ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)

文字の大きさ
84 / 90

第84話 スパイスの王と冷徹なる買収劇

しおりを挟む
アークライト・エクスプレスの特注専用車両は、唸りを上げる魔導エンジンの圧倒的な推進力によって、北の雪原を猛スピードで南下していた。
防音ガラスの向こう側では、世界が目まぐるしくその姿を変えていく。
白一色に染まった極寒の地から、灰色の岩肌が剥き出しの荒野へ。
そして今、視界の端には深い緑に覆われた森林地帯が広がり始めていた。
常識を置き去りにする驚るべき速度で景色が移り変わっていく中、私は車内に設けられた豪華な執務室で、革張りの椅子に深く身を沈めている。
手元には、王都のカシアンが持参したばかりの最新の報告書があった。

「結論を言いなさい。南の港に現れたその船は、どこの国のものなの」

私は指先で回していた純銀の万年筆をデスクに置き、冷たい視線をカシアンに向けた。
カシアンは銀縁の眼鏡を中指で押し上げ、一切の感情を排した声で答える。

「はい。現時点での魔導波長の分析、および船体の構造データからの推測によれば、大陸のさらに南、未知の海域からやって来た探索船である可能性が濃厚です」

カシアンは、港湾部の魔導通信機から送られてきた一枚の画像を、私の目の前に広げた。
そこには、三つの巨大なマストを持ち、船体の大部分が黒い鋼鉄の装甲に覆われた、見たこともない異様なフォルムの船が克明に映し出されている。

「未知の海域……。そこには、まだ私の帳簿に載っていない手付かずの資源が眠っているということね」

私はデスクの木目を指先でトントンと叩き、リズムを刻みながら思考のギアを一段階上げた。
未知の国との接触は、既存の市場バランスを崩すリスクであると同時に、莫大な利益を独占的に生み出す千載一遇のチャンスだ。
特に、私の脳内データベースにまだ存在しない「未知の食材」や「極上の香辛料」がそこにあるかもしれないと想像するだけで、私の中の美食センサーが激しく反応する。

その時、壁際に控えていたセバスチャンが一歩前に出た。

「リリア様、ゼロ殿より暗号通信が入っております。ポルトゥスの裏社会からの最速情報です」

セバスチャンが恭しく差し出した小さな羊皮紙の切れ端を受け取る。
そこには、ゼロ兄様の乱雑だが要点だけを的確にまとめた文字が記されていた。

『カルダという名の、スパイスの王を名乗る男だ。船の主であり、お前と直接取引を望んでいる。積荷の全貌は不明だが、相当な自信を持っているようだ』

「スパイスの王、ですか。ずいぶんと大きく出たものね」

私は不敵な笑みを浮かべ、読み終えた羊皮紙をテーブルの上のキャンドルの火で燃やした。
スパイス。
それは、アークライト商会が現在最も力を入れている、莫大な利益を生む高付加価値商品の柱だ。
塩や胡椒、東方の醤油に続く新たな味覚の開拓は、私の食卓を豊かにするだけでなく、世界中の金貨を私の金庫に吸い寄せる最強の磁石となる。
それを司る王を名乗る者が自ら私の庭に現れたというのなら、その実力を骨の髄まで試してあげなければならない。

「カシアン。ポルトゥスにあるアークライト銀行の支店長に、今すぐ緊急連絡を」
「はっ。どのようなご指示でしょうか」
「現金の保有量を、地下金庫の限界まで最大に引き上げさせなさい。他国での決済用にプールしている金塊も、全て即時動かせる状態にしておくのよ」

私の矢継ぎ早な指示に、カシアンは一瞬だけ目を見開いた。

「買収、の準備でしょうか。しかし、相手の要求額も商品の価値も未知数です。リスクが……」
「ええ。相手が持っているものが私の舌を満足させる本物なら、船ごと、いや国ごと丸ごと買い取ってあげてもいいわ」

私は冷徹に、未来の投資額と回収率のシミュレーションを脳内で完結させた。
圧倒的な資本力で相手の退路を塞ぎ、私の経済圏に強制的に組み込む。
それが最も手っ取り早く、最も確実な交渉術だ。

「わんっ!リリアさま、スパイスって、お口の中がピリピリするやつですよね」

足元の高級絨毯で丸くなっていたフェンが、顔を上げて首を傾げた。
その銀色の尻尾が、期待に満ちたリズムで床を叩いている。

「ええ。でもね、フェン。ただ辛いだけじゃないの。使い方次第で、いつものお肉料理を誰も見たことのない宝石のような味に変えてしまう、魔法の粉なのよ」
「にゃあ。私は鼻にツンとくる刺激の強いのは苦手だけど、上品で香りのいいやつなら歓迎してあげるわ。ミルクに合うような甘い香りがいいわね」

ノクスが窓辺の特等席から、流れる景色を眺めながら優雅に喉を鳴らした。

「ふふ、二人とも楽しみにしていて。今日のディナーは、きっと今までにない特別なものになるわ」

列車は時速百二十キロという最高速度を維持したまま、王都の巨大なターミナル駅を減速することなく通過し、そのまま南の港町ポルトゥスを目指す。
私が莫大な資金を投じて引いた黄金の鉄路は、今や大陸の隅々までを結ぶ強靭な血管となり、私の意思を瞬時に現場へと届けてくれる。

数時間後、車窓の向こうにキラキラと太陽の光を反射する紺碧の海が見えてきた。
潮の香りが微かに車内にも入り込み、南の街特有の熱気が伝わってくる。
ポルトゥスの中央駅は、かつてないほどの異様な緊張感と騒ぎに包まれていた。

「リリア様。港の周囲は、すでにレオン様の率いる王宮騎士団が完全に封鎖を完了しております。ネズミ一匹、無断で出入りすることは不可能です」

列車が専用のプラットホームに完全に停止すると同時に、セバスチャンが私の肩に最高級の絹で織られた旅用のマントをふわりと羽織らせた。
私はゆっくりと立ち上がり、扉が開いたホームへと降り立つ。
むっとするような海の匂いと、大勢の人間が発する熱気を胸いっぱいに吸い込んだ。

「行きましょう。自称『王様』のお手並みを、たっぷりと拝見しにね」

私が歩き出すと、フェンとノクスが左右にピタリと寄り添い、その後ろをセバスチャンとカシアンが影のように追従する。
駅を抜け、港の中央桟橋へと向かうと、そこには報告通りの巨大な黒い船が堂々と横付けされていた。
その威容は、エルドラシア王国の誇る最新鋭の戦艦すらも遥かに凌駕し、見る者全てを圧倒する暴力的なまでの質量を持っている。
甲板には、肌の色が濃く、原色を多用した異国の装束に身を包んだ屈強な男たちが、武器を構えてずらりと整列していた。

私が桟橋の先端まで歩みを進めると、船の側面から重々しい音を立てて木製のタラップがゆっくりと降りてきた。
その上から、周囲の男たちとは明らかに質の違う、全身に無数の宝石を散りばめた極彩色の絹の服を着た一人の男が降りてくる。
首には黄金の太い鎖を巻き、指にはめる指輪はどれも目も眩むような輝きを放っている。

男はタラップを降りきると、私の姿をじっと見つめ、驚いたように大きく目を見開いた。
そして次の瞬間、港中に響き渡るような大声で下品に笑い出したのだ。

「ハッハッハッハ!何かの冗談か!この大陸最大の貿易都市を裏で支配している怪物がいると聞いて来てみれば、こんな小さな子供だとはな!」

男は流暢な大陸の言葉を操り、極めて不遜な態度で私の前に立った。
彼の背後で、異国の船員たちも一緒になって嘲笑の声を上げる。

「私はカルダ。遥か南の島々を束ね、全ての香りを支配するスパイスの王だ。私のこの船には、お前たちのような未開の国を一生養えるほどの価値がある、真の宝が積んであるのだぞ」
「一生、ですか。随分と底の浅い、安い国を想像していらっしゃるのね」

私は表情筋を微塵も動かさず、氷点下の声で彼を見下ろすように視線を固定した。
六歳の少女に真正面から鼻で笑われたことで、カルダの顔から余裕の笑みが一瞬で消え去り、怒りの色で引きつった。

「なんだと?貴様、自分が誰に向かって口を利いているか分かっているのか。このスパイスの価値が理解できない田舎者め!」

カルダは忌々しそうに懐へ手を突っ込み、小さな革袋を取り出した。
そして乱暴に紐を解き、中から赤褐色の細かい粉末を一掴み取り出すと、見せつけるように私の目の前へと突きつけた。
その瞬間、強烈な、しかしどこまでも深く甘い香りが、潮の匂いを完全に駆逐して私の鼻腔を真っ直ぐに貫いた。

(……シナモン。それも、驚くほど純度が高く、香りの成分が極限まで濃縮されているわ。保管状態も完璧。間違いなく最高品質。喉から手が出るほど欲しい極上の品ね)

前世で食品メーカーの原価計算と品質管理に携わっていた私の鼻は、どんな偽装も誤魔化すことはできない。
このスパイスが、市場に出回れば金貨と同じ重さで取引されるほどの価値があることは、一瞬で理解できた。

だが、私はその感動を心の奥底に完璧に封じ込めた。
商談において、相手の商品を手放しで絶賛するなど、自ら財布の紐を差し出す愚行に等しい。
私は冷ややかな視線でシナモンの粉末を一瞥し、わざとらしく小さくため息をついてみせた。

「……製法は、樹皮を剥いで乾燥させ、粉末にするだけでしょう?無駄な手間をかけすぎて、一番重要な香りの芯が少し飛んでしまっているわね」
「な、なんだと……?」

「これでは、ただの木の粉と大差ないわ。アークライト商会の厳しい品質基準に照らし合わせれば、完全に不合格よ。そんな不良品を宝と呼ぶなんて、南の島々の王様は随分とハードルが低いのね」

私は淡々と、一切の感情を交えずに彼の自慢の品を酷評した。
実際には完璧な品質であることを知り尽くした上で、相手のプライドを根底からへし折るための冷徹なブラフだ。

「ふ、不合格だと!ふざけるな!製法もろくに知らないはずの子供が、知ったような口を利くのではない!これは王侯貴族が山のように金を積んでも手に入らない、究極の逸品なのだぞ!」

カルダは顔を真っ赤にして激昂し、唾を飛ばしながら怒鳴り散らした。
私が彼の最大の自信作を「不良品」と切り捨てたことで、彼の思考は完全に冷静さを失っている。

「それなら、その山のような金を私が積んであげましょう。ただし、私の言い値でね」

私はカルダの怒声などそよ風のように受け流し、背後に控えるカシアンに短く顎で合図を送った。
カシアンが即座に前へ進み出、一枚の分厚い契約書をカルダの胸元に突きつける。
そこには、カルダが想像すらしていなかったであろう、アークライト商会の圧倒的な資本力を背景にした詳細かつ容赦のない『絶対隷属の買収条項』が記されていた。

「この船に積んである全てのスパイスの独占販売権。そして、あなたの国の正確な海図と航路情報の提出」
「これらを全て提供し、我が商会の傘下に入るのであれば、アークライト銀行があなたの国の通貨価値を永久に保証し、この鉄道網を通じた大陸全土への安定した取引を約束してあげるわ」

私が流れるように条件を読み上げると、カルダは突きつけられた契約書の文字を追いながら、みるみるうちに顔色を青から白へと変えていった。

「……これは、貿易ではない。完全な支配だ。お前は、我らの富と未来を根こそぎ奪い尽くすつもりか」

カルダは震える手で契約書を握りしめ、私を射殺さんばかりの鋭い目で見つめ返した。
しかし、彼の抵抗もそこまでだった。
私の背後に控えるレオンの率いる精鋭騎士団の圧倒的な武力と、足元で静かに、しかし確実に牙を剥いて威嚇の唸り声を上げるフェンの姿。
そして何より、目の前に提示された「通貨保証」という、国家の首根っこを完全に握る経済的な暴力。
武力と経済力、その両方で完全に退路を断たれたことを悟り、彼はやがて力なく肩を落とした。

「……負けたよ。この小さな悪魔に真正面から逆らうのは、海で嵐に立ち向かうよりも愚かなことらしい。お前の用意した檻に入るしかなさそうだ」

カルダは乾いた笑いを漏らし、カシアンから差し出されたペンを震える手で受け取ると、契約書のサイン欄に自らの名前を深く刻み込んだ。

「賢明な判断ですわ、王様。これで、お互いの利益を分かち合う素晴らしいお祝いの席を設けられますわね」

私は一切の油断を見せず、完璧な商人の笑みを浮かべてセバスチャンに向き直った。

「セバスチャン。この素晴らしいスパイスを使った、とっておきの料理を今夜のディナーに準備させて」
「かしこまりました。アイゼン領から取り寄せた最高級の牛肉を、シオン王国の赤ワインでじっくりと煮込み、今届いたばかりのシナモンを隠し味に効かせた極上の一皿をご用意させましょう」

セバスチャンの淀みない提案に、私は満足して頷いた。
これから始まる、スパイスという新しい市場の開拓。
そして、私の舌を喜ばせる未知の美味しさとの出会い。
私の脳内では、また新しい利益の数字が、弾けるように次々と積み上がっていく。

「わんっ!お肉に魔法の粉がかかります!リリアさま、早く夜にならないか楽しみです!」
「にゃあ。私は、そのスパイスでじっくり煮込んだ、特別なホットミルクがいいわ。寝る前に飲むと最高よ」

フェンとノクスが歓喜の声を上げ、私の足元で嬉しそうに跳ね回る。
私たちは、夕日に赤く染まり始めたポルトゥスの港を、堂々とした足取りで歩き出した。
カルダの部下たちが、私を絶対的な神か、あるいは底知れぬ悪魔を見るような畏怖の目で、慌てて道を開けていく。

「リリア様。先ほど王都より緊急の連絡が入りました。第一王子のアーノルド殿下が、こちらへ向けて急行されているとのことです」

カシアンの淡々とした報告に、私は小さく舌打ちをした。

「あの王子、美味しいものの匂いと、新しい利益の気配には本当に敏感なんだから。どうせまた、私の料理を横取りする気ね」

私は不敵な笑みを浮かべ、さらに次の計画を、頭の中で練り始めた。
しおりを挟む
感想 70

あなたにおすすめの小説

公爵家の家政を10年回した私が出ていったら、3ヶ月で領地が破綻しました

歩人
ファンタジー
エレナは公爵家に嫁いで10年、夫は愛人に入れ込み、義母には「家政婦代わり」と 罵られた。だが領地の財務も、商会との交渉も、使用人の管理も、全部エレナが やっていた。ある日、義母から「あなたの代わりなんていくらでもいる」と言われ、 エレナは静かに離縁届を出した。「では、代わりの方にお任せください」 辺境の町で小さな商会を開いたエレナ。10年間の実務経験は伊達ではなかった。 商会はたちまち繁盛する。一方、エレナがいなくなった公爵家は3ヶ月で経営破綻。 元夫が「戻ってこい」と泣きつくが—— 「お断りです。あと、10年分の未払い給金を請求いたしますね」

「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。

しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。

「『お前の取り柄は計算だけだ』と笑った公爵家が、私を追い出した翌月に財政破綻した件」

歩人
ファンタジー
公爵家に嫁いだ伯爵令嬢フリーダは、10年間「帳簿係」として蔑まれ続けた。 夫は愛人に夢中、義母は「地味な嫁」と見下す。しかし前世で公認会計士だった フリーダは、密かに公爵家の財政を立て直し、資産を3倍にしていた。離縁を 突きつけられたフリーダは、一言も抗わず去る。——翌月、公爵家は財政破綻した。 「戻ってきてくれ」と跪く元夫に、王家財務顧問となったフリーダは微笑む。 「申し訳ございません。もう私は、公爵家の帳簿係ではありませんので」

捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。

蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。 これで、貴方も私も自由です。 ……だから、もういいですよね? 私も、自由にして……。 5年後。 私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、 親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、 今日も幸せに子育てをしています。 だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。 私のことは忘れて……。 これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。 再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。 妻を一途に想い続ける夫と、 その想いを一ミリも知らない妻。 ――攻防戦の幕が、いま上がる。

最安もふもふ三匹に名前をつける変な冒険者ですが、この子たちの力を引き出せるのは私だけです ~精霊偏愛録~

Lihito
ファンタジー
精霊に名前をつける冒険者は、たぶん私だけだ。 うさぎのノル、狐のルゥ、モモンガのピノ。三匹とも最安の契約で、手のひらに乗るサイズ。周りからは「手乗り精霊で何ができる」と笑われている。 でも、この子たちへの聞き方を変えるだけで、返ってくる答えはまるで違う。三匹の情報を重ねれば、上位の精霊一体では見えないものが見える。 上位パーティが三度失敗した大型討伐。私は戦わない。ノルに地中を、ピノに上空を、ルゥに地上を調べさせて、答えを組み上げる。 ——この世界の精霊の使い方、みんな間違ってませんか?

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました

斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。 白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。 その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。 それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。 やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり―― 白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。 身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。

姉の忘れ形見を育てたいだけなのに、公爵閣下の執着が重いんですが!?~まっすぐ突き進み系令嬢の公爵家再建計画

及川えり
ファンタジー
突然届いた双子の姉からの手紙。 【これをあなたが読んでいるころにはわたしはもう死んでいることでしょう。わたしのことは探さないでね。双子を引き取ってもらえないかしら?】 姉の遺言通り双子を育てようと姉の嫁ぎ先へと突入する。 双子を顧みなかったという元夫のウィルバート公爵に何とか双子を引き取れるよう掛け合うが、話の流れからそのまま公爵家に滞在して双子を育てる羽目に。 だが、この公爵家、何かおかしい? 異常に気付いたハンナは公爵家に巣くう膿をとりのぞくべく、奮闘しはじめる。 一方ハンナを最初は適当にあしらっていたウィルバートだったが、ハンナの魅力に気付き始め……。 ハンナ・キャロライン・バーディナ 22歳      バーディナ伯爵家令嬢         ✖️ ウィルバート・アドルファス・キングスフォード 26歳      キングスフォード公爵 ブックマーク登録、いいね❤️たくさんいただきありがとうございます。 感想もいただけたら嬉しいです。

処理中です...