量産型英雄伝

止まり木

文字の大きさ
34 / 75

33話 ハイレルゲン奪還作戦

しおりを挟む
 ハイレルゲンの奪還が決行される日になった。
 その日は朝から、城内がぴりぴりしている。それも仕方の無い事だろうと思う。アポリオンによって奪われた首都の奪還。それは国家としての尊厳を奪い返すのに等しいだろう。日本で言うなら東京が落とされ、皇居か、国会議事堂に敵が居座っているようなものだ。
 
 僕は、夜明け前に司令部の椅子にMRヘッドセットを被った状態で座り、作戦開始を待っている。
 司令部には、ガルロックさんのほかにも、今日はフォニアさんも来ており、最高指揮官席に座り、作戦開始の時を待っている。

 今回の作戦には、北進隊、西進隊、南進隊の動かせる機体を全て投入しての作戦となる。作戦はいたって単純。北進隊と南進隊が、ハイレルゲンより以西からハイレルゲンに近づこうとするアポリオンのの露払いを。そして西進隊が、主力となってハイレルゲンに巣くっているアポリオンを殲滅する。それだけだ。

 作戦は夜明けと共に行われる上空から敵の位置を索敵していたザム・イーワックが、交代する事から始まる。
 カルナートから飛び立ったトブタイに乗ったザム・イーワックが、既に上空を飛んでいるザム・イーワック合流する。
『こちらイーワック02。索敵任務を交代します』
『こちらイーワック01。おー来たか。時間通りだな』
『お疲れ様でした。引継ぎ事項はありますか?』
『無い。なぁ、お前、体調は大丈夫が?腹とか痛かったら代わってやるぞ?』
 既に、6時間は飛び続けているのに、イーワック01は、疲れた様子も無く言った。
『大丈夫です。くじ引きで決めたでしょう?引継ぎ事項は無いようですね。任務を引き継ぎます。ご苦労様でした!』
『ちっ!わかったよイーワック01。これより上空偵察任務をイーワック02に引継ぎ帰投する!』
『こちら司令部了解。追伸。今日はデアフレムデ様も聞いてるんだから恥ずかしい事しないでよねっ!』
 司令部にいるオペメイドさんが二人をしかりつける。
『『えっ!?』』
 僕のMRヘッドセットは、ザム・イーワックとリンクしているのでそのあたりの通信も聞く事が出来る。
「あーこちらデアフレムデ。すみません。盗み聞きみたいな事しちゃって。今日の作戦は、今後の作戦においても重要ですから…。余程規定を逸脱してない限り何も言いませんのでお気になさらずに。がんばって下さい」
『いっいえ!精一杯やらせていただきます!イーワック02アウト!』
『無駄口聞いてスイマセン!すぐに帰投します!イーワック01アウト!』
 ザム・イーワックに乗っている二人は、そう言うと慌てて仕事に戻って言った。


 改めて、イーワックから送られてくるデータから、西進隊の拠点を表示する。
 先ほどまでは炊煙が上がり、兵士達が黙々と朝食を食べていたが、今ではそれも消えていた。
 ハイレルゲンから離れた場所に作られた西進隊の仮拠点が俄かに慌しくなる。膝を突いた状態で並んで駐機されていたザム達にの眼に順々とモノアイに光が入った。それは上空のザムイーワックからでもはっきりと見える。
『全員傾注!』
 全てのザムのモノアイに光が灯った時、オープン回線が開かれた。そこから聞こえてくるのはセリアさんの声だった。
 セリアさんは西進隊の隊長に任命されていた。何時もは僕の秘書兼護衛として付いていてくれるのだが今回は負けの許されぬ総力戦という事で彼女も最前線に引っ張り出されていた。
『今日私達は、首都ハイレルゲンへと進撃し、その地をアポリオン共の手から奪還する!西進隊諸君!思う存分戦え!悔しさを怒りに変え!アポリオン共に叩き付け、奴等のこと如くを灰燼に変えてやれ!もう二度と奴らの好き勝手にはさせない!これからの戦いは取り戻す戦いだ!故郷を!国を!誇りを!私達は取り戻す!そうだな!兵士諸君!』
 セリアさんが言い切ると同時に仮拠点に居る全員からウォークライが上がる。それは、自動的に音量調整をしてくれるはずのMRヘッドセットを通しても僕の耳には大きく聞こえた。
『よろしい!西進隊出撃!全てを奪い返すぞ!』
 仮拠点防衛と後詰の為に2小隊6機を残して、24機のザム達は、広いなだらかな平原に戦列歩兵の様に横並びになり、列の中心部をくぼませ、擬似的な鶴翼の陣を形成して進軍を開始した。

 
 ハイレルゲンの方に目をやると、無残にも破壊され、蹂躙された都市の姿があった。何とか原型を保っているのが都市を囲む二重の城壁と中心部にある城だけだ。それでも城壁には幾つも崩れ落ちた場所があり、城にも大きな穴が開いている。商店が立ち並んでいたと思われる大通りは、潰された商店の瓦礫で埋り、かつての繁栄を思わせるものは何一つとして残ってはいなかった。
 その瓦礫で埋った都市を、無数のアポリオンが我が物顔で闊歩していた。中には、数えるのも嫌になるくらいの居るアバドンのほかに、セリアさんを谷底へと突き落とそうとしたあのバグリザドが数十匹、さらには僕とアランさんが無反動砲をぶち込んだギメランタイマイが10匹もいる。
 この世界の常識であれば、そんな化け物がうようよいるような場所を神霊機も無しに攻撃を仕掛けるなんて考えられない。

 少し時間が立つと、ハイレルゲンに居たアポリオン達の動きに変化が起きた。無数のアポリオンがある方向に向かって移動を始めたのだ。何処へ向かっているかなんて分かりきってる。
 東だ。そちらの方向から、ザムの戦列が迫って着ている事に気付いたのだろう。無事だったハイレルゲンの城壁をギメランタイマイが突き破り、その穴から大小様々な大きさのアバドンが土煙を上げながら飛び出す。
『こちらイーワック02より司令部へ。ハイレルゲンに巣くっていたアポリオンが東へと移動を開始』
『了解。全軍に通達。予定通りハイレルゲンより、アポリオンが東に向かい行動を開始。各部隊戦闘に備えよ』
 その事はすぐさま全軍へと伝わる。
 数は圧倒的で、ハイレルゲンに向かう西進隊のザムと比べると数十倍の数のアポリオンが迫っていた。
 それぞれの速度の違いから、アポリオンはの群れは、大体二つに分かれた。第一波が足の速いアバドンのみで、第二波がアバドン、バグリザド、ギメランタイマイの混成だ。

 ザム・イーワックの目で見た時にすぐに理解する事が出来た。ザムが一本の線になって進軍するのに対し、アポリオン達は、面で進軍しているからだ。その圧倒的に物量の面ので圧倒的に不利。 
 まるで、薄い堤防に向けて津波が襲い掛かるような光景。だけど僕は知っている。その薄い堤防が、ただの堤防ではない事を。
 僕は、ザム・イーワックから、地上で指揮を取っているセリア機へとリンクを変える。
 一瞬の暗転の後、セリア機のコックピット視点へと変わる。遠くに砂煙が上がっているのが見えた

『こちらセリア。了解。全機その場に停止。すぐに来るわよ!総員構え!』
 一斉にザムが歩みを止め、下げていた銃口を正面に向けて水平に構える。
 戦場となったのは、ハイレルゲンの東にある広い平原だ。かつてその場所は、広大な農地であったのだが、ハイレルゲンが落とされた事によりその地は、アポリオンの闊歩する地となった。かつては、多くの実りをハイレルゲンの人達に齎した農地は、アポリオンによって無残にも踏み荒らされ、畑の原型を止めておらず、雑草を生い茂らせるただの荒地へと姿を変えている。

『隣とリロードのタイミングが合わない様に注意しなさい!そうなったら一気に奴らが距離を詰めて来るわよ!』
 普通だったら敵が完全に射程距離に入ってから撃つのが定石だ。それは敵を逃がさない為と、命中率を少しでも上げる為だ。しかし、今回は敵が逃げる心配が無い、突撃馬鹿のアポリオンであり、その数も大量だ。適当に撃てばどれかに当るという状況なら、優秀なFCS(火器管制システム)を搭載している為、射程距離ギリギリの約6000mの距離で撃ったとしても当てる事が出来る。
 いかに早く多くの敵を処理するかが課題であるこの戦いにおいては、悪くない判断だと僕は思う。

 セリア機のヘッドセットに無数の重なった四角が現れた。それは、上空のザム・イーワックからの情報リンクにより、敵を間接的にスポットしている事を示している。
 そして視界の先にアバドンが姿を現した。ザムのFCSがそれを感知し、ポポポポポポと音を出すが、まだ射程距離に入っていないのでカーソルは赤くならない。
『射程範囲に入ったらすぐに攻撃を開始する!ただし、引き金を引きっぱなしにするんじゃないわよ!弾は無限には無いんだからね!』
 この頃になってスベン公国を囲む山脈から、ようやく太陽が顔を出し始めた。ジリジリと西側から日に照らされる範囲が広がっていき、スベン公国軍西進隊に向かってくるアポリオンを照らす。
 そして、ピーと言うロックオン完了の知らせと共にカーソルが赤くなった。 
『全機攻撃開始!』
 セリアさんが命令すると、一列に並んだザムが一斉に射撃を開始した。行った本人であるセリアさんも操縦桿のトリガーを引く。瞬く間にアバドンが血煙に変わる。
 射程範囲ギリギリから攻撃しているので、連射はしない。連射すると反動によって銃身がぶれて、狙いから少し外れてしまうからだ。
 大地に、アバドンの血が撒かれる。荒地はすぐに真っ赤な血に染まった。

「西進隊。エンゲージ。戦闘を開始しました」
 司令部に居る西進隊担当のオペメイドさんが冷静を装っているが、緊張した様子で報告する。
「うむ。分かった。北進隊、及び南進隊に通達。西進隊がハイレルゲンのアポリオンと戦闘を開始した。絶対にアポリオンの援軍を通すなと伝えろ!」
 それを聞いたガルロックさんが指示を出す。
「かしこまりました!」
 
 視界の端に、スベン公国のマップを呼び出すと北進隊と南進隊が、それぞれの仮拠点から出発し、ハイレルゲンの包囲に動き始めた。そのマップには、ハイレルゲンから少し離れた場所に居たアポリオンが、ハイレルゲンへと向かって動き出す様子も映っている。この進行速度だと、北進隊と南進隊がハイレルゲンの周囲を固めるのには間に合いそうだ。

 戦場では、無数の薬きょうが落ち、足元に山を作り始めていた。ザムは、死を恐れずに突っ込んでくるアバドンに対して、ただ作業の様に弾丸を叩き込む。正に機関銃を前に突撃する戦列歩兵の様相だ。24機のザムから放たれる弾丸の雨に、アバドンは成すすべも無く、ただひたすらに前に出て撃たれて崩れ落ちていく。怒涛の勢いで迫っていたアポリオンが瞬く間に死体の山に変わり、ザムの足元に空薬きょうの雨が振る。
『良し!死体を盾にさせない為に射撃開始距離を変更!5500m!』
 死体が盾にされてるというのはカルナート防衛戦から得た教訓の一つだ。こうやって山が出来たら、射撃開始距離を短くする事で、死体を盾にできない状況にしてから攻撃した。そして、山が出来る度に射撃開始距離を短くしていく。500m毎に死体の山を作っていけば当然彼我の距離がドンドン縮まってくる。射撃開始距離が3000mまで短くなると今度は別の命令を下した。
『彼我の距離が6000mになるまで全機後退!』
 あの時は、防衛戦だったのであれ以上下がる事は出来なかったけど、ここなら下がる余白は十分にある。
『アポリオン第二波合流時間まであと10分。なお、第二波には、バグリザドのほか、ギメランタイマイも多数確認されています。ご注意を!』
 オペメイドさんの言葉に、西進隊の隊員達に緊張が走る。ここに来るまでに、西進隊が倒してきたのは、アバドンとバグリザドだけだ。心配になるのも無理は無い。
『大丈夫よ!ザムを信じなさい!訓練を思い出しなさい!私達は、そんな軟な訓練を課してないわよ!』
『そうだ。あの訓練に比べれば!』
『ギメランタイマイを倒して俺が英雄になってやる!』
『お前が英雄になれるんだったら、俺が先になってやる!』
 セリアさんの叱咤のお陰で下がり始めていた士気が、持ち直す。中には軽口を叩いている人もいる。
 悪くない雰囲気だ。
『ふっ司令部!補給要請!こちらが指定した場所に弾を寄越して!大物とやりあう前に弾を補充したい!』
 僕の画面に表示されているマップに戦列の後方少し離れた位置にマークが表示される。
『了解。申請を出します』

 司令部では、セリアさんの補給要請を受けた西進隊のオペメイドが、二枚書類を書く。書き終わると近くに待機していたメイドに渡す。渡されたメイドさんは、階段を駆け上ってガルロックさんに書類を差し出す。
「補給申請です」
 書類を受け取ったガルロックさんは、すばやく二枚の書類にサインすると、一枚を再び持ってきたメイドに手渡した。もう一枚は、近くの手すりに作られた。書類置き場に置く。こうする事で、いつどこで誰が補給を要請し、それを許可したのかを後で分かるようにしている。
 ガルロックさんから受け取ったメイドさんは、それを西進隊のオペメイドに返す。
 オペメイドさんが書類にガルロックさんのサインがある事を確認すると、カルナートの外で待機していたトブタイに繋げる。
「こちら、北進隊オペレーター。トブタイ05応答せよ」
『こちらトブタイ05。何か?』
「西進隊より補給要請、指定ポイントまで物資の輸送をお願いします」
『こちらトブタイ05了解。輸送任務を開始する』
 司令部の外から、トブタイのジェネレーターの高鳴りが聞こえ、それが最大になると遠ざかって行った。トブタイが出撃したのだ。

 トブタイは、空を高速で翔る数分で戦場へとたどり着く。
『こちらトブタイ05!西進隊!弾薬のお届けだ!たんまり持ってきたぞ!』
 そして、セリアさんに指定された場所に着陸する。
 トブタイからの声にザムのパイロット達から歓声が上がる。
 僕には歓声を上げた彼らの気持ちが良くわかる。カルナート防衛戦で、無数の敵を前にして残弾が減り、資源ポイントがガリガリと減っていく様と言うのは心にくる。あの時は、まるで命のろうそくが短くなっていくのを目の前でただじっと見ている様な気さえした。
『各小隊。事前に決めていた通り、補給を開始して!』
『了解!』 
 補給と言うのはそれで結構な隙になる。その為、西進隊はかなり入念に補給の仕方を議論していた。24機中4機が、戦列から離れて、トブタイから弾薬を回収、それらを4機がそれぞれに割り当てられた5機に配る。そのお陰で、弾幕の弱体化は最小限に抑えられている。
 トブタイは積んでいた荷物を全て下ろすと、再び空へと舞い上がりカルナートへと帰投をしていく。

 丁度その頃、北進隊と南進隊も、ハイレルゲンへと向かおうとするアポリオンを発見。そちらでも戦闘が開始されていた。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

処理中です...