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俺はコロを腕に抱き、ドリンさんの背中を追っていた。
アリストンの大きな南門まで、俺たちは歩いてきた。
もちろん俺の頭上には、ぷるんが定位置に乗っている。
門をくぐって街道に出ると、そこは騒がしかった。
商人らしい人や、屈強な冒険者たちが集まっている。
彼らは道の真ん中から、そろそろと距離を取っていた。
何かを恐れて、遠くから見ているようだ。
道の中心には、巨大な黒い塊が一つあった。
その塊は、地面にどっかりと座り込んでいる。
あれが噂の、フォレストベアという魔物か。
話に聞いていた通り、本当に大きい。
俺が知っている普通のクマとは、比べものにならない。
動物園にいたヒグマの、二倍くらいの大きさはありそうだ。
黒々とした毛並みが、ごわごわしている。
周囲の人々が、俺たちに気づいてささやき始めた。
「おい、あれを見ろよ。ギルドマスターのドリンさんだ」
「本当だ。あの隣にいる若い男は、昨日の魔物連れの奴じゃないか」
「あの腕にいる白い子犬……。まさか、あのデカいクマと戦わせるつもりか」
「無茶だ。あんな子犬、一瞬で潰されるぞ」
そんな失礼な声が、遠くから聞こえてくる。
俺はそんな噂話に、耳を貸すつもりはなかった。
クマさんの様子が気になり、まっすぐ歩いていく。
ドリンさんは、少し離れた場所で立ち止まった。
彼は自分の胃のあたりを、苦しそうに押さえている。
顔色も悪いようだが、大丈夫だろうか。
きっと、胃が痛むのだろう。
フォレストベアに近づくと、その様子がよく分かった。
クマさんは、本当にしくしくと泣いていた。
「くぅ……んっ……うぅ……」と、悲しい声が聞こえる。
それは、しゃくりあげるような泣き声だ。
山のように大きな背中が、小刻みに震えている。
その太くて大きな手には、何かが握られていた。
よく見ると、それは根元から折れた黒い爪だった。
立派な爪だったことが、よく分かる。
クマさんは自分の爪を見つめては、また「うぅ……」と泣き出す。
これは、とても重い症状だ。
怪我ではなく、精神的に参っているようだ。
動物園でも、落ち込みやすい動物はいた。
『うぅ……わたしの、大事な爪……。これじゃあ、もう、りょうりできない……』
「え?」
俺は、思わず足を止めた。
俺のスキル【万物言語理解】が、クマさんの心の声を拾ったのだ。
今、料理と、そう言ったか。
狩りや戦いではなく、料理だって?
『わたし自慢の爪だったのに……。これで美味しいシチューを、作るはずだったのに……。もうお嫁にいけない……うぅ……』
「お嫁に!?」
俺は驚きのあまり、大きな声を出してしまった。
クマさんは俺の声に、ビクッと体を震わせた。
ゆっくりと、涙でぐしょぐしょになった顔をこちらに向ける。
その目は、俺の腕の中にいるコロを捉えた。
クマさんは、さらに体を固くした。
『ひっ! で、でた! わたしの爪を折った、あの白い犬だ!』
どうやらコロは、すっかり恐れられているらしい。
無理もない話だ。
「こら、コロ。君が悪いんだぞ。ちゃんと謝るんだ」
俺はコロを、そっと地面に降ろした。
コロは、しゅんとした様子でクマさんの前に行った。
そして、ちょこんと小さく座った。
『クマさん、本当にごめんなさい……。ユウを守ろうとして、つい、力が入っちゃった……』
コロは、深々と頭を下げる。
クマさんは、ぽかんとした顔でコロを見ていた。
小さな犬が謝るのが、不思議だったのかもしれない。
そして、クマさんはまた「うぅ……」と泣き始めた。
『謝られても、わたしの爪は戻らない……。もう、わたしは、おしまいだぁ……』
これは、本格的にまずい状況だ。
完全に落ち込んで、絶望している。
俺はコロの飼い主として、責任を取らなければ。
「クマさん、本当にすみませんでした。うちの子が、とんでもないことをして……」
俺もコロの隣に並び、一緒に頭を下げた。
クマさんは、俺とコロを交互に見た。
『……あなたは、誰なの? その子犬の、飼い主さん?』
「はい。俺はユウ。こっちはコロです」
俺は、できるだけ優しい声で言った。
「あの、もしよかったら、その爪、俺が治してもいいですか?」
『え? 治す? 無理だよ、こんなに折れちゃったのに……』
クマさんは、信じられないという顔をしている。
「大丈夫です。ちゃんときれいにしますから。ちょっと道具を持ってきますね」
俺はそう言うと、コロに向き直った。
「コロ。あそこの、平べったい岩が見えるだろ? あれの表面を、お前の爪で引っ掻いてきてくれ。ヤスリを作るんだ」
『! わかった! わたし、行ってくる!』
コロはそう言うと、目にも止まらぬ速さで岩に向かった。
ガリガリガリ! と、ものすごい音が響き渡る。
遠巻きに見ていた商人たちが、また悲鳴を上げた。
「な、なんだ!? あの子犬、岩を爪で削ってるぞ!」
「ばかな! あの岩は黒曜石よりも硬いはずだ!」
「あれが……子犬、なのか……?」
「もう何も信じられない……」
すぐにコロが戻ってきた。
『ユウ、できたよ! これでいい?』
コロが持ってきたのは、ちょうどいい大きさの岩のかけらだ。
表面は、ザラザラしたヤスリ状になっていた。
「おお、上手だ。ありがとう、コロ。さすがだな」
俺はそれを受け取ると、クマさんの前にしゃがんだ。
「クマさん、ちょっと失礼しますよ。痛かったらすぐに言ってくださいね」
『ひっ……な、何をするの……。怖くしないで……』
クマさんは、まだ怯えている。
俺は優しく、折れた爪が残っているクマさんの手を握った。
とても大きくて、分厚い手だ。
そして、ヤスリ状の岩で、折れた断面を丁寧に磨き始めた。
シャッ、シャッ、と軽い音が静かに響く。
『……! い、痛くない……。むしろ、ちょっと気持ちいいかも……』
「そうでしょう? 飼育員だった頃、よくやっていたんです」
俺は動物園での日々を、少し思い出していた。
「サイの角とか、ゾウの爪とか、手入れしたんですよ。要領は同じですから」
折れた断面は、ギザギザになっていた。
これが痛々しく見える、一番の原因だ。
俺は角を丸め、表面を滑らかにしていく。
だんだん、黒く光沢のある、きれいな形になってきた。
「よし、こんなものかな。どうです? これなら、新しい爪が生えるときも、邪魔にならないでしょう」
俺が手を離すと、クマさんは自分の爪をじっと見つめた。
さっきまでのひどい折れ口が、きれいに丸く整えられている。
『わ……! わあ……! きれい! ピカピカだ!』
クマさんは、目を輝かせて自分の爪を眺めている。
さっきまでの落ち込みが、嘘のようだ。
『すごい! すごいわ! これなら、また料理ができるかも! あなた、もしかして、すご腕のネイリスト!?』
「ねいりすと? まあ、似たようなものかもしれませんね」
俺は、苦笑いして答えた。
よかった。
やっと元気が出たみたいだ。
これで、街道の真ん中からどいてくれるだろう。
「じゃあ、俺たちはこれで失礼します」
俺がコロを抱き上げて帰ろうとすると、クマさんがガシッと俺の腕を掴んだ。
すごい力だ。
『ま、待って! 行かないで!』
「え? なんですか、クマさん」
『わたし、感動した! あなたの技術に、本気で感動したの! ねぇ、お願いがあるの!』
「お願い、ですか?」
『わたしの他の爪も、ぜんぶケアしてほしい!』
「ええ!? 全部ですか?」
「グオオオオオ!(そうよ、ぜんぶよ!)」
クマさんが興奮して、いきなり立ち上がった。
二本足で立つと、ものすごい迫力だ。
それを見た商人たちが、また悲鳴を上げる。
「うわああ! クマが立ったぞ!」
「やっぱり襲ってくる気だ! 逃げろ!」
「あ、皆さん、大丈夫です! この子、怒ってないですから!」
俺は慌てて、周囲に手を振る。
クマさんは、そんなことはお構いなしだ。
興奮した様子で、俺に顔を近づけてきた。
『わたし、決めた! あなたについていく! わたしの専属ネイリストになってちょうだい!』
「ええええええ!?」
俺の叫びと、ドリンさんの「待てええええ!」という絶叫が、アリストンの街道に響き渡った。
結局、クマさんは俺たちについてくることになってしまった。
ドリンさんは、もう諦めた顔をしている。
「あの、ドリンさん。すみません。なんか、家族がまた増えちゃいました」
「……ユウ殿。わしは、もう、何も言うまい……」
ドリンさんは、真っ白になった顔でそう言った。
「ただ……町の物流が戻ったことだけは、感謝する……」
俺は、新しく仲間に加わったクマさんに「クマ子」と名前を付けた。
もちろん、メスだったからだ。
クマ子は、『よろしくね、ごしゅじんさま!』と、大喜びだった。
俺たちの別館が、また少し騒がしくなりそうだ。
アリストンの大きな南門まで、俺たちは歩いてきた。
もちろん俺の頭上には、ぷるんが定位置に乗っている。
門をくぐって街道に出ると、そこは騒がしかった。
商人らしい人や、屈強な冒険者たちが集まっている。
彼らは道の真ん中から、そろそろと距離を取っていた。
何かを恐れて、遠くから見ているようだ。
道の中心には、巨大な黒い塊が一つあった。
その塊は、地面にどっかりと座り込んでいる。
あれが噂の、フォレストベアという魔物か。
話に聞いていた通り、本当に大きい。
俺が知っている普通のクマとは、比べものにならない。
動物園にいたヒグマの、二倍くらいの大きさはありそうだ。
黒々とした毛並みが、ごわごわしている。
周囲の人々が、俺たちに気づいてささやき始めた。
「おい、あれを見ろよ。ギルドマスターのドリンさんだ」
「本当だ。あの隣にいる若い男は、昨日の魔物連れの奴じゃないか」
「あの腕にいる白い子犬……。まさか、あのデカいクマと戦わせるつもりか」
「無茶だ。あんな子犬、一瞬で潰されるぞ」
そんな失礼な声が、遠くから聞こえてくる。
俺はそんな噂話に、耳を貸すつもりはなかった。
クマさんの様子が気になり、まっすぐ歩いていく。
ドリンさんは、少し離れた場所で立ち止まった。
彼は自分の胃のあたりを、苦しそうに押さえている。
顔色も悪いようだが、大丈夫だろうか。
きっと、胃が痛むのだろう。
フォレストベアに近づくと、その様子がよく分かった。
クマさんは、本当にしくしくと泣いていた。
「くぅ……んっ……うぅ……」と、悲しい声が聞こえる。
それは、しゃくりあげるような泣き声だ。
山のように大きな背中が、小刻みに震えている。
その太くて大きな手には、何かが握られていた。
よく見ると、それは根元から折れた黒い爪だった。
立派な爪だったことが、よく分かる。
クマさんは自分の爪を見つめては、また「うぅ……」と泣き出す。
これは、とても重い症状だ。
怪我ではなく、精神的に参っているようだ。
動物園でも、落ち込みやすい動物はいた。
『うぅ……わたしの、大事な爪……。これじゃあ、もう、りょうりできない……』
「え?」
俺は、思わず足を止めた。
俺のスキル【万物言語理解】が、クマさんの心の声を拾ったのだ。
今、料理と、そう言ったか。
狩りや戦いではなく、料理だって?
『わたし自慢の爪だったのに……。これで美味しいシチューを、作るはずだったのに……。もうお嫁にいけない……うぅ……』
「お嫁に!?」
俺は驚きのあまり、大きな声を出してしまった。
クマさんは俺の声に、ビクッと体を震わせた。
ゆっくりと、涙でぐしょぐしょになった顔をこちらに向ける。
その目は、俺の腕の中にいるコロを捉えた。
クマさんは、さらに体を固くした。
『ひっ! で、でた! わたしの爪を折った、あの白い犬だ!』
どうやらコロは、すっかり恐れられているらしい。
無理もない話だ。
「こら、コロ。君が悪いんだぞ。ちゃんと謝るんだ」
俺はコロを、そっと地面に降ろした。
コロは、しゅんとした様子でクマさんの前に行った。
そして、ちょこんと小さく座った。
『クマさん、本当にごめんなさい……。ユウを守ろうとして、つい、力が入っちゃった……』
コロは、深々と頭を下げる。
クマさんは、ぽかんとした顔でコロを見ていた。
小さな犬が謝るのが、不思議だったのかもしれない。
そして、クマさんはまた「うぅ……」と泣き始めた。
『謝られても、わたしの爪は戻らない……。もう、わたしは、おしまいだぁ……』
これは、本格的にまずい状況だ。
完全に落ち込んで、絶望している。
俺はコロの飼い主として、責任を取らなければ。
「クマさん、本当にすみませんでした。うちの子が、とんでもないことをして……」
俺もコロの隣に並び、一緒に頭を下げた。
クマさんは、俺とコロを交互に見た。
『……あなたは、誰なの? その子犬の、飼い主さん?』
「はい。俺はユウ。こっちはコロです」
俺は、できるだけ優しい声で言った。
「あの、もしよかったら、その爪、俺が治してもいいですか?」
『え? 治す? 無理だよ、こんなに折れちゃったのに……』
クマさんは、信じられないという顔をしている。
「大丈夫です。ちゃんときれいにしますから。ちょっと道具を持ってきますね」
俺はそう言うと、コロに向き直った。
「コロ。あそこの、平べったい岩が見えるだろ? あれの表面を、お前の爪で引っ掻いてきてくれ。ヤスリを作るんだ」
『! わかった! わたし、行ってくる!』
コロはそう言うと、目にも止まらぬ速さで岩に向かった。
ガリガリガリ! と、ものすごい音が響き渡る。
遠巻きに見ていた商人たちが、また悲鳴を上げた。
「な、なんだ!? あの子犬、岩を爪で削ってるぞ!」
「ばかな! あの岩は黒曜石よりも硬いはずだ!」
「あれが……子犬、なのか……?」
「もう何も信じられない……」
すぐにコロが戻ってきた。
『ユウ、できたよ! これでいい?』
コロが持ってきたのは、ちょうどいい大きさの岩のかけらだ。
表面は、ザラザラしたヤスリ状になっていた。
「おお、上手だ。ありがとう、コロ。さすがだな」
俺はそれを受け取ると、クマさんの前にしゃがんだ。
「クマさん、ちょっと失礼しますよ。痛かったらすぐに言ってくださいね」
『ひっ……な、何をするの……。怖くしないで……』
クマさんは、まだ怯えている。
俺は優しく、折れた爪が残っているクマさんの手を握った。
とても大きくて、分厚い手だ。
そして、ヤスリ状の岩で、折れた断面を丁寧に磨き始めた。
シャッ、シャッ、と軽い音が静かに響く。
『……! い、痛くない……。むしろ、ちょっと気持ちいいかも……』
「そうでしょう? 飼育員だった頃、よくやっていたんです」
俺は動物園での日々を、少し思い出していた。
「サイの角とか、ゾウの爪とか、手入れしたんですよ。要領は同じですから」
折れた断面は、ギザギザになっていた。
これが痛々しく見える、一番の原因だ。
俺は角を丸め、表面を滑らかにしていく。
だんだん、黒く光沢のある、きれいな形になってきた。
「よし、こんなものかな。どうです? これなら、新しい爪が生えるときも、邪魔にならないでしょう」
俺が手を離すと、クマさんは自分の爪をじっと見つめた。
さっきまでのひどい折れ口が、きれいに丸く整えられている。
『わ……! わあ……! きれい! ピカピカだ!』
クマさんは、目を輝かせて自分の爪を眺めている。
さっきまでの落ち込みが、嘘のようだ。
『すごい! すごいわ! これなら、また料理ができるかも! あなた、もしかして、すご腕のネイリスト!?』
「ねいりすと? まあ、似たようなものかもしれませんね」
俺は、苦笑いして答えた。
よかった。
やっと元気が出たみたいだ。
これで、街道の真ん中からどいてくれるだろう。
「じゃあ、俺たちはこれで失礼します」
俺がコロを抱き上げて帰ろうとすると、クマさんがガシッと俺の腕を掴んだ。
すごい力だ。
『ま、待って! 行かないで!』
「え? なんですか、クマさん」
『わたし、感動した! あなたの技術に、本気で感動したの! ねぇ、お願いがあるの!』
「お願い、ですか?」
『わたしの他の爪も、ぜんぶケアしてほしい!』
「ええ!? 全部ですか?」
「グオオオオオ!(そうよ、ぜんぶよ!)」
クマさんが興奮して、いきなり立ち上がった。
二本足で立つと、ものすごい迫力だ。
それを見た商人たちが、また悲鳴を上げる。
「うわああ! クマが立ったぞ!」
「やっぱり襲ってくる気だ! 逃げろ!」
「あ、皆さん、大丈夫です! この子、怒ってないですから!」
俺は慌てて、周囲に手を振る。
クマさんは、そんなことはお構いなしだ。
興奮した様子で、俺に顔を近づけてきた。
『わたし、決めた! あなたについていく! わたしの専属ネイリストになってちょうだい!』
「ええええええ!?」
俺の叫びと、ドリンさんの「待てええええ!」という絶叫が、アリストンの街道に響き渡った。
結局、クマさんは俺たちについてくることになってしまった。
ドリンさんは、もう諦めた顔をしている。
「あの、ドリンさん。すみません。なんか、家族がまた増えちゃいました」
「……ユウ殿。わしは、もう、何も言うまい……」
ドリンさんは、真っ白になった顔でそう言った。
「ただ……町の物流が戻ったことだけは、感謝する……」
俺は、新しく仲間に加わったクマさんに「クマ子」と名前を付けた。
もちろん、メスだったからだ。
クマ子は、『よろしくね、ごしゅじんさま!』と、大喜びだった。
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