ホームレスOLのシンデレラ物語~ハイスペイケメン上司と秘密のルームシェア

青の雀

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16.自覚

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 お風呂に入ると、いつもの習慣で髪の毛から洗いたくなる。その次にカラダを洗い、大事なところも洗い、湯船に浸かる。

 本当に肩こりがひどくて、肩までゆっくりと浸かると、少し、リラックスしてきた。疲れからか、ついウトウトしている。

 いつの間にか、ヨウスケがお風呂に入ってきて、いつ、カラダを洗ったのか、いつ髪の毛を洗ったのかと思えるほど、濡れている。

 同じ湯船に入ってきて、小夜香の肩を揉んでくれている。気持ちいい。ヨウスケの手は、時々、いたずらっ子のように肩からおっぱいに移動して、肩の代わりにおっぱいを揉んでくれる。

 それをケラケラと笑いながら、阻止しようにも、おっぱいを揉まれるのも、別の意味で気持ちがいい。

 お風呂から上がり、バスローブを着ると、いきなり、お姫様抱っこされて、ベッドまで、運ばれる。そして、囀るようなキスから始まり、貪るようなディープキス。口をこじ開けられ、舌を入れられる。

 口内を蹂躙されるかのように暴れられ、舌を絡めとられる。ひとしきり、唾液の交換が済むと、耳に移る。耳を思いっきり舐められ、甘噛みされ、舌で耳の穴を狙われる。うなじから首筋に舌を這わせられ、やがて鎖骨へ。

 ヨウスケの両手は、小夜香の脇の下に入れられ、手で抵抗ができなくなっている。

 おっぱいを通り越し脇腹、お腹をマッサージしながらキスされていく。おへそまでキスされると、次はまっすぐ下に進むのかと思いきや、骨盤のあたりで右太ももを撫で上げられながら下まで、足の指を1本ずつ、舐めてくれ、全部舐め終わると、反対側の左足の指に移る。

 そして左側の骨盤まで、綺麗に舐めてくれるのに、肝心なところは前々、触ってくれない。

 「次は、どこを舐めてほしい?」

 「……っ!」

 「ちゃんと、言わないとわからないよ?」

 ヨウスケは意地悪な目で、言ってくる。

 「おっぱいを。」

 「そうか、おっぱいがまだだったね。さっき、お風呂の中で揉んだから、もういいのかと思っていたよ。」

 ヨウスケは、手のひらを使って、おっぱいを揉みながら、乳首を甘噛みする。

 突如、カラダに電流が走り、思わずカラダをのけ反らしてしまう。

 「あっ。あっ。だめ、そんなとこ噛んじゃ……。」

 「さっきは、おっぱいを舐めてほしいと言ってたくせに、本当にやめてもいいのか?」

 「あっ。いや、やめないで。」

 ヨウスケは、舐めて、吸って、舌で転がしを繰り返すと、小夜香の喘ぎ声が一段と大きくなる。

 右手の指で花弁を押し分けると、もうすでにそこはトロトロ、ぐっしょりと濡れそぼっている。

 さっき、お風呂場で、小夜香がその部分を念入りに洗っていたことを見ていたので、せっかく洗ってくれたものを無視することは、失礼だからと、その場所に顔を埋める。

 わざと、いやらしく音を立て、ジュルジュルと吸うと、もう花弁の真ん中は、まだヨウスケを迎え入れていないのに、ヒクヒクと上下にヒクつかせているのが見えた。

 持参したコンドームの袋を破り、かぶせて小夜香のナカへ挿れていく。

 一昨日よりも、抵抗なく、すんなりと挿っていく。

 「あっ。あっ。あっ。あっ。イク。イク。もう、だめ。」

 「小夜香のダメは、もっと欲しいという意味だな?」

 笑いながら、ヨウスケは、小夜香のおっぱいをさらにキツク吸う。

 「あっ。あーん。」

 小夜香は、そのまま失神をしてしまう。

 小夜香が戻ってくるまで、そのままの姿勢で待ち、小夜香のうなじにキスマークを付けていく。これで、会社の奴らも、手出ししにくいはず。

 「ん……。」

 「起きたか?続きをやるぞ。」

 ヨウスケは、反対側のおっぱいを甘噛みして、花芽を親指で押す。

 「あっ。あーん。だ、だめ、またイク。」

 「はいはい。ここがそんなに気持ちいいですか?」

 小夜香は何度もイって、その度に失神して、ヨウスケはずっと中断して待っていてくれている。

 それが分かった時、小夜香は、ヨウスケの優しさが身に染みてわかり、愛することができたのだ。

 失神している間に、ヨウスケだけが満足することだって、できるのに、いちいち待ってくれるだけでも、ありがたい。

 「ヨウスケ。」

 「うん、なんだい。」

 「今、わかった。私、ヨウスケのことが好き。愛している。」

 「俺も小夜香のことを愛しているよ。」

 「ヨウスケの恋人にしてくれる?」

 「もちろん、welcomeさ。」

 「嬉しい。」

 「さ、早く、シャワーを浴びて、飯食いに行くぞ。」

 「待ってー。」

 裸のまま、二人で浴室に飛び込む。

 「なぁ、知ってるか?こういうところの風呂は、外から、と言っても部屋の中からだけど、丸見えになるんだぜ。」

 「え?うそ!」

 「だから、さっき小夜香が居眠りをしていることが分かったから、慌てて、入って洗ったんだよ。あのまま、ほっといたら、溺れるかもしれないからな。」

 「ヤダ。やっぱり寝てたの?誰かさんが、コキ使うからよ。営業事務だけでは、いっぱいいっぱいなのに。」

 「ごめん。ごめん。でも、小夜香の人材を見て、営業事務だけで終わる人材だとは思えなくて、秘書に抜擢したんだよ。これで、お給料も少し上がるから、勘弁してよ。」

 「え!お給料あがるの?それなら、秘書でも何でもやります。」

 「また、現金だね。」

 「はい。もちろん。ホームレスOLだったから。」
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