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2 慈悲の救済教会
しおりを挟む「ファルシア世界にようこそ。慈悲の女神様は、決してあなた方を見捨てたり致しませんのでご安心下さい。それでは私メアリーが、皆様を慈悲の救済教会へとご案内いたします。後に付いて来て下さいね」
メアリーと名乗った女性はそれだけ言うと、くるりと振り向いて正面の樹木の中へ入ろうとした。
「ちょっと待って下さいメアリーさん。俺達はまだ正確な状況把握が出来ていない。もう少し何か詳しい説明を聞かせて貰えないだろうか。その説明に応じて、あなたに付いて行くかどうかも含めて考えたい」
「そうだよ、他の連中は右の階段を昇って行った。だが俺達はこの出口に向かえと指示された。なんか追い払われた様な気がするんだが俺の勘違いなのか」
メアリーさんがピタリと動きを止め振り向いた。
そして全員の顔を眺めてから少し考え込んだ。
「うーん、十五人ですか。今回は子供が多いから大丈夫かしら。教会に着いてから説明するつもりだったんですが、皆さんご希望のようなので、ここで説明しちゃいます。それじゃその辺へ適当に座って下さい」
全員が思い思いに草の上に腰を下ろす。
僕が胡坐を組んだら、明美がその中にちゃっかりと座り込んだ。
「まず、追い払われた様な気じゃなくて、実際にあなた方は追い払われたんです。他の方々には、今後の必要な手続きと召喚者としての心構えについての説明が、冒険者ギルドと教会組合からあるんです」
「俺達にはその説明は無いのか」
「ええ、皆さんは先ほどの能力測定で、残念ながら無能者、冒険者が勤まる能力が無い方々と判定されてしまったんです。ですから、皆様への説明は勿論、教会組合からの武器の貸与も準備資金の提供もありません」
「おいおいおい、何だよその能力測定って。何を基準に判断してるんだよ。これでも俺は弁護士なんだぜ」
「そうよ、私だってT大学の学生よ」
「ああ、俺だって」
「俺は上級の国家公務員だ」
「私だって、東証一部上場会社の本社企画室勤務よ」
「私だって博士課程の研究者よ、無能者って失礼なんじゃない」
「ほら、兄ちゃんも一声」
「いや、俺の出る幕じゃない」
何だか高学歴の大人達が集まっている。
日本じゃエリートだったのに、いきなり無能者宣言されて酷くプライドが傷付いたらしい。
「はい、はい、はい、皆さん落ち着いて。能力の基準は戦闘力です。それじゃ今から野犬を一匹連れて来ますから戦ってみますか。皆さんの世界の犬より少し大きいくらい、そうですね、そこの女の子くらいでしょうか。武器としてもちろんナイフはお貸ししますよ」
メアリーさんは明美を指差している。
小学六年生の女の子くらいの犬、うーん・・、ハスキー犬を少し大きくしたくらいか。
眼鏡があったとしても、僕じゃちょっと勝てそうにない。
大人達が黙り込んだ。
「大体それが能力の目安です。皆さんをこの世界にお招きした目的は、冒険者として魔獣を討伐して頂くことと、特別に優れた方達の血をこの世界に残して頂くことなんです。ですから、野犬すら倒せない皆様は、召喚者としては欠陥品なんです。五年程前までは、無能力者と判明した時点で焼却処分されてたんですよ。でも、それではあまりにも無慈悲だということで、教会組合から委託を受けた私達慈悲の救済教会が、当面の寝所と食を格安で提供して、多少でも自立できるチャンスを与えることになったんです」
なんだかメアリーさんが物凄く複雑そうな顔をしている。
「確かに今の俺達は眼鏡が無いから野犬と戦うのは無理だ。それでも、それ以外の働き口が有るんじゃないか。少なくとも俺達は優秀だ」
弁護士の人も近眼らしい。
「・・・優秀ですか。申し訳ありませんが、当然ながら皆様の世界とこのファルシア世界とでは価値観が異なります。皆さん、魔力が無いですよね。魔法は使えませんよね」
「魔力?魔法?勿論そんな物は使えないよ」
「この世界の文明の基礎は魔法で構築されているんです。ですから優劣の判断は魔法を使う力、魔力が基準になるんです」
「なら魔法を覚えて、魔力が得られれば良いんじゃないの。覚えるのは得意よ、野犬を倒せるかどうかなんて関係無いじゃない」
「魔力が無ければ魔法は使えません。魔力を得る為には、・・・そうですね、あなた方の世界の概念で解り易く説明しますと、魔石を持つ生き物、魔獣を倒して、経験値を得てレベルアップしなければならないんです」
「経験値?」
「あくまでも解り易く説明するための比喩ですよ。私達この世界の住人は、年齢を重ねることにより自然と魔力が身に着くんですが、あなた達は魔獣を倒して経験値を得ないと魔力が得られないんです」
「魔獣を倒す戦闘力が無いと、永遠に魔力は手に入らないということかい」
「そのとおりです」
全員が唖然とした表情になった。
「ですが可能性がゼロと言う訳でもありませんよ、その為のサポートを任されたのが私の教会ですから。無事魔獣を倒せる様になれば、毎年一回しかレベルアップ出来ない私達よりも、毎年何度でもレベルアップ出来る皆さんは凄く有利なのですよ」
「だから魔法能力が無くても、成長率を見込んで異世界から人を招き入れているのか。この世界の人間と異世界から来た人間は結婚できるのか」
「もちろんできますよ」
「なるほど、異世界からの召喚が社会全体の魔力の成長率のベースを引き上げている可能性もあるのか。ならば俺達の能力目当てに結婚したいと思う奴も多いんじゃないか」
公務員の人が都合の良いことを考えて嬉しそうに聞いた。
「いいえ、その資質はあなた達一代限りで無くなります。あなた自身が努力して、女性を引き付ける魅力を身に着けないと、結婚は難しいでしょうね」
メアリーさんが力強く断言した。
「じゃっ、ずっとあんたの教会で養って貰えるのか」
「そーよ、そーよ。私達欠陥品なんでしょ」
大学生が、学生らしい依頼心で、当然の義務の様に要求している。
「先ほど説明しましたとおり、当面です。正確には一月と四週、雪精霊の季節、ええと、皆さんの世界でいう冬になる前までです。その間にお金を稼ぐ方法を練習して頂きます」
「ほう、俺達は完全な役立たずって訳じゃないんだな。俺達でも金を稼げる方法があるんだな」
弁護士がやるきを取戻した。
「ええ、ただ普通の冒険者と同じ収入を得るのは難しいので、最低限の糧を得る方法を練習して頂きます」
「最低限か、その先は?」
「頑張って頂くしか仕方がありません。我が教会も貧しいのです」
「うん、なら仕方がないか。危ない橋を渡って稼ぐ方法なら色々有るしな」
「詐欺とか泥棒は駄目ですよ。魔法で追跡されて打ち首ですよ」
この弁護士さんは何の弁護をしていたのだろうか。
「この世界に眼鏡は無いの」
「有りません。目の病は治癒魔法で治療できますし、そもそも近視でしたっけ、そんな病はこの世界に存在しません」
「それじゃ治癒魔法とかで直せないの」
「ええ、魔法が病気として認識しませんので」
OLさんも近視の様だ。
「それじゃ皆さんにも今の状況が解って頂けたと思います。元気を出して教会へ向かいましょう」
切り立った崖を見る限り、たぶんここは山の上なのだろう。
案の定、樹木の中に入ると物凄い下り道が待ち受けていた。
足元に大きな石がゴロゴロと転がる土の細い溝の中の急勾配を下る。
子供達は身軽にメアリーさんの後ろに付いていけるのだが、大人達全員が、足元が良く見え無い。
周囲の木の枝に掴りながら、ほとんど四つん這いで必死の形相になって滑り落ちる様に下りた。
「危ないから、石を落さないで下さいね」
そんな事は判っている、でも膝が震えて来るし、転ぶし滑るし、汗がぼたぼた落ちて来るしで足が自由に動かなくなって来る。
恥も外聞も無くなり、泥だらけになりながら、ほとんどお尻で滑り降りてくる。
手も足も擦り傷だらけだ。
永遠に続くかと思われた気の遠くなる坂道がようやく終わり、背の高い丸太で作られた木柵に沿う道になり、なだらか勾配に変った。
僕は涙が出る程嬉しかった。
前方に石造りの大きな建物が幾つも見え始め、柵と建物の間をを抜けると太い丸太で組まれた大きな門と広い広場へと出た。
広場の周囲には店が立ち並んでおり、多くの人が行き交っている。
泥だらけで汗だくで疲れ果てているオレンジ色の良く目立つ服を着た一団。
周りから見たら、物凄く変な集団と思われただろう。
でも、荒れた石畳だったので、僕達は転ばない様に猫背になって足元を睨みながら歩き、周囲を気にする余裕は無かった。
足元が土に変ったので、目線を上げたら違う雰囲気の街中に入っていた。
洗濯物が頭上に一杯干してあり、なんか貧しそうな場所だ。
細い丸太で作った三階建てのログハウスが、互いに支え合う様に密集して建っている。
周囲の人達が胡散臭そうに僕達を見詰めている。
身を縮めて歩いていたら、石を投げて来た子供がいた。
明美達の反応は早かった、明美とユウがすっ飛んで行き、その子供を袋にする。
「この野郎、上等じゃねーか」
「金玉踏みつぶしてやろうか」
「一回死んでみるか、このやろう。嘗めんじゃねーぞ」
「ぎゃー、もうしません。ごめんなさい」
「あの子達のチームは柄の悪い子が多いんで有名なの。試合が終わった後、舐められない様に相手チームの子を殴りに行くんですって」
何か子供達の方が逞しい。
石を投げようとしていた他の子供達が慌てて石を手放している。
明美達が戻って来た。
「最初が肝心だからね。ちゃんと挨拶して置かないと後で睨みが利かなくなるんだ」
教会に到着した。
頑丈なログ作りの建物で、屋根の上に女神様の石像が立ててある。
もとは白かったのだろうが、鳥の糞で薄汚れて灰色に見える。
周囲に比べれば、一際立派な建物なのだが、薄汚れていて街に馴染み切っているように見えた。
中に入ると、礼拝堂も掃除が行き届いていないようで、後列のベンチの上には埃が積もっていた。
礼拝堂の最前列に座らされたが、他の信者は見当たらない。
「はい、改めて慈悲の救済教会の責任者兼シスター兼事務員兼調理係のメアリーです。要するにこの教会は私一人で支えています。それでは早速、慈悲の女神様の信徒になりたい方いらっしゃいますか」
「・・・・なんか良い事ありますか」
「信徒になれば、この礼拝堂に一日一カッパで泊まれますし、救済粥を一杯一カッパで食べられます。それに万が一開花したら、通常価格十シルバーのところ、信徒割引の一シルバーで開花の儀式が受けられます。それに初級治癒魔法なら九割引きの一シルバーで教えて差し上げますよ」
「あれ?一月は無料で食住は保証して貰えるんじゃなかったのか」
「ええ、私もそう思っていたわよ」
「それに俺達無一文だぜ」
開花?なんだそれ。
「いいえ格安でと申しました。それと多少の危険を伴いますが、訓練とは言っても皆さんには実際にお金を稼いで頂きます。それに、信徒なら一カッパで泊まれますが、信徒外の方には十カッパ頂いております。ちなみに普通の冒険者さんが泊まる宿は、一泊二シルバー、銅貨換算で二百カッパですよ。救済粥も信徒外は五カッパですし、普通の冒険者さんのお食事は一食五十カッパですよ」
「そっか、確かに格安だな。逆にここじゃないと俺達は生きていけないのかな。選択肢は無さそうだし、信徒にして貰おうか」
「それじゃ私も」
「それなら自分も」
結局全員が信徒になった、うーん、何か貧乏に付けこまれて無理矢理怪しげな宗教に入会させられている様な気もする。
認識票を出せと言われたので手渡すと、メアリーさんは一枚一枚丁寧に祭壇の前へ並べ始めた。
一応宗教行為だから、形式だけは一人前に整えるんだと思っていた。
「それでは皆さん、慈悲の女神様に祈りを捧げて下さい」
全員が跪いて女神像に祈りを捧げる。
僕は慈悲の女神って胸が無いんだなと思って女神像の胸を見ていた。
足も細いし、何か体型が子供っぽい。
裾の長い服を着ているが、貧弱な体型なのだから、精々頑張ってヌードにでもなってサービスしないと、信者が集まらないんじゃないかと心配した。
祈りが終わった。
メアリーさんが嬉しそうに一枚一枚認識票を手渡す。
裏面には何かの紋章が浮かび上がっているようだ。
メアリーさんの動きがピタッと止まった。
「カシワバタケミチ」
「はい?」
「女神様が凄くお怒りです。土下座して謝ってから、再度祈りを捧げなさい」
「あっ、ごめんなさい」
やはりここは異世界だった、僕は床に頭を擦り付けて、生まれて初めて神様に全身全霊で謝罪した。
「カシワバタケミチ、はい認識票」
「はい、ありがとうございます」
「女神様が”今回は特別に勘弁してやる。ありがたく思え馬鹿者”とおっしゃられています」
「はい、ごめんなさい」
「馬鹿が一人おりましたが、これで皆さん立派な慈悲の女神様の信徒です。認識票の裏側の紋章が慈悲の女神様の信徒の証です」
「あれっ、兄ちゃんの紋章なんか少し違うよ」
「へー、本当だ」
「タケミチのは、女神様が手ずから描かれた紋章です。不信心な事を考えたら、直ぐに天罰を下せる特別製です」
えっ、呼び捨てにされてるし、呪いが込められた札を渡されたような気がする。
「はい、それでは皆さんこれから訓練をして頂きます。下水道へ向かって頂き、下水道で鼠を捕って来て貰います」
「えっ?」
「鼠の肉は一匹五カッパで売れます。毛皮も一匹五カッパで売れます。万が一、魔石持ちの鼠を仕留められれば、貴重な魔力を得る為の経験値が得られるうえに、魔石は一シルバーで売れます」
開花の為の力?
「うーん、鼠なら大丈夫かな」
「ええ、鼠ならどうにかなりそうね」
「下水道か・・汚いのは我慢するか」
「臭いもね」
「レベルアップすればこの世界でも普通に働けるのか」
「ええ、魔力が得られれば魔道具は動かせますし、魔法も覚えられます」
「よし、頑張ってみるか」
「ええ、頑張って下さい」
「百匹くらい捕ってきてやるぞ」
「ええ楽しみにしてますよ」
「あの、メアリーさん、灯りは」
「松明ぐらい貸すわよ。ありがたく思いなさいよタケミチ」
・・・メアリーさんの態度が僕にだけ冷たい。
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