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第2章
第139話 校庭が!
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地震が収まり、窓から外を見ると校庭の一部が盛り上がっていて、その中心位置に祠のようなものが見えた。
それは1台分の車庫程の大きさで、入口のような所も確認できた。
「友里愛、みーこ、アレクシア、カーヴァントを呼んで警戒態勢に入って!3人はパルス砲を装着する手伝いをして!」
「外に出なくてもいいの?」
「実は、外に行くつもりなんだ。あの場所、ラビリンスなんじゃないかな?1度中を見てみたいんだ。新しく作られたラビリンスは外へ魔物が湧いてくる可能性があるから、最初に中に入る者として準備を整えたいんだ」
「わかったけど、くれぐれも単独行動はしないでね。どんなに強くても1人で中に入らないで!」
「了解したけど、せめて外での警戒ならいいかな?」
「何かあったの?」
「うーん、あれってどう考えても怪しいでしょ?」
「うん、だけど絶対に単独行動は避けて欲しい」
アレクシアは無言で僕へ装備品の取り付けを手伝ってくれた。
そうしていると校庭から悲鳴が聞こえてきた。
外を見ると魔物が出てきたようで、視認した瞬間、砲塔が火を吹いた。正確には小型の砲弾が射出され、その時の火花がまるで火を吹いているように見える。
今は砲弾が装填されている為、パルス砲モードとは違い発熱も少ない。特注の玉を大量に持っているし、カーヴァントへも渡している。
【バシュン!バシュン!】と、入口から出現した蜘蛛のような魔物を次々と撃退していった。
友里愛達も急いで準備をし、先ずは僕の警護をしているアレクを校庭に向かわせた。
レイラは何があっても僕の側から離れようとはしなかった。
先日の出来事からそうなったんだ。また、何体かのカーヴァントの召喚に成功した。
黒服さん達に母と妹に連絡を取ってもらった。
中学や自宅は特に問題ないようだったが、自宅にいた黒服の人がカーヴァントを召喚してみたが、召喚できてしまったと報告があった。
ラビリンスが新しく出来るとしばらくの間、周辺がラビリンスとして認識される事が有ると聞いているが、今回はなんだか変だ。
スマートフォンは使えなくなった。具体的には使え無くはないと言うか、圏外ではないが花火大会後に通信状態が正常に戻るまで使えなくなるという状況、まさにそういう感じだった。
黒服さん達はギルドの特殊通信を使って連絡を取り合っている。
妹も要人扱いで、常に黒服さんが警護している。
蜘蛛のような魔物を約100体程倒したところで、入口から出現するのが止まった。
その魔物の大きさは、蜘蛛の本体がバスケットボール程度の大きさで、足を伸ばすと約3メートル。
高さは僕の胸辺りだろうか。
糸は吐かなかったが、腹部に巨大な口があり、それで獲物を噛み殺すようだった。
うーん、見た目がキモ過ぎる。
カードと魔石が地面に転がっていたが、これはランク5の魔物だった。
しかし、駆け付けた明日香さんによれば未知の魔物だという。
ラビリンス関連の学校だけあり、学校には様々な物資があり、新しく出現したこのラビリンスの入口を囲み、ゲートを作る事が出来るだけの物が揃っている。
そういった物資の保管拠点にもなっている。
僕達はラビリンスの警戒態勢に入り、3年生はその一環として参加している。
1年生は物資の運搬、2年生は一般生徒の避難誘導と警護に当たっていた。
勿論、探索者の話であり一般生徒は探索者の指示に従って避難を始めていた。
そして、明日香さんから悪い知らせが入った。
全国各地で一斉にラビリンスが発生しているという。
ただし、外に現れた魔物はほとんどがランク1や2程度で、ランク4以上は数箇所しかないという。
そうした中、僕のグループ員は全員準備が整った。
そしてグループ員のみでラビリンスへ突入する事を僕は決めた。
それは1台分の車庫程の大きさで、入口のような所も確認できた。
「友里愛、みーこ、アレクシア、カーヴァントを呼んで警戒態勢に入って!3人はパルス砲を装着する手伝いをして!」
「外に出なくてもいいの?」
「実は、外に行くつもりなんだ。あの場所、ラビリンスなんじゃないかな?1度中を見てみたいんだ。新しく作られたラビリンスは外へ魔物が湧いてくる可能性があるから、最初に中に入る者として準備を整えたいんだ」
「わかったけど、くれぐれも単独行動はしないでね。どんなに強くても1人で中に入らないで!」
「了解したけど、せめて外での警戒ならいいかな?」
「何かあったの?」
「うーん、あれってどう考えても怪しいでしょ?」
「うん、だけど絶対に単独行動は避けて欲しい」
アレクシアは無言で僕へ装備品の取り付けを手伝ってくれた。
そうしていると校庭から悲鳴が聞こえてきた。
外を見ると魔物が出てきたようで、視認した瞬間、砲塔が火を吹いた。正確には小型の砲弾が射出され、その時の火花がまるで火を吹いているように見える。
今は砲弾が装填されている為、パルス砲モードとは違い発熱も少ない。特注の玉を大量に持っているし、カーヴァントへも渡している。
【バシュン!バシュン!】と、入口から出現した蜘蛛のような魔物を次々と撃退していった。
友里愛達も急いで準備をし、先ずは僕の警護をしているアレクを校庭に向かわせた。
レイラは何があっても僕の側から離れようとはしなかった。
先日の出来事からそうなったんだ。また、何体かのカーヴァントの召喚に成功した。
黒服さん達に母と妹に連絡を取ってもらった。
中学や自宅は特に問題ないようだったが、自宅にいた黒服の人がカーヴァントを召喚してみたが、召喚できてしまったと報告があった。
ラビリンスが新しく出来るとしばらくの間、周辺がラビリンスとして認識される事が有ると聞いているが、今回はなんだか変だ。
スマートフォンは使えなくなった。具体的には使え無くはないと言うか、圏外ではないが花火大会後に通信状態が正常に戻るまで使えなくなるという状況、まさにそういう感じだった。
黒服さん達はギルドの特殊通信を使って連絡を取り合っている。
妹も要人扱いで、常に黒服さんが警護している。
蜘蛛のような魔物を約100体程倒したところで、入口から出現するのが止まった。
その魔物の大きさは、蜘蛛の本体がバスケットボール程度の大きさで、足を伸ばすと約3メートル。
高さは僕の胸辺りだろうか。
糸は吐かなかったが、腹部に巨大な口があり、それで獲物を噛み殺すようだった。
うーん、見た目がキモ過ぎる。
カードと魔石が地面に転がっていたが、これはランク5の魔物だった。
しかし、駆け付けた明日香さんによれば未知の魔物だという。
ラビリンス関連の学校だけあり、学校には様々な物資があり、新しく出現したこのラビリンスの入口を囲み、ゲートを作る事が出来るだけの物が揃っている。
そういった物資の保管拠点にもなっている。
僕達はラビリンスの警戒態勢に入り、3年生はその一環として参加している。
1年生は物資の運搬、2年生は一般生徒の避難誘導と警護に当たっていた。
勿論、探索者の話であり一般生徒は探索者の指示に従って避難を始めていた。
そして、明日香さんから悪い知らせが入った。
全国各地で一斉にラビリンスが発生しているという。
ただし、外に現れた魔物はほとんどがランク1や2程度で、ランク4以上は数箇所しかないという。
そうした中、僕のグループ員は全員準備が整った。
そしてグループ員のみでラビリンスへ突入する事を僕は決めた。
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