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白熱! 球技(珍)大会
サッカーと如月恋の隠し事
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「今年は何の競技をするんですか?」
しづきが球技大会のプリントから顔を上げ、手を挙げる。
彼女の手元にあるプリントには「年ごとに競技が変わる!」と記載されている。
「何だったっけ、びゃーくん」
「……今年は、男子がサッカーで女子がバレーボールだった気が、する……」
白虎がぼそりと呟くと、しづきが不安そうに眉をひそめる。
「ワタクシ、スポーツが苦手で……」
「だいじょーぶ、みんなで練習するから♡」
朱雀曰く、球技大会の一週間前になると、競技が大々的に発表されてクラス練習が始まるという。
(球技大会かあ……)
運動が下手なわけではないが、上手なわけでもない新兎はプリントに視線を落とす。
小学校のころに派手に転んでからはインドア派になったのだ。
不安がる新兎としづきとは対照的に、朱雀はケラケラと笑っている。
そういえば彼女は運動神経が良かったか。
それを思い出したところで、新兎は気づく。
──球技大会の話が出てから恋が一言も話していない。
いつもは他の人と会話していようが何をしていようが、「せんぱーい」と話しかけてくるのだ。
「……恋くん?」
俯いている恋に眉をひそめて声をかける。
すると彼はハッとして勢いよく顔を上げる。
「あ……その、用事思い出したので……帰りますっ」
脇の机に置いてあったスクールバッグをパッと手に取り、部屋を出ていった。
生徒会の一同は首を傾げる。
「どうしたんだろ……」
◇
臨時生徒会室を勢いよく飛び出た恋は、浅い呼吸を整える。
「はぁ……」
(……油断した)
球技大会。
中等部にはなかったので油断していた。
「さて、どうしたもんかな……」
しづきが球技大会のプリントから顔を上げ、手を挙げる。
彼女の手元にあるプリントには「年ごとに競技が変わる!」と記載されている。
「何だったっけ、びゃーくん」
「……今年は、男子がサッカーで女子がバレーボールだった気が、する……」
白虎がぼそりと呟くと、しづきが不安そうに眉をひそめる。
「ワタクシ、スポーツが苦手で……」
「だいじょーぶ、みんなで練習するから♡」
朱雀曰く、球技大会の一週間前になると、競技が大々的に発表されてクラス練習が始まるという。
(球技大会かあ……)
運動が下手なわけではないが、上手なわけでもない新兎はプリントに視線を落とす。
小学校のころに派手に転んでからはインドア派になったのだ。
不安がる新兎としづきとは対照的に、朱雀はケラケラと笑っている。
そういえば彼女は運動神経が良かったか。
それを思い出したところで、新兎は気づく。
──球技大会の話が出てから恋が一言も話していない。
いつもは他の人と会話していようが何をしていようが、「せんぱーい」と話しかけてくるのだ。
「……恋くん?」
俯いている恋に眉をひそめて声をかける。
すると彼はハッとして勢いよく顔を上げる。
「あ……その、用事思い出したので……帰りますっ」
脇の机に置いてあったスクールバッグをパッと手に取り、部屋を出ていった。
生徒会の一同は首を傾げる。
「どうしたんだろ……」
◇
臨時生徒会室を勢いよく飛び出た恋は、浅い呼吸を整える。
「はぁ……」
(……油断した)
球技大会。
中等部にはなかったので油断していた。
「さて、どうしたもんかな……」
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