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森の奥から現れたのは、教会の紋章を掲げた重装騎兵の一団だった。
その数、約五十。
先頭に立つのは、豪華な法衣を着た、肥満体の男――審問官バルドだ。
彼は聖堂の前に立つ俺とエリスを見つけると、不快そうに鼻を鳴らした。
「ほう、まだ生きておったか、出来損ない。魔物の餌にでもなっていると思ったが、運だけは良いようだな」
バルドが馬から降り、傲慢な足取りで近づいてくる。
背後の兵士たちは、既に槍を構え、エリスを包囲していた。
「バルド審問官……。なぜ、ここへ」
エリスが俺の背後に隠れながら、怯えた声で問う。
俺は彼女の背中に手を置き、落ち着かせるように魔力を少しだけ流し込んでやった。
「決まっているだろう。隣国との国境付近で、邪教の動きがある。お前の聖女の血を触媒にして、大規模な浄化結界を張るのだ。魔力が枯渇していても、血さえあれば役に立つからな。光栄に思え、教会の礎になれるのだ」
吐き気がするような言い草だ。
要するに、彼女を殺して、その血を道具として使うと言っている。
「断ります……。私はもう、教会の人間ではありません。このお方に、命を救われました。私は、このお方の為に生きたいのです」
エリスが、勇気を振り絞って声を上げる。
バルドの顔が怒りで赤黒く染まった。
「黙れ。捨てられたゴミの分際で、飼い主に従えんと言うのか。おい、その隣にいる薄汚い男を殺せ。聖女を捕らえろ。抵抗するなら、手足の一本くらい斬り落としても構わん」
兵士たちが一斉に踏み込んでくる。
彼らは辺境の守備隊ではなく、王都から派遣された教会の直属騎士団だ。
一人一人がC級以上の実力を持ち、その連携は鉄壁に見える。
「アルト様……」
「見てろ。お前に与えた力が、どれほどのものか」
俺は動かない。
ただ、エリスの肩に置いた手に力を込める。
「エリス。俺の魔力をパスにする。お前の今の魔力で拒絶をイメージしろ。こいつらは、お前の視界に入る価値もないゴミだ」
「は、はい……」
エリスが両手を前に突き出す。
その瞬間、彼女の体内から、純白を通り越して青白く輝く衝撃波が全方位に放たれた。
「神罰の盾……」
ドゴォォォォォン。
それは防御魔法ではなかった。
圧倒的な魔力の質量による、ただの物理的な排除だ。
襲いかかってきた騎士たちの槍が、接触した瞬間にガラス細工のように粉砕される。
さらに、衝撃波に直撃した兵士たちは、鎧ごとひしゃげながら、後方の森まで数百メートルほど吹き飛ばされた。
衝撃波で周囲の木々がマッチ棒のように折れ、辺り一面が更地へと変わる。
「なっ……がはっ」
バルドだけは、俺がわざと衝撃を逸らしたため、その場に尻餅をついて生き残っていた。
だが、彼の目の前には、かつて自分が魔力枯渇の無能と蔑んだ少女が、神の如き威光を放って立っている。
「ば、馬鹿な……。その力はなんだ。お前は魔力を失ったはずだ。あ、ありえん、ありえんぞ」
「ありえないのは、お前の頭の方だよ」
俺はゆっくりとバルドに歩み寄る。
彼は恐怖で顔を歪ませ、這いずりながら逃げようとする。
「おい、お前。王都の黄金の鷹っていうパーティを知ってるか」
「な、何を……。当然だ。教会の庇護を受ける英雄様だぞ」
「そうか。じゃあ、今頃あいつらがどうなってるか、教えてやろうか」
俺は懐から、通信用の魔道具を取り出す。
これはパーティを抜ける際、俺がこっそりレオンの荷物に忍び込ませておいたものだ。
俺の技術なら、遠距離でも音声と映像を傍受できる。
魔道具から、ノイズ混じりの悲鳴が聞こえてきた。
「なんだよこれ。なんでこの程度のオークに、俺の剣が通らねえんだよ」
レオンの絶叫だ。
続いて、セーラの切羽詰まった声が響く。
「魔力が……足りない……。いつもなら、この十倍は出力が出ていたはずなのに。ガストン、助けて」
「うるせえ。俺だって体が重くて動けねえんだ。クソッ、装備がボロボロになりやがる。アルト。アルトはどこだ。あいつに直させろ」
「あいつはもういないわよ。あんたが追い出したんでしょうが」
音声は、レオンの無様な悲鳴と共に途絶えた。
おそらく、死んではいないだろうが、這々の体で逃げ出したに違いない。
S級パーティが、ただのオークの群れに蹂躙される。
王都では、今頃大騒ぎになっているはずだ。
「……お前、まさか……」
バルドが戦慄した表情で俺を見上げる。
「俺はただの雑用係だ。だが、俺が雑用をやめた後の世界がどうなるか、少しは分かったか」
俺はバルドの胸ぐらを掴み、無理やり立たせる。
「王都に戻って、お偉いさんたちに伝えておけ。聖女エリスは、俺がもらった。文句があるなら、軍勢でも連れてこい。まとめて、この森の肥やしにしてやる」
「ひ、ひぃぃぃぃ」
俺が手を離すと、バルドは脱兎のごとく逃げ出していった。
馬も、部下も置き去りにして。
静寂が戻った聖堂。
エリスが、自分の手を見つめながら、ポツリと呟いた。
「私、本当に、戦えた……。あんなに怖かった人たちを、追い払えた……」
「ああ。それがお前の本当の価値だ。もっとも、俺が少しだけ背中を押してやったけどな」
「少し、だなんて……。アルト様、あなたは一体、何者なのですか」
エリスが、尊敬と愛着が入り混じった、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
俺は肩をすくめ、崩れかけた聖堂を見上げた。
「ただの、自由人だよ。さて、エリス。これから忙しくなるぞ。まずはここを、誰も手出しできない俺たちの国に作り変える」
「国……ですか」
「ああ。魔王も勇者も教皇も、俺の許可なく一歩も立ち入れない、最強の拠点だ。器用貧乏の本気を見せてやる」
俺はエリスの手を取り、聖堂の奥へと進む。
そこには、かつての聖域が持っていた、膨大な土地の魔力が眠っていた。
俺のスキルなら、この枯れ果てた土地を、一晩で黄金の楽園に変えることさえ容易だ。
一方その頃、王都の冒険者ギルドは未曾有のパニックに陥っていた。
帰還した黄金の鷹が、傷だらけで、しかもF級冒険者でも倒せるような魔物に敗北したという報せが駆け巡ったからだ。
「ありえない。レオン様のステータスが、以前の三分の一以下に落ちているだと」
鑑定士の叫びが、ギルド内に響き渡る。
彼らはまだ知らない。
自分たちが、どれほど取り返しのつかない損失を出したのかを。
俺とエリスは、聖堂の地下にある隠し部屋を見つけた。
そこには、古代の魔導装置が静かに鎮座している。
俺は迷わず、その中枢に手を触れた。
「さて、カスタマイズを開始するか」
その数、約五十。
先頭に立つのは、豪華な法衣を着た、肥満体の男――審問官バルドだ。
彼は聖堂の前に立つ俺とエリスを見つけると、不快そうに鼻を鳴らした。
「ほう、まだ生きておったか、出来損ない。魔物の餌にでもなっていると思ったが、運だけは良いようだな」
バルドが馬から降り、傲慢な足取りで近づいてくる。
背後の兵士たちは、既に槍を構え、エリスを包囲していた。
「バルド審問官……。なぜ、ここへ」
エリスが俺の背後に隠れながら、怯えた声で問う。
俺は彼女の背中に手を置き、落ち着かせるように魔力を少しだけ流し込んでやった。
「決まっているだろう。隣国との国境付近で、邪教の動きがある。お前の聖女の血を触媒にして、大規模な浄化結界を張るのだ。魔力が枯渇していても、血さえあれば役に立つからな。光栄に思え、教会の礎になれるのだ」
吐き気がするような言い草だ。
要するに、彼女を殺して、その血を道具として使うと言っている。
「断ります……。私はもう、教会の人間ではありません。このお方に、命を救われました。私は、このお方の為に生きたいのです」
エリスが、勇気を振り絞って声を上げる。
バルドの顔が怒りで赤黒く染まった。
「黙れ。捨てられたゴミの分際で、飼い主に従えんと言うのか。おい、その隣にいる薄汚い男を殺せ。聖女を捕らえろ。抵抗するなら、手足の一本くらい斬り落としても構わん」
兵士たちが一斉に踏み込んでくる。
彼らは辺境の守備隊ではなく、王都から派遣された教会の直属騎士団だ。
一人一人がC級以上の実力を持ち、その連携は鉄壁に見える。
「アルト様……」
「見てろ。お前に与えた力が、どれほどのものか」
俺は動かない。
ただ、エリスの肩に置いた手に力を込める。
「エリス。俺の魔力をパスにする。お前の今の魔力で拒絶をイメージしろ。こいつらは、お前の視界に入る価値もないゴミだ」
「は、はい……」
エリスが両手を前に突き出す。
その瞬間、彼女の体内から、純白を通り越して青白く輝く衝撃波が全方位に放たれた。
「神罰の盾……」
ドゴォォォォォン。
それは防御魔法ではなかった。
圧倒的な魔力の質量による、ただの物理的な排除だ。
襲いかかってきた騎士たちの槍が、接触した瞬間にガラス細工のように粉砕される。
さらに、衝撃波に直撃した兵士たちは、鎧ごとひしゃげながら、後方の森まで数百メートルほど吹き飛ばされた。
衝撃波で周囲の木々がマッチ棒のように折れ、辺り一面が更地へと変わる。
「なっ……がはっ」
バルドだけは、俺がわざと衝撃を逸らしたため、その場に尻餅をついて生き残っていた。
だが、彼の目の前には、かつて自分が魔力枯渇の無能と蔑んだ少女が、神の如き威光を放って立っている。
「ば、馬鹿な……。その力はなんだ。お前は魔力を失ったはずだ。あ、ありえん、ありえんぞ」
「ありえないのは、お前の頭の方だよ」
俺はゆっくりとバルドに歩み寄る。
彼は恐怖で顔を歪ませ、這いずりながら逃げようとする。
「おい、お前。王都の黄金の鷹っていうパーティを知ってるか」
「な、何を……。当然だ。教会の庇護を受ける英雄様だぞ」
「そうか。じゃあ、今頃あいつらがどうなってるか、教えてやろうか」
俺は懐から、通信用の魔道具を取り出す。
これはパーティを抜ける際、俺がこっそりレオンの荷物に忍び込ませておいたものだ。
俺の技術なら、遠距離でも音声と映像を傍受できる。
魔道具から、ノイズ混じりの悲鳴が聞こえてきた。
「なんだよこれ。なんでこの程度のオークに、俺の剣が通らねえんだよ」
レオンの絶叫だ。
続いて、セーラの切羽詰まった声が響く。
「魔力が……足りない……。いつもなら、この十倍は出力が出ていたはずなのに。ガストン、助けて」
「うるせえ。俺だって体が重くて動けねえんだ。クソッ、装備がボロボロになりやがる。アルト。アルトはどこだ。あいつに直させろ」
「あいつはもういないわよ。あんたが追い出したんでしょうが」
音声は、レオンの無様な悲鳴と共に途絶えた。
おそらく、死んではいないだろうが、這々の体で逃げ出したに違いない。
S級パーティが、ただのオークの群れに蹂躙される。
王都では、今頃大騒ぎになっているはずだ。
「……お前、まさか……」
バルドが戦慄した表情で俺を見上げる。
「俺はただの雑用係だ。だが、俺が雑用をやめた後の世界がどうなるか、少しは分かったか」
俺はバルドの胸ぐらを掴み、無理やり立たせる。
「王都に戻って、お偉いさんたちに伝えておけ。聖女エリスは、俺がもらった。文句があるなら、軍勢でも連れてこい。まとめて、この森の肥やしにしてやる」
「ひ、ひぃぃぃぃ」
俺が手を離すと、バルドは脱兎のごとく逃げ出していった。
馬も、部下も置き去りにして。
静寂が戻った聖堂。
エリスが、自分の手を見つめながら、ポツリと呟いた。
「私、本当に、戦えた……。あんなに怖かった人たちを、追い払えた……」
「ああ。それがお前の本当の価値だ。もっとも、俺が少しだけ背中を押してやったけどな」
「少し、だなんて……。アルト様、あなたは一体、何者なのですか」
エリスが、尊敬と愛着が入り混じった、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
俺は肩をすくめ、崩れかけた聖堂を見上げた。
「ただの、自由人だよ。さて、エリス。これから忙しくなるぞ。まずはここを、誰も手出しできない俺たちの国に作り変える」
「国……ですか」
「ああ。魔王も勇者も教皇も、俺の許可なく一歩も立ち入れない、最強の拠点だ。器用貧乏の本気を見せてやる」
俺はエリスの手を取り、聖堂の奥へと進む。
そこには、かつての聖域が持っていた、膨大な土地の魔力が眠っていた。
俺のスキルなら、この枯れ果てた土地を、一晩で黄金の楽園に変えることさえ容易だ。
一方その頃、王都の冒険者ギルドは未曾有のパニックに陥っていた。
帰還した黄金の鷹が、傷だらけで、しかもF級冒険者でも倒せるような魔物に敗北したという報せが駆け巡ったからだ。
「ありえない。レオン様のステータスが、以前の三分の一以下に落ちているだと」
鑑定士の叫びが、ギルド内に響き渡る。
彼らはまだ知らない。
自分たちが、どれほど取り返しのつかない損失を出したのかを。
俺とエリスは、聖堂の地下にある隠し部屋を見つけた。
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