冷酷組長の狂愛

さてぃー

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「じゃあ、まず俺から。
瑞稀だっけ?葵とはどういう関係だ?」
「それに関しては俺から。
瑞稀は俺が経営するbarで働いている。俺のお気に入りだから手を出すなよ」
「へぇ~、、、あの葵が後ろ盾か。
てか、葵が優しいのなんて今までなさすぎて全員驚いてるぞ」
「何故俺がお前らに優しくしなくてはいけないんだ」
「たまには気を遣ってくれよ、、、」
「くだらないので、次の質問あるやついるか?」

「では、俺から。お前らは組の制度は知ってるのか?」

仁さんが俺らに問いかけてくる

「制度ですか?」

チラッと悠生を見るが、あ、伝えるの忘れてたって顔してる
はぁ、、、、

希と真紘は知っていそうな顔をしているが、武虎は俺と同様わかっていなさそうだ

「その顔は知らないようだな?そっちの2人は知ってるのか」
「はい。この組に付き合ってる人がいるので、、、」
「ん?そうなのか?ちなみに、誰だ?」
「城ヶ崎要です。斎さんにはお世話になってます」
「そうなのか?斎」
「うん。俺の秘書だよ。あいつの扱い大変だろ?頭はいいんだけどな、、、」
「まぁ、そこは様子見ながら接してるので苦笑」

「じゃあ、真紘だっけ?お前は?」
「ば、僕の相手はそこにいる煌良さんです」


「「「、、、、、え?」」」

俯きながら話す真紘に瀧さんと葵さんと煌良さん以外は呆然としている

「おい、煌良。お前相手がいたのか?てか、瀧さんと葵も知ってたのか?」
「あぁ。一応報告はあったからな」
「俺は真紘が1人でも身を守れるようになったら言うつもりだったからな。幹部にもなれたみたいだし大丈夫だと判断した」
「そうですか、、、」
「可愛いだろ?手を出すなよ?
真紘、おいで?」
「っ、!、、、」

真紘は行きたそうにしているが行っていいのかわからず俺らに助けを求める

俺は真紘に大丈夫だと頷くと嬉しそうに、でも遠慮がちに煌良さんの元へ歩いて行く

煌良さんは近くまで来た真紘の手を引き抱き寄せる
小さい真紘はすっぽりおさまり、小動物みたいだ

みんなから見られるのが恥ずかしいのか、顔を赤くして視線をうろうろ動かしているのが可愛い

「ラブラブな2人はほっといて、制度の話に戻ろう。わかっていない2人に説明するがいいな?葵」
「あぁ。早いうちにわかってたほうがいいからな」
「じゃあ、そもそもここが同性愛者がほとんどだということは知ってるな?」

2人して頷くと話が進められる

「俺たち幹部には特殊な制度があって忙しく働く代わりに、付き人をつけることができるんだ。」
「付き人?」
「あぁ。それは組に入ってなくても傘下も付き人候補に含まれる」
「ということは俺らもですか?」
「そうだ。」


何か嫌な予感がする、、、、
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