ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

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中級冒険者

フォロ・ロマーノの街

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 馬車は街道をガタガタ進んでいくが、速度は徒歩と対して変わらない。

 結局、[フォロ・ロマーノ]には夕暮れ過ぎに到着した。3人分の馬車代を支払い、馬車を降りた。

 街外れでテントで休むか、宿屋で休むかの多数決を取った。

 僕は宿屋。2人はお金を掛けたくないのでテントだという。

 結局、情報取集も兼ねて宿屋に泊まるが、僕が支払う事になってしまった。

 冒険者の街だけあって、街の作りは雑だ。宿屋は、1つ1つの部屋が独立した建物であり、ぽっこり丸い小屋がひと部屋である。

 食堂は別にあり、部屋でゆっくりする前に、食事を取る事にした。食堂では[ダンジョン酒]と言われるアルコール度数が、相当強い酒があった。

 小さいグラスに、アルコール度数50度ぐらいの酒をそのまま注ぎ、口に一気に流し込む。

 喉から胃まで、カーっと熱くなる。冒険者達は強い酒が好きなんであろう。周りで皆、何杯も飲む光景が見られた。

 クロードとジェシカは飲まないため、僕も数杯でやめておいた。

 [ダンジョン飯]と言われるご飯は、高カロリーで濃ゆい味付けのパワー飯だった。

 大盛りご飯に、濃ゆく味付けされた、肉を煮込んだものを、タレごとぶっかけた男らしい料理であった。

 若い男子が好きな料理だなと思った。おじさんなら、胃がもたれそうだが、若い身体は有り難い。

 食堂で他の冒険者から情報取集しようと目論んでいたのだが、酔っ払いしかおらず、たいした情報取集は出来なかった。

 朝からダンジョンに入るため、僕達は早く寝る事にした。

 硬いベッドで何度も寝返りを打っていた僕は、夜が明ける前に目を覚ました。

 まだ早いので、もう少し寝ようと思ったが、目が覚めてしまった。準備運動がてらに、剣術と体術の練習をしていた。

 しばらくすると、クロードとジェシカが起きてきた。

 朝食は付いていないので、アイテムボックスから以前買ってあった[黒パンサンド]をみんなで食べた。用を済まして、いざダンジョンに突入である。

 ダンジョンの入り口には、2人の守衛がヤル気なさそうに左右に立っている。

 「いいか。無理するんじゃねーぞ。なんかあっても助けはないからな。」

 守衛の声を聞き流し、ダンジョンに突入した。

 前衛クロード、中衛僕、後衛ジェシカの隊形で進んでいく。

 【探索】をかけて、【探索】で表示される通りにマッピングしていく。

 【探索】で表示される画面をそのまま書き写せば、ダンジョンマップは完成する。

 1階層では、魔物に遭遇する事もなく【探索】完了した。

 下に降る階段が目の前に現れ、僕達は迷う事なく、下層に降りていく。
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