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第6話 決着と「仕返し」
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麗らかな春の日、人々でにぎわう魔法学院の美しい庭園――が良く見える、人気のない図書館塔の最上階にて。
「――よって、ヘクター・オールドリッチがフランシス・ブロードベントに対しつきまとい行為を――」
作成に3日ほど要した書類の束を、フランシスは読み上げていた。
キャロラインも一緒にいたのは想定外だったが、いてもらっても構わないだろうと判断した。
ヘクターは訴状めいた文章と、フランシスが張り切って集めた付きまといその他迷惑行為の証拠を突き付けられ、青い顔をしていた。
足跡のできた順番、指紋の上下での時系列の整理、落としていった土埃の成分から事前にいた場所がヘクターが取った講義で屋外実習があった場所だと証明したり……。
「そっちがストーカーじゃないのか!?」
「証明できるというなら、どうぞ訴えてくださって結構ですよ」
フランシスが強気な態度で臨む。
キャロラインは困ったように、ヘクターを見上げた。
「無理だと思いますよ、ヘクター様。付きまといかになるかは良く分からないですけど、ヘクター様が最近フランシス先輩に迷惑かけてたのは本当ですし……」
「……俺のことを嫌いになるだろうか」
「ならないですよ。好きです。でもまだ恋人って訳でもないので……だって先輩、婚約も解消しないし、私にちゃんと告白してくれたことないじゃないですか」
絶句するヘクター。だけでなく、フランシスも驚いて固まる。
バカップルというにはヘクターが必死だなぁと思うところはあったが、ハナからカップル成立してなかったのか、と。
それはそうだ、彼女の言っていることが正しい……自分も解消してないのに結婚してくれとか言ってしまったけれど。
ヘクターよりも早く正気に戻ったフランシスは、幼馴染をほんの少しだけ可哀そうに思ったが、今までされたことを思い出して手を緩めずに追い打ちをかける。
「……それで決めてくれました? 婚約を破棄するって書類を書くって」
「わ、分かった。俺が……どうやら君に甘えすぎていたようだ。婚約は解消する。ちゃんと俺の有責で……」
「口約束は困りますので、書類もお願いします。……あ、周囲に証言してくれる人もいますし、口約束も法律上で効力が発生するそうですよ。録音もしてます」
フランシスは、手のひらに収まるくらいの綺麗な石の魔道具を掲げて見せた。レコーダー機能があり、買えばかなり高価な品である――これは自作で安かろう悪かろうなのだが、短時間の再生は問題ない。
「書類はこちらに。気の変わらないうちに取りあえずサインをお願いします」
手際がいいことに、あとはサインするだけの書類を持ってきていた。
バインダーとペンを手渡せば、ヘクターはふらふらと引き寄せられるように婚約解消にサインする。
キャロラインの告白にショックを受けて判断能力が鈍っていたとか後で言われないかな、とはちらと思ったが、隣でレイモンドが頷いたので良しとした。
「確かにいただきました。ありがとうございます。別に高額な慰謝料を請求しようとは思ってないから大丈夫ですよ。幼馴染のよしみです」
「済まない……」
「……それも最後にしてほしいけどね」
ふらふらとショックを受けているヘクターに対し、口を挟んだのはレイモンドだった。
「お前は?」
「関係ないだろと言いたいところだけど、せっかくだから証人になってもらおうかな。逃げられても困るから」
狐につままれた顔をしているヘクターを放置して、レイモンドはフランシスに向き直った。
「さて、これで婚約も解消したって訳だね。おめでとう……ああこれは僕にとってもだね」
レイモンドは跪くと、今度は別の驚きで固まっているフランシスの手を恭しく取った。
そこで更に彼女の頭は、普段はそっけないのに紳士然とした振る舞いができるのだ、と混乱する。
「ミス・フランシス・ブロードベント。僕と結婚していただけませんか」
「……え。え?」
「我が家に財産は全くありませんが、将来にわたって研究を続けられる環境は必ずお守りしますし、必要ならばいつでもできる限りのお手伝いをします」
――仕返しだ!
この前レイモンドが言っていた言葉が脳裏をよぎり、フランシスはひっと息を呑んだ。
先に言い出したのは彼女だったから、逆に言い出されてもおかしくはない。おかしくはないが、勿論それはまともな状況で本気で申し出ていたらの話であって。
あの時は、結婚してしまえば有責でも婚約破棄できるからという切羽詰まった頭で考えたもの。そんなこと知っているはずなのに。
「え、ええっと、ええとですね……」
そして、なんといえば法律上承諾とか、今後厄介なことにならないのかを必死で考える。
何を言っても言質を取られるのではないかと思うと少し怖かった。
「――行きましょう、ヘクター様。私たちはお呼びでないですよ」
キャロラインが、展開の速さに呆然としているヘクターの背中を押して部屋を出て行った。
扉が閉まる。
1、2、3……たっぷり10秒程経ってから、何とか口を動かしてフランシスは問い返した。
「ストウ様は私のことをお好きではないでしょう? ヘクターの前であんな冗談を言って追い詰めるのはやりすぎでは」
その言葉に、レイモンドは立ち上がるとフランシスの手を離す。
顔には先ほど浮かべていた紳士のような表情は夢のように消え去っていたが、声には懐かしさを含んだ親しみがあった。
「前から焦がれてたよ、王子様……いや、お姫様に。ブロードベント式指紋採取法の開発者にね」
「……あ」
フランシスは思い出した。レイモンドが初めて会ったときに、唯一彼女に興味を示したものを。
「あの方法が採用されたおかげで、真犯人の指紋が発見された。そして祖父の指紋もまた、事件発生時刻より前に着いたことが証明できた。
だから僕と祖父、家族にとって君は救世主なんだよ。
開発者にずっと会いたかった……本当は君のお父上かと思ってたんだけどね」
「まあ……そうですね。父にも一部協力を仰いで共同名義だったので、私の名を覚えている人はごく少数です」
研究に興味があったんだ――とフランシスは冷静さを取り戻した頭でこくりと頷き、それから顔を少し反らしたレイモンドの横顔を見つめる。
少しだけ頬が赤いような気がするが、それこそ気のせいかもしれない。
「それが理由で協力してくださったんですね。ありがとうございます」
「その君の研究の成果と真摯な努力を、あんなつまらない理由で邪魔させるわけにはいかない。あいつは君が優しいのをいいことにだいぶ甘えていただろう。釘を刺しておこうと思って。
それに、多分、これから現れる他の男も君を理解して援助したりしないだろう。……というのが利点じゃ駄目だろうか」
「……ええと?」
どういう意味に捉えていいのか測りかねている彼女に、レイモンドはそれ以上説明しなかった。
「そうだな、君は研究以外には察しが悪いんだった。……まあいいや、結局君の図書館に通えば、僕の指紋がペタペタ付くことになるだろうからね」
「――よって、ヘクター・オールドリッチがフランシス・ブロードベントに対しつきまとい行為を――」
作成に3日ほど要した書類の束を、フランシスは読み上げていた。
キャロラインも一緒にいたのは想定外だったが、いてもらっても構わないだろうと判断した。
ヘクターは訴状めいた文章と、フランシスが張り切って集めた付きまといその他迷惑行為の証拠を突き付けられ、青い顔をしていた。
足跡のできた順番、指紋の上下での時系列の整理、落としていった土埃の成分から事前にいた場所がヘクターが取った講義で屋外実習があった場所だと証明したり……。
「そっちがストーカーじゃないのか!?」
「証明できるというなら、どうぞ訴えてくださって結構ですよ」
フランシスが強気な態度で臨む。
キャロラインは困ったように、ヘクターを見上げた。
「無理だと思いますよ、ヘクター様。付きまといかになるかは良く分からないですけど、ヘクター様が最近フランシス先輩に迷惑かけてたのは本当ですし……」
「……俺のことを嫌いになるだろうか」
「ならないですよ。好きです。でもまだ恋人って訳でもないので……だって先輩、婚約も解消しないし、私にちゃんと告白してくれたことないじゃないですか」
絶句するヘクター。だけでなく、フランシスも驚いて固まる。
バカップルというにはヘクターが必死だなぁと思うところはあったが、ハナからカップル成立してなかったのか、と。
それはそうだ、彼女の言っていることが正しい……自分も解消してないのに結婚してくれとか言ってしまったけれど。
ヘクターよりも早く正気に戻ったフランシスは、幼馴染をほんの少しだけ可哀そうに思ったが、今までされたことを思い出して手を緩めずに追い打ちをかける。
「……それで決めてくれました? 婚約を破棄するって書類を書くって」
「わ、分かった。俺が……どうやら君に甘えすぎていたようだ。婚約は解消する。ちゃんと俺の有責で……」
「口約束は困りますので、書類もお願いします。……あ、周囲に証言してくれる人もいますし、口約束も法律上で効力が発生するそうですよ。録音もしてます」
フランシスは、手のひらに収まるくらいの綺麗な石の魔道具を掲げて見せた。レコーダー機能があり、買えばかなり高価な品である――これは自作で安かろう悪かろうなのだが、短時間の再生は問題ない。
「書類はこちらに。気の変わらないうちに取りあえずサインをお願いします」
手際がいいことに、あとはサインするだけの書類を持ってきていた。
バインダーとペンを手渡せば、ヘクターはふらふらと引き寄せられるように婚約解消にサインする。
キャロラインの告白にショックを受けて判断能力が鈍っていたとか後で言われないかな、とはちらと思ったが、隣でレイモンドが頷いたので良しとした。
「確かにいただきました。ありがとうございます。別に高額な慰謝料を請求しようとは思ってないから大丈夫ですよ。幼馴染のよしみです」
「済まない……」
「……それも最後にしてほしいけどね」
ふらふらとショックを受けているヘクターに対し、口を挟んだのはレイモンドだった。
「お前は?」
「関係ないだろと言いたいところだけど、せっかくだから証人になってもらおうかな。逃げられても困るから」
狐につままれた顔をしているヘクターを放置して、レイモンドはフランシスに向き直った。
「さて、これで婚約も解消したって訳だね。おめでとう……ああこれは僕にとってもだね」
レイモンドは跪くと、今度は別の驚きで固まっているフランシスの手を恭しく取った。
そこで更に彼女の頭は、普段はそっけないのに紳士然とした振る舞いができるのだ、と混乱する。
「ミス・フランシス・ブロードベント。僕と結婚していただけませんか」
「……え。え?」
「我が家に財産は全くありませんが、将来にわたって研究を続けられる環境は必ずお守りしますし、必要ならばいつでもできる限りのお手伝いをします」
――仕返しだ!
この前レイモンドが言っていた言葉が脳裏をよぎり、フランシスはひっと息を呑んだ。
先に言い出したのは彼女だったから、逆に言い出されてもおかしくはない。おかしくはないが、勿論それはまともな状況で本気で申し出ていたらの話であって。
あの時は、結婚してしまえば有責でも婚約破棄できるからという切羽詰まった頭で考えたもの。そんなこと知っているはずなのに。
「え、ええっと、ええとですね……」
そして、なんといえば法律上承諾とか、今後厄介なことにならないのかを必死で考える。
何を言っても言質を取られるのではないかと思うと少し怖かった。
「――行きましょう、ヘクター様。私たちはお呼びでないですよ」
キャロラインが、展開の速さに呆然としているヘクターの背中を押して部屋を出て行った。
扉が閉まる。
1、2、3……たっぷり10秒程経ってから、何とか口を動かしてフランシスは問い返した。
「ストウ様は私のことをお好きではないでしょう? ヘクターの前であんな冗談を言って追い詰めるのはやりすぎでは」
その言葉に、レイモンドは立ち上がるとフランシスの手を離す。
顔には先ほど浮かべていた紳士のような表情は夢のように消え去っていたが、声には懐かしさを含んだ親しみがあった。
「前から焦がれてたよ、王子様……いや、お姫様に。ブロードベント式指紋採取法の開発者にね」
「……あ」
フランシスは思い出した。レイモンドが初めて会ったときに、唯一彼女に興味を示したものを。
「あの方法が採用されたおかげで、真犯人の指紋が発見された。そして祖父の指紋もまた、事件発生時刻より前に着いたことが証明できた。
だから僕と祖父、家族にとって君は救世主なんだよ。
開発者にずっと会いたかった……本当は君のお父上かと思ってたんだけどね」
「まあ……そうですね。父にも一部協力を仰いで共同名義だったので、私の名を覚えている人はごく少数です」
研究に興味があったんだ――とフランシスは冷静さを取り戻した頭でこくりと頷き、それから顔を少し反らしたレイモンドの横顔を見つめる。
少しだけ頬が赤いような気がするが、それこそ気のせいかもしれない。
「それが理由で協力してくださったんですね。ありがとうございます」
「その君の研究の成果と真摯な努力を、あんなつまらない理由で邪魔させるわけにはいかない。あいつは君が優しいのをいいことにだいぶ甘えていただろう。釘を刺しておこうと思って。
それに、多分、これから現れる他の男も君を理解して援助したりしないだろう。……というのが利点じゃ駄目だろうか」
「……ええと?」
どういう意味に捉えていいのか測りかねている彼女に、レイモンドはそれ以上説明しなかった。
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