占い1位だったのに下着盗まれた。

みぃぷ

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7日目

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「なぁ大地。」

「ん?」

「もうストーカーの被害もないし俺のところに居なくてもいいよ。」

「え?・・でもさ・・

いやだってもう一ヶ月だよ?しかも被害って言っても最初のほうにあった三つだけだし。今はもうなにもしてこないじゃん?」

「え、三つ?なんの、優、ちょっとま、」

「俺から頼んでおいて凄い申し訳ないんだけど、帰ってくれないかな。」

「・・・。分かった。けど俺まだ納得してないからな。」




大地はそういうと荷物をまとめるために隣の部屋へ行った。


「ごめん、大地・・。」














side 大地



優の様子が可笑しい。朝は早くに出て、帰ってくるのは夜遅く。
一緒に住み始めたときはこんなじゃなかったのに。
露骨に俺のこと避けるし、俺のことを漸く意識し始めたかなと思った。



「もうストーカーの被害もないし俺のところに居なくてもいいよ。」

これを聞いて何かが違うと思った。


まるで俺を避けているみたいな____



極めつけに気になったのは優が言った「被害にあったのは最初の三つだけ。」という言葉。

俺は下着を盗む事以外やっていない。
一体何のことを言っているのか、問いただしたいが今の優かからは何も聞けそうにない。
俺以外から何かされているとしたら____


信じたくはないがそれ以外考えられない。


「・・。ごめん優、お前の為だから。」


俺が出て行った次の日、抜けている優に取られなかった優の部屋の合鍵を使って部屋の持ち主がいない間に部屋の三カ所に動物用の監視カメラを設置した。


お前のことは俺が守るし、諦めたりしない。



side 優



大地が出て行って四日経った。
自分でも驚いたことに俺は大地に依存していたのかもしれない。

ことあるごとに大地のことを思い出したり、名前を呼んでいたりする。


これで大地に被害がいくことはないだろう。あとは自分でどうにかしなくては。


大地が出て行った途端ストーカーの手紙が増えた。
ほんとに見られていたんだなとあらためてゾッとした。

内容には「あの男は出て行ったんだね、やっぱり君には僕だけだよ。」
「君を迎えに行く準備をしているところなんだ。もう少し待っていてね。」
だの書いてある。


・・・早めに引っ越した方がいいかもしれない。


まだ大地が出て行ってから四日しか経っていないのに手紙の枚数はすでに100枚をこえていた。
今日もバイトから帰ってくると一通郵便受けに入っていた。
・・・気持ち悪い。

ピンポーン


「・・今十時だぞ、こんな時間に誰だよ・・。」


ガチャ



「どちらさ、」

「優くん、迎えに来たよ。」




「ぁ、あっ!?」





ガタッと大きな音を立てて俺を玄関に押し倒す。

「ぃ、いやだっ!、やめ、」


鼻息の荒いストーカーが上にのしかかってきて身動きがとれない。
口を布で覆われ声がでない、嫌だ、怖い。




















大地、だいち、助けて。








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