、笑ってしまうような事ばかりを考えている彼女に・・
アルベルトも心から、安心するのだろうな。」
青い空と、温かい日差しが部屋の窓から差し込んでくる。
「王子・・・。本当に、我らの使者がこの国に着く前に殺されてしまっているのでしょうか?
そんな・・。そんな恐ろしい事が起こっていたなんて未だに信じられません・・・。」
銀色の髪を揺らし、緑色の瞳を持っているティーカップの紅茶の波紋に映し出された自分の顔を
見ながら、眉を下げて溜息をついた。
「解るよ、エストラ。私も始めはその話を聞いた時は・・信じられなかったものだ。」
シェンブルグの王宮の左翼にあるゲストルームを宛がわれ、広いリビングルームと
寝室の続き部屋が設置された、待遇の良い貴賓扱いをされていた。
「それに、我らが奇襲攻撃をかけたシェンブルグの王子、アルベルト殿下を連れて祖国に戻るなんて・・・。王様や王妃様は、大変に驚かれるでしょうね・・。」
「ああ、既に伝達はしてある・・・。やはり、父や母も驚いてはいたが・・。
今のアルベルディアの現状を知ってもらえる好機だと、良い方に捉えてくれた。」
窓の外を見ながら紅茶に口をつける王子を見上げた。
椅子に座し、彼の幼馴染であり、王子の護衛剣士であるエストラは不安を覚えた。
「貴方がそう決めたのでしたら、私から、何も申す事はございません。
しかし、気をつけて帰らねば・・・。
もし、本当に使者が別の第三者によって葬られて来たのだとすれば、アルベルディアと、
シェンブルグの争いを好んでいる人間がいると言うことになります。
渦中の2国の王子が共に旅をするとなると、よほど注意して旅をする必要がありますね・・・。」
「その通りだ。私には自身の身くらい守れる剣の腕はあるつもりだ。お前も居る・・。
この国の、魔術騎士団団長のアルベルト王子も打ち合いをしてみたが・・相当に強いぞ。
無事に、国土を踏めることを祈ろう・・。
お前が、こうして解放されて安心したよ。
どうか、帰りも頼んだよ、エストラ・・・。
それに、女性も同伴することになったのだ。異世界からこの世界を救う選択をする者・・・。
美月と言う名の女性だ・・。その女性は、私にとって特別な女性でもある。」
「何ですかそれは・・。異世界から!?特別な女性って・・?
まさか・・、舞踏会で貴方が手を取って、珍しくダンスを踊られていた女性ですか!?
あの女性も共に、陸路でアルベルディアへの旅路を??」
パニック気味になったエストラは、カップを皿へと戻して大きく緑の目を揺り動かした。
「そうだ・・。私が舞踏会で手を取った女性だ。
・・・彼女とは昔から運命で繋がれた縁がある。
そんな彼女がこの、危険な旅に同伴するのだ。大切な女性なんだ・・。
わたしも、この命に代えても・・彼女を守るつもりだ!!」
「しかし・・!!危険どころではないでしょう!?アルベルディアまでは、陸路で10日はかかります。
女性も一緒だなんて・・・。ただでさえ過酷を極めるであろう旅路に・・・。
そんなの、無茶苦茶ですよ!?」
「すまないが、もう決まった事なのだ・・・。エストラ、彼女の事もくれぐれも宜しく頼む。」
赤い瞳の王子は、紅茶を啜り爽やかな笑みでそう告げた。
窓の光を受けた銀の髪は美しく光り輝いていた。
護衛のエストラは、不安気に主人である王子を見つめていた。
この王子は、優しすぎる・・・。
特別な女性・・・。
舞踏会での出会いで一目惚れ・・と、言う訳でもなさそうな話の内容に心底驚いた。
自国アルベルディアには、第一王子であるノア様の婚約者候補の女性が数名程いる・・・。
しかし、ノア様は断固として婚約者を選出することを拒んで来た。
国がこんな状況の中で、自らの婚姻の話を進めるよりも民を救い、
「科学」の発展を急ぎ、研究に没頭されて来たのだ・・。
それに、昨日実戦でのシェンブルグのカイザル王の力を間近で見た時は、正直肝を冷やした。
「祝福の子」の力は、想像以上のものだった。
きっと、魔術騎士団を束ねるアルベルト王子も・・。
だが、今まで送って来た使者たちも相当な手練れを寄越していた筈なのだ・・。
その兵たちが、全滅するほどの力を持つ者が行く手を阻んだとしたら。
紅茶の苦みか、先行きの不安さなのか・・。
エストラは、口の中に強い渋みを感じて、それをゴクリと飲み干した。
窓から見える、魔術騎士団の鍛錬場の光景を見ていたノアは急に笑い出す。
「・・・そうは言っても、彼女は強そうだぞ?」
面白い物でも見つけたように微笑みながら、窓の外を指差した主に驚いたエストラは、
紅茶のカップをソーサーへと戻す。
「どうしたのですか?
急に笑い出すなんて・・・。」
赤紫のガーネットのような瞳を細めて、笑う王子の様子に驚き、エストラは立ち上がり窓の外を見下ろした。
エストラは、緑の瞳を大きく見張った。
「な、なんと・・。」
下の光景を口を開けて見下ろした。
< カキーーーィィン・・・・!!!! ・・・・カシャーーン >
「・・・ま、・・・参りました!!!!」
茶色の長いブーツを穿いた女性の前に、ドシャッと黒い魔術騎士服の男と、青い王立騎士服の男が鍛錬場の地面へと尻を落とした。
長いポニーテールを揺らして、額に汗を浮かべた美月は太陽のように明るい笑みを浮かべた。
「次ー!!!早く、かかって来なさーーーい!!」
「・・い・いっ、行きます!!!」
「ああっ、隙ばかりじゃない!!!
しっかり脇を絞めてかかって来なさいってばー!!!」
美月は目先に剣を構えながら、へっぴり腰の男に駄目出しをしていた。
刃先の角度を瞬時に変えて、そのまま、青い騎士服の男に猛烈な速さで突っ込んでいく。
<ガキン・・!!!・・カン、カン・・・!!! キィィィン・・・・。>
剣先を打ち払い、フラフラの腰の男に向かい、足をかけて払う。
バランスを崩した男がまた1人・・・。
地面へと膝から倒れた。
「・・・程々にな。王宮や、国を守る騎士団が使い物にならなくなったら困るんだけど。」
腕を組んだまま、苛立たし気に騎士たちを見下ろしていたアルベルトが、美月を窘めるように
声をかけた。
「あのねー・・。女の私に負けるようなら、刺客とも渡り合えないでしょう?
ほらっ、みんな、頑張って!!強くなったら口の悪いスパルタ団長をみんなでやっつけましょう!!」
うっかり一致団結してしまいそうな、騎士たちの笑みにアルベルトの顔は青ざめた。
美月の楽しそうな微笑みに、毒気を抜かれた面々は笑みが零れていた。
「おい!!・・・言葉が過ぎるぞ美月!!
・・・コラッ!!!
お、お前たちも何をニヤニヤしているんだ!!
更に、鍛錬メニューを強化するからな!!」
「・・・と、言うわけだルードリフ。
団長がこう仰っているので強化メニューの作成、頼んだぞ。」
ポンと、副団長の肩を叩くクレイドルは、泣きそうな顔のルードリフを見て笑いそうになる。
困ったように栗色の髪をぐしゃりとかき混ぜながら、空色の瞳は半泣き状態だった。
体格の良い、引き締まった肉体を持つ副団長の泣き言は魔術騎士団では珍しくない。
「死にますよ・・・。過酷すぎて・・。
良家の子息達は皆辞めて行きますよ・・・。」
最近、毎日のようにメニューの強化が成され、相当に過酷なメニューが既に出来上がったばかりだった。
長い黒髪を靡かせて、紫色の瞳はまた1人兵士を吹き飛ばしている少女を見て輝いていた。
「本当に・・・。飽きない娘だな。」
その言葉を聞いたアレクシスは、驚いた顔でクレイドルを見つめた。
「女は心根が醜くて駄目だったんじゃないのか・・!?最近のアルベルトもそうだけど・・、
何で彼女は嫌がらないんだ?」
アレクシスは予知に力を持って生まれ、兄のクレイドルはアルベルトと同じ、
人の心を読む力を持って生まれた。
2人の人間不信っぷりを見て育ったアレクシスは不思議に思っていたのだ。
兄であるクレイドルよりも、少し幼さの残る短い髪のアレクシスを見て微笑む。
「彼女は、醜い部分を醜いとわかっている。そして、自分の弱さも知っている・・・。
誰かを落として、自分を上げたり自分だけに関心を持って欲しいなど露にも思っていない。
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