63 / 94
異世界。
王都への旅路②
しおりを挟む
エストラの言葉の意味を考えると、私は少しだけ不安が過る。
男性恐怖症になったあの夜の真実を、私は未だに知らない・・・。
クレイドルの言葉に、渋々納得していたアレクシスは難しい顔をしていたアルベルトを見た。
腕組みをしながら窓の外を見ていたアルベルトを確認すると
アレクシスが立ち上がり笑顔で、ドカッと隣の席に座った。
「なぁ、アルベルト・・。すんごーく気になってたんだけど、・・・俺の予知は当たった???」
ニンマリ笑ったアレクシスに、アルベルトは一瞬キョトンと驚いた。
「・・馬鹿っ!!何を言ってるんだお前はっ。」
次の瞬間には耳まで赤くなり、そっぽを向く。
クレイドルも、その様子を見るなり笑いを堪えて口を抑えていた。
「・・・予知??なにそれ?」
私は、興味深々の顔でアレクシスとアルベルトを見上げた。
アルベルトは、真っ赤な顔で首を横に振って立ち上がる。
え?
何よ・・。
「・・・聞かないほうがいいんだ。大した事じゃない!!」
「だって、予知って気になるじゃない・・。何を予知したの??」
「えー・・。あのさ、実はデルメに着く前の馬車でさぁ・・・。」
意気揚々と美月を見て微笑んだアレクシスは、凛凛とした目を向けた。
次の瞬間、椅子の上で氷漬けアレクシスへと変貌を遂げた。
不貞腐れるように、そっぽを向いて窓の外を見たアルベルトの隣で
王都までそのまま運ばれることになった。
「お休み、アレクシス・・。」
残念すぎる弟を見て、クレイドルは、目を閉じて合掌した。
「ええっ、ちょっと!!何を予知したのか聞きたかったのに・・・!!」
驚いて、怒りすら覚えた私をアルベルトが睨む。
「はぁ?ちょっと・・。何なのよぉぉぉ!!!」
クレイドルは、面白そうにニヤニヤとした顔でアルベルトを見た。
アルベルトは、嫌そうにクレイドルを睨みつける。
「美月、お茶でも飲む??イムディーナ様がお菓子を出してくれたよ・・。
マカロン?だって。カラフルなお菓子があるよ。」
パッと車内に背の高い、小さなテーブルとティーセットを魔法で出した。
「マカロン!!私、大好きなの・・。流石、イムディーナ様!!分かってらっしゃるわ!!」
ピンク、グリーン、黄色・・。
色とりどりのマカロンが、並び熱々の紅茶が入って可愛い子花柄のティーポットが用意された。
「はぁぁ!!これはもはや・・お菓子ではないわ、これは芸術品よ!!」
さっきまでの、不機嫌が吹き飛んだ私は幸せそうにマカロンを頬張る。
クレイドルと楽しそうに談笑していたら、拗ねた顔のアルベルトが目に映る。
「もう、仕方ないなー、アルベルトも一緒に食べる?」
「いい。移動中にそんなに甘い菓子を食べていると、太るぞ?」
「今朝も早く起きて、腹黒短気団長の筋トレ鬼メニューをこなしたので余裕ですよ!!
もう、どうして一言余計なのよ??素直じゃないわね。」
「違うよ美月、アルベルトは私と君がとっても楽しそうだから、寂しくて拗ねてるんだよ。」
クレイドルが、揶揄うようにアルベルトを見て笑う。
優しいガーネットの瞳を細めて、私の空いたカップに新しいお茶を淹れてくれた。
「好きな女が、他の男と楽しそうに話していたら普通寂しくなるだろう?」
「そういうもんですかねぇ・・。」
「私は、アルベルトの気持ちがよく分かるよ?
私も美月のファンだから、君と美月の仲睦まじい様子はあまり見たくないな。
・・あ、マカロンが口の端についてるよ?」
漆黒のロングヘアを揺らして、私の眼前で微笑んだ。
笑顔で、サラッとファン告白!!!
そこからの、お菓子を拭いながらの甘い流し目攻撃!!
クレイドルのスマートな、テクニック(?)に私は驚いて固まった。
「おい・・クレイ!!さらっと彼女に触るな!!」
焦って立ち上がるアルベルトを見て、更にクレイドルの行動は加速する。
紅茶のカップを取り落としそうになった私は、慌ててテーブルの上のソーサーへと戻した。
「狭量すぎると、美月に愛想つかされるよ・・?
アルベルトが嫌になったら、私がいるからね。
出会った時から、私は君のそのストレートな心音が大好きだよ。」
ストレート・・・。
・・これは、馬鹿にされてるの??
揶揄われているだけなの??
落ち着いたクレイドルの本音がわからない!!!
あはははっと声を上げてクレイドルは笑った。
「ちょっとだけ、アルベルトを揶揄ってみたんだけど。
今のは全部、わたしの本音だよ?ノア王子も含め、君の恋敵(ライバル)は沢山いるな。」
何なんだ・・・。
告白ラッシュか!?
男から逃げすぎて来たから、一気にモテ期が来たとか??
マカロンを口に入れられた私は、展開についていけなくて呆然とそのマカロンを
咀嚼したのであった。
その様子を見ていたアルベルトは、頭を抱えて真っ青になった。
「クレイまで・・!!勘弁してくれよ!!!
お前、男性恐怖症じゃなくて、実のところ、男を惑わすセイレーンじゃないのか!?」
ボリボリ音を立ててマカロンを食べながら、青い瞳をゆっくりとアルベルトへ向けた。
私は思案しながら、マカロンをゴクンと飲み込んだ。
「何ですか?・・・そのセイレーンて・・。半魚人?」
ポカンと口を開けたアルベルトと、笑いを堪えて肩を揺らすクレイドル・・。
そして未だに冷凍中のアレクシスは一路、王都「アリアドネス」を目指して荒野を駆け抜けて行った。
男性恐怖症になったあの夜の真実を、私は未だに知らない・・・。
クレイドルの言葉に、渋々納得していたアレクシスは難しい顔をしていたアルベルトを見た。
腕組みをしながら窓の外を見ていたアルベルトを確認すると
アレクシスが立ち上がり笑顔で、ドカッと隣の席に座った。
「なぁ、アルベルト・・。すんごーく気になってたんだけど、・・・俺の予知は当たった???」
ニンマリ笑ったアレクシスに、アルベルトは一瞬キョトンと驚いた。
「・・馬鹿っ!!何を言ってるんだお前はっ。」
次の瞬間には耳まで赤くなり、そっぽを向く。
クレイドルも、その様子を見るなり笑いを堪えて口を抑えていた。
「・・・予知??なにそれ?」
私は、興味深々の顔でアレクシスとアルベルトを見上げた。
アルベルトは、真っ赤な顔で首を横に振って立ち上がる。
え?
何よ・・。
「・・・聞かないほうがいいんだ。大した事じゃない!!」
「だって、予知って気になるじゃない・・。何を予知したの??」
「えー・・。あのさ、実はデルメに着く前の馬車でさぁ・・・。」
意気揚々と美月を見て微笑んだアレクシスは、凛凛とした目を向けた。
次の瞬間、椅子の上で氷漬けアレクシスへと変貌を遂げた。
不貞腐れるように、そっぽを向いて窓の外を見たアルベルトの隣で
王都までそのまま運ばれることになった。
「お休み、アレクシス・・。」
残念すぎる弟を見て、クレイドルは、目を閉じて合掌した。
「ええっ、ちょっと!!何を予知したのか聞きたかったのに・・・!!」
驚いて、怒りすら覚えた私をアルベルトが睨む。
「はぁ?ちょっと・・。何なのよぉぉぉ!!!」
クレイドルは、面白そうにニヤニヤとした顔でアルベルトを見た。
アルベルトは、嫌そうにクレイドルを睨みつける。
「美月、お茶でも飲む??イムディーナ様がお菓子を出してくれたよ・・。
マカロン?だって。カラフルなお菓子があるよ。」
パッと車内に背の高い、小さなテーブルとティーセットを魔法で出した。
「マカロン!!私、大好きなの・・。流石、イムディーナ様!!分かってらっしゃるわ!!」
ピンク、グリーン、黄色・・。
色とりどりのマカロンが、並び熱々の紅茶が入って可愛い子花柄のティーポットが用意された。
「はぁぁ!!これはもはや・・お菓子ではないわ、これは芸術品よ!!」
さっきまでの、不機嫌が吹き飛んだ私は幸せそうにマカロンを頬張る。
クレイドルと楽しそうに談笑していたら、拗ねた顔のアルベルトが目に映る。
「もう、仕方ないなー、アルベルトも一緒に食べる?」
「いい。移動中にそんなに甘い菓子を食べていると、太るぞ?」
「今朝も早く起きて、腹黒短気団長の筋トレ鬼メニューをこなしたので余裕ですよ!!
もう、どうして一言余計なのよ??素直じゃないわね。」
「違うよ美月、アルベルトは私と君がとっても楽しそうだから、寂しくて拗ねてるんだよ。」
クレイドルが、揶揄うようにアルベルトを見て笑う。
優しいガーネットの瞳を細めて、私の空いたカップに新しいお茶を淹れてくれた。
「好きな女が、他の男と楽しそうに話していたら普通寂しくなるだろう?」
「そういうもんですかねぇ・・。」
「私は、アルベルトの気持ちがよく分かるよ?
私も美月のファンだから、君と美月の仲睦まじい様子はあまり見たくないな。
・・あ、マカロンが口の端についてるよ?」
漆黒のロングヘアを揺らして、私の眼前で微笑んだ。
笑顔で、サラッとファン告白!!!
そこからの、お菓子を拭いながらの甘い流し目攻撃!!
クレイドルのスマートな、テクニック(?)に私は驚いて固まった。
「おい・・クレイ!!さらっと彼女に触るな!!」
焦って立ち上がるアルベルトを見て、更にクレイドルの行動は加速する。
紅茶のカップを取り落としそうになった私は、慌ててテーブルの上のソーサーへと戻した。
「狭量すぎると、美月に愛想つかされるよ・・?
アルベルトが嫌になったら、私がいるからね。
出会った時から、私は君のそのストレートな心音が大好きだよ。」
ストレート・・・。
・・これは、馬鹿にされてるの??
揶揄われているだけなの??
落ち着いたクレイドルの本音がわからない!!!
あはははっと声を上げてクレイドルは笑った。
「ちょっとだけ、アルベルトを揶揄ってみたんだけど。
今のは全部、わたしの本音だよ?ノア王子も含め、君の恋敵(ライバル)は沢山いるな。」
何なんだ・・・。
告白ラッシュか!?
男から逃げすぎて来たから、一気にモテ期が来たとか??
マカロンを口に入れられた私は、展開についていけなくて呆然とそのマカロンを
咀嚼したのであった。
その様子を見ていたアルベルトは、頭を抱えて真っ青になった。
「クレイまで・・!!勘弁してくれよ!!!
お前、男性恐怖症じゃなくて、実のところ、男を惑わすセイレーンじゃないのか!?」
ボリボリ音を立ててマカロンを食べながら、青い瞳をゆっくりとアルベルトへ向けた。
私は思案しながら、マカロンをゴクンと飲み込んだ。
「何ですか?・・・そのセイレーンて・・。半魚人?」
ポカンと口を開けたアルベルトと、笑いを堪えて肩を揺らすクレイドル・・。
そして未だに冷凍中のアレクシスは一路、王都「アリアドネス」を目指して荒野を駆け抜けて行った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる