量産型英雄伝

止まり木

文字の大きさ
39 / 75

外伝2 皇帝の憂鬱2+人類同盟の皮算用

しおりを挟む
 ハイレルゲン奪還の報は、すぐに他の最前線国家3カ国と人類同盟に対して伝えられた。その際スベン公国はトブタイを使用し、次の日の夕刻までには、その四箇所すべて通知を終えた。

レグオン帝国首都レグオン グランドース城 帝王執務室

「クハハハハハハ!アヤツらハイレルゲンを奪還したか!」
 トブタイに乗ってきた使者から渡された手紙を読みながらアルカリウス七世は大声を上げて笑う。
 部屋にはアルカリウス七世のほかに勇者であるケンジ、そして宰相アルベルトが居た。
「へぇやるじゃねぇか!アマタも男を見せたってか!」
 それを聞いた勇者ケンジも嬉しそうにはしゃいでいた。何時もの勇者の鎧で身を包んでいるが、その粗暴な雰囲気から、ヤンキーがコスプレしているような違和感がある。
「馬鹿な!あの国の戦力では、例え我々から強奪した資材があったとしても、あの程度の力では、群れを成したアポリオン相手に勝てるわけが無い!?」
 豪奢な刺繍の入ったローブを来た宰相アルベルトがわななく。
 この時は、まだアマタがザムを複数召喚する事が出来、尚且つ誰でも乗って操る事が出来るというのは、未だに伝わっていなかった。
「強奪?オイのおっさん。くだらねぇ事言ってんじゃねぇよ。あんたらが荷物運ぶ足を用意したら好きなだけ物資持ってけって言ったんじゃねぇか」
「だからと言って、全部持っていくとは…。まったくコレだから田舎の小国は!」
「小ざかしいまねするから、んな事になるんだよ。素直に援助物資出しときゃ、ンな事にはならなかっただろうによ。馬鹿じゃねぇの?」
 なお、トブタイが大量召喚された時、アルカリウス七世と宰相アルベルトは、トブタイの荷物に紛れされて腕利きの諜報員を送ったが、誰一人として、連絡する事も、帰ってくる事もなかった。
 何故なら、送り込んだ全員が死亡していたからだ。別にスベン共和国の人間が殺したという事ではない。ただ彼らは知らなかった。低酸素且つ極寒という高度1万メートルという高空の世界を。
 コンテナの中に隠れていた諜報員達は、酸素不足と寒さより何も出来ずに気を失い、最後は凍死した。当然死体は、荷物の搬出時に発見されたが、その死体は、ガルロックによって秘密裏に処分され、フォニア女王に報告されていた。この事はアマタには、フォニア女王の判断により知らされていない。
 知らぬ間に人を殺していたというショックをアマタに与えたくないという判断からだ。
「貴方は先ほどから…。何が気に入らないのですか!」
 宰相アルベルトは、イラついた様子でケンジに問うた。
「何が気にいらねぇって?決まってんだろ!くだらねぇ事企んで、アマタの居る国に嫌がらせした事だよ!しかも、俺に知られない様に態々遠征に出しやがって!これの何処に気に入る要素があると思ってんだ?なぁおい!」
「国を治めるとは、綺麗事だけでは済まされないのですよ」
 青筋を立てながら、宰相アルベルトが言う。
「嫌だね。そんな腐った事やってっと、俺は勝手にやらせてもらうぜ?」
 それは言外に、レグオン帝国の庇護から離れ、独自に行動すると脅していた。
「我が国を脅迫するおつもりか!それでも勇者ですか!」
「先代勇者も聞き分けのねぇ国を脅したって話じゃねぇか!なら、脅迫は勇者の伝統芸じゃねぇの?」
「よさんか!ケンジも戯れはその程度にしておけ」
 見かねたアルカリウス七世が止める。
「お見苦しい所をお見せしました。申し訳ありません。陛下」
「フン」
 最初に会った時から、ケンジと宰相アルベルトの相性は悪かった。方や悪と罵られようとも自身の正義を通し、方や悪といわれても不思議ではない事を権謀術中を駆使して正義とする。正に水と油だった。
 そんな二人を曲がりなりにも、協力させているというのはアルカリウス七世の非凡な所だろう。

「あのトブタイとか言うのを無数に召喚出来たのだ。あのザムと言う機体を無数に召喚出来るのやも知れぬな…」
「まさか!神霊機が複数召喚出来た話など聞いた事が!」
「そもそもあやつの召喚する機体は神霊機では無いという話だ。ならば、複数召喚出来ても不思議ではあるまい」
「ですが、その様な事が出来たとは、教会からは聞いてませんぞ!まさか!」
 宰相アルベルトは気付いた。
「神霊機と同じように成長したのであろうよ。ククク。雑魚かと思いきや、なかなかの大魚であったか…」
 アルカリウス七世は、不敵に笑う。
「ですが、きゃつの機体がいくら数を揃えた所で神霊機には敵いますまい!」
「その神霊機を持ってるこの国は、今だに領地の奪還も出来てないけどな!」
 ケンジが宰相アルベルトを皮肉る。
 実際ケンジが、アポリオンを駆逐した領地は、沢山あった。だが、それらの領地に対し、人を送り込み復興をさせては居なかった。何故なら、それを維持する事が難しいからだ。いかに復興しようにも、復興途中の町や村は、何も生み出す事の無い土地だ。更にそこをアポリオンから守るべく軍を駐留させ、防衛させるとなったら、その支出は、馬鹿にならない。しかもアポリオンによって襲われたら守りきれるかどうかすら分からないのだ。それ故に、レグオン帝国は、ケンジによってアポリオンが駆逐された土地であっても、鉱山があるなどのよほどの理由が無ければ復興させようとはしていなかった。

「勇者殿!」
「止めんか!まったく。祝いの品を持っていかねばな。そして、国の首都をアポリオンより奪還した英雄譚を聞かせてもらおうではないか。アルベルト。用意は任せる。良きに計らえ」
「ハッ。畏まりました。陛下。では失礼します」
 命を下されると宰相アルベルトは、皇帝からの命を遂行すべく部屋から下がっていく。
「変なちょっかいかけんじゃねぇぞ」
 その背中に向けてケンジは声を掛けるが、返事もせずに宰相アルベルトは部屋から出て行った。
(二人とももうちょっと歩み寄る事は出来んのか。はぁ)



 ゲーバッハ共和国 人類同盟本部 大会議室
 
 ゲーバッハ共和国は、大陸の東側に位置する内陸国だ。大した産業も無い国だったが、人類同盟本部が置かれている事により、繁栄していた。
 かつてそこはアポリオンの最前線だった。アポリオンの侵攻を受け、ボロボロになったが、ぎりぎりの所で勇者達に助けられ、何とか国としての体面を失わずにすんだ。そして、勇者達は、最前線且つ、大陸の北部の南部の行き来がしやすい場所としてこの地を拠点とした。
 それゆえに最初に(勇者に脅迫されたとは言え)人類が一致団結した地と言う事もあり、勇者が去った後、人類同盟が発足するに当り、本部が置かれる場所として選定された。

 大会議室には、大きな円卓が用意され、それぞれに豪奢な服を着た人々が座っていた。

 円卓とは、上座下座無く、卓を囲む者すべてが対等であり、会議をする際に誰もが身分を気にする事無く忌憚の無い意見を言い合える場として作られた。
 だが、人間とは得てして上下関係を作りたがる。人類同盟の円卓も作られた当初は、本来の目的に即した使い方をされていた。だが、時間がたつに連れ、歳の上下や、地位による服の豪華さや、勲章の有無などで序列が作られ、今では円卓の意味は失われて久しい。

 ハイレルゲン奪還の報は人類同盟にも届いていた。
「あの田舎者共め!余計な事をしおって!黙ってデアフレムデとか言う小僧を引き渡せばいいものを!」
 一番豪華で一番年を取っていた男が円卓を殴りつけながら言った。この男は、人類同盟の総長だ。胸には、勲章がジャラジャラと付けられており、その地位の高さをうかがわせる。
 名をディエトロ・カルナミル・デヴェロアと言う。だが、別に彼に人類を守ろうといった気概があって人類同盟の総長をしているのではない。あったのは、自らの権勢を伸ばす事のみ。ある意味人類同盟が腐敗の末に生んだ最終形態と言ってもいいだろう。

 人類同盟で働く人間は、基本的に各国の貴族の中から選ばれる。人類同盟という人類全体に奉仕すべき組織ではあるのだが、彼らは祖国の意向を受けている。すでに"人類の為"と言うのは、ただの看板に過ぎず、その名目の元作られた利権の分配組織に成り果てていた。極一部には、人類の為というお題目を信じて働いている者も居るが、それらは、当然欲にまみれた上層部に煙たがられ、閑職へと追いやられている。

 そして、人類同盟の円卓に座る事が出来るのは、上層部の意に沿いつつ他者を蹴落としてきた権勢の権化と呼べる者達で固められていた。
「今回の暴走ともいえるスベン公国の動きは、先に送り出した使者が原因だったのではないかね?話に聞くと随分無礼な男だったと聞いてたが?」
「たしか、送り出したのはディエトロ総長と同じ出身国のデイビット・フォン・エルネラ・ウェスカー男爵だったと思いますが?」
 足の引っ張り合いは、人類同盟の常であった。コレまで殆ど瑕疵といえる物が無かった総長ディエトロの瑕疵に、人類同盟の円卓を囲む貴族達が口々に批判する。

 人類同盟と言っても一枚岩な訳は無い。特に利権組織となっている為に、それぞれの部署での予算の取り合いが起きており、部署間の仲は悪い。一致協力するのは、加盟国の分担金を割り増し請求する時ぐらいだ。
「ふん。我々が行って懲罰を下せばいいだけだろう?そんな小国。我が軍に任せてもらえれば、たちどころに鎮圧してみせよう」
 そんな中で人類同盟軍を纏めている男が言った。彼はディエトロ総長の派閥に属している。
「だが、アポリオンのと戦いが再開された今、人類同士の戦争は禁じられている。これは人類同盟の根幹を成すルールだ。それを我々が破るというのは…」
 人類同盟軍を纏めている男の隣に座る小ずるそうな男が言う。
「コレは無謀にも単独でアポリオンとの戦いを始めたスベン公国の暴走を止める為の物だ。戦争ではない。コレはいわば、スベン公国にいる無辜の民を救うための救出作戦なのだよ」
 それに対し、人類同盟軍を纏めている男が反論する。
「だが、救出作戦といわれるが、どこの要請もなしに行うのは、各国から批判されませぬか?」
「スベン公国のハルバ伯爵から要請を受ければ何の問題もありますまい?」
 総長ディエトロは、自信満々に言った。
「ハルバ伯爵とな?」
 ハルバ伯爵とはスベン公国から逃げた貴族だ。主にスベン公国の西側に領地を持つ大貴族だったのだが、自国にアポリオンが迫っているという情報を知ると、即座に財産を纏め、領民を見捨てて逃げ出した。その財産の中には、その年に支給された公金すらあった。その額は洒落にならない額になっており、スベン公国公王が身銭を切って軍備を揃える羽目になった原因の一因だった。
「はい。彼は、自らの臣民を率いて、かの地より避難してきたのです。現在、我が地にて保護しておる彼は、大変慈悲深く、連れてくる事が出来なかった民を大変心配しているのです。無謀な奪還作戦の報を聞いた彼は、我々にスベン公国臣民の保護を我々に願い出ているのです」
「なるほど。であるのなら問題はありませんな」
「ええ、自棄になったスベン公国上層部より、スベン公国の臣民を救出する為の出兵。コレで各国に説明するには十分でしょう」
 大義名分が出来たことに会議に参加していた者達が笑う。その顔は醜悪に尽きる。何も知らない人が、この場が人類の守護をお題目とする現場とは到底思えないだろう。
「では、デアフレムデが回収できたら空飛ぶ機械とやらをどの様に運用するか決めるとしよう。まぁ。まず我々人類同盟軍が優先される事は当然だろう」
「いやいや、人類同盟軍は、未だに編成が完了していないでは無いですか?なら、大陸各地よりの輸送を担う我が部門に優先して回していただくのが筋だという者でしょう」
「いやいや、最初は当然我ら兵器開発局に…」
(何を言ってんだろうね。こいつら。そもそもスベン公国が奪還作戦を実施したのは、あんたらがデアフレムデを取り上げようとしたからでしょうが。ごめんよぉスベン公国。無茶させて…)
 円卓に座った者の中で、ただ一人だけそれを苦々しく思っている人間が居た。
 その人物は、眠そうな表情で椅子に座っていたが、内心腸が煮えくり返っていた。
「君はどう思うかね?バナビー君」
 そんな様子に気付いたのか気付いていないのか、隣に座っていた上司が聞いた。
「ん?自分ですか?早く終わればなぁって思いますよ?」
 長年鍛えられた演技により、眠たげにバナビーと呼ばれた男は答えた。
 バナビーは、円卓に座っている誰よりも少ない勲章の数とヨレヨレの礼服を着ている、それは彼が、この会議室で一番序列が低いという事を示していた。
 頭の禿げ上がった中年男で、アマタ達異世界人組みが見れば、まるでうだつの上がらないサラリーマンの様だと思っただろう。
「くくく。まぁ君らしいな。資料編纂室室長なんてのは君でないと勤まらないからな」
「はぁどうも…」
 聞いた貴族は、あからさまにバナビーを馬鹿にした様子で言った。
 資料編纂室とは人類同盟の中にある一機関だ。アポリオンと人類との戦いの歴史をまとめ、後世に残し、いずれ来るアポリオンとの再戦時にヒントとなるように残すという仕事をしていた。しかし、人類同盟が発足されてから永い時が流れ、編纂する資料もなくなった。現在では、各国で発行され、届く新聞と言うか瓦版のような物を纏めて閉じるのが仕事となっていた。
 別の部署と統合されてもなんら不思議ではない部署ではあったものの、今まで一度も統合しようと議題にも上がった事の無い特別な部署。
 何故今まで統合されずに残っていたのか?
 何故なら資料編纂室には、もうひとつの役割があったからだ。
 それは、上層部の意に沿わない正義感を持った者達を押し込める檻。
 ようは、リストラ部屋だ。正義感の強い人は、同時に仕事熱心でもあり、そんな人間が、毎日紙を切ってまとめるような単純で、すぐにでも終わるような仕事を延々と続ける事は出来ず、心を病んで辞めていく。そんな場所だ。
 バナビーはそんな所の室長であり、他の部署の人間からは墓守と馬鹿にされている人物だった。

 もっとも、人類同盟が有名無実の利権組織に成り果てたという事は、各国家の上層部にも知られており、人類同盟に所属するよりは、自国の軍隊に所属した方が余程人類の為になるとまで影では言われている。
 ゆえに元気の良い正義漢が、人類同盟に来る事もなくなり、現在資料編纂室に居るのは、やる気の無い室員が二名とバナビー室長の三人だけになっていた。
(何も出来ないは私も同じだけどねぇ…。私に出来るのは…)
 何時にも増して白熱する大会議室で、バナビー室長は眠るように目をつぶった。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

処理中です...